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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

【リトアニア】クピシュキス市での「原爆と人間」展、たくさんの中学生が参加

リトアニア北部の小都市クピシュキスの中等学校で9月から10月半ばまで「原爆と人間」展が開かれ、およそ600人の生徒たちが連日、参観しました。

会場では、写真パネルを教材に、授業もおこなわれました。

この展示会は、医師で原水爆禁止世界大会に何度も訪れたゲディミナス・リムデイカさんの提供により同市の文化センターで開催され、訪れた生徒たちの希望で、会場を学校に移し、継続開催されたものです。

リトアニアは旧ソ連に併合されていましたが、1990年3月に独立の回復を宣言しました。現在はNATO(北大西洋条約機構)加盟国ですが、2016年4月には被爆者と原水協代表団を招いて国会でシンポジウムを開催、国会議長以下、多くの議員が当時の「ヒバクシャアピール」に署名を寄せています。

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【動画あり】「今週の平和行進」オンライン

「今週の平和行進オンライン2021」再生リスト

第10回(2021年7月16日)

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【動画あり】6/16 21:00 IPBアジアウェビナー第5弾:平和と正義を求めるアジアのZ世代の声

210616_IPBアジアウェビナー「Z世代の声」プロフィールなど詳細はこちらダウンロード […]

核兵器・大量破壊兵器の廃絶へ 枯葉剤被害のビデオ・パワポ3点セットDVDの普及を!

左から時計回りに、坂田雅子監督監修のビデオ、石川文洋氏の写真、中村悟郎氏のパワポタイトル画面

「被爆者と枯葉剤被害者へ支援と補償を!核兵器と大量破壊兵器の被害を二度と繰り返すな!」未曾有の被害を受けた日本とベトナムの共同の運動が始まっています。

昨年、枯葉剤被害者協会(VAVA)とベトナム平和委員会は、98万の「ヒバクシャ国際署名」を集め、日本の運動に貢献してくれました。今年、8月10日は、ベトナム戦争で枯葉剤被害を受けてから60年目を迎えます。被爆者と同様に、60年が経とうする今も、枯葉剤の影響で300万人以上が苦しんでいます。

DVDは、これまで枯葉剤被害の実態を広め、支援にとりくんできた写真家や映画監督の協力で完成しました。DVDを普及・活用し、被害者への支援・補償、核・大量破壊兵器の廃絶のための運動を進めましょう。枯葉剤被害者への募金活動もよろしくお願いします。

【DVD内容(3点セット)】・ビデオ「今も続く枯葉剤の傷跡」ベトナム国営放送制作・坂田雅子監督監修・パワポ「ベトナム戦争と枯葉剤」中村梧郎(フォトジャーナリスト)制作・パワポ「今も続く枯葉剤被害」石川文洋(報道写真家)制作頒価:1枚1500円(税込、送料別)。収益の一部が募金になります。問い合わせは日本原水協まで。

【岐阜】関市議会を29人が傍聴 3月31日まで十六銀行で「原爆の絵」展を開催

2021年3月3日の関市議会で、世界で唯一の戦争被爆国の自治体として核兵器禁止条約批准についての尾関健治市長の見解やとりくみ、市としての平和教育のとりくみはどのように考えているのかなどについて、日本共産党の小森敬直議員が一般質問しました。

関市平和委員会は2月例会で、多くの人が傍聴して市長の考えを聞き、今後の運動の足掛かりにしようと決めました。

その結果、コロナ禍で16人しか傍聴席に入れませんでしたが、13人は用意してもらった別室のモニターで傍聴し、総勢29人が参加しました。

岐阜県関市議会は2017年の7月7日に核兵器禁止条約が採択された直後の同年9月議会でいち早く「日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める意見書」を全会一致で採択しています。

今進めている日本政府に批准を求める署名についても、関市原水協・関地区労などで、「核兵器廃絶を求める関市民の会」を立ち上げて活動しています。

尾関市長の答弁は、「平和首長会議でも日本政府に禁止条約の参加を求めるよう働きかけている。それに基づき運動していく」。平和教育については、教育長から「他地域でおこなわれている中学生の広島・長崎への派遣教育、中学校での原爆展など検討していきたい」と回答されました。

