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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【東京】原爆パネル展「ケイショウ −あの日と今日を繋いで」実行委員 亀井杏寿さんインタビュー

学生による原爆パネル展・有志で結成された実行委員会が2月10、11両日、原宿のギャラリーで原爆パネル展「ケイショウ −あの日と今日を繋いで」を開催しました。責任者の亀井杏寿さん(津田塾大学2年)にお話を伺いました。

お洒落やスタイルを大切に

――  なぜギャラリーで展示しようと思ったんですか?

亀井 最初は大学の教室とかを借りて、安くやろうかなと思っていたんですけど、やっぱり若者向けっていう風に考えたときにお洒落とかスタイルとか大事と思って、お洒落な貸しスペースを探していて。

広島・長崎で学んだことを伝えたい

――  なるほど。じゃあ、きっかけは何ですか?

亀井 東京学生ツアーで原水爆禁止2018年世界大会-広島の報告会をした時に、被爆の実相などを自分自身が学びきれていないし、一昨年は長崎に行ったんですけど、その2年間で自分が長崎や広島で学んだことを伝えなきゃという思いを持ったのに、どれくらい伝えられたのかなって振り返ってみると、全然できていないなぁと思って、一応ゼミとかで呼びかけて「ヒバクシャ国際署名」を集めたりしたんですけど、それぐらいしかできていなくて。

――  何人分ぐらい集めたんですか?

亀井 5人分ぐらいです。

――  署名用紙1枚は埋めたというのは、すごいです。

亀井 今回何かできたらいいな、みんなでやればできるかなって思って。

――  じゃあ東京学生ツアーに参加したメンバー有志でという感じですか。

亀井 はい。

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【東京】学生有志が原宿のギャラリーで原爆パネル展「ケイショウ −あの日と今日を繋いで」を開催

学生による原爆パネル展・有志で結成された実行委員会は2月10、11両日、東京・原宿のChromatic Galleryで原爆パネル展「ケイショウ −あの日と今日を繋いで」を開催しました。実行委員の報告です。

2月10日、11日に行った原宿・Chromatic Galleryの原爆パネル展は110人の参加でした!!

この参加者の半分くらいはその場で興味を持って入ってくれた方でした。チラシを渡したり少し声をかけると「見たい」と言って入ってくれたり、歩きながらチラシをじっと眺めてくれてるなーと思ったらUターンして入ってくれたり…本当に色んな人との出会いがありました。

家族連れの方や2人組の方、若い人が興味を持ってパネルをじっくり見て、コメントを書いてくれる姿に胸が熱くなりました。「通りがかってよかった」というコメントを残してくれた大学生もいました。写真の鳩は、来場者のコメントです。この鳩がカラフルになって終われたこともとても嬉しかったです。

このパネル展を知ってきてくれた方々にはもちろん感謝の気持ちでいっぱいですが、やってよかったと思うのはそうした偶然の中でこの場を共有できたなと実感できたことです。伝えていくことやっぱりすごく大切だなと思いました。

このような経験ができた企画を提案してくれた後輩には感謝の気持ちしかありません!ありがとう!!

また、お借りしたギャラリーのホームページにも今回の企画が紹介されました。普段は企業などのアパレル関係のイベントに使われるギャラリーだそうで、紹介ページとしては中々の異色…このように紹介していただいたことも新たな広がりだなーと思いました。

実行委員の亀井杏寿さんのインタビューはコチラ

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【広島】東広島市原水協が新成人に「ヒバクシャ国際署名」を呼びかけると署名板を持って行き友人から集めてくれるなど過去最高数が集まる

東広島市原水協は1月14日、春を思わせるような温かい陽ざしの中、会場の東広島総合運動公園で式典を終え、友人・家族らとにぎやかに記念写真を撮っている新成人に「核兵器のない平和で公正な世界を実現しましょう。核兵器禁止条約を一日も早く発効させましょう!」「おめでとうございます。成人の日の記念にぜひ署名してください!」と「ヒバクシャ国際署名」を呼びかけました。

署名に応じてくれていた新成人に「この署名は国連に届けます」と話すと署名板を持って友だちのところに行き、署名を数筆集めてきてくれました。また成人式参加のお姉さんと一緒に来た小学生は、母親や姉が署名するのをじっと見つめていて、自分も書きたいと生まれてはじめての署名をしてくれました。

私たちは毎年市の教育委員会に署名許可を申し入れています。今年は会場入口から少し離れた場所になりましたが、少しでも目立つように工夫して横断幕、のぼりを立て、大型の折り鶴、広島・長崎原爆被害展示組写真も展示してアピールしました。

参加者14名、1時間ちょっとの行動で264人分の署名が集まりました。今までの最高の数でした。

(東広島市原水協・綿岡早苗)

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【大阪】核兵器禁止条約の発効にむけ、政治決戦の年にふさわしい活動を取り組もう!

