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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

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【群馬】2016年原水爆禁止国民平和大行進の実行委員会を結成

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4月16日午後、2016年群馬県平和行進実行委員会が開かれました。

最初に昨年の平和行進DVD「一歩でも二歩でも」を視聴して、自己紹介をかねて感想を語り合いました。「2度見たが新たな発見もある。県内にも富岡市の職員ぐるみの出迎えや、保育園児の行進や歌で歓迎する藤岡市など、感動する場面がある」(小田暁夫代表理事)、「渋川地域は3つの自治体で市長らがあいさつする。今年は庁舎の敷地内だけでも一緒に行進するよう働きかけたい」(佐藤明さん)。ドキュメンタリー映画の感動や行進に役立つ場面があることが語られました。この日3本のDVDが販売されました。

このあと、滝沢俊治原水協代表理事は「核兵器の廃絶は憲法の完全実施と一体。平和行進を意気高くとりくもう」とラッセル・アインシュタイン宣言も引用して、戦争の廃絶を呼びかけました。

滝沢代表理事

コープぐんまの木村利行さんは「沖縄戦跡めぐりや8月に広島へ高校生までの少年少女を送る」など紹介。「平和行進は地域ごとに判断して参加したい」とあいさつしました。

木村さん

鬼形正弘群馬原水協事務局次長が役員・事務局体制を提案。コープぐんま理事長の梅沢義夫さんら6氏を代表委員に、鬼形事務局長ら4人の事務局員を提案し、承認されました。

鬼形事務局次長

実施計画については「例年より何か一つでも前進させよう」「すべての自治体に新しい情勢の変化を伝え、被爆者の訴える新署名や首長も歩いてもらう」「国への意見書提出を要請」などの提案を熱心に協議。予算やペナントの配分なども含めて確認しました。

県内通し行進者の伊藤国夫さんは、12年目に挑む決意を述べました。群馬は7月8日に碓氷峠で長野から引き継ぎ、18日に上武大橋で埼玉へ引き継ぎます。

12年目の県内通し行進の決意を述べる伊藤さん

(群馬県原水協・古沢孝一事務局長のFacebook投稿より)

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【群馬】原水協・原水禁・被爆2世の個人と群友会(原爆被災者の会)の須藤会長が懇談

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被爆者が訴える核兵器禁止・廃絶の新国際署名に応えて岩手・青森・愛知・群馬・兵庫で署名行動

160411_活動交流ニュース

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【日本原水協活動交流ニュース】あらゆるつながりに声かけビキニデーへ【三重】県原水協事務局長のつながりで参加が増える【群馬】平和運動などの後継者づくりも視野に入れ

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【群馬】「原爆と人間」展3日目 子ども連れのママら350人を超える来場。〜被爆2世も来場、今後のとりくみに嬉しい交流〜

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市民が描いた原爆の絵を見ながら語り合う親子連れも多数来場しました。

「原爆と人間」展の最終日。群馬県民の日の28日、学校が休日となり県有施設が無料開放とあって、原爆展にも多数の来場がありました。

県庁に立ち寄った帰りに足を止める会社員と親子。

昼頃には200人を超え、最終日の午後4時までには350人以上の来場に。3日間で650人を超える人々に、被爆者の声が届きました。

被団協の作成した旧被爆写真パネルの前で、おばあちゃんが孫に話しかけています。

古い友人のT子さんも「何度見ても胸がつまるね。何か手伝えることあれば今後も情報を」と嬉しい言葉も。

この日も群友会会長の須藤叔彦さんの長崎の被爆体験がDVD上映されました。

スーツ姿の紳士は、誰かと思ったら被爆2世の宮原謙一さんでした。父親の文雄さん(元共産党群馬県委員長)は軍人だったため、広島で入市被爆されすでに他界しています。謙一さんは、この夏に再開された原爆犠牲者の慰霊祭に参加してくれました。「昨年、群馬県から広島の平和式典に参加できないかと声がかかり、行って来た」などの意外な情報も語り、「被爆2世として何かしなければと思っていたところだ」と嬉しい言葉も。

