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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【新潟】山形から引き継ぎ長野まで12日間元気に行進

新潟県原水協通信20160701

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【日本原水協活動交流ニュース】3・1ビキニデー集会まで2週間 代表派遣に全力を!【愛知】青年学生ツアー事前の学習力に大奮闘!【長野】30人目標達成めざし奮闘中!高教組は各支部1人の目標で10人確認

160215_活動交流ニュース

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2015国連軍縮週間(10/24-30)全国各地で多彩な行動を予定

軍縮週間宣伝行動ビラ

10/24-30の国連軍縮週間に合わせて、全国各地で多彩な行動が計画されています。

時間、場所などの詳細は都道府県原水協までお問い合わせください。

北海道

・10月26日(月)12:15~12:45@札幌市内中央区パルコ前 被爆70年・国連軍縮週間 宣伝行動

・10月26日(月)~30日(金)@札幌市地下街オーロナコーナー「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」パネル展

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青森

・10月24日(土)11:00〜12:00@青森市新町パサージュ広場 国連軍縮週間署名宣伝行動(ミニ原爆展、うたごえなど)

・10月26日(月)12:45~13:15@青森市新町さくら野デパート前 国連軍縮週間署名宣伝行動

・10月27日(火)12:00~12:30@青森市新町さくら野デパート前 国連軍縮週間署名宣伝行動

岩手

・盛岡では署名行動アピールの予定。ほかに、まだ署名していない知事、市長などにアピール署名の申し入れを検討中。

山形

・核兵器廃絶と戦争法廃止を求める安倍首相宛てはがきキャンペーンを計画。

New!群馬

・10月26日(月)、27日(火)、28日(水)群馬県庁で初めて原爆展を実施。

東京

・10月13日(火)外務省への要請

26日(月)軍縮週間中央行動:大使館要請(AM/PM)

27日(火)軍縮週間中央行動:大使館要請(AM)

国連軍縮週間のつどい(署名提出、パネル討論):15:30-18:30 衆議院第一議員会館多目的ホール

29日(木)大阪判決(14:00)・東京判決(15:00)

・ノーモア・ヒバクシャ訴訟勝利と原爆症認定制度の抜本改正をめざす行動(プレ企画16:00~、記者会見16:20~、つどい17:00~日比谷図書文化館コンベンションホール)

30日(金)厚労省との交渉(10:00)、午後各県からの国会議員要請行動

埼玉

・10月28日(水)浦和駅西口で署名宣伝行動。

千葉

・地域8か所で原爆展や署名行動、被爆者の体験聞き取りなどを計画している。

神奈川

・原爆展と宣伝行動でいま各地で計画中。

山梨

・自治体キャラバン、いま準備中。

New!新潟

・10月27日(火)16:00〜17:00@新潟市内JR白山駅前 国連軍縮週間 高校生・大学生・青年を対象の署名宣伝行動と平和講座学習会の呼びかけ。

長野

・10月26日(月)〜28日(水)10:00〜21:00@長野イーストプラザ市民交流センター・1F多目的スペース ヒロシマ・ナガサキ「原爆と人間」展

愛知

・署名行動、反核平和のイベント、自治体交渉など計画をとよびかけている。

・10月25日(日)13:00~15:00@栄 丸栄スカイル前 ど真ん中ハロウィン宣伝※仮装・コスプレ宣伝大歓迎

・11月4日(水)県と名古屋市への非核平和要請行動を計画。(主催は安保、平和委員会、非核の会と原水協)★名古屋市 10時から11時30分、★愛知県 […]

新たな確信と展望を学んだ川田講演〜関東甲信越ブロック原水協学校2日目〜

講演が始まります

関東甲信越原水協学校に参加した群馬県原水協事務局長の古沢孝一さんのリポートです。

 

関東甲信越ブロックの原水協学校は19日、千葉県一ノ宮町で2日目が開かれました。

川田忠明さん(日本原水協全国担当理事)から、核兵器のない世界をめざす運動の力になる深い講演があり、参加者の確信になりました。このあと前日に続いて各地の運動を交流し、閉校しました。