大阪原水協通信1月号ダウンロード odessa.natashaescort.com

【長崎】核兵器禁止条約発効へ行動しよう 声をあげよう 2019年核兵器廃絶へ被爆地の運動の飛躍を 講演会「原水爆禁止運動と渡辺千恵子さん」〜1950年代を中心に〜

190104_長崎県原水協newsダウンロード

【長崎】1月2日から長崎原水協恒例の新春平和公園署名 気温3度の寒風の中 小学生が原爆被害展示写真の前から動かず食い入るように見る

190104_2019年長崎原水協だよりダウンロード

【山梨】「原爆の絵」展 (2018年12月10日〜14日)ニュースNo.5(最終号)

「被爆者援護・連帯募金旬間」に呼応した、「原爆の絵」展 12月14日 (2018年12月10日〜14日)ニュース No.5(最終号) 主催 山梨県原水協 後援 山梨県原水爆被爆者の会 5日目、(最終日) 来場した方は、午前57人、午後116人、夕方17人 合計190人 援護・連帯募金は、 24.254円 ヒバクシャ国際署名は 43人分 でした。

*「原爆の絵」のすべてのデータが欲しい、高校生に見せたい 「ぜひとも高校生が描いた『絵』を見たいと思ってきました」郡内A高校の美術部の先生が、大月市の方に案内されて来場しました。すべての「絵」を見た先生は、この絵を自校の生徒たちにも見せたい。「データ」をどこで手に入れられるかと質問。広島平和記念資料館のことを案内しました。先生は、地域の空襲のことを紙芝居にする取り組みをはじめたばかりとのこと。「原爆の絵」が戦争のこと、核兵器のことなどを高校生に伝えていくきっかけになると思われたようです。

*昨日、今日と二度も来場、「絵」を見て1万円を募金 岩手からお友達のお見舞いに来られたという80歳代の女性は、2日続けて来場。「昨日は募金が少なかったので今日も来ました。役立ててください」と募金してくださいました。(これには担当者一同びっくり。そして大感激でした)

*メキシコ国籍の方が、絵を見て、署名に応じてくれました

*年配の方 「甲府空襲で親族をなくした。戦争はいやだ」と語り、署名と募金に協力してくれました。

*甲斐市の60歳代の女性 「広島も長崎も行き、平和資料館を見てきました。今日見た絵は生々しく描かれている」と話し、署名、募金に応じてくれました。 「原爆の絵」展(5日間)のまとめ 来場した方は合計 804人でした。 援護・連帯募金は、60,218円になりました。 ヒバクシャ国際署名 184人分でした。 今回の「原爆の絵」展は、原水協加盟団体、協力関係団体14団体、のべ50人の方の協力で取り組まれ、成功させることができました。 厳しい寒さのなかでしたが、当番担当のみなさんには、被爆者援護・連帯旬間に呼応する取り組みの意義を受けとめ支えていただきました。 来場者のみなさんは、各号のニュースで紹介したように、高校生が描いたリアルな絵に驚くとともに、核兵器は二度と使われてはならないとの思いを強く持たれたのではないでしょうか。今回の取り組みを確信にして、さらに全県各地の地域、職場、学園に広げていきましょう。

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【山梨】「原爆の絵」展 (2018年12月10日〜14日)ニュースNo.4

「被爆者援護・連帯募金旬間」に呼応した、「原爆の絵」展 12月13日 (2018年12月10日〜14日)ニュース No.4 主催 山梨県原水協 後援 山梨県原水爆被爆者の会

4日目、 来場した方は、午前27人、午後78人、夕方20人 合計125人 援護・連帯募金は、 8,430円 ヒバクシャ国際署名は 23人分 でした。

*高齢の女性が、絵をしっかり見て、語りました 「被爆者が被爆の事実を語ってくれる。それを若い高校生が絵にした。どんな思いで描いたのでしょうね。絵を見ていると胸が熱くなります。こんな『絵』のような状況にならないためにも平和が大切と思います」と署名と募金。