今後、被爆体験を引き継ぐことや、2世、3世の組織化などに意見交換し、協力し合うことになり、開催して良かった!と改めて実感しました。

被爆の実相を伝えることと核兵器廃絶の運動は車の両輪です。パネル写真はこの夏の原爆ドームと、新たに国連の軍縮担当上級代表となって世界大会であいさつしたキム・ウォンスさん。

アンケートの感想もたくさん寄せられました。一部を紹介します。「県民の日に“花然ゆ館”に来て、出会えて良かった。恒常的に開いて特に若い人、子どもたちに知ってもらいたいです」(60代女性)「良い展示でした。毎年おこなえればいいですね」(60代男性)「こんなたいへんなおもいがあったのを、はじめてしってかなしかったです」(小学生男子)「こんな悲惨な時代があったのだと思うと悲しい かわいそうでならない。なぜ人間は核などをつくったりするのか。人間の能力は人を愛し、自然を愛するために使われなければいけない」(50代女性)

丁寧に見た後、感想文を描いてくれた小学生。この間お母さんは黙っていて、無理にはすすめませんでした。子どもの意見表明権を大事にされているようで、きっと自分で考え、意見を述べる大人になるでしょうね。シールズの学生さんのように。

群馬県の後援をいただきましたが、国際戦略課の橋本良子さんには搬入やらDVDモニターの管理など大変お世話になりました。またNPT行動の記録を提供して下さった角田行生さんや、写真パネル加工に協力いただいた黒崎晴夫さんの2人の写真家にも感謝です。

来場者には、はだしのゲンのイラスト入りの国際署名のリーフが参考資料として配られました。左は群馬原水協事務局次長の丹羽政文次長です。

これを機会に、県知事の核兵器廃絶署名への賛同や、被爆者援護を含めた県の平和行政の前進が計れることを期待します。

(群馬県原水協事務局長・古沢孝一)

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【群馬】国連軍縮週間に呼応「原爆と人間」展2日目。〜地元紙報道、被爆者の須藤会長ら来場“被爆者の絵が心にきた”と高校生〜

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吹き抜けの2階から俯瞰してみました。会場全体の一部です。

27日の原爆と人間展は、「上毛新聞」が第2社会面に紹介してくれたこともあり、大勢の市民らが来場。2日目は昨日の倍近い200人を超える来場者でした。

上毛新聞が2日目に掲載してくれました。3日目も「新聞を見た」という方が何人もいました。

被爆者団体群友会会長の須藤叔彦さん(86)も「私のDVD上映もあると報道されたので」とタクシーでかけつけました。

長崎の被爆体験を収録したDVDを見直す須藤さん(群友会会長=中央)

須藤さんは、この夏の原爆犠牲者慰霊式には体調が優れず参加できなかったため、お元気そうな姿に一同大喜び。モニター画面の前で約2時間、自ら語った長崎での被爆体験を確かめるように見入っていました。

須藤さんの隣で、「群馬大学の学生時代は後輩でいっしょだった」という吉田さんが「この方の記憶力は抜群だ」と話しかけて来ました。「須藤さんは、隣りにいるこの方ですよ」と紹介したら、びっくりされ、数十年ぶりの対面に拍手を交わした場面も。須藤さんには、帰り際「年末には被爆者連帯の募金を届けます」と伝えました。

群馬大学の学生時代の後輩という吉田さん(左)が来場し、須藤さんと再会。「須藤さんは医学の道に進むと思っていた」と吉田さん。須藤さんの父親は医者でした。須藤さんはDVDで長崎の被爆の中心地で、母親、妹、祖母を亡くし、父親と荼毘に付したことを語っています。

群馬県議の酒井宏明夫妻や、NPT行動の写真を提供してくれた角田行生さん(渋川市・県展:写真部門役員)、甘楽町町議の山田邦彦夫妻なども来場。

酒井宏明さんと奥さんのすみえさんも来場し、丁寧に見ていただきました。酒井県議は、2月の県議会で大沢正明知事にたいし、非核平和県宣言にふさわしい施策の充実を求めて質問しました。頼もしい県民の代表です。

山田さんからはちひろカレンダーの予約を50本いただきました!

