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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

【平和行進】2014年北海道内行進のまとめ 2148人・316団体が参加/29市・108町・13村の150自治体(全自治体の約84%)を訪問。

北海道行進まとめ写真2

2014年原水爆禁止国民平和大行進北海道実行委員会による5月6日から31日までの行進のまとめを紹介します。

“すべての人が声をあわせ、核兵器のない世界、非核と9条輝く日本を”と今年の原水爆禁止国民平和大行進は、5月6日幹線北海道~東京コースが礼文島で出発式をおこない、道内網の目根室コース・網走コースも同日スタートしました。

5月31日に道内行進は函館に終結し、翌日の6月1日、『北の大地からの核兵器のない平和で公正な世界をの思い・願い』を通し行進者に託して、青森県に引き継ぎました。

今年は2人の幹線通し行進者、82歳の山口逸郎さんはいつでも声を出し手を振り、参加者を大変励ましました。65歳の山内金久さんは持参したトランペットを演奏し、参加者一同の気持ちをひとつにしてくれました。礼文の出発式には宮城県原水協事務局長の熊谷正治さん、日本原水協個人理事の有原誠治さん(映画監督)、愛知県平和委員会からの参加者。

七飯町からは福島県相馬市から3人の方が青森県まで一緒に行進、北海道平和行進への渡邊正郎さん(2008年道内を通し行進)からのメッセージなど、多彩な参加・支援がありました。

訪問した自治体では核兵器廃絶はもちろんですが、憲法9条と「戦争する国づくり」への暴走が進むなど政治への危惧や、自治体として直面しているTPPの問題、原発・自然エネルギーの問題などが率直に語られました。1958年から粘り強く、あきらめないで歩き続けてきた平和行進への信頼を感じます。

(2014年6月11日現在)

北海道行進まとめ写真1▲釧路行進では小学生が先頭を歩く

1)平和行進の道内とりくみ状況は、2148人・316団体が参加しました。行進をはじめ、出発集会・引継ぎ集会、署名宣伝行動、学習会・交流会などを多彩なとりくみが各地でおこなわれました。行進していて、道行く人や家から出てきて手を振ってくれる人、大学生が飛び入りで参加する(旭川)など、沿道の方々の反応がいつもより良く、大変励まされました。

観光客が一緒に写真を撮り5000円募金(礼文)、通りがかりの人が手を振りバッグから1000円の募金(森町)、宣伝カーの音が聞こえたと家から出てきて道路の向こうから5000円の募金を持ってくる(七飯町)など、これまでにない反応でした。

地域原水協を中心に組織した地元実行委員会と、実行委員会のない町村は日本共産党の地方議員が中心となり、困難を抱えながら模索しながらも、今年も平和行進をつないでくれました。豊浦では通し行進者と議員の2人で行進しました。組織、特に労働組合の参加の減少が深刻化している中で、札幌地区労連、砂川労連、滝川労連、樽労連、苫小牧労連、函労会議など地区労連が奮闘しました。北海道公共闘の各支部は苦労しながらもリレー旗をつなぎ、青森県への引継ぎ集会にも参加しました。

芦別診療所での交流会で20歳の青年が世界大会参加を決意、函館では新婦人の代表が決まったよと。来年のNPT(核不拡散条約)再検討会議に代表を送りたいねとの声も聞こえました。

勤医協苫小牧病院3者共闘の行進者激励集会に、昨年の世界大会参加者2人が参加し、今年の運動に大きな目標を与えてくれました。

北斗市では、事前にお願いと署名用紙を配布してから署名行動100筆。

核兵器のない世界「いいべさー」と旭川平和行進では青年が元気にコール。「いいね!」コール 、「今でしょ」コールは短いし明るくていい、市民にアピールできるなど、好評でした。練習しなくては、リズムがとりずらいなど、従来のシュプレヒコールも使われました。

釧路行進では小学生が先頭を歩く、札幌幹線コース・白石では4歳の子と小学生が宣伝カーから「かくへいきはいりません」「おかあさんのわらったかおがだいすきです」と訴えました。

