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【第12回被爆者の声をうけつぐ映画祭2018】吉永小百合さんから「ヒバクシャ国際署名」を集める人にエール

提供 被爆者の声をうけつぐ映画祭(撮影:小宮広嗣)

第12回被爆者の声をうけつぐ映画祭2018が7月14、15両日、武蔵大学江古田キャンパスで開催されました。初日の14日には、「愛と死の記録」(1966年、蔵原惟繕監督)の上映前に同作で主演を務めた吉永小百合さんと映画監督の宮崎信恵さんによるトークショーがおこなわれました。

宮崎監督は、「2003年に、ハンセン病に苦しむ人のドキュメンタリーを作りました。14歳で親から引き離された少女の詩を吉永さんが朗読してくれたご縁で、今回のトークショーが実現しました」と話しました。

提供 被爆者の声をうけつぐ映画祭(撮影:小宮広嗣)

「この素敵な名前の映画祭を知りませんでした。1966年の映画を上映してくださるというので、ごあいさつに伺いました」と切り出した吉永さんは、「この映画は、大江健三郎さんの『ヒロシマ・ノート』をもとにして作られました。原爆ドームや原爆病院での撮影をよく許可してくれたものと思います」と、撮影当時を振り返って話しました。

提供 被爆者の声をうけつぐ映画祭(撮影:小宮広嗣)

「『夢千代日記』は、テレビで3シリーズ放映された後、ファイナルは映画ということになり、夢千代は亡くなるのですが、被爆者の方たちからは『夢千代が頑張って生きていたから励まされてきたのにショックだった』と言われました。作り手の思いと受ける側にズレがあったのです。その時から日本原水爆被害者団体協議会との交流が始まり、原爆詩の朗読に繋がっています。被爆者の方たちの思いを、多くの方に知ってほしいと思ったからです。その後、2011年の東日本大震災による福島第一原発事故が起き、中学校の教師で詩人でもある方が書いた詩を紹介されました。その、素晴らしい詩の朗読もするようになりました」と被爆者との出会いから今も続くライフワークについて語りました。

高校1年の1学期以降は仕事が忙しすぎて通えなくなったという吉永さんは、原爆のことについて詳しく教わったことがなかったといいます。それでも、「愛と死の記録」などの映画現場で原爆の被害や恐ろしさについてしっかりと学び、「映画が私の学校です」と語ります。

提供 被爆者の声をうけつぐ映画祭(撮影:小宮広嗣)

吉永さんは「昨年、核兵器禁止条約が採択され、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞するということがあり、本当に嬉しかったですが、日本が禁止条約に参加しないことで、どれほどの被爆者の方たちが辛い思いをされていることか。私も皆さんと一緒に行動していければと思います。他人のことではなく、自分の問題なんです」と話されました。

提供 被爆者の声をうけつぐ映画祭(撮影:小宮広嗣)

ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(ヒバクシャ国際署名)の賛同人に名を連ねている吉永さんは「私たち個人個人はみんな核兵器をなくしてほしいと思っているけれど、国が、例えば核兵器禁止条約を批准するのには核兵器を持っている国からの圧力があるということをこの前新聞で読みました。一人ひとりが声を出していけばぜったいに世界を動かすことができます。諦めないでやっていきましょう」と署名を集める人にエールを送ってくれました。

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沖縄県議会が核兵器禁止条約への署名、批准を求める意見書を全会一致で採択

沖縄県議会は7月6日、最終本会議において、日本共産党、社民・社大・結、会派おきなわの与党提出の「非核三原則の堅持と核兵器持ち込み疑惑の解明に関する意見書」が、野党である、自民党、公明党、維新の会を含め全会一致で可決されました。

日本政府に核兵器禁止条約への調印・批准を求める意見書は7月6日現在、37都道府県の290自治体議会で採択されており、県議会レベルでは、岩手、長野、三重が賛成多数で採択。4番目の沖縄は、初の全会一致となりました。

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コスタリカが核兵器禁止条約に批准して11カ国に!