ご夫婦でこの夏、広島大会へ参加した甘楽町議の山田邦彦さんはゲンTシャツで、奥さんと一緒に来場。「いわさきちひろのカレンダー」を50本予約してくれました。精力的な行動力の持ち主です。

加えて嬉しいことに、学校を終えてバスでかけつけてくれた藤岡あやめさんら3人の高校生が立ち寄ってくれました。

広島の原水爆禁止世界大会に参加した高校生もバスで来てくれました。右から2人目が藤岡あやめさん。

この夏、広島の世界大会へ「らぶぴーワゴン」で参加した仲間たちです。1人の高校生は「被爆者の描いた絵に描いてあったコメントが心にきました。やっぱり戦争は良くないと思いました。たくさんの人にもてほしいです」と感想を寄せてくれました。

広島世界大会へ持参した「らぶぴーワゴン」の横断幕も展示されています。「みんなで行っていろんなこと学んできたね」と話し合っていました。

会場内では、昨日に続き「被爆者連帯募金」「核兵器禁止アピール署名」への協力も。

滝沢代表理事(右の後ろ姿)に話しかける来場者の女性。

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【群馬】「原爆と人間 展」初日に反響。〜2度と戦争起こさない平和な国に〜

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始まりました「原爆と人間」展。広島市からお借りした「市民が描いた原爆の絵」が見えます。

10月26日から群馬県庁内で始まった原爆と人間展。初日は、県庁に所用で立ち寄った若い人や中高年の人など、幅広い層の県民が来場しています。

花燃ゆの「ドラマ館」に立ち寄った女性グループなども足を運んでくれました。

時間をかけてじっくり見入る女性や、スマホに記録する男性もいて、「もう2度とこのような戦災がなく、平和な国でありますように。大変な目にあった人々にご供養申し上げます」(60代男性)「戦争は絶対反対です」(70代女性)などアンケートもよせられました。

アンケートに記入する女性。被爆者支援募金も、私たちの予想以上に寄せられています。

関心のある写真を、スマホに収める方もいます。

来場者には、はだしのゲンのイラスト入りの国際署名ハガキを差し上げて、核兵器のない世界への理解を求めました。

原爆展は、国連軍縮週間(10/24〜10/28)に呼応して群馬原水協が開催。26、27日は午前10時から午後5時まで、最終日の28日は午前10時から午後4時まで、県庁舎1階の県民ホール(南ホール)です。

群馬県庁舎。1階の県民ホールで開催中。右下のレトロ調の建物が昭和庁舎。

原爆写真約50点をメインに、市民が描いた原爆の絵30点が被爆の実相を伝え、平和の尊さと誓いを伝えています。

今年4月、NPT再検討会議に参加した写真家・角田行生さんのニューヨーク行動の写真約20点や、今年の平和行進や世界大会のミニコーナーも。

NPT再検討会議に呼応して行われたニューヨーク行動。群馬から参加した8人の代表の1人角田行生さん(元県庁職員)が作成したパネルも展示。

群馬民医連・群馬保健企画の代表が作成したNPT行動の報告パネル。元気にいって来た様子が伝わってきます。

群馬民医連・群馬保健企画の代表が作成したNPT行動の報告パネル。その②です。

高校生が広島の世界大会に持参した「らぶぴーワゴン」の横断幕や、山梨平和委員会が所蔵していた65年前の「ストックホルムアピール」のポスター(複製)も展示しています。

また、群馬県原爆被災者の会(群友会)の須藤叔彦会長の長崎での被爆体験DVDが上映されます。

県庁の昭和庁舎で開催中の「花燃ゆ」のドラマ館の展示も好調のようです。

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【群馬】「原爆と人間」展にお出かけを 〜10月26日から28日まで県庁内で開催〜

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群馬県原水協は国連軍縮週間にあたり、10月26日から28日の3日間、県庁舎1階の県民ホール(南ホール)を借りて、「原爆と人間」展 〜被爆70年、国連軍縮週間連帯〜を計画しています。