講師の川田忠明さん

川田さんの講演は90分。内容の濃いものでした。その要旨を紹介します。

<川田忠明さん講演要旨> ◆テーマ1 戦争法廃止運動と原水爆禁止運動

世界の流れの中でみると「アラブの春」など、「民主主義を中心要求にしていることや、連帯と共有はSNS(ソーシャルネットワークシステム)で飛躍的に広がり、「非暴力」の行動になっていると説明。 これは、ママたちが子どもを保育園に預け、国会前行動に参加し、スーパーで買い物して帰るという行動が「日常の生活」として起きたなどが象徴的。

**

原水爆禁止運動にとっての教訓

憲法の平和主義をいまこそ生かすとして、戦争の深い反省によって国連憲章が生まれ、国連決議第1号が「原子兵器の各国の軍備からの廃絶」を求めたことは「戦後政治の原点」であり、日本国憲法第9条にも被爆体験が反映していると今年の原水爆禁止世界大会の「国際会議宣言」の指摘を引用しました。 戦後、日本政府は「原子爆弾の出現は・・まず、文明が戦争を抹殺しなければ、やがて戦争が文明を抹殺するであろうと真剣に憂えている」と説明していることを紹介(「新憲法の解説=第2章の戦争の放棄」1946,11 内閣発行)。

民主主義の原点=多数の市民の声を集めること。垣根を越えた共同の発展を進める歴史的転換点にあり、原水爆禁止運動もこの中にある。

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「戦争法と原水爆禁止運動」戦争法廃止と核兵器廃絶 ー日本の非核化と被爆国の役割発揮としてー 立憲主義破壊の政治を変えることは、日本のあり方の緊急事態。

国民連合政府の提案は、「核の傘」から脱却して核兵器廃絶の先頭に日本政府を立たせるようにするうえでも、戦争法を廃止し「新しい政治を求める国民的運動に加わり奮闘」するとした原水協の方針を確認。

戦争法は日米軍事同盟の強化発展にほかならないことを「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」で確認し合いました。

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◆テーマ2 NPT再検討会議の到達 =復習=

第9回NPT(核不拡散条約)再検討会議は、世論と運動の発展が核保有国を追いつめ、「禁止条約が焦点になったこと」を評価。

「第70回国連総会(開催中)で、その実現のためのプロセスを開始することが求められる」(国際会議宣言)と重要な到達点と課題を確認。

①初めて核兵器禁止条約が明記されたこと(第1委員会の議長草案)。核保有国が追いつめられたこと(議長最終案)

②人道的議論の広がり

・核兵器の人道的結果についての共同声明に賛同者が史上最高の159か国(NPT加盟国の8割)

・「人道の誓約」(賛同112カ国、7/2)の広がりも条約交渉を後押しする流れとなっている。

**

◆テーマ3 第70回国連総会 —第1委員会の議論と展望—

これは現時点での各国の主張であり、今後の展開で発展していくことを前提に講演。

①「人道的議論の新たな発展」NPT以上に広島・長崎の被爆の実相を想起し、「議論の推進力に」なっている。

「条約交渉の開始や法的措置を要求」していること。

「共同声明から決議へ新たな発展」があること。

こうしたなかで、「核保有国と依存国は安全保障面を強調」(ドイツ)。

②「核保有国との論争点」

「核保有国に対する批判の強まり」があり、“核抑止力論“批判や、”ステップ・バイ・ステップ“論への批判も強まっていること。

一方で「核保有国のあらたな“反論”もあることを紹介。

[…]

核兵器のない世界へ 何をめざすかについて議論〜関東甲信越ブロック原水協学校1日目〜

関東甲信越原水協学校に参加している群馬県原水協事務局長の古沢孝一さんのリポートです。

 

10月18、19日に開かれる関東甲信越ブロックの原水協学校で、千葉県一ノ宮町に行きました。新幹線を乗り継いで、上総(かずさ)一ノ宮駅に到着。タクシーで会場のホテルシーサイドオオツカへ。2日間で24人が参加する予定です。

