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【平和行進】2017年原水爆禁止国民平和大行進情報

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【動画あり】 核兵器禁止条約国連会議に呼応し各地でピースウェーブ

 核兵器禁止条約国連会議(第2会期)6月15日から7月7日まで開かれるのに合わせ、「ヒバクシャ国際署名」連絡会が設定した「PEACE WAVE 2017」(6月15日~18日)。ニューヨーク現地でおこなわれる「核兵器を禁止する女性行進」に呼応したおりづるパレードや「ヒバクシャ国際署名」宣伝行動、原爆パネル展など各地でさまざまなとりくみがおこなわれています。日本原水協事務局に寄せられた通信や、Facebook投稿から紹介します。

おりづるパレードの先頭は-26人の被爆者

【東京】被爆者先頭に「核兵器なくそう!6・17おりづるパレード」

東京では新宿で「核兵器なくそう!6・17おりづるパレード」がとりくまれ、200人が参加しました。出発集会では、青年劇場と劇団風の子のメンバーで構成されたユニット「青い風」のみなさんによるパフォーマンスに始まり、トランぺッター松平晃さんが「青い空は」「原爆を許すまじ」「折り鶴」をメドレーでファンファーレとして演奏されました。

集会では、開会にあたり、広島被爆者で豊島区在住の山田玲子さんが「被爆者からのよびかけ」を語り、婦人国際平和自由連盟(WILPF)の秋林こずえ国際会長のメッセージ「国際連帯と女性たちのたゆまぬ努力で、核兵器禁止条約が実現されようとしています。核廃絶に向けた大きな一歩を踏み出せるように、核兵器禁止条約を支持する声を日本からも上げていきましょう」が賛同者とともに紹介されました。

日本民主青年同盟の望月聡彦さん、反核法律家協会・「ヒバクシャ国際署名」連絡会事務局の田部知江子弁護士がスピーチしました。「ヒバクシャ国際署名」連絡会キャンペーンリーダーの林田光弘さんがコーラーを務め、ピースコールでニューヨークの「核兵器を禁止する女性行進」に連帯の気持ちを送りました。

集会プログラム(A3)

パレードの先頭を26人の被爆者が歩きました。被爆者団体の方は「6・9行動などで街頭に立つことがあっても、被爆者が先頭のパレードは初めてでは?」と話していました。炎天下の中でしたが、JR新宿駅を一周して「核兵器禁止条約つくろう」とアピールしました。

新宿駅西口付近をアピールしながら歩くおりづるパレードのみなさん

【青森県】コープあおもりの店頭で「ヒバクシャ国際署名」行動

「Peace Wave 2017」の共同署名アクションが17日、コープあおもり るいけ店の店頭でおこなわれました。コープあおもりと八戸医療生協の共同でおこなわれ、コープあおもりの皆さんの赤のエプロンが印象的でした。1時間で76人分の「ヒバクシャ国際署名」が集まりました。風除室では、血圧や体重測定もおこなわれていました。

(新岡武信)

【新潟県】女性たちが華やかないでたちで「ヒバクシャ国際署名」行動

ニューヨークでおこなわれる国連会議に向けての核兵器廃絶女性行進の日にあわせた新潟古町での核廃絶女性行動に協力。「ヒバクシャ国際署名」を訴えました。婦人団体の派手ないでたちには圧倒されます。2年前、ニューヨークでやったのと同様のスタイルということで、この華やかさが署名の雰囲気の盛り上がりを作りました。

(今日は12人分、この後で頼んでいたお寺に署名集まっているか、伺ってみると20人分、引き続きやってくれることに:今日までの総数は935人分)

(新潟県原水協代表理事・赤井純治)

【石川県】平和行進の最中に「ヒバクシャ国際署名」統一行動

石川県原水協は6月15日、名鉄エムザ前で、「ヒバクシャ国際署名」統一行動にとりくみました。石川県は網の目行進能登コースの最中でしたが、全国に呼応して署名行動を呼びかけました。新婦人、平和委員会、原爆被災者友の会、安保破棄実行委員会、保険医協会のメンバー10人が参加して、36人分の署名が集まりました。

17日には大和デパート前で、原爆被災者友の会西本会長の呼びかけの署名行動をします。

(石川県原水協事務局長・内藤晴一郎)

【神奈川県】桜木町駅前に女性が集まり「ヒバクシャ国際署名」レッド・アクション

ニューヨーク国連本部で開催されている核兵器禁止条約の交渉会議。17日の今日は女性平和行進がおこなわれています。それに連帯し桜木町駅前で、女性が集まり「ヒバクシャ国際署名」レッド・アクションをおこないました。署名数は、1時間で115人分!学生さんら若い方が次々と署名に応じてくれました。若者の未来のためにも、日本政府は核兵器禁止条約に賛成を!