広島の平和記念資料館から「被爆者が描いた原爆の絵」を、渋川市の北毛医療生協から参加した角田行生さんからNPT・ニューヨーク行動のパネル写真を借りて展示します。

メインの被爆の実相を伝える被爆写真とともに、ご覧下さい。

◆原爆と人間 展

10月26日(月)正午から午後4時まで

27日(火)午前10時から午後5時まで

28日(水)午前10時から午後4時まで

会場は、県庁1階県民ホールです。ぜひおでかけ下さい。車は県庁内駐車場へ、2時間無料です。

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2015国連軍縮週間(10/24-30)全国各地で多彩な行動を予定

軍縮週間宣伝行動ビラ

10/24-30の国連軍縮週間に合わせて、全国各地で多彩な行動が計画されています。

時間、場所などの詳細は都道府県原水協までお問い合わせください。

北海道

・10月26日(月)12:15~12:45@札幌市内中央区パルコ前 被爆70年・国連軍縮週間 宣伝行動

・10月26日(月)~30日(金)@札幌市地下街オーロナコーナー「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」パネル展

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青森

・10月24日(土)11:00〜12:00@青森市新町パサージュ広場 国連軍縮週間署名宣伝行動(ミニ原爆展、うたごえなど)

・10月26日(月)12:45~13:15@青森市新町さくら野デパート前 国連軍縮週間署名宣伝行動

・10月27日(火)12:00~12:30@青森市新町さくら野デパート前 国連軍縮週間署名宣伝行動

岩手

・盛岡では署名行動アピールの予定。ほかに、まだ署名していない知事、市長などにアピール署名の申し入れを検討中。

山形

・核兵器廃絶と戦争法廃止を求める安倍首相宛てはがきキャンペーンを計画。

New!群馬

・10月26日(月)、27日(火)、28日(水)群馬県庁で初めて原爆展を実施。

東京

・10月13日(火)外務省への要請

26日(月)軍縮週間中央行動:大使館要請(AM/PM)

27日(火)軍縮週間中央行動:大使館要請(AM)

国連軍縮週間のつどい(署名提出、パネル討論):15:30-18:30 衆議院第一議員会館多目的ホール

29日(木)大阪判決(14:00)・東京判決(15:00)

・ノーモア・ヒバクシャ訴訟勝利と原爆症認定制度の抜本改正をめざす行動(プレ企画16:00~、記者会見16:20~、つどい17:00~日比谷図書文化館コンベンションホール)

30日(金)厚労省との交渉(10:00)、午後各県からの国会議員要請行動

埼玉

・10月28日(水)浦和駅西口で署名宣伝行動。

千葉

・地域8か所で原爆展や署名行動、被爆者の体験聞き取りなどを計画している。

神奈川

・原爆展と宣伝行動でいま各地で計画中。

山梨

・自治体キャラバン、いま準備中。

New!新潟

・10月27日(火)16:00〜17:00@新潟市内JR白山駅前 国連軍縮週間 高校生・大学生・青年を対象の署名宣伝行動と平和講座学習会の呼びかけ。

長野

・10月26日(月)〜28日(水)10:00〜21:00@長野イーストプラザ市民交流センター・1F多目的スペース ヒロシマ・ナガサキ「原爆と人間」展

愛知

・署名行動、反核平和のイベント、自治体交渉など計画をとよびかけている。

・10月25日(日)13:00~15:00@栄 丸栄スカイル前 ど真ん中ハロウィン宣伝※仮装・コスプレ宣伝大歓迎

・11月4日(水)県と名古屋市への非核平和要請行動を計画。(主催は安保、平和委員会、非核の会と原水協)★名古屋市 10時から11時30分、★愛知県 […]

新たな確信と展望を学んだ川田講演〜関東甲信越ブロック原水協学校2日目〜

講演が始まります

関東甲信越原水協学校に参加した群馬県原水協事務局長の古沢孝一さんのリポートです。

 

関東甲信越ブロックの原水協学校は19日、千葉県一ノ宮町で2日目が開かれました。

川田忠明さん(日本原水協全国担当理事)から、核兵器のない世界をめざす運動の力になる深い講演があり、参加者の確信になりました。このあと前日に続いて各地の運動を交流し、閉校しました。

