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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

【東京】2019年国民平和大行進いよいよ東京に入る!8月はヒロシマ・ナガサキの世界大会へ!

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【フランス】「大統領、爆弾を頭から追い払ってください! この地球を愛するなら、核兵器禁止条約に調印を」 「フランス平和運動」が全土9か所で地方集会

フランス在住の伊原聡子さんのレポートを紹介します。

国連の核兵器禁止条約への調印を政府に求めるため、2018年9月22日の平和行進に続き、10月14日、「フランス平和運動」の地方集会がフランス全土9か所にて行われました。

「この平和集会の目的は、国民に、集団安全保障のために、戦争文化の愚かなる野蛮か、平和文化の平穏な力か、を選択する意志を高揚させるため」と、キャンペーン担当のミッシェル・ドロ氏は言います。

フランス政府は、2017年7月7日の核兵器禁止条約の国連採決に対し、署名、批准、加入を拒否するどころか、他の核保有国にもこの立場を共にするように促しました。国際安全保障の現実無視、核抑止政策に反する、との理由からです。

各地の集会は、いまや「核戦争犯罪」計画を象徴する場所が選ばれました。

フランス南西地方ジロンド県では、秋の雨雲が迫りくる中、ボルドーの南30キロメートルにある田舎町ル・バープにある「ル・ラゼール・メガジュール研究センター」の前に、フランス平和運動をはじめとする反核、軍縮、反原発、環境グループら、約50人が集まりました。ヨーロッパ最大の松林が拡がる「ランドの森」の、「ランド・ド・ガスゴーニュ地方自然公園」内にある、このレーザー核融合研究センターは、2014年に設立され、8束のレーザービームが30機備わっています。これは、フランス原子力庁の軍事応用局が管轄とする世界最大のレーザーエネルギー計画で、フランス軍事計画「シミュレーション」の主力の一部をなし、現実での核実験禁止以降、フランスの核抑止力を持続させるためのものです。この計画には、予算の6倍もの70億ユーロ(約9000億円)が費やされています。

レーザー・メガジュール施設の看板

これに反対する平和運動グループ「ネガジュール」は2012年、施設の前にピンク色の鳥居を建て、「平和」の文字をフランス語、英語、日本語、地元のガスゴーニュ語で刻みました。以後、二度の公権による撤去や破壊行為にも負けず、新たなものが建てられました。その両脇に「ヒロシマ」「ナガサキ」と書かれたミニ鳥居が飾られ、ヒロシマ・ナガサキの放射能の中で生き残った生命の象徴として、銀杏の木が植えられています。

その平和の象徴を前に、フランス平和運動ジロンド支部のニコラ・ラバㇾ会長が訴えます。

フランス平和運動ジロンド支部 ニコラ・ラバレ会長

「フランス国民の67パーセントが核兵器禁止条約への署名、批准に賛成しています。また、76パーセントはフランスが核兵器の国際的完全撤廃に向かうことに賛成しているんです。この力を集めて、核兵器禁止条約への調印を政府代表に求めましょう」。

続いて、フランス領ポリネシアから、ムルロア環礁での核実験のヒバクシャの家族が、「フランスの核実験は人道に対する罪です」と声を上げました。ポリネシアの野党指導者は、10月2日、フランスが1990年代までに南太平洋で繰り返し行った核実験は人道に対する罪として、国際刑事裁判所に提訴しています。

フランス領ポリネシア、ムルロワ環礁核実験によるヒバクシャの家族

集会は、場所を移して、アペリティフ(食前酒)持ち寄りのランチで和んだ後、元フランス空軍の退役将校で士官学校の教官でもあったフランシス・レンヌ将軍の「核抑止力からの脱出を」の講話で締めくくられました。

フランシス・レンヌ氏

「核抑止力は妄想にすぎません。この集団的強迫観念から抜け出すには、病原をつきとめてそれを絶たなくてはなりません。それには、理性をもって核開発の歴史を今一度見直し、真実を探り、理解することです」と、レンヌ将軍は強調します。

