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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【2014国際青年リレー行進】マギティング・ファブロスさんの日誌(5月19日)

5.19(1)

湯河原から静岡への引き継ぎへ

平和行進を歩くのも今日で最後! うーん、すごい!

神奈川県内の平和行進が13日間、約1000人の人々と何事もなく歩き通し、とてもいい調子なのにもうすぐ終わるのは嬉しくも複雑でした。もちろん、毎日一緒に歩いた仲間とお別れすることを思うと、ちょっと悲しいです。

昨晩、アーサー(AJ)に行進について話し、彼は神奈川県原水協といっしょに行進するみなさんに歓迎されました。今日、彼と一緒に歩くことにとてもわくわくします。というのも、今日初めて、国際青年リレー行進を引き継ぐからです。

行進は湯河原観光会館から始まります。田中さんと会うたびに、彼はいつも私の肩をぽんぽんと叩いて、私がいなくなると寂しいと言っているように首を動かします・・・。ハハハ… 私も同じ気持ちです。田中さんは私がジェスチャーで会話することが一番多かった仲間の一人だったので。いつもジェスチャーでコミュニケーションをとり、本当にお互いを理解しあってきました。彼が私と触れあうことで少しは英語を学べていたといいのですが。一緒の行進が終わる前に、お別れする時間をくれるそうです。

5.19(2)

今日は平和行進にたくさん参加していました。もしかすると今日の引き継ぎ集会にわくわくしていたのかもしれません。彼らは神奈川県内の平和行進が成功を収めたことをとても誇りにしています。

生協のみなさんは、大きな隊列で、自分たちの平和の旗を持って行進に参加しアピールしていました。相模原水協や新婦人、日本被団協など、たくさん参加していました。

大熊さんがギターを弾いていたのも印象に残りました。

意気高く行進が始まりました。湯河原の通りを、大熊さんがギターを弾き、アーサーがジャンベを、私はタンバリンを叩きながら行進しました。歩きながら平和行進の歌も歌いました。とても素晴らしい経験で、連携は抜群でした。

湯河原町役場近くの地域の公園で休憩しました。湯河原町は神奈川県での最後の自治体です。町の職員のみなさんに歓迎され、アーサーが平和行進の感じをつかみ、歩くペースとお天気を知る機会になりました。

5.19(3)

早めの昼食に、中華の弁当を食べました。引き継ぎ集会がすぐ始まるからとのことでした。わくわくします。

松平晃さんと大熊さんが、2人の歌手と一緒に道のそばで歌っていました。アーサーと私は大熊さんとまた即興演奏する機会がありました。町の中心部を歩いて、ついに静岡のみなさんが迎えてくれる公園に着きました。気持ちが高ぶってわくわくしました。

笠木さんと片野さんとともに、静岡県原水協や静岡の団体のみなさんにあいさつしました。大熊さんや松平さんと演奏するうたごえのグループもいました。彼らが私たちに拍手をしてくれるのを見て感動し、こみ上げるものがありました。

今日について言うと、私はローマ字で書いたスピーチを読むことはしません。というのは、私のそばに同時通訳に長けているかじやんがいたからです。事前にスピーチの中身を伝えることさえできませんでした。よくがんばったかじやん!

私はアーサーに青年リレー行進旗を無事引き継ぐことができました。彼の情熱と人をわくわくさせる力が、静岡で平和行進を歩く人々と出会い彼らを助けるだろうと感じられました。

竹田さん、田中さんと熱い抱擁を交わしました。ガンバッテクダサイ!

そして神奈川県の平和行進の責任者だった笠木さんも喜んでいるのがわかりました。日本原水協や東京原水協に感謝します。そしてもちろん、神奈川県原水協の、特に笠木さんに感謝します。彼が、平和と正義、非軍事的な社会、原子力ではないクリーンな再生可能エネルギー、良い統治、全ての人への人間らしい仕事など、多くのことを求める運動で、みんなを率いてくれたのです。

平和行進は一日に15~20キロを、6~8時間で歩くというだけのものではありません。平和行進は、広く人々を組織することであり、街頭の人々の目に触れ、声を聞いてもらうことであり、最高の形のボランティア活動でもあります。青年平和リレー行進を歩く私たちにとっては、広島に向かう行進に海外からの青年が一緒に参加し、並んで歩きたいという連帯の気持ちを表すことです。あらゆる努力、集団、才能、アイデア、旗、横断幕が合わさり、一つの大きな力となって、平和行進のもつ力を示し、平和行進がやって来たよとみんなに伝えるのです。平和は可能だということを示すのです。

平和行進です!ありがとうございます!

(翻訳:梶原 渉)

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