講師の川田忠明さん

川田さんの講演は90分。内容の濃いものでした。その要旨を紹介します。

<川田忠明さん講演要旨> ◆テーマ1 戦争法廃止運動と原水爆禁止運動

世界の流れの中でみると「アラブの春」など、「民主主義を中心要求にしていることや、連帯と共有はSNS(ソーシャルネットワークシステム)で飛躍的に広がり、「非暴力」の行動になっていると説明。 これは、ママたちが子どもを保育園に預け、国会前行動に参加し、スーパーで買い物して帰るという行動が「日常の生活」として起きたなどが象徴的。

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原水爆禁止運動にとっての教訓

憲法の平和主義をいまこそ生かすとして、戦争の深い反省によって国連憲章が生まれ、国連決議第1号が「原子兵器の各国の軍備からの廃絶」を求めたことは「戦後政治の原点」であり、日本国憲法第9条にも被爆体験が反映していると今年の原水爆禁止世界大会の「国際会議宣言」の指摘を引用しました。 戦後、日本政府は「原子爆弾の出現は・・まず、文明が戦争を抹殺しなければ、やがて戦争が文明を抹殺するであろうと真剣に憂えている」と説明していることを紹介(「新憲法の解説=第2章の戦争の放棄」1946,11 内閣発行)。

民主主義の原点=多数の市民の声を集めること。垣根を越えた共同の発展を進める歴史的転換点にあり、原水爆禁止運動もこの中にある。

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「戦争法と原水爆禁止運動」戦争法廃止と核兵器廃絶 ー日本の非核化と被爆国の役割発揮としてー 立憲主義破壊の政治を変えることは、日本のあり方の緊急事態。

国民連合政府の提案は、「核の傘」から脱却して核兵器廃絶の先頭に日本政府を立たせるようにするうえでも、戦争法を廃止し「新しい政治を求める国民的運動に加わり奮闘」するとした原水協の方針を確認。

戦争法は日米軍事同盟の強化発展にほかならないことを「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」で確認し合いました。

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◆テーマ2 NPT再検討会議の到達 =復習=

第9回NPT(核不拡散条約)再検討会議は、世論と運動の発展が核保有国を追いつめ、「禁止条約が焦点になったこと」を評価。

「第70回国連総会(開催中)で、その実現のためのプロセスを開始することが求められる」(国際会議宣言)と重要な到達点と課題を確認。

①初めて核兵器禁止条約が明記されたこと(第1委員会の議長草案)。核保有国が追いつめられたこと(議長最終案)

②人道的議論の広がり

・核兵器の人道的結果についての共同声明に賛同者が史上最高の159か国(NPT加盟国の8割)

・「人道の誓約」(賛同112カ国、7/2)の広がりも条約交渉を後押しする流れとなっている。

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◆テーマ3 第70回国連総会 —第1委員会の議論と展望—

これは現時点での各国の主張であり、今後の展開で発展していくことを前提に講演。

①「人道的議論の新たな発展」NPT以上に広島・長崎の被爆の実相を想起し、「議論の推進力に」なっている。

「条約交渉の開始や法的措置を要求」していること。

「共同声明から決議へ新たな発展」があること。

こうしたなかで、「核保有国と依存国は安全保障面を強調」(ドイツ)。

②「核保有国との論争点」

「核保有国に対する批判の強まり」があり、“核抑止力論“批判や、”ステップ・バイ・ステップ“論への批判も強まっていること。

一方で「核保有国のあらたな“反論”もあることを紹介。

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核兵器のない世界へ 何をめざすかについて議論〜関東甲信越ブロック原水協学校1日目〜

関東甲信越原水協学校に参加している群馬県原水協事務局長の古沢孝一さんのリポートです。

 

10月18、19日に開かれる関東甲信越ブロックの原水協学校で、千葉県一ノ宮町に行きました。新幹線を乗り継いで、上総(かずさ)一ノ宮駅に到着。タクシーで会場のホテルシーサイドオオツカへ。2日間で24人が参加する予定です。

