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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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世界大会成功めざす行動月間のよびかけ

原水爆禁止2006年世界大会まで、残すところ2カ月となりました。
 今年の世界大会には、核超大国アメリカの横暴に立ち向かう世界的結集の場としてすでに内外から多くの期待が寄せられています。
 日本原水協は、先の常任理事会(4月)で6月、7月の2ヵ月を世界大会への代表選出を中心とする大会成功のための特別行動月間とすることを決めました。
 以下の文書は、「月間」のための「よびかけ」です。日本原水協を支えてくださっているすべての中央団体、都道府県原水協のみなさんが、それぞれの都道府県本部や支部、地域原水協と加盟団体にこの「よびかけ」を普及し、ただちに行動を開始してくださるようお願いいたします。


2006年5月26日 原水爆禁止日本協議会


2006年世界大会の成功をめざす全国行動月間(6月1日~7月31日)
草の根からの代表派遣、500万の「すみやか」署名達成のために全力をあげよう
                               2006年5月26日
                                原水爆禁止日本協議会
 原水爆禁止2006年世界大会が、後2ヵ月余りに迫りました。日本原水協は6月、7月の2ヵ月を世界大会成功のための特別月間とし、昨年を上まわる代表の派遣、500万の「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名の達成、国民平和大行進の成功、原爆症認定集団訴訟支援の4つの課題に全力を挙げて取り組みます。中央団体、都道府県・地域原水協のすべてのみなさんがそれぞれの分野から行動に立ち上がるようよびかけます。
 今年の世界大会にむけて、すでに反核平和団体、核被害者団体をはじめ世界のさまざまなNGOや非核国政府の関係者が大会への参加を表明しています。婦人国際平和自由連盟の事務局長スージー・スナイダーさんは、「世界大会に参加したことが私の人生を変えた。同じような経験を世界大会に来るすべての人たちにして欲しい」と語っています。
 被爆60年の昨年、核超大国アメリカの横暴で核兵器廃絶の「約束」が踏みにじられるのを見て、軍縮と平和を願う世界中の人びとが核兵器廃絶の世論をさらに広げ、強めるために行動することを決意し、世界大会への期待を寄せています。これらの期待に応えて、2006年世界大会を大きく成功させなければなりません。
 大会はまた、核兵器廃絶・被爆者援護の運動とともに、日本をアメリカの戦争に組み込む米軍基地の再編強化や核兵器の持ち込み、憲法九条の改悪などに反対する全国の非核平和の要求と運動を結集し、世界と連帯した全国的なうねりをつくり出す場でもあります。
 すでに、全国的にも5月6日に礼文島と夢の島を出発した国民平和大行進が、国民各層の非核平和の願いをつないで広島に向かって行進し、全国各地で昨年を上まわる代表派遣やこれを支える地域ごとの署名・募金行動、青年実行委員会の結成や世界平和フォーラム(6月23日~28日、バンクーバー)の取り組みなど新たな挑戦が開始されています。
 この動きを、核兵器廃絶を願うすべての団体、すべての市区町村での行動とし、2006年世界大会が核兵器のない新たな時代を切り開く上で画期的な成功をおさめるよう、以下の行動に全力を挙げて取り組みましょう。
1、日本原水協に加盟するすべての団体、都道府県・地域の原水協が、2006年世界大会成功のために昨年を上まわる代表目標を決め、署名と派遣募金を開始しましょう。
 2、世界平和フォーラム、世界大会、10月の署名国連提出などをめざして500万筆の「すみやか」署名を達成するために、全構成員に署名簿を行き渡らせ、行動をよびかけましょう。6月の6・9行動を全国すべての地域・団体の取り組みにひろげ、成功させましょう。大会への代表を先頭に、全国すべての市区町村で地域署名・国民募金に取り組みましょう。
 3、核兵器廃絶を願う国民にひろくよびかけ、国民平和大行進を成功させましょう。行進が通過するすべての地域で沿道署名や沿道募金に取り組みましょう。6月議会の機会を生かして、すべての都道府県、市区町村で首長、議会議長・副議長などに「すみやか」署名への賛同を要請し、行進ペナントを普及しましょう。
 4、原爆症認定集団訴訟の原告被爆者の声を全国の草の根にひろげ、被爆者支援の署名や募金を強めましょう。大阪地裁の勝利判決を確信に、広島、東京をはじめすべての地裁で勝利判決をめざしましょう。
 5、世界大会と「世界青年のつどい」に結集する青年、学生、高校生の取り組みを励まし、平和行進、署名・募金、実行委員会づくりなどでの青年の独自の取り組みを支援しましょう。
 6、大会成功の共通の力として、大会パンフの普及に力を入れ、パンフに基づく学習や討論をすべての地域や団体の基礎組織で取り組みましょう。核兵器のない世界を願う共通の印としてバッジ、ポスターなど大会資材をひろく活用しましょう。
 すみやかな核兵器の廃絶を!の声を全国に響かせ、憲法9条を守る運動や米軍基地強化反対など平和の行動の先頭に立って、8月、広島へ、長崎へ、反核平和の願いを総結集しましょう。

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