「ヒロシマ、ナガサキの哀悼の思い。それは、ヒロシマ・ナガサキという過去のものではありません。核兵器がこの世に存在する限り、現在を生きるあなたたち自身の哀悼であり、20年後、50年後、その後にも生きる私たちの子孫、人類への哀悼なのです」との言葉が印象的でした。「大統領、爆弾を頭から追い払ってください! この地球を愛するなら、核兵器禁止条約に調印を」

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【広島】元安橋で米臨界前核実験に抗議しながら「ヒバクシャ国際署名」行動 30人のイタリア人観光客団体のほとんど全員が署名

広島県原水協は10月13日、元安橋で米臨界前核実験に抗議しながら「ヒバクシャ国際署名」を行いました。

県原水協・被団協・新婦人などからおよそ30人が参加しました。

イタリアのトリノから来た30人ほどの団体にガイドさんがよく説明してくれたことで、ほとんど全員が署名してくれました。

行動の最後に、原爆ドームをバックにして「米の臨界前核実験に断固抗議!」と書いた紙を掲げアピール。外国人観光客が「何事か」と写真に収めていました。

45分間の行動で、272人分の署名が寄せられました。

(広島県原水協事務局長・古田文和)

【広島】北朝鮮核実験への抗議の意志を込めた6・9行動に修学旅行中の中高生がサイン

広島県原水協は9月6日、市内繁華街で6・9行動をおこないました。

9月3日に強行された北朝鮮の核実験に抗議の意志を込めておこなった行動には25人が参加、「ヒバクシャ国際署名」118人分と2500円の募金が寄せられました。

修学旅行で広島を訪れた中高生がよく署名してくれました。

マスコミの注目も高く、テレビ4社、新聞4社が取材しました。

佐賀県の中学生4人組は、班別行動で「お好み焼き」を食べに来たところで署名に協力してくれ、テレビのインタビューを受けていました。

(広島県原水協事務局長・古田文和)

【平和行進】国際青年リレー日誌「2017年平和行進、東京を出発!」(ケイラ・ウォーリー 1日目)

2017年平和行進、東京を出発!(ケイラ・ウォーリー・アメリカ)

東京都江東区 夢の島公園 ⇒ 港区 芝公園 8.78マイル

私は核兵器が日本に及ぼした影響についてもっと学ぶために来日しましたが、その期待が裏切られることはありませんでした。

行進が始まる前に、ビキニ水爆実験(これについて私はほとんど知りませんでした)で被災した船を保存している第五福竜丸展示館を案内してもらいました。私は1950年代にアメリカがマーシャル諸島で核実験をしていたことは知っていましたが、その影響について知り、本当に衝撃を受けました。この事件はビキニ環礁周辺の島々に影響を与えただけではなく、日本全土に影響を与えたのです。日本全国の港に水揚げされた魚は(日本の主要なタンパク源が魚であった時代なのに)放射能値が高すぎて食べられなくなり、爆発のきのこ雲は成層圏まで達して放射能の雨を降らせ、日本全国の作物に影響を与えました(そして人々は体を守るためにレインコートを着なければならなかったそうです)。

赤い点は、ビキニ核実験の後で放射能マグロ(他の魚は含まず)が発見された場所を示す。

この事件の後、日本国民の人口の3分の2が核兵器禁止署名に署名しました。食料供給システムの全体が汚染されたら、私もきっとそうするでしょう。 このようなことが現在の私たちの世界で起こってはなりません。

展示館を案内してもらった後(集会と行進の途中で)、私は多くの人々の発言と日本の反核平和運動の成功について話すのに耳を傾けました。今年、国連は、核兵器禁止条約を締結する会議を開いていますが、これはビキニ水爆実験以来続けられてきた、これらの人々の長年の努力のおかげです。私が参加しようとしているこの行進が、国際的なレベルで実際に変化を生み出しているのだということに、深い感銘を受けました。

日本についてたった1日のあいだに、たくさんの人々の話を聞いて、私は、これらの問題についてアメリカ人として十分教育を受けてこなかったと実感しました。もっと平和な明日に向かって進むためには、まずお互いを理解しあうことから始めて、歴史だけでなく、歴史の中での私たちの行動がどのような効果をおよぼすかについて、実際に学ぶ必要があります。もっと多くのアメリカ人が、今日の私と同じ体験をすることができればいいなと思うし、もちろんこれからの数週間のうちにできることを願っています。