関市平和委員会では「ヒバクシャ国際署名」と同じように「禁止条約署名」も、市長はじめ全議員と関市の著名人の署名を集めようと話し合い、市会議員の7つの会派を原水協・新婦人・平和委員会の3人で訪問し、22人の議員のうち公明党を除く19人の議員から署名をしていただくことができました。引き続き市長・教育長を訪問する計画です。

3月15日から31日まで(土日を除く)十六銀行西関支店で「原爆の絵」展を開催しています。昨年は7か所の銀行で展示しました。平和委員会の例会で「中学生に診てもらおう」との意見が出て、今後は教育長と関市の9か所の中学校を訪問してお願いしようと決まりました。

(関市平和委員会・安田 眞澄)

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【動画あり】「ヒバクシャ国際署名キャンペーン」2020年IPBショーン・マクブライド平和賞オンライン授賞式

2020年IPBショーン・マクブライド平和賞に選ばれた「ヒバクシャ国際署名キャンペーン」。

3月17日(水)日本時間午後5時より、同賞史上初のオンライン授賞式が日英同時通訳付きでおこなわれました。

オープニングは、マラヤ・ファブロス作詞、大熊啓作曲の歌「Towards a Peaceful New World(TPNW)~もう後戻りはしない」の国際デビューです。

キャンペーンリーダーの林田光弘さんが「ヒバクシャ国際署名」運動の歩みを綴ったビデオを上映。フィリップ・ジェニングズIPB共同会長が祝辞を述べ、日本被団協代表委員の田中煕巳さんが受賞スピーチをしました。最後は全員でジョン・レノンの「Imagine」を大合唱しました。

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ヒバクシャ国際署名、何処へでも。

私の町は、東経135度・北緯35度の交差点、子午線のまちです。

私は普段、新婦人の一員として道の駅で毎月「平和カフェ」を開き、「ヒバクシャ国際署名」が始まってからは9の付く日にスタンディングをして署名を集めてきました。

ある日、旅に出る前夜「せや!国際署名やねんから、どこでしてもええやん!」と思い至り、リュックにヒバクシャ国際署名(日本語)と、プラカードを突っ込み、夫とネパールへ。

かの地では、ヒマラヤトレッキングに来ている色んな国の人と出逢えます。アンナプルナが美しく見える、標高3200メートルのプーンヒルでは、ウクライナの人達が、私の流暢な播州弁と片言の英語に、署名用紙を奪うようにして名前を書いてくれました。

チベットに近いムスタンの空港前では、7061メートルのニルギリを背にしてスタンディング。銃を持った空港警備の兵隊ものんびりとこちらを見ています。

景勝地ポカラでは、美人のユニセフ職員さんが、「素晴らしい署名!あなたに会えてよかったです。」と言ってくれました。人を励ますのは、こんな言葉なんやなぁとしみじみ思いました。ネパールで23か国の人と出逢って、話して頼み、2週間で102人分もらって帰りました。

これに味をしめ、次は英文の国際署名持参で娘とマレーシアの旅へ。クアラルンプールのホテルで、ロビーに居た男性に声をかけると、イランの人でした。今までにも核を持つ国の人と出逢いましたが、イラン人は初めてです。「ヒバクシャ国際署名」の訴え文を流れるように読むにつれ、表情がパァ~と明るくなり、「素晴らしい署名だ!」「イランで広げたいから下さい!!」と。しかし、すでに署名用紙はほとんど埋まっていて、あげる紙がありません。「世界中から検索したら印刷できますから、イランで広げて国連へ送って下さい!」とお願いしました。別れ際「あなたの幸せを祈っていますよ。」と言ってくれました。何とよい言葉でしょうか。心が震えました。

