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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

2014年原水爆禁止国民平和大行進<沖縄−広島コース>渡邉正郎さんの行進日記(6月7日奄美・鹿児島~)

鹿児島行進

沖縄をスタートしてから22日目、鹿児島に入って12日目、後3日で熊本です。

沖縄は、基地撤去、辺野古への新基地建設許すな、秋の沖縄県知事選に何としても勝利させよう。こうした思いは行進している時でも、出発や終結集会のときでも強くあらわれていました。地元を離れる時には、そこの実行委員の方から知事選のときには是非沖縄に来て下さい。知事選応援頼みますよ、などと言われて別れることも度々でした。

鹿児島では、薩摩川内市にある九電の原発再稼働をめぐって、大きな関心となっていることが行進中のシュプレヒコールや参加者が持ち寄る要求ステッカーでも、集会や休憩時中の話題などで実感しました。

6月20日(金):日置市役所前駐車場9時集合、副市長と面会・要請。出発集会には26人参加、出発9時40分。市来(いちき)にて昼食休憩。午後、いちき串木野市役所に向けて行進、参加者24人。いちき串木野市長・副市長と面会、要請。アピール署名、募金いただく。

6月21日(土):(前日市長に要請済)朝8時30分いちき串木野市役所集合、出発集会・9時ごろ薩摩川内市役所に向けて出発(9人)。途中ドライブインにて昼食。終日大雨。川内市には3時過ぎ到着(19人)・終結集会。いちき串木野市議会議員福田道代さんの話、人口3万人弱、「避難計画もなく、再稼働に反対する」住民署名を5月10日からスタート。6月20日時点で1万5千を超え住民の過半数を突破。これには、再稼働反対を支持し、大阪・神奈川・大分など、県外からも寝袋持参や安ホテルを利用して個人で参加する人もいる。薩摩川内市議会議員井上勝博さんの話、再稼働問題での住民アンケートを開始、1,000枚ほどの回答では、約85パーセントが再稼働に反対。理由に、①福島の事故、原因も分からず、収束もしていない。②稼働すれば危険な原発のゴミが際限なく出る。③親として、子どもや孫に負の遺産を残したくない。などが多く、他に「交付金」という金で左右されたくないといった意見も出ているとのことでした。

土砂降りの雨の中の行進初体験

いちき串木野市役所から薩摩川内市に向けての行進は大変な雨でした。途中ドライブインにて昼食。昼食後の行進も土砂降りの雨、こんな雨での行進は初体験です。参加者もさすがに少なく、それでも通行する車からクラクションを鳴らし、わざわざ窓を開けて「頑張って」とか手を振っての応援に、行進に参加した皆さんは最後まで行進旗を先頭に元気に歩くことができました。

6月21日現在、横田基地実委作成のDVDを178枚普及。体調良好、洗濯回数8回、鹿児島の焼酎、旨いです。

鹿児島のこと

桜島、昨年の爆発回数は800回を超え、爆発規模、風向き・強さによって降灰の量、場所も違い、厄介者でも名物。地元の人から灰の洗礼を何度受けたか尋ねられましたが、私はまだ一度も受けず、行進はもう熊本に近いため、洗礼は幻に終わりそうです。

「つけもん」―大根をスライスした浅漬けのようなもの。回転寿司のテーブルにガリ(生姜漬け)が入っているような容器にこの「つけもん」が入れて置いてあり、ソバ屋であろうがカレーショップであろうがラーメン屋にも居酒屋にもファミレスにもあります。メニューを見て注文をすると、早速この「つけもん」を小皿に取り出し、注文品が届くまで子どもでも若い女性でも箸でつまんで食べるそうです。なくなればまた小皿に移して食べます。味は塩と酢それぞれ薄く、食感はシャキシャキ、ポリポリいくらでも。お陰でこの「つけもん」は、鹿児島にいる間たくさん食べました。

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