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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【核兵器禁止条約】新たにバハマが署名して93か国、スリランカが加入して69か国に

2023年9月19日、核兵器禁止条約に新たにバハマ🇧🇸が署名して93か国となりました。また、同日スリランカ🇱🇰が加入して批准国は69か国となりました。

2017年7月7日に採択され、同年9月20日に調印(署名)・批准・参加の受付が始まった核兵器禁止条約。2020年10月24日にホンジュラスが批准書を国連事務総長に寄託して50か国となったことで2021年1月22日に発効しました。

核兵器禁止条約に署名・批准・参加した国一覧(2023年9月19日現在、93か国。★は批准した国)

アルジェリア、アンゴラ、★アンティグア・バーブーダ、★オーストリア、バハマ、★バングラデシュ、バルバドス、★ベリーズ、★ベナン、★ボリビア、★ボツワナ、ブラジル、ブルネイ、ブルキナファソ、★カーボベルデ、★カンボジア、中央アフリカ共和国、★チリ、コロンビア、★コモロ、★コンゴ共和国、★クック諸島、★コスタリカ、★コートジボワール、★キューバ、ジブチ、★コンゴ民主共和国、★ドミニカ、★ドミニカ共和国、★エクアドル、★エルサルバドル、赤道ギニア、★フィジー、★ガンビア、ガーナ、★グレナダ、★グアテマラ、★ギニアビサウ、★ガイアナ、ハイチ、★バチカン市国、★ホンジュラス、インドネシア、★アイルランド、★ジャマイカ、★カザフスタン、★キリバス、★ラオス、★レソト、リビア、リヒテンシュタイン、マダガスカル、★マラウイ、★マレーシア、★モルディブ、★マルタ、★メキシコ、★モンゴル、モザンビーク、ミャンマー、★ナミビア、★ナウル、ネパール、★ニュージーランド、★ニカラグア、★ナイジェリア、ニジェール、★ニウエ、★パラオ、★パレスチナ、★パナマ、★パラグアイ、★ペルー、★フィリピン、★セントクリストファー・ネイビス、★セントルシア、★セントビンセント及びグレナディーン諸島、★サモア、★サンマリノ、サントメ・プリンシペ、★セーシェル、シエラレオネ、★スリランカ、★南アフリカ、スーダン、タンザニア、★タイ、★東ティモール、トーゴ、★トリニダード・トバゴ、★ツバル、★ウルグアイ、★ヴァヌアツ、★ベネズエラ、★ベトナム、ザンビア、ジンバブエ

※クック諸島、ニウエ、モンゴル、スリランカは、同条約に調印せずに加入書を国連に寄託しました。加入は批准と同じ法的効力を持ちます。

出典:核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のウェブサイトで条約の調印・批准状況が分かります。随時更新される予定。

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2023年原水爆禁止国民平和大行進

2023年東京ー広島コース(広島)ダウンロード 2023年東京ー広島コース(兵庫)ダウンロード 福島・被災地助っ人行進参加よびかけチラシ2023ダウンロード 230615_岩手県平和行進ニュースダウンロード 230613_奈良県網の目平和行進速報ダウンロード 230612_奈良県網の目平和行進速報ダウンロード 230612_あいち平和行進ニュース「あるく」No.12ダウンロード 230611_香川県原水協ニュースNo.224ダウンロード 230611_あいち平和行進ニュース「あるく」No.11ダウンロード 230610_香川県原水協ニュースNo.223ダウンロード 230610_あいち平和行進ニュース「あるく」No.10ダウンロード 230609_北海道原水協ニュースダウンロード 230609_香川県原水協ニュースNo.222ダウンロード 230609_奈良県網の目平和行進速報ダウンロード 230609_あいち平和行進ニュース「あるく」No.9ダウンロード 230608_香川県原水協ニュースNo.221ダウンロード 230608_奈良県網の目平和行進速報ダウンロード 230608_あいち平和行進ニュース「あるく」No.8ダウンロード 富山県国民平和大行進実行委員会ニュース No.4ダウンロード 230607_香川県原水協ニュースNo.220ダウンロード 230607_奈良県網の目平和行進速報ダウンロード 230607_あいち平和行進ニュース「あるく」No.7ダウンロード 富山県国民平和大行進実行委員会ニュース No.3ダウンロード 230606_奈良県網の目平和行進速報ダウンロード 230606_香川県原水協ニュースNo.219ダウンロード 230606_あいち平和行進ニュース「あるく」No.6ダウンロード 徳島県平和行進ニュ-スNo.7ダウンロード 230605_香川県原水協ニュースNo.218ダウンロード 230605_あいち平和行進ニュース「あるく」No.5ダウンロード 230604_香川県原水協ニュースNo.217ダウンロード 230604_あいち平和行進ニュース「あるく」No.4ダウンロード 富山県国民平和大行進実行委員会ニュース No.2ダウンロード 230603_あいち平和行進ニュース「あるく」No.3ダウンロード 230602_あいち平和行進ニュース「あるく」No.2ダウンロード 230602_和歌山平和行進ニュース【串本町】ダウンロード 富山県国民平和大行進実行委員会ニュース No.1ダウンロード 徳島県平和行進ニュ-スNo.6ダウンロード 230601_和歌山平和行進ニュース【太地町】ダウンロード 230601_あいち平和行進ニュース「あるく」No.1ダウンロード 230531_京都平和行進ニュースNo.1ダウンロード 徳島県平和行進ニュ-スNo.5ダウンロード 230530_和歌山平和行進ニュース【上富田町】ダウンロード 徳島県平和行進ニュ-スNo.4ダウンロード 230529_和歌山平和行進ニュース【白浜町】ダウンロード 230528_和歌山平和行進ニュース【田辺市】ダウンロード 徳島県平和行進ニュ-スNo.3ダウンロード 230526_和歌山平和行進ニュース【日高川町】ダウンロード 徳島県平和行進ニュ-スNo.2ダウンロード 230524_和歌山平和行進ニュース【美浜町】ダウンロード 徳島県平和行進ニュ-スNo.1ダウンロード […]