また台湾では、九份の超有名な「茶樓」前で、北京語の訴えを画板に下げ1人スタンディング。済んでからその茶樓でお茶していると、店の社長さんが「あなたがうちの前でしていた署名、私にもさせて下さい!」と。勿論、OK。見送りの上、お土産まで下さいました。

3か国で30か国の人と出逢い、220人分余の「ヒバクシャ国際署名」を頂きました。どこでも断られることはほとんどありませんでした。核兵器廃絶は世界の常識ですね。

兵庫県西脇市 新婦人西脇支部 笹倉克子

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リトアニアから「ヒバクシャ国際署名」届く

リトアニア🇱🇹のゲディミナス・リムデイカさんから「ヒバクシャ国際署名」97人分がメールで届きました。

外国人の内訳は、以下の通りです。ドイツ🇩🇪 5ウクライナ🇺🇦 4アイルランド🇮🇪 2ポーランド🇵🇱 2ニュージーランド🇳🇿 1イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 1イタリア🇮🇹 1ラトビア🇱🇻 1

これまで原水爆禁止世界大会や3・1ビキニデーに参加してきたリムデイカさんは、リトアニア国内で原爆写真展を開いてきました。

2018年には政府建物で「原爆と人間」パネル展を開催し、サウリュス・スクヴェルネリス首相が当時訪問していたイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相を案内しました。

原爆展の来場者から「ヒバクシャ国際署名」を集めてきたリムデイカさんは、今後の計画はCovid-19によって開けなくなったことが残念だと伝えてきました。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国の中での活動に心から敬意を表します。

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【熊本・天草】国連軍縮週間最終日に核兵器禁止条約の発効確定を歓迎し日本政府への条約参加を求める署名とスタンディング宣伝

熊本県の原水爆禁止天草地域協議会は国連軍縮週間の最終日である10月30日、 タイヨー本渡店で「唯一の戦争被爆国 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」にとりくみました。

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隣り合わせの国道の歩道では、ハンドマイクと県原水協で作成してもらった横断幕を使ってスタンディング。条約発効日の確定を市民にアピールして署名への協力を訴えました。

タイヨーのお客さんは、「日本が禁止条約に入らないのはおかしい」と言って進んで署名にサインしました。参加者は7人と1匹、日本政府への署名は44人分でした。この日の行動に「ヒバクシャ国際署名」11人分も寄せられました。

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核兵器の全面的廃絶のための国際デー関連企画・チラシ

200925_核兵器禁止条約に参加する政治をめざす院内集会チラシダウンロード 核兵器の全面的廃絶のための国際デーチラシ1ダウンロード 核兵器の全面的廃絶のための国際デーチラシ2ダウンロード […]

「未来パンフ」をお読みください

「未来パンフ」ワンポイント押し出し動画(長尾ゆり)

「未来パンフ」ワンポイント押し出し動画(高草木 博)

日本原水協は6月27日、 「未来パンフ」の オンライン学習講座を開催しました。

テーマ:「コロナ禍のもとで考えよう 核兵器・地球・私たちの未来」

開催日時:  6 月 27 日(土)14:00 – 16:00オンライン学習講座(Zoom)

講師:冨田宏治 原水爆禁止世界大会実行委員会起草委員/関西学院大学教授

「未来パンフ」(250円)のご注文はコチラ

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7/14(火)8:00-9:30 Zoomウェビナー「原爆投下から75年:神話を解体し、核兵器のない公正な世界を」へご参加ください

ウェビナー「原爆投下から75年:神話を解体し、核兵器のない公正な世界を」

2020年7月14日(火)午前8時~9時30分(日本時間)

今夏は広島・長崎への米国の原爆投下から75周年です。核兵器のない公正な世界を目指して運動を構築する中で、3人の卓越した講演者から学びましょう。日本のみなさんのご参加を歓迎します。(Zoomウェビナー形式 定員500人・日英同時通訳あり)

発言者:●木戸 季市:日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局長●ガー・アルペロビッツ:「原爆投下決断の内幕」著者/歴史学者●リズ・テオハリス牧師:貧しい人々のキャンペーン共同議長、ユニオン神学校/宗教・権利・社会正義のためのカイロスセンター所長