*戦時中学童疎開をしたという年配の女性 「私は学童疎開で助かったけれど、父親は東京大空襲で命を落とした。こんな『絵』を見ると思い出す。無差別爆撃に怒りを覚える」と語りました。

*被爆二世という女性 「広島出身です。私の父親が被爆しました」と署名と募金に応じました。「高校生が描いた絵に心うたれました。長い時間をかけて被爆者の話を聞き、それを受けとめてよくわかる絵を描いたのですね。その思いがよくわかりました」

*岩手県から知り合いのお見舞いに来られたご夫婦 「こんな怖いこと。あってはなりません」「二度と繰り返してはならないです」と語っておられました。

*平和資料館を見たという中年の男性 「旅行で広島の平和資料館を見学した」「改めて、この絵を見て核はダメだと思う」と語り署名と募金に応じました。

*40代の女性 「見ていて、胸が苦しくなった。原爆はなくしてほしい」

*東京から来たという方 「駅構内でこんな展示ができるなんて、甲府ってすごいですね」

*当番担当した民医連のYさんの一言 「短時間担当しました。会場に来られた方にお声をかけて、募金や署名を丁寧にお願いすることが大事だと思いました。どんな受けとめをされておられるのか伺うと私たちのやっていることがみんなの心に届いているんだと確信になります」

*新婦人で担当したFさんの一言 「演劇で『あの夏の絵』を観たこともあり、どんな気持ちでこの絵が描かれたか、展示された全部の絵を見て改めてよくわかった。同じ世代に見てもらうことが大事ですね」

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【山梨】「原爆の絵」展 (2018年12月10日〜14日)ニュースNo.3

「被爆者援護・連帯募金旬間」に呼応した、「原爆の絵」展 12月12日

(2018年12月10日〜14日)ニュース No.3

主催 山梨県原水協 後援 山梨県原水爆被爆者の会

「原爆の絵」を見た人々は、驚きや恐怖、「この世にあってはならないことだ」など衝撃を受けていました。20代〜30代の来場者も多く熱心に見てくれました。高校生の「絵」を通して被爆の実相を知らせることは、若い世代の中にも核兵器廃絶の広範な世論をつくる力になることを教えています。

3日目、 来場した方は、午前43人、午後70人、夕方62人 合計175人

援護・連帯募金は、 12,749円

「ヒバクシャ国際署名」は45人分 でした。

*小学生と引率の先生が揃って見てくれた

甲府市の裁判所とYBS(民間放送)を見学した小学生たち12〜13人と先生が待ち合わせの時間に一緒に「絵」を見てくれました。ある子は「怖い絵ですね〜」と一言。

*50歳代の男性

「これは、二度と見たくない光景ですね」と衝撃を受けた様子。署名と募金に応じてくれました。

*大学生の一言 「ひどいですねー」

「原爆のこと、被爆者のこと、話に聞いたことはあるが、このような『絵』で見ることは初めてです。ひどいですねー。核兵器はよくない」と語り、「ヒバクシャ国際署名」にサイン。

*60歳代の男性

「以前、山梨大学におられた被爆者の高橋先生の話を聞いたことがある。核兵器はなくしたい」と署名し、千円の募金をしてくれました。

*70歳代の女性

「8月6日は私の誕生日、8時15分にはいつも黙祷している。こういうのを見ると黙って通り過ぎる訳にはいかない。核兵器はなくしてほしい」と言って署名。

*15歳の時、学徒動員で長崎にいたという80歳代の女性

「こんなもんじゃない、イワシを焼いて並べたようだった」と話してくれました。

*40歳代の女性

「署名もあります」とおすすめしたらすぐ署名、すべての絵を見て千円募金。

*「あの夏の絵」公演を見た方が署名し、募金もしてくれました。

*広島出身、「母と姉が被爆した。姉は目も悪くした」。署名、募金をしてくれました。

*「広島の高校生が描いた絵」との説明に驚いた夫婦がいました。署名、募金に協力。

*平和委員会の会員さん。何度も行き来して絵を見ていました。

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【山梨】「原爆の絵」展 (2018年12月10日〜14日)ニュースNo.2

「被爆者援護・連帯募金旬間」に呼応した、「原爆の絵」展 12月11日 (2018年12月10日〜14日)ニュース No.2 主催 山梨県原水協 後援 山梨県原水爆被爆者の会 甲府盆地が底冷えする寒さの中での「原爆の絵」展となりました。当番を担当した皆さんは、ホッカイロで体を温めながら、来場者と対話し、「ヒバクシャ国際署名」や被爆者援護・連帯募金を訴えました。寒い中でも、絵を食い入るように見るシニアの方が何人もおられました。 2日目、 来場した方は、午前35人、午後57人、夕方26人 合計118人 援護・連帯募金は、 2,875円 ヒバクシャ国際署名は 17人分 でした。