千葉県原水協事務局長で日本平和委員会調査研究委員の紙谷敏弘さんが、関東地域をめぐる米軍と自衛隊に着いて、日米軍事一体化の拠点となっていることを詳述し報告。

報告する紙谷事務局長

山梨県平和委員会の代表理事の桜井真作さんが発言し、自民の石破氏や次世代の党の平沼氏が、原発の稼働で、プルトニウムが47万トンもあり、4千発の原爆がつくられるため「これが抑止力だ」と言っていることを批判。北富士しかできない訓練の実態などを告発しました。

ストックホルムアピールの署名を呼びかけるポスターを紹介する山梨の桜井さん(左)と菅原さん

ストックホルムアピールの署名用紙

これを受けて以下の通り活発な議論がおこなわれました。

「自衛隊が米軍の指揮下にますます組み込まれる実態」

「米空母ロナルドレーガンには東京電力福島第1原発の出力に匹敵する2基の原子炉があり、事故になれば首都圏は壊滅」

「オスプレイをはじめ、横田の輸送機の飛来が2012年来一変」

「軍学共同の予算3億円が来年は6億円と2倍になる。大学人のたたかい」

「原水協に青年部をつくり運動を進めたい」

「核兵器禁止署名を国際的に広げるには。どこへめざしてすすめていくか」「戦争法との運動とセットで署名を推進したい」

など続きました。

山梨県原水協事務局長の菅原三郎さんは、10月4日から14日まで被爆者と一緒に行ったヨーロッパ遊説について報告。「何より核爆発で非人道性が明らかになったこと、原発事故の深刻さが共通の認識となった」と述べ、「日本原水協の外交力のすばらしさに確信を持った」と発言。世界の運動をどう作っていくかを見定めながら、署名運動を検討しなければならないと語りました。

夜の交流会は、乾杯後に全員が自己紹介と地域原水協の強化や原水協との関わりと問題意識を発言し、”第2部の熱い討論会”の様相でした。

19日は午前中、日本原水協全国担当常任理事の川田忠明さんが「核兵器のない世界へ」の展望と課題〜世界大会から国連総会へ〜と題して報告。これを受けて、討論を深めます。

[…]

【群馬】核兵器廃絶国際デー 高崎駅東口2階デッキに原爆パネル写真を並べて初めて行動

【群馬】核兵器廃絶国際デー1

群馬県原水協は9月26日、高崎駅前で核兵器廃絶国際デーの行動をおこないました。高崎原水協のみなさんをはじめ10人が参加し、1時間の行動で署名が33人から寄せられました。

「原爆と人間」パネル写真も並べられた東口2階のデッキは、群馬県原水協としては初めての行動でした。滝沢俊治代表理事は、8月の原水爆禁止2015年世界大会~国際会議に参加したことをふまえ、パン・ギムン国連事務総長の国際デーメッセージを紹介。一刻も早い核兵器の全面禁止へ署名を訴えました。

高崎原水協の顔ともいえる朝岡和夫さんから国際情勢から戦争法までわかりやすい訴えがあり、群馬県平和委員会の関口敏明事務局長も、チラシの内容で核戦争につながる戦争法廃止、被爆者連帯の思いをよびかけました。

県原水協の古沢孝一事務局長は、国会前行動に戦争法廃止の思いで参加してきたこと。リレートークで、日本原水協も戦争法強行採決に抗議決議を上げたことを紹介したら参加者から拍手が上がったことも話されました。最後は高崎市議の伊藤淳博さんが、元気に締めくくってくれました。

「核兵器って何なのという高校生がいた」と報告したのは原水協事務局次長の丹羽政文さん。「原爆のことだよといったらもちろんすぐわかり、署名してくれた」。高校生や、中高年の女性などに、強い共感が寄せられました。

【群馬】垣根を越え共同で追悼 被爆70年原爆犠牲者慰霊式 市民団体や市長、共産、民主、社民各党も献花〜核兵器廃絶、戦争反対を誓う〜

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【群馬】核廃絶へ運動の新たな発展をよびかけた被爆70年の世界大会「被爆者の思い 語り継いでいきたい」世界大会報告会で高校生の発言に感動、交流広がる

150906_群馬原水協だよりNo.24(1)

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