今夏、米国全土でそして世界各地で、多くの人々が広島・長崎原爆投下から75年を想起する行動を行うでしょう。原爆投下は人道に反する犯罪であり、決して繰り返させてはなりません。夏に向けて、核兵器廃絶と正義を求める諸団体が、このウェビナーを共催します。

私たちの目標: ●米国全土で、世界中で、日本原水協が世界に呼びかけている「平和の波」に連帯する行動を起こすよう呼びかける ●広島と長崎への原爆投下と人々の犠牲は、太平洋戦争を終結させ、米国人の命を救うために必要だったという、予想される不誠実なプロパガンダの波に反撃する ●警察の残虐行為や制度的人種差別から、外国軍事介入や核破局準備に至るまで、国家権力の違法な行使について理解し、これに反対する運動を構築する

ウェビナーへの参加登録: https://bit.ly/peacewave をクリックして、必要事項を記入してください。

主催:アメリカフレンズ奉仕委員会北東部地域事務所、平和軍縮共通安全保障キャンペーン、ピースアクション、ローザ・ルクセンブルク財団、全米平和正義連合、西部諸州法律基金協力:日本被団協、日本原水協

(お問い合わせは日本原水協まで:Email: antiatom@topaz.plala.or.jp Tel: 03-5842-6031)

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【動画あり】2020年原水爆禁止国民平和大行進・富山→広島コース 富山県報告

増川利博・富山県原水協事務局長の報告

【動画あり】2020年原水爆禁止国民平和大行進・東京→広島コース 岐阜県報告

加納義久・岐阜県原水協事務局長の報告

「コロナ禍のもとで 考えよう核兵器・地球・私たちの未来」パンフレット(未来パンフ)発行

新型コロナウイルスとのたたかいは、人間の命や安全、被爆者のみなさんが警告してきた核兵器の問題について考える大きな機会となっています。

いま世界中で、新型コロナ、格差と貧困、地球環境問題の解決、自由と人権、民主主義を求めて人びとがたたかいに立ち上がっています。「核兵器のない世界」の実現へ、共同をひろげるチャンスです。

「未来パンフ」は、核兵器のない平和で公正な世界のために、核兵器禁止条約に参加する日本の実現を国民規模で働きかける学習パンフレットとして、制作しました。

「未来パンフ」には、国連軍縮問題担当上級代表の中満泉(なかみつ・いずみ)さんが「原水協がとりくむ国民向けキャンペーンは、核戦争の危険性に対する認識を高め、世界的な核軍縮の課題を推進するため重要な役割をはたしています」とのメッセージを書き下ろしてくれました。

広島の被爆者のサーロー節子さんも「核兵器のない世界を実現するために、いま行動するときです」とよびかけています。

その他にも、国際労働組合総連合(ITUC)書記長のシャラン・バローさん、作家の室井佑月さん、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長の吉原毅さん、環境活動家の武本匡弘さんなど、多彩な顔ぶれの方々が登場します。

8月の原水爆禁止2020年世界大会(オンライン)と「平和の波」の成功、秋の国連総会から2021年NPT(核不拡散条約)再検討会議にむけて「核兵器いらない」の世論と運動を前進させて、日本が「唯一の戦争被爆国」にふさわしい政治を実現するために、文字通り数百万人の市民や若者に読んでほしい内容です。

また、原水爆禁止世界大会実行委員会起草委員/関西学院大学教授の冨田宏治さんを講師に、「未来パンフ」を使った学習講座を6月27日(土)14時〜16時、Zoomウェビナー(1000人+YouTubeライブ配信)で計画しています。

「未来パンフ」はB5版24ページ(本文22ページ)オールカラーで1冊250円(税込)です(※送料実費)。6月19日(金)から発送を開始するので、予約注文を受け付けています。

ご注文・お問い合わせはお近くの都道府県原水協へ。http://www.antiatom.org/intro_activity/local_addrss.html

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