【広島】北朝鮮5回目の核実験に抗議して広島県原水協と同被団協が原爆碑前で座り込み

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北朝鮮の5回目の核実験強行に抗議して、広島県原水協(大森正信筆頭代表理事)と同被団協(佐久間邦彦理事長)が11日正午過ぎ、広島市中区平和記念公園の原爆碑前で座り込みをおこないました。

被爆者や市民ら53人が参加して碑に黙とうし、「核保有国が、ただちに核兵器廃絶のために誠実に努力することを求める」との決議文を採択。北朝鮮国連代表部、核保有7カ国、首相官邸、外務省へメールやファクスなどで送りました。

県原水協の高橋信雄代表理事は「北朝鮮は今回、ミサイルに取り付けて発射できる核弾頭の実験をやったが、核兵器使用の危険性を格段に高めるものとして、被爆地ヒロシマから、心からの抗議をしたい」と糾弾。佐久間理事長は「核兵器禁止条約制定が本格的に議論されようとしているのを、北朝鮮は当然分かっている中で、敢えて実験を強行したことは納得できない。ヒバクシャ国際署名に全力で頑張りたい」と訴えました。

(広島・突田守生)

原水爆禁止2016年世界大会チラシ 第2弾!

表面(クリックすると2ページのPDFファイルが開きます)

裏面(クリックすると2ページのPDFファイルが開きます)

【山梨】県原水協役員が同県原水爆被爆者の会の会長らと親しく懇談

被爆70年ヒバクシャ遊説inヨーロッパ報告集

山梨県原水協は1月13日、山梨県原水爆被爆者の会(甲友会)と甲府市内で懇談しました。県原水爆被爆者の会からは、会長の焼広和欣氏(被爆二世)中島辰和事務局長、藤野義男理事が、県原水協からは、平賀嘉仁代表、菅沢三郎事務局長、臼井治夫事務局次長が出席。コーヒーやミルクを飲みながら、ざっくばらんに親しく懇談しました。

この懇談は、原水爆被爆者の会の活動、日頃のご苦労などその実態を率直にお聞きし、原水協として、どんな協力共同ができるか意見交換するために開かれたものです。

中島事務局長から「会」の中心的な活動について「なによりも、被爆の実相を語り広げることが第一の柱です。これまで、中央市や南アルプス市の小・中学校で子どもたちに被爆の体験や原爆とはどんなものかを語ってきました。甲府YWCAの若い方たちや、上野原市の原爆展の際に証言したり、西中学校で証言活動をしてきました」との紹介がありました。

原水協には、「県下の各自治体で証言する場を作っていただきたい。原爆展と一緒にやれば効果的」と要望されました。被爆二世の方の証言にもとりくむ思いも語られました。

二つ目は、被爆者の健康などに関する相談活動です。高齢になっている中で、「介護のこと」などについても電話相談でおこなっているとのことです。

これからの活動では、被爆70周年の企画として、新しく立ち上げる原水爆被爆者の会のホームページに、これまで5集発行された「きのこ雲」(被爆者証言集)の全証言をアップして誰もが読めるようにするとのことです。会長さんが中心になり準備中です。

さらに、現在の会員さんから、被爆の体験などを「インタビュー」方式で聞き取り証言集を作ることも考えているとのことでした。また引き続き、核兵器全面禁止の署名運動を続けることにしているとのことです。

また、1月14日には、NHKの夕方の番組「まるごとやまなし」で「被爆者団体—原爆を語り継ぐ」との特集が放映されることが紹介されました。

県原水協からは、県内の被爆者の実情、被爆の実相をお聞きする活動へご一緒できないかをお聞きするとともに、証言活動の場をつくる努力を伝えました。 sexescortguide.com

また、昨年のヨーロッパでの被爆者の遊説活動を紹介し、その反響を伝え、「報告集」を提供しました。2016年3・1ビキニデーの参加要項も紹介。日本原水協の被爆者との交流を掲載した「活動交流ニュース」、北朝鮮の水爆実験への抗議声明文をお渡ししました。