千葉県原水協事務局長で日本平和委員会調査研究委員の紙谷敏弘さんが、関東地域をめぐる米軍と自衛隊に着いて、日米軍事一体化の拠点となっていることを詳述し報告。

報告する紙谷事務局長

山梨県平和委員会の代表理事の桜井真作さんが発言し、自民の石破氏や次世代の党の平沼氏が、原発の稼働で、プルトニウムが47万トンもあり、4千発の原爆がつくられるため「これが抑止力だ」と言っていることを批判。北富士しかできない訓練の実態などを告発しました。

ストックホルムアピールの署名を呼びかけるポスターを紹介する山梨の桜井さん(左)と菅原さん

ストックホルムアピールの署名用紙

これを受けて以下の通り活発な議論がおこなわれました。

「自衛隊が米軍の指揮下にますます組み込まれる実態」

「米空母ロナルドレーガンには東京電力福島第1原発の出力に匹敵する2基の原子炉があり、事故になれば首都圏は壊滅」

「オスプレイをはじめ、横田の輸送機の飛来が2012年来一変」

「軍学共同の予算3億円が来年は6億円と2倍になる。大学人のたたかい」

「原水協に青年部をつくり運動を進めたい」

「核兵器禁止署名を国際的に広げるには。どこへめざしてすすめていくか」「戦争法との運動とセットで署名を推進したい」

など続きました。

山梨県原水協事務局長の菅原三郎さんは、10月4日から14日まで被爆者と一緒に行ったヨーロッパ遊説について報告。「何より核爆発で非人道性が明らかになったこと、原発事故の深刻さが共通の認識となった」と述べ、「日本原水協の外交力のすばらしさに確信を持った」と発言。世界の運動をどう作っていくかを見定めながら、署名運動を検討しなければならないと語りました。

夜の交流会は、乾杯後に全員が自己紹介と地域原水協の強化や原水協との関わりと問題意識を発言し、”第2部の熱い討論会”の様相でした。

19日は午前中、日本原水協全国担当常任理事の川田忠明さんが「核兵器のない世界へ」の展望と課題〜世界大会から国連総会へ〜と題して報告。これを受けて、討論を深めます。

[…]