国連ウェブサイトより

2017年7月7日に採択され、9月20日に調印・批准が開放された核兵器禁止条約。7月5日にコスタリカが国連事務総長に批准書を寄託し、11カ国となりました。(ガイアナ、タイ、バチカン、メキシコ、キューバ、パレスチナ、ベネズエラ、パラオ、オーストリア、ベトナム、コスタリカ)。

調印した国は59カ国です。

核兵器禁止条約は、50カ国目の批准書が国連事務総長に寄託されてから90日後に発効します。

核兵器禁止条約に調印した国一覧(7月5日現在、★は批准した国) アルジェリア、★オーストリア、バングラデシュ、ボリビア、ブラジル、カーボベルデ、中央アフリカ共和国、チリ、コモロ、コンゴ、★コスタリカ、コートジボワール、★キューバ、コンゴ民主共和国、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、フィジー、ガンビア、ガーナ、グアテマラ、★ガイアナ、★バチカン市国、ホンジュラス、インドネシア、アイルランド、ジャマイカ、カザフスタン、キリバス、ラオス、リビア、リヒテンシュタイン、マダガスカル、マラウイ、マレーシア、★メキシコ、ナミビア、ネパール、ニュージーランド、ニカラグア、ナイジェリア、★パラオ、★パレスチナ、パナマ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、セントビンセント及びグレナディーン諸島、サモア、サンマリノ、サントメ・プリンシペ、南アフリカ、★タイ、トーゴ、ツバル、ウルグアイ、ヴァヌアツ、★ベネズエラ、★ベトナム

出典:核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のウェブサイトで条約の調印・批准状況が分かります。随時更新される予定。

非核・平和外交への抜本的転換を! 日本政府への申し入れで厳しく追及

日本原水協は6月27日、日本政府に対して「核兵器のない世界、日本の平和と安全のために 日本国憲法を守り、非核・平和外交への抜本的転換を求める」申し入れをおこないました(申し入れ全文)。

日本原水協から、安井正和事務局長、高草木博代表理事、土田弥生事務局次長、梶原渉担当常任理事、非核の政府を求める会の野口邦和常任世話人、全国労働組合総連合の長尾ゆり副議長、新日本婦人の会中央本部の油原通江中央常任委員、日本自治体労働組合総連合の小泉治中央執行委員、日本平和委員会の千坂純事務局長の9人が参加しました。外務省軍備管理軍縮課の今西靖治課長が応対しました。

冒頭、安井日本原水協事務局長が申し入れ書を読み上げて、今西課長に手交しました。その後の質疑応答と意見交換では、核使用を前提とするアメリカの「核の傘」に固執し続ける日本政府の外交・安全保障政策について、参加者は「国民の平和と安全は核兵器の力では守れない」「ヒロシマとナガサキの体験をした被爆国は憲法どおりに紛争の平和的・外交的解決の立場に立つべき」と被爆国の草の根の声をつきつけました。申し入れの意義が改めて浮き彫りになったやりとりでした。

【富山】2018年原水爆禁止国民平和大行進が石川に引き継ぐ

石川県への引き継ぎ集会で挨拶する米山幸子さん

富山県実行委員会の小池勝彦さんが6月16日、石川県実行委員会との引き継ぎ集会で報告した内容は次の通りです。

石川県の「国民平和大行進」のみなさん、こんにちは!

「国民平和大行進」富山県実行委員会から、2018年原水爆禁止国民平和大行進「富山→広島コース」の「県内行進」のあらましを報告致します。

富山県内行進は、6月7日の朝、富山県の東の町、朝日町役場前を出発しまして、入善町、黒部市、魚津市、滑川市、富山市、射水市、高岡市、小矢部市の九市町を経て、先ほど、県境の倶利伽羅に到着しました。これが「幹線コース」です。

そして、9日から12日にかけての5つの「支線コース」で、立山町、上市町、舟橋村南砺市、砺波市、氷見市の6市町村を「幹線コース」と結び、いわゆる「網の目平和行進」をしてきました。

この「県内行進」に、富山県被爆者協議会から「激励メッセージ」をいただき、身を引き締めて平和行進を進めてきました。そのメッセージには、「被爆者会員の高齢化等により、今年4月から被爆2世、3世に、会の運営が委ねられることになり、貴団体をはじめとした諸団体との連携を密にして、被爆者援護と被爆2世等による語り継ぎ運動の推進に努めて参りたい」と述べられていたからです。 