原水爆禁止2023年世界大会パンフレット紹介

頒価250円 お問合せ・ご注文はこちらから

内容紹介

今も続く「核」対「核」、「軍事」対「軍事」の流れを打開するために

≫第一章 はじめに 今年の世界大会パンフレットの表紙(大会ポスターデザイン)には、この数年の、とくにコロナ以前の原水爆禁止国民平和大行進の写真からピックアップしました。 核兵器廃絶のために行動する平和行進をはじめ、8月までのさまざまな行動で共同・共感をひろげ、世界の市民社会の運動を被爆地広島、長崎へ結集させ、核兵器廃絶をリードする国に変えるための大会として成功させましょう。このパンフレットを使った学習をひろげましょう。

≫第二章 世界の本流は平和と核兵器廃絶 「力」の論理ではなく、国連憲章にもとづく平和的解決、核兵器禁止・廃絶が危機打開のカギであり、それが世界の圧倒的多数の声であること、それこそが世界の「本流」であることが強調されています。 一方、日本に目を向けると、「核の傘」に依存し、「専守防衛」すらかなぐり捨て、国民の暮らしを破壊し、憲法を踏みにじり、戦争する国づくりが進められていることがわかります。

≫第三章 被爆78年 被ばく者の声を世界に 広島被爆者の佐久間邦彦さん(広島県原爆被害者団体協議会理事長)、長崎被爆者の田中煕巳さん(日本原水爆被害者団体協議会代表委員)のメッセージを掲載しています。被爆78年、世界と日本の現状に対する危機感、そして若者をはじめとして、自分の問題として核兵器廃絶の運動を、強く発展させてほしいという思いを語っています。 「非人道性」という一言では表せないほどの地獄をもたらす核兵器。それを実際に目の当たりにした被爆者の声をもっともっと聴き、知らせなければなりません。 「黒い雨」をめぐって第2次訴訟も提起されています。また「ビキニ被災船員訴訟」や、被爆2世・3世の問題。いまだ健康不安を抱え、なんら健康管理も救済の手も差し伸べられない被ばく者の声、被爆78年たった今、被爆者としてのメッセージに耳を傾け、わたしたちが世界に核兵器廃絶を訴えます。その最初の発表の場が今年の原水爆禁止世界大会です。 キャンペーン”被爆78年 被ばく者の声を世界に”をとりくみ、原水協が被爆者の声を発信していくことで世界を変えるとともに、わたしたちの運動のちからにしていきましょう。

≫第四章 原水爆禁止世界大会をめざし行動を 私たちの草の根の署名運動、日本全国でアピールと共同を広げる2023年原水爆禁止国民平和大行進、日本国内はもとより世界に核兵器禁止・廃絶の声をひろげ、核兵器禁止条約発効へ結びつけてきました。その歴史的な意義と発揮してきた力を改めてパンフレットは強調しています。