被爆70年ヒバクシャ遊説inヨーロッパ報告集表紙

最後に、今後もこのような懇談の機会をつくることをお約束してお別れしました。

(山梨県原水協事務局長・菅沢三郎)

北朝鮮「水爆」実験に対し各地の原水協が抗議文を出す 日本原水協事務局長談話に対し外国からも反応

【原水協】北朝鮮「水爆実験」抗議

日本原水協事務局に寄せられた各地の原水協抗議文と外国の反応を紹介します。

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【北海道】函館原水協が第50回元旦行動で初詣客にチラシ入りのティッシュを配りアピール 釧路原水協は第43回元旦行動

北海道原水協FAXニュース2016年1月9日

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伝えられる2016年1月6日の北朝鮮の核実験についての見解 安斎育郎(安斎科学・平和事務所/所長)

安斎育郎氏

安斎育郎氏

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が1月6日に発表した「水爆」実験に対して原水爆禁止世界大会実行委員会議長団の安斎育郎さん(安斎科学・平和事務所/所長)が見解を発表しました。

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【広島】県原水協と同県被団協が北朝鮮の「水爆」実験強行に抗議して平和記念公園の中で座り込み

160107_北朝鮮水爆実験抗議座り込み【広島】

広島県原水協と同県被団協は1月7日、北朝鮮の「水爆」実験強行に抗議して平和記念公園の中で座り込みをおこないました。

「北朝鮮の『水爆』実験強行に断固抗議し、核保有国が、ただちに核兵器禁止条約の交渉を開始することを求める」と題する決議文を採択して、北朝鮮・国連常駐代表部へメールで送付しました。

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また、核保有7か国(米ロ英仏中印パ)の在日大使館と安倍晋三首相、岸田文雄外相宛にFAXで送りました。

(広島県原水協事務局長・古田文和)

【岡山】北朝鮮核実験に断固抗議 被爆2世・3世の会と共同で緊急抗議行動

160107_岡山県原水協通信No.363

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【日本原水協】‏北朝鮮核実験に対する安井事務局長の抗議談話

160106_北朝鮮核実験への抗議談話

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【日本原水協】核兵器も原発も戦争もない世界を 被爆者と一緒に雷門前で新年6・9行動

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原水爆禁止日本協議会は1月6日、浅草雷門前で新年6・9行動をおこないました。東京都原爆被害者団体協議会(東友会)との共催。

「核兵器も戦争もない平和な世界を 被爆者とともに新たな行動にふみだそう」「東京電力福島原発事故から間もなく5年、収束どころか汚染は拡大。あなたは再稼働・原発輸出を認めますか?原発ゼロ!原発事故被災者を支援しよう」の2本の横断幕を掲げて「核兵器全面禁止のアピール」署名と「戦争法」廃止を求める2000万署名を呼びかけました。

2015年原水爆禁止国民平和大行進・沖縄→長崎コース通し行進者の山内金久さんがトランペットで「一月一日」「原爆を許すまじ」「青い空は」のメドレーを奏でて開幕。

トランペット演奏する山内金久さん

リレートークでは東友会の大岩孝平代表理事をはじめ、5人の広島・長崎被爆者が次々にマイクを握り、核兵器廃絶の思いを語りました。また、東京被爆二世の会の田崎豊子会長も訴えました。

東友会の大岩孝平代表理事

宣伝行動の途中で北朝鮮が水爆実験をおこなったというニュースが入り、被爆者が怒り心頭で抗議しました。

東京のうたごえ協議会事務局長の大熊啓さんがおこなった南京玉すだれのパフォーマンスは注目を集め、人力車のお兄さんたちも拍手を送っていました。

南京玉すだれを披露する大熊啓さん

日本原水協の高草木博代表理事と安井正和事務局長、東京原水協の石村和弘事務局長も訴え、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)創立60周年の今年、被爆者とともに核兵器のない世界をめざすために全力をあげると決意を表明しました。 pjk

行動には日本医労連、婦人民主クラブ、民主主義文学会、上野の森に広島・長崎の火を灯す会も加わり、合わせて40人が参加。「核兵器全面禁止のアピール」署名が63人分、「戦争法」廃止を求める2000万署名は24人分が寄せられました。

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