*年配の男性 「孫にこの絵を見せたい」 「この原爆の絵展は、いつまで開いていますか」と問いかけてきました。なぜかと聞いたら「孫にこの高校生が描いた絵を是非見るように伝えたい」とのこと。若い世代に被爆の実相を伝える大事さを実感されたようでした。「ヒバクシャ国際署名」に応じていただきました。

*熟年の女性、「安倍首相にもの申す」 「被爆国日本の政府は、なぜ、核兵器禁止条約に賛成しないのか、安倍さんはおかしい。すぐにでも署名、批准すべきです」

*「あの夏の絵」山梨公演で呼びかけ人になっていただいた大学教授 「あの夏の絵の公演は良かったですよね」と声をかけてくださり、募金と署名に協力してくださいました。(高校生が描いた絵の物語「あの夏の絵」を青年劇場が10月に公演)

*「写真を撮っていいですか」と何枚も撮っておられた方もいました。

* 当番にあたった担当者が、「原爆の絵の解説資料」を読んで感動 会場には、広島市立基町高校の生徒が描いた126枚の全ての絵を記録した資料が置いてあります。悩みつつ証言した被爆者の言葉、自らは知らないことを被爆者の証言を頼りに描いた高校生のコメント、その共同作業が紹介されています。「高校生のナマの言葉に感動した。これをたくさんの人に伝えたい」とは、担当した方の実感です。

* 今日の担当者の感想一言 「原爆の絵」を見る方は、どなたも、二度とこんな悲惨なことを引き起こした戦争は絶対にいけない。この想いといまの安倍政治がおかしな方向に行っていることを重ね合わせて考えている。それが共通していると思う。

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【山梨】「原爆の絵」展 (2018年12月10日〜14日)ニュースNo.1

「原爆の絵」展 (2018年12月10日〜14日)ニュース No.1 主催 山梨県原水協 後援 山梨県原水爆被爆者の会

12月10日、午前9時から「被爆者援護・連帯募金旬間」に呼応した、「原爆の絵」展が始まりました。午前8時30分から原水協、ユーコープ、山梨民医連、平和委員会のみなさんが参加して展示の準備。パネルを組み立て、「原爆の絵」をパネルに貼り、「ヒバクシャ国際署名」、被爆者援護・連帯募金箱、訴えのチラシを机に並べて、来場者を迎えました。 展示の準備をしている最中から、「絵」に見入る人もありました。

初日、 来場した方は、午前78人、午後80人、夕方38人 合計 196人 被爆者援護・連帯募金は、 11,910円 「ヒバクシャ国際署名」は、56人分 でした。

*広島から甲府に訪れたという方 「広島での出来事をこんな形で知らせていただくことに感激した。写真を撮ってもいいですか」と聞き、展示の絵を何枚も撮っていきました。

*甲府市の駅の近くにお住まいという方、(絵をじっくり見た後)署名に応じ、対話に。 「最近の世の中は、きな臭い。大量の武器を買い込んだりして。昔に逆戻りか?政府の税金の使い方がおかしい」と憤懣やるかたないという。

*静岡から石和温泉に来たというご夫婦 ゆっくり時間をかけて、すべての「絵」を見た後、署名と募金に応じ対話に。 「この絵はいつ描かれた絵なのですか」と質問。「原爆のことを直接知らない高校生が描いた絵、すごいことですね」と。

*涙ながらに「絵」を見たという年配の女性 炎の中、建物の下敷きになり、助けてと叫び、通りがかりの人の足を掴んでいる絵を指差し「涙が止まらない」と語り、署名し、募金に応じておられました。 *山梨大学付属小学校の子どもたち 下校時30人ほど見てくれた。絵を見ながら「怖いね」と。 *甲府に疎開した人 東京で空襲に遭い、「戦争は嫌だ」と語り署名と募金。

*子ども連れの若いお母さん 絵を見ながら「戦争は二度とごめんです」と。

* 当番にあたる方へ 気温が低く、寒い日が続きます。 防寒対策をしっかりお願いします。 ホッカイロなどの用意もお願いします。

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【日本原水協】雨の中でも署名と被爆者募金を訴え2018年最後の6・9行動