≫第五章 グローバルな運動の共同・発展【気候危機】環境活動家の武本匡弘さんが「『核廃絶平和運動』と気候危機に立ち向かう行動は一緒、どちらも私たちが住む大切な星『地球を守る行動』なのです」と話しています。 人類が直面するいわばグローバル(地球規模)な課題や多様性、個人の尊重、格差や貧困克服など、私たちの未来を築くためのたたかい・運動に多くの市民が立ち上がっています。そして「核兵器のない平和で公正な世界」の実現はこうした運動の共通の目標です。【原発ゼロ】原発推進を「国の責務」とした「GX脱炭素電源法」は、日本のエネルギー政策の大転換です。世界ではドイツをはじめ東京電力第1原発の事故に学び、倫理の問題としても自然エネルギーへの転換が進んでいます。日本でも、人間と環境を守るエネルギー政策が求められます。【核兵器とジェンダー】「女性なしに平和はない」安全保障の考え方を根本から変える、核兵器も戦争もない世界を目指し行動する女性たちの合言葉。平和の実現には男女の平等な参加が不可欠であることは、核兵器禁止条約前文の記載にもあらわされています。だれ一人取り残さない、平和で公正、ジェンダー平等の社会にとっても、核兵器廃絶はその大きな力です。

≫第六章 わたしたちの未来に核兵器はいらない 昨年、世界大会に参加し、「一人ひとりの市民が積み重ねてきた反核平和の思いとその歴史を痛感」したという髙木安奈さんは、今年の世界大会に参加する方へ「私にとってそうだったように、今回の大会も誰かの初めての世界大会となるでしょう。そうして道はつながっていきます。ここから生まれる結びつきを、さらに強く大きなものへと発展させていきましょう。次に生まれてくる世代へ、核兵器のない平和で自由に生きられる社会を手渡す。そのために世界に向けて声をあげ、また一歩前へ共にすすみましょう」とエールを送っています。

ぜひ、このパンフレットを活用して、世界大会に多くの参加を呼びかけ、世界に向けて声をあげ、また一歩前へ共にすすみましょう!(佐藤 学:日本原水協情宣部)

原水爆禁止2023年世界大会パンフレット・コメント髙木安奈 東京学生平和ゼミナール ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵略に徹底的に抗議するとともに、アメリカなど他の核保有国についても同時に批判していくことが重要ではないでしょうか。とくにアメリカはロシアと同じく他国に核を配備しておりNPT違反(p.4)だということは、厳しく非難しなければいけません。ウクライナ侵略はロシアによる国連憲章違反であり、プーチン政権に大きな非があることは確かですが、同時に、軍事による緊張関係がこのような危機を生んだことを直視して、軍拡では平和をつくることができない、という事実を私たち市民は認識し、それを政府に訴えて現政権の軍事一辺倒を止めなければいけません。 同世代の若者が活動する、ニューヨーク州ピースアクションに興味が湧きました。私たちが日本の政府や社会にこの問題を訴えていくときに参考にできるところはないか、連携できることはないか、調べてみたいです。 日本の軍拡、南西諸島の軍事化(p.9)が、アメリカではなく、日本の周辺諸国にどのように受け止められているのか、考えるべきです。22年6月のNATO首脳会議での「ウクライナは明日の東アジア」という発言は、どの国をロシア・プーチン、ウクライナ、と想定しているのでしょうか。軍事的緊張を高める煽りにしかなりません。日本と中国の亀裂が後戻りできなくなれば、日本で暮らす市民は本当に生きていけなくなります。食糧、経済、全ての分野で結びついている中国と戦争するという選択肢は存在しません。 日本のためにアメリカは動きません。対中で動くのは、アメリカの利益になるときです。日本を守りたいから戦うのではなく、自分の敵である中国を叩きたいから、日本を餌にして戦争を始めたい、それも自国領で戦争するのは嫌だから、日本あるいは台湾、韓国を戦場にしたい。それが明らかに見え透いているにも関わらず、なぜ岸田政権はそれに従属するのでしょうか。なぜそれを市民は支持するのでしょうか。 2014年の強行的な閣議決定による憲法解釈の変更で集団的自衛権を可能とした今の日本において、敵基地攻撃能力を有するということは、米軍基地に対する攻撃の「恐れがある」とアメリカが判断しただけで自衛隊が先制攻撃をするということ。これは明らかに憲法違反の先制攻撃です。世論調査の傾向は「改憲には反対だが、敵基地攻撃能力はあるべき」、これが矛盾していることを、憲法を論点にして周知していかなければなりません。それと同時に、核廃絶運動の原点である被爆者の声を世界に届けなければなりません。 (pp.11-14)「被爆証言のなかのリアル」これは失われていきます。また、「黒い雨」裁判において広島高裁が重要視したのは、被爆者の不安を含む「特別な被害」でした。核兵器の使用が、人間の人間らしい生き方を阻害するということを忘れてはいないでしょうか。核兵器というものを、ただ書類上の記号としてしか捉えられていないのではないでしょうか。それを乗り越える唯一の方法は、学ぶことであり、実際に現地で被爆者の声を聞くことでしょう。「被ばく者の声を世界に」キャンペーンが気になりました。 (pp.19-20)核廃絶運動と気候危機の関連性。戦争、軍拡、核兵器の使用は、最大の地球汚染。この辺りに興味をもつ若い世代は多いと思います。辺野古をはじめとする基地問題への導入としても、環境への影響はもっと広めていくべきです。「戦争と環境」というテーマでもっと深掘りしてみたいです。 […]