【平和行進】埼玉のコース・日程をアップしました。

2015平和行進-01

2015年6月24日現在、中央実行委員会に寄せられているコース・日程を紹介します。

【東京―広島コース】

静岡県平和行進日程(5月19日〜31日)→コチラ

岐阜県平和行進日程(6月11日〜16日)→コチラ

滋賀県平和行進日程(6月16日〜21日)→コチラ

京都府平和行進日程(6月21日〜26日)→コチラ

奈良県平和行進日程(6月26日〜30日)→コチラ

大阪府平和行進日程(6月30日〜7月7日)→コチラ

兵庫県平和行進日程(7月7日〜16日)→コチラ

岡山県平和行進日程(7月16日〜26日)→コチラ

広島県平和行進日程(7月26日〜8月4日)→コチラ

【北海道―東京コース(太平洋)】

青森県平和行進日程(5月31日〜6日)→コチラ

岩手県平和行進日程(6月6日〜14日)→コチラ

宮城県平和行進日程(6月14日〜21日)→コチラ

茨城県平和行進日程(6月25日〜7月8日)→コチラ

千葉県平和行進日程(7月8日〜21日)→コチラ

【北海道―東京コース(日本海)】

青森県平和行進日程(5月31日〜6月4日)→コチラ

秋田県平和行進日程(6月4日〜11日)→コチラ

新潟県平和行進日程(6月15日〜26日)→コチラ

長野県平和行進日程(6月26日〜7月8日)→コチラ

群馬県平和行進日程(7月3日〜13日)→コチラ

NEW! 埼玉県平和行進日程(7月13日〜21日)→コチラ

山梨県平和行進日程(7月8日〜16日)→コチラ

【北海道―東京コース(内陸)】

秋田県平和行進日程(6月4日〜13日)→コチラ

山形県平和行進日程(6月13日〜20日)→コチラ

福島県平和行進日程(6月20日〜27日)→コチラ

栃木県平和行進日程(6月27日〜7月11日)→コチラ

NEW! 埼玉県平和行進日程(7月11日〜21日)→コチラ

【富山―広島コース】

富山県平和行進日程(6月6日)→コチラ

石川県平和行進日程(6月13日〜24日)→コチラ

福井県平和行進日程(6月24日〜7月2日)→コチラ

京都府平和行進日程(7月2日〜4日)→コチラ

兵庫県平和行進日程(7月4日〜9日)→コチラ

鳥取県平和行進日程(7月10日〜20日)→コチラ

島根県平和行進日程(7月20日〜30日)→コチラ

広島県平和行進日程(7月30日〜8月4日)→コチラ

【和歌山→広島コース】

三重県平和行進日程(6月8日〜18日)→コチラ

奈良県平和行進日程(6月26日〜30日)→コチラ

【四国コース】

徳島県平和行進日程(5月31日〜6月14日)→コチラ

香川県平和行進日程(6月14日〜28日)→コチラ

愛媛県平和行進日程(6月28日〜7月12日)→コチラ

【広島→長崎コース】

広島県平和行進日程(7月5日〜7日)→コチラ

山口県平和行進日程(7月7日〜16日)→コチラ

福岡県平和行進日程(7月16日〜26日)→コチラ

長崎県平和行進日程(8月1日〜8月6日)→コチラ

[…]

【神奈川】横須賀市と横浜市で「関東甲信越原水協学校in神奈川」開く

神奈川ニュースNo.75

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【長野】動き出した署名活動・原爆展 この動きをすべての地域・団体で発展させよう

131106_「原水協長野」2013年11月号(No.324)

 

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【長野】栄村被災者に支援募金とちひろカレンダー贈呈──長野県北部地震被災地への支援として

東日本大震災の翌日に起きた長野県北部地震で被災した栄村被災者への支援として、長野県原水協では、支援募金とちひろカレンダーの贈呈にとりくみました。

支援募金は、長野市原水協が独自にとりくんだもので、長野県原水協を通じて5万円を栄村に贈り、島田茂樹栄村村長から感謝とお礼の手紙が届きました。

カレンダー贈呈では、全県にワンコイン募金を呼びかけて集まった募金をもとに、仮設住宅から災害公営住宅に移り、久しぶりに新年を自宅で迎える被災者の皆さんを中心に、40本のカレンダーを贈りました。

年末は例年にない豪雪で村を訪問してお届けするのが困難であったため、栄村の村長・副村長・職員の皆さんに各住宅へ配っていただくことになりました。

村は大変な豪雪地帯であるとともに、高齢化と過疎の進む中で、大型合併でなく「小さくてもキラリと光る村づくり」をめざして自立を選び、住民本位・住民参加の民主村政が続けられてきた結果、いまでは「絵手紙での村づくり」でも全国的に有名になっています。

(長野県原水協事務局長・丸山稔)

【長野】初詣客が次々署名、1時間で160筆───善光寺門前で新春署名行動

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長野県原水協は新春1月3日、長野市の善光寺仁王門前で、恒例の新春署名行動を行いました。

この行動は、長野県原水協の結成が善光寺大勧進で行われて以来の善光寺と長野県原水協のご縁から始まり、今年で37年目を迎える伝統行事です。

県原水協と長野市原水協の各加盟団体から参加した15人は、冷たい雪の舞う中で、初詣に訪れた皆さんに、「核兵器全面禁止のアピール」署名を元気に呼びかけました。

初詣客は、家族連れも、カップルも、若者グループも、そして子どもたちも次々に足を止めて署名。1時間で163筆、募金1900円をいただきました。

署名をした皆さんは「核兵器も原発もない世の中にしたいね」「核武装なんて発言は、被爆国として許せない」「私の署名、国連に届くんですね」「大事な署名、初詣の記念に署名します」など、口々に参加者を励ます言葉をいただきました。

