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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【奈良】NPT報告会から平和行進、世界大会へ

奈良県原水協は5月26日、NPT再検討会議報告会を開きました。

県原水協から参加した代表14人のうち12人が参加・報告し、奈良民医連の永松孝志会長と吉川周作副院長(土庫病院)も、パワーポイントで報告しました。また、県原水協代表団の他にもうたごえ協議会や生協、宗平協の代表として参加した人からも報告がありました。

参加者からは、「中身の濃い報告会だった」「全体で1~2万人の参加と聞き、いかに人間が平和を望んでいるかということがよくわかった」「核廃絶というと、抑止力の点から避難する人も少なからずいるが、互いに話し合うことで納得してもらえるように知識や情報を身につけたい」「この流れを平和行進や原水禁世界大会への参加につなげていきたい」などの声が寄せられました。

参加者による報告会は、街頭報告会も含め、精力的に開かれています。奈良県原水協として「報告集」を発行する予定です。

奈良県原水協は全国に先駆けて、NPT再検討会議閉幕までに県下全市町村長と知事に核廃絶のアピール署名をいただき、記者会見も行いました。地方紙ですが、奈良新聞と奈良日日新聞に載りました。

今後の奈良県原水協の当面の活動は、網の目平和行進と原水爆禁止世界大会への参加組織です。6月12日から、県下全市町村をまわる網の目行進が始まりました。原水爆禁止世界大会へは昨年の長崎大会には、42人が奈良県代表団として参加しました。近年では、最高の参加人数です。今年は、広島ですが、問い合わせもあり、急いで、準備をします。

【奈良】土庫病院でNPTニューヨーク 代表派遣壮行会

奈良県大和高田市の土庫病院では4月22日、NPTニューヨーク 代表派遣壮行会を行い、職員51人が参加しました。

稲次理事長の激励挨拶の後に、吉川副院長が「NPTにむけて」というテーマでプレゼンを行いました。パワーポイントで被爆者の声を紹介しながら、日本の若い者が引き継いでいく大切さを強調し、2005年に引き続き2回目のニューヨークへの決意を語りました。

【奈良】「核兵器はいらない!平和の願いよニューヨークへ届け!」と題して第19回中和地域平和の集いひらく

「核兵器はいらない!平和の願いよニューヨークへ届け!」と題して、第19回中和地域平和の集いが3月27、28両日、奈良県地場産業振興センター展示ホールで開催されました。

第19回中和地域平和の集いパンフレット 100327-28_Yamatotakada ←クリック!

NPTニューヨーク行動へ代表派遣を成功させようと、市内の法律事務所、土庫病院、葛城民商、新婦人、平和委員会など地域の民主団体でつくる実行委員会が主催。大和高田市、同教育委員会、新聞社各社の後援と当日、大和高田市長からメッセージもいただきました。

実行委員会作成の(広島に落とされた)原子爆弾「リトルボーイ」の実物大模型など展示コーナーや、JIM―NETの協力によるイラク軽食喫茶コーナー、平和アニメ上映などの多彩な催しに市民350人が来場。NPTニューヨーク行動へ持っていく寄せ書きも集めました。

▲広島型原爆リトルボーイの実物大模型

▲ニューヨークへ届ける寄せ書き

ステージ企画では、元大阪フィルハーモニーのチェロ奏者である山崎隆さんによる被爆体験とチェロ演奏。そして、2010年ニューヨークNPT代表である吉川周作氏(土庫病院副院長)による「NPTへむけて核兵器廃絶をめざす」講演がされました。核兵器廃絶署名も100筆以上寄せられました。

▲吉川土庫病院副院長による講演

ニュース 100331_Yamatotakada_News ←クリック!

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【奈良】ビキニデー報告集会と学習会に55名参加

080313【奈良】土庫病院報告会_t.jpg

3月13日、土庫病院にて院内共闘(=病院、労組、平和委員会等)主催、3・1ビキニデー集会健生会代表の報告集会が開催されました。 健生会からは今年のビキニデーに看護師3名事務1名の4名の代表を送りました。 松下事務長のあいさつのあと、東京の第五福竜丸展示館学芸員の市田真理氏より特別報告。ビキニ事件の衝撃と、最近の米軍事件をみて、当時と何も体質が変わっていない日米両政府の対応ぶりについて、元乗組員の大石又七さんの証言を紹介しながらお話していただきました。 続いて、代表の報告。看護師の奥村真代さんから「私は、正直ビキニ事件について何も知りませんでした。今回集会にはじめて参加し、核の恐ろしさをあらためて感じました。私たちが戦争のことを風化させないよう次の世代へ伝えていくことが私たちの役目だと思います」。 看護師の御手洗尚美さんから「私もはじめてビキニデーに参加させていただきました。高校生や海外の参加者もいて、日本人だけが思っていることではないこと、平和について、いろいろな人が理解しあうことが重要だと感じました」。 最後に、事務の高崎大史さんより「2010年には、NPT再検討会議が開かれます。また国民投票法で憲法改悪の発議ができるようになるのも2010年です。社会保障の改悪や環境破壊もこの2、3年がヤマ場です。核兵器廃絶平和も、社会保障改悪も、環境破壊も根っこは同じ。金儲けのためなら何をしてもいいという市場原理主義をわたしたちがどうやって乗り越えていくか。この2年間の運動は歴史を左右するかもしれません。がんばりましょう」と、行動提起も含め、報告がありました。報告集会には30名の職員が参加しました。 同日、夕刻、平和委員会主催で「ビキニ事件が今に問うもの」市民平和学習会を開催しました。 講師は市田真理氏。ビキニ事件で広がった原水爆禁止運動、そしてお茶の間で国民が本当に被災者を心配し、こどもたちから3000通もの励ましの手紙が久保山家に送られた感動秘話を実際の手紙を紹介しながら報告していただきました。 「ビキニ実験の当時の衝撃は今のギョーザ事件の比ではない。半年間にわたってメディアも報道し、翌年の原水禁世界大会へと運動も発展していった」、「政府は、未だにビキニ事件被災者の保険適用を拒むなど、核戦略に固執する姿勢をかえていない」、「大半の乗組員が周囲の無理解もあり、口を閉ざし続ける中、大石又七さんは、1984年から2007年まで550回も被ばく体験を語り続けています」。 学習会参加者からは「今、マーシャル諸島はどうなっていますか」、「戦争の目的はいつでも利益」など意見交流がされました。地域の市民も含め25名が参加しました。 また、土庫病院で2週間にわたって展示されていた「第五福竜丸パネル展」には多くの市民、患者が見学に来られ、120筆を超える平和署名(核兵器廃絶、憲法改悪反対)が寄せられました。 土庫病院平和委員会 高崎大史 学習会で講演する市田真理氏