(中野真理)

【岡山県】核兵器なくせ!NY行動に連帯 おりづるパレードで市民に訴え

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核兵器禁止条約国連会議の議長と軍縮担当上級代表に296万3889人分の「ヒバクシャ国際署名」署名手渡す

連帯の握手を交わす左から日本被団協の和田事務局次長、ホワイト議長、日本被団協代表理事の箕牧さん、中満国連軍縮担当上級代表

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の和田征子事務局次長と箕牧智之代表理事は、核兵器禁止条約国連会議(第2会期)の2日目の6月16日、議場でホワイト議長(コスタリカ)に「ヒバクシャ国際署名」296万3889人分を手渡しました。中満泉国連軍縮担当上級代表も同席しました。

 

ホワイト議長に署名を手渡す和田さん

 

【日本原水協】核兵器禁止条約交渉会議・第2会期開会にあたり安井正和事務局長が日本政府へ申し入れ

日本原水協は6月13日、核兵器禁止条約交渉会議・第2会期開会にあたり、日本政府への申し入れをおこないました。安井正和事務局長が外務省を訪れ、申し入れ書を手交しました。軍備管理軍縮課長の代理として、同課村本晶子外務事務官が応対しました。

申し入れ

内閣総理大臣 安倍晋三 殿

外務大臣   岸田文雄 殿

日本政府が核兵器への依存から脱却し、核兵器禁止条約の採択、調印、批准、核兵器のない世界の実現のために努力するよう求めます

6月15日から7月7日まで、国連は昨年12月に採択された総会決議に基づき、核兵器を禁止する法的拘束力をもつ文書を交渉する会議の第二会期を開催しようとしています。

周知のように3月下旬に開催された第一会期には、115か国を超える政府が出席し、国際組織や各国市民社会の代表とともに文書の前文、中心的禁止項目、制度的枠組みなどを討論しました。討論に基づいて5月に起草・配布された核兵器禁止条約の草案は、核兵器の使用はもちろん、開発、生産、取得、保有、貯蔵、実験(爆発)のすべてを明確に禁止しています。

核兵器の禁止・廃絶は、国連憲章の精神に立った総会第一号決議の「各国軍備からの原子兵器・大量破壊兵器の一掃」に沿うものであり、国際政治が第一に実現すべき死活的重要課題です。

また、この課題は、なによりも国民が唯一核兵器の使用が引き起こす非人道的破局的帰結を体験した日本政府が率先して世界に訴え、その実現のために先頭に立つべき課題です。

日本政府の代表は第一会期の初日、北朝鮮の核実験、ミサイル発射を理由に、会議そのものへの参加を事実上拒否し、いままた第二会期への出席も拒否しています。北朝鮮は、もちろん核実験もミサイル発射もやめ、国連安保理の決議を受け入れ、話し合いのテーブルにつくべきです。

しかし、このことは、日本政府が核兵器禁止条約を拒否する理由にはなりません。むしろ、こうした情勢だからこそ、唯一の被爆国の政府として核保有国を含むすべての国に核兵器の全面禁止をよびかけ、核兵器のない世界への共同の努力を促すべきです。

現にいま、核保有国と一部の同盟国を除くアジアと世界の圧倒的多数の国々はこうした方向をとり、核兵器の禁止に賛成し、条約案を討論し、7月7日、第二会期の最終日には、核兵器禁止条約が国連の場で採択されようとしています。

この歴史的機会に当たり、私たちは日本政府がこれまでの危険な「核の傘」への依存を見直し、核兵器禁止条約の成立に積極的に貢献し、その調印、批准、発効から、さらに核兵器のない世界の実現へと歩むべきことを強く主張するものです。

2017年6月13日 原水爆禁止日本協議会

【核兵器禁止条約】関連情報

第1会期(3/27-3/31)