ウクライナ市民と子どもたちのための緊急人道支援募金「ひまわり募金」へのご協力ありがとうございました 募金のとりくみ報告まとめと終了のお知らせ

「ひまわり募金」終了のお知らせダウンロード

リトアニアでのセレモニー

リトアニア元大統領に原水協オリジナルTシャツをプレゼント

ウクライナ避難民を含むリトアニアの子どもたちに原水協オリジナルTシャツをプレゼント

募金にご協力いただいた皆様に心から感謝いたします。お問合せは、 antiatom55@hotmail.com までご連絡ください。

ひまわり募金推進ニュース10月21日ダウンロード […]

ウクライナ避難民を含むリトアニアの子どもたちに原水協オリジナルTシャツをプレゼント

日本原水協は全国の皆さんから寄せられたウクライナ市民と子どもたちのための緊急人道支援募金「ひまわり募金」で、リトアニアの幼稚園や中等学校に通うウクライナ避難民を含む子どもたちに原水協オリジナルTシャツをプレゼントしました。

贈ったTシャツは、NO NUKESデザイン131枚(子ども用71枚、大人用60枚)、YES PEACE NO NUKESデザイン150枚(大人用)の2種類です。

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3/25(土)17:00 ウェビナー円卓会議「NATOの中国に対する戦略地政学的な利益」にご参加ください

230325_円卓会議案内ダウンロード

ウェビナー円卓会議日時:3月25日(土)午後5時テーマ:NATOの中国に対する戦略地政学的な利益 〜AUKUSとQUADは、どのくらい強力か?〜

アジア太平洋地域に焦点を当て、現在の懸念とNATOのこの地域への進出、中国に対する意図などを議論します。

発言者:アン・ライト(アメリカ) テレサ・アリオラ(マリアナ諸島) 千坂 純(日本) チョイ・スンヒ(韓国) キャメロン・レッキー(オーストラリア)コーディネーター:アヌ・チェノイ

参加費無料 *同時通訳あり

共催:ノーNATO、アジアヨーロッパ人民フォーラム、国際平和ビューロー(IPB)

登録はこちらのリンクから:https://bit.ly/NATOChina

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2023年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・分科会チラシ

230228_分科会チラシダウンロード

お問い合わせはあなたの街の原水協まで

2023年3・1ビキニデーチラシ

2023年3・1ビキニデーチラシダウンロード

2023年3・1ビキニデー参加の海外代表プロフィール

2023年3・1ビキニデー参加の海外代表プロフィールダウンロード

2/27(月)2023年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・国際交流会議チラシ

2023年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・国際交流会議チラシダウンロード

リトアニア元大統領に原水協オリジナルTシャツをプレゼント

ヴァルダス・アダムクス元大統領(左)にリトアニア元大統領に原水協オリジナルTシャツをプレゼントするゲディミナス・リムデイカさん

ウクライナ市民と子どもたちのための緊急人道支援募金「ひまわり募金」キャンペーンで日本原水協と協力して活動してきたリトアニア側のコーディネーター、ゲディミナス・リムデイカさん(トラカイ・ロータリークラブ元会長)から届いた連絡と写真を紹介します。

(1月4日付け)原水協の友人のみなさん、

本日、アンゲレと私は大統領府に招かれ、リトアニアのヴァルダス・アダムクス元大統領(1998~2003年と2004~2009年に大統領を務めた)に会い、新年を祝いました。