さて、富山の「幹線コース」、朝日町から小矢部市のコースの行進参加者数や沿道での署名、募金の集まり状況ですが、

行進参加者は、合計約500人

「ヒバクシャ国際署名」数は、550筆

沿道で集めた募金額は、約8万5千円

でした。

また、自治体からの激励金(17万2千円)やペナントの寄託状況等は、例年並みでした。なお、「支線コース」の集約が未完なのでそれについては控えさせてもらいます。

平和行進をしながら、嬉しく思ったことなどを幾つか述べます。

沿道での署名・募金行動で、初日、朝日町のお寺さんで「ヒバクシャ国際署名」に添えて、何と1万円をお寄せいただきました。

また、宣伝カーの訴えに、富山市のある喫茶店店主が、通し行進者に2千円の募金をお寄せ下さいました。毎年のことですが。

黒部市郊外を行進している時に、小学1年生でしょうか、女の子と男の子が丁寧にお辞儀をして、行進団を見送ってくれました。

さらに、朝日町からの第1日目の行進に、石川県白山市の年配の女性が(「悪魔の飽食」の合唱団員とのことでしたが)朝から夕方まで「飛び入り参加」をしてくれました。

これらは、私の見聞したことだけですので、もっと他にもドラマチックなことがあったと思います。

富山市の真国寺境内にある「ふりそでの少女」の1人、大島史子ちゃんの墓碑へ、通し行進者の米山幸子さんにお参りいただいたことも良かったと思います。米山さん、いろいろと有難うございました。どうぞお身体に気を付けて広島へと歩を進めて下さい。

石川県の皆さん、今後宜しくお願いします。

【2018年原水爆禁止国民平和大行進】北海道→東京コース(太平洋)通し行進者:山内金久日誌 5/4-6/15

5月4日、札幌の夜明けは早く4時前に東の空は明るい!昨日の国民平和大行進北海道通し行進者打ち合わせ会では今年の平和行進の意義や道内の情勢、各自治体の対応の状況、そして各自の自己紹介等の後、恒例の揃っての記念撮影。道被爆者協会会長はじめコープ札幌会長、前札幌市長、元北大総長、JA道中央会長、高遠菜穂子さん等北海道民の会の呼びかけ人のポスターも撮影。

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【2018年原水爆禁止国民平和大行進】北海道→東京コース(内陸)通し行進者:栖原秀夫日誌 5/3-6/11

5月3日、嵐のような天候に飛行機が飛ぶか不安を感じつつ出発。羽田に着いたら、空には明るい白い雲が流れていた。少し飛行機が遅れ、飛び立つ時と千歳に降りる時に揺れたが、無事に北海道に着いた。余談だが、札幌までの電車や札幌の地下鉄でSuicaが使えるのに感激した。

北海道原水協は北区のどろんこクラブの2階にあった。嶋田千津子事務局長と日本海コース通し行進者の山口逸郎さんと県内通し行進の小川さんがすでに来ていた。後から太平洋コース通し行進者の山内金久さんが来た。山内さんとは初対面だった。事務所で県内通し行進の平岡さんと北海道実行委員会の石岡委員長と打ち合わせをした。

終了後、恒例とのことだが、どろんこクラブの入口前で集合写真を撮った。打ち合わせの緊張で、私は笑顔で写ることに精一杯で、私の携帯で写真撮るのを忘れていた。

その後、サッポロビールの赤レンガ倉庫跡で会食。山口さん、山内さん、小川さん、平岡さん、皆さんの輝かしい活動の話を聞き、恥ずかしくなった。4日は山口さんと釧路に移動する。山口さんのお話が聞けるのが楽しみ。早く寝る。

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【2018年原水爆禁止国民平和大行進】四国→広島コース通し行進者:五十嵐成臣日誌 5/5-6/9

5月5日午後、高知に着き、実行委員会の田口さん(県労連委員長)と打ち合わせ。

5月6日、高知城追手門前の大通り3kmにわたり日曜朝市を覗く。地元特産の「小夏」などの柑橘類や干物、カツオのタタキや日用雑貨などさまざまなものを売っている。

四国の平和行進の出発地、高知県宿毛市へ向かい、午後、市役所周辺を雨の中行進。人通りはなく、時折通る車の中から手を振ってくれる人も多い。

次に三原村へ。かなり強い雨の中、参加者はずぶ濡れ。この地域は人口が減る中、海上自衛隊の誘致を考えているようだ(昔は基地があった)。また、太平洋が一望できる山の上には飛行場も・・・オスプレイも離着陸できる強い地盤の山・・・地元幡多ゼミナールの山下さんのお話を聞いた。

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広げよう!原水爆禁止2018年世界大会パンフの学習を!