日本原水協声明 土田弥生日本原水協事務局次長 セツコ・サーロー 藤森俊希日本被団協事務局次長

オーストリア インドネシア アイルランド 日本(抜粋) 日本原水協抗議文

キム・ウォンス国連軍縮担当上級代表と懇談 エレン・ホワイト国連会議議長と懇談

第2会期(6/15-7/7)

NEW! 核兵器禁止に関する条約草案(概要)

安井正和日本原水協事務局長談話 核兵器禁止女性行進(6/17) 核兵器なくそう!6・17おりづるパレード

核兵器廃絶日本NGO連絡会

[…]

【平和行進】米大学生が初の外国旅行で国際青年リレー行進にチャレンジ

2017年原水爆禁止国民平和大行進・東京→広島コースの夢の島出発集会(5月6日)から静岡引き継ぎ(同19日)まで神奈川県内全日程を歩く国際青年リレー行進者がケイラ・ウォーリーさんに決まりました。メッセージを紹介します。ぜひ一緒に歩いて交流してください。

【メッセージ】核兵器の被害を大きく受けた国への連帯を込めて、核兵器廃絶のために行進する機会をいただき、とてもわくわくしています。アメリカは現在最強の核保有国であるため、この平和行進にアメリカ人行進者が参加することもとても重要だと思っています。私の参加は、みなさんの核兵器廃絶を目指す努力に対して、アメリカ国民が支持していることを示すささやかなシンボルとなるでしょう。このような大きな目的への支持を示し、私よりもっと熱心に運動にとりくむ人々から学ぶことで、実際に変化を作り出すことができます。この問題についてもっともっと勉強し、日本の人々の視点から、そして他の国々の人の視点から考えられるようになりたいです。そうすることで日本文化への視点を得ることができ、それは将来日本を研究する時に役立つと思います。

【プロフィール】ケイラ・ウォーリーは、外国語、芸術、文化、人類学に興味を持つ米タフツ大学の1年生。最近、大学のピースアクションに加入し、さまざまな方法の平和のためのたたかいにもっと参加したいと考えている。初めての外国旅行となる日本を訪れ、平和と核兵器の問題で大きな影響を受けた国の人々のものの見方に触れることを楽しみにしている。

ケイラさんはクラウドファンディング「Trip to Japan for Peace March」で渡航費を集めています。募金にご協力をお願いします。

2017年原水爆禁止国民平和大行進チラシ

表(クリックするとPDFファイルが開きます)

裏(クリックするとPDFファイルが開きます)

2017平和行進チラシ【確定】

2017年原水爆禁止国民平和大行進・東京→神奈川コース(5/6-7)チラシ

クリックするとPDFファイルが開きます。

【動画あり】広島被爆者が全英を遊説―核兵器の世界的禁止をめざして スコットランド自治政府首相が被爆者と面会

スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相と面会する左からロンドンCNDの小林さん、山田みどりさん、山田玲子さん(3月29日)

【動画】

被爆者のイギリス遊説について、ロンドン地域CND(核軍縮キャンペーン)の議長のキャロル・ターナーさんが役員グループの一員であるストップ戦争連合の機関紙に書いた記事と、スコットランド地元紙の報道が送られてきました。翻訳は日本原水協国際部です。

広島被爆者が全英を遊説―核兵器の世界的禁止をめざして

キャロル・ターナー

(英ストップ戦争連合のウェブサイト掲載)

今週、3月27日から31日にかけてニューヨークの国連本部で、アメリカ、イギリスの反対にもかかわらず、全ての核兵器を禁止する条約の締結を目指して歴史的な交渉が開始された。この交渉会議に合わせてイギリスでは、ロンドンCNDが広島原爆の2人の被爆者による遊説を組織した。

被爆者はロンドン、スコットランド、マンチェスター、オクスフォードを訪問して、英国議会議員、地方自治体議員、宗教界の指導者たちと懇談した。スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相との会合、イギリスの核兵器システムであるトライデントが配備されているファスレーン海軍基地とその近くでおこなわれている平和キャンプにも訪問した。

国連会議も被爆者訪問についても見聞きした人はほとんどいなかっただろう。イギリスのメディアはほとんど報道しなかったのだから。

「ガーディアン」紙の報道は、国連交渉会議への反対のみを取り上げ、アメリカによるボイコットにオーストラリアが参加を決めたことを見出しにしていた。まるで後知恵のように「核不拡散条約に幻滅する国が増え、核兵器の全面禁止への支持が強まりつつある」と述べたに過ぎなかった。