若い人の参加は参加者を激励しました。天気に恵まれなかった行進(江別・札幌ほか)では、ベビーカーの参加や3世代での参加ができなくなり、ちょっと残念でした。

函館終結集会では、福島県相馬市から参加した大内秀夫さんが「核兵器をなくすことと原発をなくすことは同じ」と福島からの訴えをしました。

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2)道内すべての自治体を訪問することを目標に、今年の訪問自治体は29市・108町・13村の150自治体(全自治体の約84%)。釧路原水協自主コース、十勝管内網の目コース、旭川自主コースで自治体を訪問し、幹線と道内網の目6コースをバックアップしました。
小樽市では平和首長会議の署名にとりくんでいます。国連の署名のツインタワーに国連と自治体と私たちの草の根の運動が集約されていることをあらためて確認しました。

中宮安一七飯町長は、「時の政府によって憲法解釈が変えられてはいけない。署名行動で嬉しいことは子どもが平和を守ってと100円を持ってきて募金してくれる。渾身の力をこめて七飯住民過半数の署名運動に励みます」と七飯集会で挨拶しました。

函館市長は大間原発訴訟で奮闘、平和首長会議の署名にも力を入れています。紺谷克孝日本共産党函館市議が【「核兵器全面禁止のアピール」署名の賛同を一般質問で取り上げます」と函館終結集会で表明しました。

石狩市議会議長は「自分は自民党員だ」と前置きして、「安倍首相の憲法解釈変更は国民の理解を得ないで暴走だ。平和憲法は守るべきだ。自民党の国会議員にもっと頑張ってほしい。閣議決定で突っ走らせないで、国会でしっかり審議してほしい」と語りました。

京極町は小中学生各4人と引率を毎年広島に派遣していると話し、各自治体で平和のとりくみが語られました。

昨年えりも町は町長選挙で訪問できませんでしたが、今年は復活。平取町は3年ぶりの訪問。

佐呂間町では自治体首長署名賛同マップを見て、「斜里町・清水町・清里町は訪問していないのですか?」と通し行進者が聞かれました。

苫小牧市では世界大会メッセージの要請に、市と市議会が検討に入っていると回答がありました。

「核兵器全面禁止のアピール」署名は6つの町で(小平町長・美幌町長・遠別町長・日高町長・当別町長・浦河町長)首長の賛同が広がりました。十勝では19自治体首長はすでに賛同していますが、さらに教育長・議長の署名100%めざして奮闘しています。

ペナントは131自治体首長、67教育委員会(教育長)、82地方議会議長、その他60人(団体)が記名しました。一言メッセージも寄せられています。

小平町は総務課担当者が町長に「平和首長会議に加盟しているのだから」と議論して町長が賛同しました。

美幌町総務課長は自治体賛同マップを見て「署名していないのはうち!」と、後日町長の署名が送付されてきました。

北見市は「署名、来年はします!」と。

非核平和都市宣言のとりくみは、福島町の日本共産党議員が「6月議会で一般質問をする」と表明しました。

江別市は市政60年なので6月議会で平和都市宣言をする予定です。江別原水協は引き続き議員の力を借りて「核兵器全面禁止のアピール」署名の賛同を訴えたいと決意しています。

滝川市は4月に平和首長会議に加盟したことを表明しました。自治体訪問で非核平和都市宣言を要請しました。

日本政府に「核兵器全面禁止のための決断と行動を求める」意見書は天塩町長がサインしました。雄武町議会と興部町議会で検討すると返事をいただきました。

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3)通し行進者の方々のご協力と奮闘に、敬意を表します。道内網の目通し行進者は広く公募し、市区町村原水協・各団体の協力を要請しました。通し行進者の果たす役割の重要性を確認し、来年以降も通し行進者の配置に特段の努力が必要です。

松尾 多加正さん~北広島原水協

山口 逸郎さん~幹線通し行進者(太平洋側)

山内 金久さん~幹線通し行進者(日本海側)

鈴木 猛さん~年金者組合清田支部

小川 基弘さん~西区手稲区原水協

「82歳 82歳と言われて歩いてきました。北海道の皆さん、広島で再会できることを楽しみにしています」(山口逸郎さん)

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