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【栃木】県原水協 第43回定期総会開かれる

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【いわさきちひろカレンダー】福島を忘れない! 被災地に届けて7年 “ちひろカレンダー”に明るい笑顔

日本原水協は11月13、14両日、東日本大震災と福島第一原発事故被災地への「ちひろカレンダー」贈呈ツアーにとりくみました。昨年から、未来を担う子どもたちに希望を届けようと、小中高生を対象にカレンダーをプレゼントしています。今年は福島県双葉郡の富岡町と広野町の2町、いわき市の小中高生(約700人)に届けました。

学校再開に喜び 未来みつめて

最初にカレンダーを届けたのは、福島県双葉郡富岡町にある町立富岡小・中学校です。富岡町は昨年4月に避難区域が解除されて町民が帰還。今年4月に富岡小・中学校が再開されました。生徒数は小中あわせて20人です。現在も、18歳以下の富岡の子どもたち1800人(福島県調べ)が県内、県外で避難生活を送っています。

中潟宏昭校長先生が、震災について説明。7年前、震災・原発事故での突然の避難生活を強いられた子どもたちは、「どうして転校するの?」「友達はどうしてるの?」「いつ会えるの?」「富岡に帰りたい」との思いを募らせていたこと。4月の入学式当日には、約500人の町民が駆けつけて盛大にお祝いしたこと。初めての学校集会のテーマを「自分の命は自分で守る」とし、津波から逃れるために全校生徒が2km離れた高台に駆け足で避難したことを追体験する授業もしていることなど熱心に話してくれました。

広島・長崎原爆被害展示組写真を贈呈したところ、翌日に広島原爆資料館の協力を得て、インターネットのライブ中継で被爆証言を聞く予定であることを知り、平和教育にも力を入れていることも分かりました。

富岡町立富岡小学校・中学校の中学3年生の2人がカレンダーを受け取ってくれました。郡山市や広野町からの転入で、ジャージが違っています。

次に、隣町の広野町にある福島県立ふたば未来学園に届けました。修学旅行に昨年は沖縄、今年は広島に行っているとのことです。応対した山本健弘教頭先生は、来年完成する新校舎にはカフェをオープンして、農業科の生徒が育てた農産物を使ったケーキなどを提供し、地域の人達とのふれあいの場にしたいと語り、「みなさんもまた来年、カフェに来て生徒と交流してください」と期待を述べました。

“震災を忘れず未来へつなげます”

翌日、いわき市四倉町にある四倉中学校に届けました。四倉中学校は、7年前の大震災で津波が1階の上まで達し、その後、耐震工事を経て現在266人の生徒が通っています。いわき市にはいまも約6000人(2700世帯)の富岡町民をはじめ多くの被災者(家族)が避難生活を送っています。

鈴木正人校長先生と教頭先生が応対。教頭先生は、「震災直後は報道でとりあげられたが、今はほとんど報道されなくなった。震災そのものが忘れられる状況を大変心配している」と語りました。

生徒会長の男子生徒とJRC(青少年赤十字)会長の女生徒が代表してカレンダーを受け取ってくれました。安井正和事務局長は、ちひろの絵は、戦争の対極である平和の象徴として子どもを描いており、愛と平和のメッセージを伝えていること、震災を忘れず、未来にむけて頑張って欲しいと激励しました。

二人は、「震災の時は小学校1年生で、今でも記憶に残っています。このカレンダーを見て震災を思い出し、未来につなげていきたい」と明るく受け取ってくれました。

四倉中学校のウェブサイトでカレンダー贈呈が紹介されています。

最後に、いわき市小名浜にある県立いわき海星高校(元小名浜水産高校)に贈呈しました。

子どもたちの未来のために

今回の贈呈ツアーには、地元福島県原水協から二階堂次男代表理事、石堂祐子事務局長、いわき市原水協事務局長の井田玲子さん、相双原水協の大内秀夫さん、東京原水協の吉田孝喜事務局長、神奈川県原水協の笠木隆事務局長、昨年も参加した大阪市在住の酒徳溢子さん、東京から福島まで車の運転をしてくれた自交総連東京地連青年部の千葉泉さん、小嶋隆二さん、清水議一郎さん、日本原水協から事務局長の安井が参加しました。

参加者一同、「福島を忘れない」「子どもたちに明るい未来を」「来年もちひろカレンダーを届けよう」の思いをいっそう強くしました。今回訪問できなかった浪江町、南相馬市、飯舘村など、引き続きカレンダー贈呈をおこないます。カレンダー贈呈募金へのご協力を心からお願いします。