ヴァルダス・アダムクス氏は、リトアニアの公的な活動に積極的に参加しており、ウクライナやウクライナ人を支援する企業にも積極的に参加するなど、現在リトアニアで最も注目されている人物です。この機会に私たちは、ご夫妻に原水協のTシャツを贈呈しました。

彼は驚きながらも喜び、「このTシャツを受け取り着用することは自分にとって名誉なことだ」と言っていました。リトアニアに住むウクライナ難民への経済的支援にたいし、みなさんに感謝を伝えてほしいとのことでした。

外交交渉官としてヴァルダス・アダムクス氏は、2004年11月26日、キエフで、ポーランドのクワスニエフスキ大統領とともに、極めて困難な交渉に当たりました。大統領選挙後のウクライナで対立していた両者を和解させ、ヨーロッパでの戦争勃発を回避することに成功したのです。

2007年5月、ヴァルダス・アダムクス大統領のイニシアティブにより、日本の昭仁天皇と美智子皇后がリトアニアを訪問されました。日本の天皇がバルト三国を訪問されたのは、このときが初めてでした。ヴァルダス・アダムクスは、リトアニアをNATO(北大西洋条約機構)とEU(欧州連合)に加盟させました。私は、彼がいかに偉大な人物であるかを知っていただくために、このようなことを説明しています。

改めて、核兵器の世界的な禁止と廃絶という共通の目標に向けて、すべての皆さんの健康と成功を祈りたいと思います。

ゲディミナスより

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「国際情報資料52」発刊しました

「国際情報資料52」

2022年、ロシアのウクライナ侵攻と引き続く戦争は世界に暗い影を投げかけ、とりわけ、ロシアのプーチン大統領による核兵器使用の威嚇は、人類を核戦争の瀬戸際に立たせています。アメリカのバイデン大統領も、核抑止力強化と先制不使用宣言の拒否で対抗する構えです。さらに、この戦争に乗じて、世界各国と日本で、軍事同盟強化、大軍拡、軍事費の増大が進められ、世界は核破局/戦争に行くのか、核廃絶/平和の方向へ行くのか岐路に立っています。今号に掲載されているグテーレス国連事務総長の発言は、この事態にきびしい警告を発しています。

しかし、国連憲章のじゅうりんや核兵器の使用・威嚇を許してはならないと、世界の圧倒的多数の国と市民社会は立ち上がっています。今号は、2022年の重要な核軍縮をめぐる会議である、6月の核兵器禁止条約第1回締約国会議、8月の第10回NPT再検討会議での議論、採択文書を掲載しました。

これらの会議で大きなたたかいがおこなわれました。第1回締約国会議は核廃絶への道筋を示したウィーン宣言、ウィーン行動計画を採択し、核廃絶への世界の結束をつくりました。ドイツやオランダなどオブザーバー参加したNATO加盟国の発言は必読です。8月に開かれた第10回NPT再検討会議では、核兵器国が核兵器をなくすとの義務や合意の履行に動かなかったことに、厳しい批判が集まりました。この危機の打開に向け、圧倒的多数の国と市民社会のたたかいは、核廃絶への大きなうねりをつくっています。

日本の岸田首相の発言、日本でも話題になりNATO加盟国で実践されている核共有についての論文も掲載しています。学習を力に、2023年の活動に大きく足を踏み出しましょう。

B5版74ページ、頒価800円(送料実費)。

ご注文・お問い合わせは、あなたの街の原水協まで。

【「国際情報資料52」内容紹介】

*第10回NPT再検討会議【各国政府・国際機関代表の発言】国連、オーストリア、非同盟、新アジェンダ連合、マーシャル諸島、人道の声明、アメリカ、日本/成果文書(最終案)/最終案に対する各国政府の意見表明: 新アジェンダ連合、核兵器禁止条約締約国、マレーシア、オーストリア、カザフスタン・キリバス/日本原水協の声明

*第1回締約国会議【各国政府・国際機関代表の発言】議長(オーストリア)、国連、アイルランド、マレーシア、インドネシア、ドイツ、スイス、ノルウェー、オランダ/日本原水協の声明・第6条の履行についての声明/ウィーン宣言/ウィーン行動計画

*論文「核共有」ーベルント・ハーンフェルド/国際反核法律家協会

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「ひまわり募金」は原水協のキャンペーンに協力してくれた皆さんとリトアニア国内のウクライナ難民の心を通わせるとりくみでした