参加者は、新年からの爽やかな充実感を胸に、全員で記念撮影をして終了しました。

(長野県原水協事務局長・丸山稔)

【長野】国連軍縮週間(10/24-30)企画としてJR長野駅改札口前広場で初の原爆展実施きまる

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【長野】国連の署名ツインタワーに注目集まる

善光寺門前で新春署名行動

長野県原水協と市原水協は1月3日、長野市善光寺仁王門前で新春恒例の署名行動を行い、20人が参加しました。

長野県原水協の結成総会は、当時の善光寺大勧進広間で開かれ、平和行進はこの善光寺の仲見世を通るなど、善光寺と原水協は長いご縁で結ばれています。そのため善光寺新春署名行動は恒例となっています。

初詣のお客さんでにぎわう仁王門前では、若い人も家族連れも、青年たちも、子どもたちも次々と署名に協力してくれ、行列ができるところもありました。

国連のツインタワーの写真に多くの人が注目し、約1時間の行動で176筆が集まりました。

長野市6・9行動

長野県・市原水協は1月6日、市中心街で行いました。国連ツインタワーの写真を掲げながら、「ここでみなさんにいただいた署名は国連に届けました。一筆一筆が国連に響いています」と訴えて署名を呼びかけました。

30分の行動には13人が参加し、50筆が集まりました。

地域原水協も積極的にとりくむ

茅野原水協は1月8日、成人式会場前で署名宣伝行動を行い、原水協、9条の会、新婦人の共同行動で20人が参加。チラシを配布し、核兵器廃絶、原発ゼロの署名合わせて145筆が集まりました。

毎月6・9行動をしている上小(上田)原水協は、上田駅前で6・9行動。6人が参加し、チラシ40枚、署名30筆が集まりました。地下街の食堂に署名を依頼した人もいました。

佐久原水協は1月22日に署名行動を、諏訪原水協は26日に原爆写真展を計画しています。

「あなた方の要請には100%賛成です」丸山稔長野県原水協事務局長ニカラグア大使館訪問記

国連軍縮週間の10月25日、26日に日本原水協が実施した各国大使館訪問、外務省・厚労省、軍縮議連国会議員への要請行動のなかで、私は、26日のニカラグア大使館要請行動に参加しました。ニカラグア大使自らが、私たちの要請を受けてくれました。

要請代表団から、核兵器禁止条約締結のための交渉開始を求める署名活動を紹介しながら、国連や国際政治の場で活動してほしいと要請しました。

ニカラグアは非同盟諸国の一員として、核兵器廃絶のために積極的に活動している国のひとつです。要請団一人ひとりからも、各県の活動を紹介しながら、要請を行いました。

私は、長野県のとりくみを紹介し、非同盟諸国はじめ国際社会の核兵器廃絶への積極的な活動に勇気づけられていること、核兵器はなくすことができると確信していることを伝えました。大使は私たちの話を、メモを取りながら熱心に聴いてくれて、時間を大幅に超えて、次のように熱く語りました。

「正義・人道・大義のために活動しているあなた方に敬意を表する。破壊をもたらす核兵器は廃棄することが必要だ。私たちはいま大きな複雑な課題に挑戦している。資源も宇宙も科学の力もいま、一握りの国が権力を持ち独占している。これをどう解決するかが課題だ。ニカラグアは小さくて農業中心の国、でも核も破壊兵器も持たない。貧困と悲惨な生活から抜け出して、名誉と尊厳を持ってすすみたいと願う。水・土地の豊かな国で火山や川もある。自然エネルギーを生み出せる国、原発も必要ない。しかも国民は若い世代が多い。アメリカの介入に抵抗し、独裁政権を倒し、平等な国を作った。それ以来、政府は非核の政策を掲げている。みなさんの要請には100%賛成する。これまでもこれからもみなさんの活動を応援していく。153すべての市町村が世界平和市長会議に参加し、今度ニカラグアがその国際事務局を引き受けることになった。広島・長崎の市長とも懇意にしていて兄弟だと思っている。私も来年は原水爆禁止世界大会に参加したい。大統領にも広島・長崎・福島を訪れるよう進言したい。いま広がりつつある思いや意志を結集して、共同戦線を作り上げる時だ」