(日本原水協事務局長・安井正和 詳報は『原水協通信』12月号にて)

自交総連東京地連 千葉泉さんの感想

前年に引き続き、今回も運転手で参加させていただきました。未曾有の大震災、復興に時間はかかるでしょうが、あれから7年もたっているのに、大型ダンプが走り回り、除染で出た黒い大きな袋は仮置き場に置かれたまま、真新しい高い堤防が続き、そばを走る道からは、海がまったく見えません。かさ上げされた土地には、まばらにしか家は建っておらず、町に人が戻っている気配はあまりなく、町はまだ甦っていません。津波はともかく、原発事故は人災です。これ以上稼動させるべきではないと感じます。その被災地でがんばっている方々に、ちひろの絵を見ていただいて、少しでも優しい気持ちになっていただければ幸いです。微力ながら、このツアーに協力できたことに感謝します。ありがとうございました。

自交総連東京地連青年部 東都労組 千葉泉

このキャンペーンは全国のみなさんからの募金によって支えられています。愛と平和を願うちひろカレンダーを被災地へ贈呈する募金運動にぜひご協力をお願いします。 郵便振替口座(00110−9−1780 原水爆禁止日本協議会)に<被災地カレンダー>と明記してお振り込みください。 *郵便振替の「控え」を領収書に代えさせていただきます。 […]

【いわさきちひろカレンダー】福島県いわき市立四倉中学校と、福島県立いわき海星高校に贈呈

全国から寄せられた募金で被災地にいわさきちひろカレンダーを贈呈するツアーで福島県を訪れている酒徳溢子さんのリポート第2弾です。

ちひろカレンダー贈呈ツアー2日目

福島県のいわき市立四倉中学校を訪問しました。ここは、1階の上まで津波に浸かった学校です。震災の後、窓ガラスに飛散防止フィルムを張り、耐震工事をしましたが、外壁まできれいにすることは、まだできていないと聞きました。

ちひろカレンダーを受け取った二人の生徒は、「震災の時は小学1年生でしたが、よく覚えています。いただいたカレンダーを見て、震災を忘れないで未来に繋げたいと思います」と、力強く話してくれました。

日本原水協事務局長の安井さんからちひろカレンダーを受けとる生徒会長(男子生徒)と青少年赤十字ボランティアの女子生徒。

校長先生は、線量は下がってきているが、原発事故は風化していっている。戻って来てほしいのに戻って来れない地域は大変。切なくなる、と話されました。また、平和学習に使ってくださいと、原爆被害展示組写真も贈呈しました。

校長先生も、ちょっぴり照れてちひろカレンダーを受けとりました。

2校目は、いわき市の小名浜にある福島県立いわき海星高校です。前の小名浜水産高校から、現在の名前になりました。進学・就職率100%、卒業までにいろんな資格を取ることができる、人気の高校です。生徒たちは、学校生活を充分に楽しんでいる様子が伺えました。

県立いわき海星高校には、450本のちひろカレンダーが贈られました。

昼休みの時間を割いて、2人の生徒代表がちひろカレンダーを受け取りに来てくれました。

県立いわき海星高校の生徒会の2人が、昼休みにちひろカレンダーを受け取りに来てくれました。

今回は、自交総連の青年部の3人が参加し、東京から福島への車の運転をしてくれました。それぞれ違うタクシー会社のタクシードライバーです。そして、初めて参加したメンバーは、いっぱい吸収したようです。福島県原水協、いわき原水協の方たちにもお世話になりました。ありがとうございました。来年の日程を決めようという話まで出たり、もう行く意欲満々のみんなでした。

今回は7名でちひろカレンダー贈呈ツアーに参加しました。日本原水協、東京原水協、神奈川県原水協、自交総連の青年部から3名(1名は話し中で写ってない)そして個人参加の私。お世話くださった福島県原水協といわき原水協のお二人と一緒に記念撮影。いわき海星高校の生徒たちが「シャッター押しましょう」と笑顔で協力してくれました。

震災・原発事故は、まだ終わってはいません。これからも忘れない、そして寄り添っていきたいと、強く思いました。

このキャンペーンは全国のみなさんからの募金によって支えられています。愛と平和を願うちひろカレンダーを被災地へ贈呈する募金運動にぜひご協力をお願いします。 郵便振替口座(00110−9−1780 原水爆禁止日本協議会)に<被災地カレンダー>と明記してお振り込みください。 *郵便振替の「控え」を領収書に代えさせていただきます。 […]