原水爆禁止2018年世界大会学習パンフ表紙(頒価310円)

いま、激動の世界情勢です。とくに米朝トップ会談がどうなるのか。この一文が出る頃、どうなっているか、わかりません。うまく進むのか、いったん挫折するのか。

この激動の情勢にあわせて、パンフの中で、ページ数がさかれているのが、朝鮮情勢と、これに対応する日本政府の対応の問題です。対話を軽視して、圧力一辺倒の日本、9条をもち、被爆国である国にあるまじき対応。

いずれにしても、重要なことは、いま世界が核兵器をどうするか、注目が集まっていることがあります。北朝鮮の核兵器、これを無くしていくことは重要です。

同時にマスコミ他でもあまり触れない重大な論点があります。それは、アメリカも核兵器廃絶に向かえという視点です。昨年の核兵器禁止条約は何だったのか、ノーベル平和賞がICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)に授与されて、注目したのは何であったのか。すべての核兵器を地球上からなくそうという世界の潮流です。この潮流をもっと太く大きくしていくのが、今とりくまれている「ヒバクシャ国際署名」であり、この潮流を結びつける最大の結節点となってきた、原水爆禁止世界大会です。

このパンフレットを読んで、予習をして、ぜひ多くの人が、広島の原水爆禁止2018年世界大会へ参加されることを期待しています。核兵器とともに、原発再稼働問題なども含む、核兵器と原発の課題にも触れられていますし、核兵器の現状の基礎知識、また「核の傘」、核抑止力論の間違いについても完結にまとめてあります。

(新潟県原水協代表理事・赤井純治)

【広島】県原水協と被団協が6・9行動 「祖父が被爆者で、体験を聞いたことがある」と通りがかりの大学生が署名

広島県原水協と同県被団協は5月9日昼、広島市の金座街入口で定例の「6・9行動」をおこないました。

県原水協の神部代表理事や共産党の大平前衆議院議員らがマイクを握り、南北首脳会談で朝鮮半島の非核化や朝鮮戦争の終戦などを合意した「板門店宣言」の歴史的な内容を紹介。これを機会に北東アジアの非核化、核兵器禁止条約の早期発効へ世論を強めようなどと訴えました。

元教員という80代の女性は、「当時三次に住んでいたが、そこでも『ドン』という音が聞こえ、やがて山の上に雲が立ち上ったのを覚えている」と語りました。また、2人連れで通りがかった大学生は、「祖父が被爆者で、体験を聞いたことがある」と話し、自ら署名しました。

行動には17人が参加し、約30分で署名56人分、カンパ1,000円が寄せられました。

6日には、東広島市原水協が「ゆめタウン東広島」前で行動し、7人が参加して60人分、また安佐北区原水協が「フジグラン高陽店」前でおこなった行動には6人が参加、12人分が寄せられました。

【2018年国際青年リレー】パトリシア・アンヘレスさんの行進日記(Facebook投稿より)

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【北海道】ヒバクシャ国際署名ステップアップ集会に130人、宣伝行動で121人が署名

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【広島 / 長崎】原水爆禁止2018年世界大会チラシ

両面チラシはこちら

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【静岡】4/28 13:30-15:30 静岡県教育会館4F大会議室 ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会結成総会記念講演チラシ

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原爆症認定訴訟の全面解決を求めて「もう待てない」と被爆者が集会と要請

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)など5団体は4月18日、参議院議員会館内で「ノーモア・ヒバクシャ訴訟」の全面解決と原爆症認定制度の抜本的な改善を求めて集会を開き、各党と国会議員に要請しました。この集会には全国から130人が参加。自民党、民進党、公明党、共産党、自由党、社民党の各国会議員が参加し、挨拶・激励をしました。

主催者あいさつした日本被団協の木戸季一事務局長は、もう待てないという被爆者の思いを語りつつ、原爆症認定制度の抜本的な改善を求める「日本被団協の提言」を紹介し、「裁判の全面解決で、高齢になった被爆者を裁判から解放してほしい」「あわせて、核兵器禁止条約の発効へ奮闘を」と呼びかけました。

全国から参加した原告が次々と発言。愛知原告の高井タツエさんは、「長崎で同じ場所、同じ時間で被爆し、姉はがんになり、私は慢性甲状腺炎を発症しました。2人とも裁判では勝ちましたが、私だけが上告されたのはなぜなのか」と述べ、苦渋の思いを吐露しました。

ノーモア・ヒバクシャ訴訟全国弁護団の中川重徳事務局長は、国の認定基準を退け、ひろく原爆症と認定すべきとした一連の判決をふまえ、認定基準の改善を求めた「当面の要求」について説明し、麻生太郎首相(当時)と交わした「裁判によらず解決をはかる」とする確認書の履行を求める報告をしました。

この集会には、全国の被爆者、弁護団とともに、全労連の長尾ゆりさん、自治労連の小泉治さん、兵庫県原水協の梶本修史さん、東京原水協のみなさんが参加しました。

(日本原水協事務局次長・佐竹康行)