アメリカ大使館を訪問した要請代表団に対して入り口で事務官が15分だけ対応したという実態と対比して、核兵器廃絶で奮闘する非同盟諸国の歓迎ぶりは際立っています。要請団は、大使の誇り高い語り口に大いに励まされ、ともに活動する仲間という連帯感を感じ、深く感動しました。

(2011年11月6日付『原水協長野』通巻300号より)

【長野】原爆写真に核兵器廃絶の思い新た 国連軍縮週間「原爆写真展」「市民のつどい」開かれる

国連軍縮週間の10月28日から30日、長野県原水協は長野市のもんぜんぷら座でヒロシマ・ナガサキ原爆写真展を開催しました。会場へは新聞折込やイベント案内で知ったという来場者が訪れ、熱心に被爆写真や被爆者の描いた絵、訴えに見入っていました。

通りがかりに看板を見たので立ち寄ってみたという3人の中学生、小学生の子どもに説明しているお母さん、東京から来た観光客、広島での被爆者など、50人が来場しました。

30日には「市民のつどい」が開かれ、原水爆禁止世界大会報告DVD上映と代表の感想を聞き、参加者みんなで核兵器廃絶の運動をどのように進めるか、脱原発の運動も広げなければなどと意見交換を行いました。

来場者からは「子どもが学校で習って関心を持っており、道の張り紙を見て来ました」(母親)、「しょう和に原ばくがおとされ、わたしはいなくてよかったけど、しょう和生まれの人は大変だったと思います」(原文ママ・小学生女子)、「無言の叫びが感じられ、自分もなぜ戦争をしたのかということに対しとても心が苦しくなりました」(中学生男子)、「被爆者の言葉や写真があの時のことを伝えようとしているのが分かりました。原水爆をやめさせようという願いをたくさんの人に伝えたいと思います」(30代女性)などの感想が寄せられました。(長野・丸山 稔)

【長野】プール帰りの子どもたちが、原爆・原発に関心!ー長野市若槻で原爆写真展

8月8日(月)、世界大会の開催期間中に、長野市上野公民館で「ノーモアヒロシマ・ナガサキ、この夏考える、原爆を、原発を」というスローガンのもと、「原爆写真展」が開催されました。

主催したのは、長野医療生協若槻北部支部と、若槻北部「憲法9条を守る会」。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)作成の「原爆と人間」展パネル40枚を中心に展示し、「核兵器全面禁止のアピール」署名にもとりくみました。

午前10時から午後3時までの短い時間でしたが、地域の住民のみなさんが40〜50名ほど見に来てくれました。

プール帰りの子どもたちが大勢立ち寄り、説明者の話に興味深そうに聞き入っている様子や、原爆や原発に大きな関心を寄せている様子が見られました。

主催者によると、写真だけでなく、被爆者が描いた「被災の絵」のリアルさに驚いている来場者も多かったとのことです。署名も約30筆が寄せられました。来場者の感想を一部紹介します。

◯胸がいっぱいになりました。みなさん本当にお気の毒です。写真よくたくさん撮られ、ビックリしました。ご冥福をお祈りします。

◯悲惨な核兵器の廃棄と原発の廃止、平和と安心の世界を築いていきたいと思います。

◯この時期に写真展を開いてくださったこと、本当に有意義だと思います。66年経った今になって初めて口を開いた人も多くおり、この間の苦しみや状況を知り、胸を締め付けられました。「原爆を作るのも人間、使うのも人間、止めさせるのも人間」という子どものことばに、今日本の置かれている立場、放射能につながる原発とはきっぱり決別しなければと思います。

◯原爆忌 仏の国に非核なし 必要悪と廃炉を論づ

(『原水協長野』2011年9月号No.298より)