
核兵器禁止条約第2回締約国会議が開かれる国連本部に向けて出発する前に、日本被団協の木戸季市事務局長と箕牧智之代表委員と一緒に記念撮影する日本原水協代表団(2023年11月27日、ニューヨーク) 会議初日、核兵器の人道上の影響に関するテーマ別討論で、土田弥生事務局次長が声明に基づき発言しました(2023年11月27日、ニューヨーク国連本部) 日本原水協の声明(日本語翻訳)ダウンロード 231127_土田弥生日本原水協事務局次長の発言ダウンロード ニューヨーク州ピースアクションの青年を中心に開かれた青年集会には30人が集まり、日本原水協代表団からは6人の若者が参加し、楽しく交流しました(11月27日) 核兵器廃絶日本NGO連絡会の「世界中継2023冬~ニューヨーク核兵器禁止条約速報~2日目」に元参議院議員の武田良介さんが登場しました(11月27日、ニューヨーク) イザヤの壁前で集会。冒頭、広島被爆者の金本弘さん(愛友会理事長)がスピーチしました。(11月28日、ニューヨーク) イザヤの壁前での集会では、核兵器使うな・なくせと「原爆を許すまじ」を歌いました。(11月28日、ニューヨーク) 被爆者を先頭に、アメリカ代表部からロシア代表部まで約300人がデモ行進しました(11月28日、ニューヨーク) 日本のうたごえ全国協議会代表の佐藤俊隆さんによる動画レポート(11月28日、ニューヨーク) 核兵器廃絶日本NGO連絡会の「世界中継2023冬~ニューヨーク核兵器禁止条約速報~3日目」に日本原水協担当常任理事の嶋田侑飛さんが登場しました(11月28日、ニューヨーク) 志野光子(しのみつこ)特命全権大使 国際連合日本政府次席常駐代表と面会し、第2回締約国会議への日本原水協の声明などを安井正和事務局長が手交しました。(11月29日、ニューヨーク)
代表団からは3日目に入った第2回締約国会議の討論の感想として、多くの国が78年前の広島と長崎の原爆被害を繰り返さないためにも核兵器禁止条約が大事だとのべ、被爆者の声に耳を傾けている。日本政府は今からでもオブザーバー参加、傍聴すべきだと迫りました。愛友会理事長の金本さんは、ニューヨークに行く直前に被爆したときに幼い自分を守り、その後の78年を支えてくれた姉が亡くなったこと、本当ならば参加できなかったが、姉はきっと「行ってきんさい」と言ってくれるだろうと参加を決めたこと。被爆者にはもう時間がない。日本政府は何をしようとしているのか、行動で示してほしいと涙を浮かべて訴えました。志野大使は、金本さんの訴えに誠実に応えようとせず、「核保有国を市民社会の運動で動かしてほしい。そうすれば日本政府はオブザーバー参加できる」などと他人事のように唯一の戦争被爆国の役割を否定。情けない態度に怒りを覚えました。(安井正和)
参加者は、右から石川敏明(全国労働組合総連合副議長)、金本弘(愛知県原水爆被災者の会会長)、安井正和(日本原水協事務局長)、志野光子(特命全権大使 国際連合日本政府次席常駐代表)、河野絵理子(長野県原水協)、平野恵美子(新日本婦人の会副会長)、三井靖広(神奈川県原水協事務局長)の各氏。(11月29日、ニューヨーク) オーストリア政府との共催で、サイドイベント「人類と核兵器は共存できないーヒバクシャは核兵器禁止条約を支持する」を開催しました。(11月29日、ニューヨーク) 発言者は右から日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局長の木戸季市さん、オーストリア外務省のゲオルゲー ヴィルヘルム・ガルホーファーさん、韓国原爆被害者協会監査のイ・ギヨルさん、マーシャル教育イニシアチブ執行理事のベネティック・カブア・マディソンさん、先住民リーダー、安全な環境のための多文化同盟、先住民世界協会のペチューチェ・ギルバート・アコマ・プェブロさん(11月29日、ニューヨーク) サイドイベント「大衆集会『緊急に軍縮を-核対立と戦争を防ぐ国際行動』」で、日本原水協代表団を代表して東京学生平和ゼミナール の小薬岳さんが、日本の禁止条約への参加を求めるスピーチをしました。