日本原水協と協力して活動してきたリトアニア側のコーディネーター、ゲディミナス・リムデイカさん(トラカイ・ロータリークラブ元会長)から届いた連絡と写真を紹介します。

原水協の皆さん、安井正和さん、高草木博さん、朝戸理恵子さん、

リトアニア国内のウクライナ難民支援の共同プログラムおよび資金提供について、改めて皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。

先日、レントバリス市内のベルスメ中等学校で、プログラム終了のイベントがおこなわれました。この日はケルソン市の解放とリトアニア・日本の国交樹立100周年の記念すべき時にあたりました。

式典の冒頭にウクライナの子どもたちがウクライナの歌を数曲歌いました。

トラカイ・ロータリー・クラブの会員は、29人の難民の子どもたちに食料券を、2人には電話機を贈りました。

トラカイ市当局はこの援助プログラムの経過に大きな関心を寄せており、市の広報誌で何度もこのプログラムが模範として取り上げられたため、アンドリウス・シャテヴィチウス市長がこのイベントに出席しました。市長の演説は原水協への感謝から始まり、広島と長崎が経験した恐怖、ウクライナ占領戦争でのロシアの核兵器の脅威に触れたものでした。

また、数年前にみなさんから寄贈された広島・長崎の写真も会場で展示されました。

イベントの中で、ウクライナの子どもたちに愛媛県から送られた鶴が贈られました。折り鶴はまたトラカイ市内にある5つの中等学校に贈られることになり、それぞれの代表者に折り鶴が入った箱が進呈されました。日本からの日本語と英語の手紙は、リトアニア語とロシア語に翻訳して渡されました。

私が写真展について話をすると、子どもたちは佐々木禎子さんの話にとても感動し、ウクライナに残っている友達にこの話をすることを約束してくれました。

これは単なるウクライナ難民への支援活動ではなく、互いの心を通わせるとりくみとなりました。みなさんのおかげで、数多くのパソコン、タブレット、食料券、靴、衛生用品、子ども用のおむつ、台所用品、食器、衣類、設備の整った子ども用プレイルームなど、たくさんのものを入手することができました。難民の多くはリュックサックと数ユーロしか持って来ていなかったので、彼らの生活に欠かせない様々な機器や道具を贈ることができました。

原水協の皆さん、トラカイ・ロータリー・クラブとウクライナ市民をを代表して、DOMO ARIGATO GOZAIMASITAと、改めて皆さんにお伝えしたいと思います。

ゲディミナス・リムデイカより

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第35回東京国際映画祭 上映動員数・上映作品数ともに昨年を大きく上回る

2022年10月24日から11月2日まで、第35回東京国際映画祭が開催されました。

上映動員数/上映作品数は「5万9541人/169本(10日間)」(第34回:2万9414人/126本:10日間)、上映作品における女性監督の比率(男女共同監督作品を含む)は「14.8%(169本中25本)」、そのほかリアルイベント動員数は「5万0842人」、共催/提携企画動員数は「約2万人」となりました。

107の国と地域から1695本の応募があり、15作品が正式出品された今年のコンペティション部門の最高賞にあたる東京グランプリ/東京都知事賞は、ロドリゴ・ソロゴイェン監督によるスペイン・フランス合作映画『ザ・ビースト』が受賞。同作は最優秀監督賞、最優秀男優賞(ドゥニ・メノーシェ)も獲得し、見事3冠に輝きました。

全受賞結果は下記の通りです。

コンペティション部門▼東京グランプリ/東京都知事賞:『ザ・ビースト』(ロドリゴ・ソロゴイェン監督)▼審査員特別賞:『第三次世界大戦』(ホウマン・セイエディ監督)▼最優秀監督賞:ロドリゴ・ソロゴイェン監督『ザ・ビースト』▼最優秀女優賞:アリン・クーペンヘイム『1976』▼最優秀男優賞:ドゥニ・メノーシェ『ザ・ビースト』▼最優秀芸術貢献賞:『孔雀の嘆き』(サンジーワ・プシュパクマーラ監督)▼観客賞:『窓辺にて』(今泉力哉監督)

アジアの未来部門作品賞『蝶の命は一日限り』(モハッマドレザ・ワタンデュースト監督)

Amazon Prime Video テイクワン賞該当作品なし

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2022年国連軍縮週間 特別企画/パネル討論「核兵器禁止条約に参加する日本を 非核平和の世界とアジアのために ― 日本が取るべき選択は?」

半田滋資料ダウンロード 大久保賢一資料ダウンロード 土田弥生資料ダウンロード […]