(左下写真)(11月29日、ニューヨーク) 核兵器禁止条約第2回締約国会議4日目朝から、在ニューヨーク日本国総領事館前で、日本原水協とマンハッタンプロジェクトが共催して核兵器禁止条約への日本政府の参加を求めるアピール行動をしました。日本被団協の木戸季市事務局長も参加しました。(11月30日、ニューヨーク) 核兵器禁止条約第2回締約国会議4日目(2023.11.30)朝から、在ニューヨーク日本国総領事館前で日本原水協とマンハッタンプロジェクトが共催して核兵器禁止条約への日本政府の参加を求めるアピール行動がおこなわれ、日本被団協の木戸季市事務局長も参加しました。YouTubeのアーカイブ動画です。
核兵器廃絶日本NGO連絡会の「世界中継2023冬~ニューヨーク核兵器禁止条約速報~5日目」に日本原水協代表団の金本弘さんと河野絵理子さんが登場しました(11月30日、ニューヨーク)
代表団は核保有国のフランス代表部を訪問し、アレクサンダー・オルメド公使参事官、ニコラス・ディ・マセオ1等書記官と懇談しました。写真は右から田中信一(兵庫県平和委員会)、長澤幸子、平野恵美子(新婦人)、安井正和(日本原水協)、衣笠彩香(兵庫民青)、アレクサンダー・オルメド(公使参事官)、ニコラス・ディ・マセオ(1等書記官)、谷澤楓香(兵庫民青)、鷲尾裕(岡山県原水協)、武田良介(日本共産党長野県委員会)の各氏(11月30日、ニューヨーク)
フランス代表部への要請では、私からオルメド公使参事官に日本原水協の声明、土田発言、締約国会議に向けて日本原水協の活動紹介ペーパーを渡したうえで、日本原水協代表団の目的(TPNWの普遍化、条約強化に貢献、すべての国、とりわけ核保有国と核依存国の政府にTPNWへの支持と参加を求める)をのべ、次の点を要請しました。「フランスはTPNWを支持していないが、条約発効からまもなく3年、ロシアのウクライナ侵略での核脅迫、イスラエルのガザ侵攻でのイスラエル高官の核兵器使用発言などがあり、核兵器は防衛的なものではなく、侵略の道具として使われているのが現実だ。核抑止は破綻しており、核兵器が安全保障に役立たないことは明らかである。改めてフランス政府が1946年の国連総会第1回決議、NPT第6条の義務、NPT再検討会議でのこれまでの核兵器廃絶の合意を誠実に実行すること、その証としてTPNWを支持して、参加することを求める」。 公使参事官は、「要請をきちんと受け止める。(要請の内容に)正当性があることは分かっている」と述べながら、「現在、核兵器のない世界を実現するうえで、NPTがその目標に向かっていくシステムであり、核抑止がそれを保証する。TPNWは世界を分断している」と主張し、フランスの核政策(これまでに50%削減、地上の核ミサイルは撤去したなど)を一等書記官が長々と説明しました。 代表団は、「分断」と言うが、TPNWに参加している国は、NPTの不拡散義務を半世紀以上誠実に守ってきている。P5(核保有5カ国)が第6条の義務を果たしていない、そのギャップを埋めたのがTPNWだ。核兵器のない世界の実現を言うならば、こうした国々ともっと対話すべきだ。締約国会議にオブザーバー参加すべきと求めました。公使参事官は、要請内容は本国政府と東京に必ず伝えると約束しました。(安井正和)
「条約の現状と実施状況、条約の主旨と目的を達成する上で重要なその他の問題の検討: 条約の主旨と目的を達成する上で重要なその他の問題: 条約のジェンダー条項の履行」で市民社会の2人目に発言する新日本婦人の会副会長の平野恵美子さん(12月1日、ニューヨーク) 231201_平野恵美子新婦人副会長発言ダウンロード 国連本部内ヴィエナカフェでアイルランド代表部と懇談する左から轟志保子(うたごえ)、本間勝美(日本共産党函館地区委員会)、近澤ちづる(三重県原水協)、小久保木綿子(うたごえ)、巽基安、クレア・ブロスナン(アイルランド外務省軍縮・不拡散局長)、土田弥生(日本原水協)、平野恵美子(新婦人)、佐藤俊隆(うたごえ)の各氏(12月1日、ニューヨーク) […]