「デイリーメイル」、「ミラー」、「テレグラフ」の各紙は国連交渉会議を無視した。しかし「インディペンデント」紙は際立つ異様さで、「核兵器の一方的禁止に関する危険な国連会議」を警告する見出しを流した。念のために記しておくが、この交渉会議開始を決定した国連決議のタイトルは、「多国間核軍備撤廃交渉の前進」である。

「インディペンデント」の記事は、「母として、娘として」核兵器のない世界以上に望むものはない、というニッキー・ヘイリー米国連大使の言葉を引用した。しかしもちろんそれには、「われわれは現実的でなければならない」という但し書きがついていたのである。

この恥ずべきナンセンスな記事が掲載された日の前夜、ロンドンでは満員の聴衆が2人の被爆者の証言に耳を傾け、「現実的」が真に意味するものは何かを学んだ。山田玲子さんは1945年8月6日、アメリカが広島に原爆を投下した時11歳でまだ小学生だった。彼女は爆心地から2.5キロの地点に住んでおり、原爆投下直後の劫火からは逃れることができた。

逃れられなかった人々は彼女の住む地域まで避難してきたが、「ひどいやけどを負っており人間とは思えない姿だった」という。玲子さんは自分と家族と友人に起こったことをこう話している。

「いつも遊んでいた友達の家では、子どもたち5人がお母さんの帰りを待っていました。2日目に真っ黒い塊が四つん這いで飛び込んできたので、一瞬子どもたちは黒い犬だと思ったそうですが、それがお母さんだったのです。家に着くなり倒れて亡くなり、子どもたちだけが後に遺されました」

 

山田みどりさんは被爆2世である(苗字は同じだが2人は親戚ではない)。みどりさんの父親は広島近郊の町の助役で、広島市内で救援活動に加わった。彼女は後にがんを患い、近年「ヒロシマの少年 じろうちゃん」というマンガ本(ママ)を出版した。これは原爆投下の時に彼女の兄が経験したことを描写したものである。

化学・生物兵器、対人地雷、クラスター爆弾は全て法的に禁止されている。核兵器はそうではない。アフリカの国々が主導する核兵器の世界的な禁止条約をめざす動きは、この現状を修正しようとするものだ。

昨年10月、123の国連加盟国の賛成、38か国の反対、16か国の棄権票により決議が採択され、禁止条約交渉会議への道が開かれた。安全保障理事会常任理事国5か国のうち4か国(米・英・仏・露)は多くのNATO(北大西洋条約機構)加盟国・アメリカ同盟国の多くとともに反対票を投じた。

5番目の常任理事国である中国は棄権したが、最近、条約を支持する準備があることを示唆した。そのほかの核保有国の投票態度はというと、インドとパキスタンが棄権、イスラエルが反対、北朝鮮が賛成であった。

最近おこなわれた世論調査では、禁止条約に人々の強い支持があることを示している。2014年オーストラリアでは、84%がこのような条約を支持した。2016年にはドイツでも94%、オランダで85%、ノルウェーで77%、スウェーデンで81%が支持だった。

アメリカと同様に、イギリス政府も交渉に参加することを拒否した。メイ政権はまたしても世論を裏切る行動をとった。ユーガブ(世論調査会社)が3月15-16日に実施した世論調査では75%の国民がイギリス政府は交渉に参加すべきだと答えた。しかし、労働党の影の平和・軍縮大臣であるファビアン・ハミルトンは、オブザーバーとしてニューヨークの会議に参加した。

国連交渉会議の第2会期は6月15日から7月7日に開かれることになっている。まだこの問題で世論を喚起する時間はある。大衆的な集会を開き、地元の議員に、政府の参加を働きかけるよう要請しよう。

キャロル・ターナーはロンドン地域CNDの議長であり、ストップ戦争連合の役員グループの一員。「コービンとトライデント:労働党の引き続く論争」の著書がある。

国連での核兵器禁止条約会議開幕と時を同じくして

スコットランド自治政府首相が被爆者と面会

核の恐怖の生存者が世界的交渉の期間に平和のメッセージを広げるため、連帯を表明してスコットランドを訪問(コモン・スペース紙)

アメリカの原爆攻撃を受けた日本の都市広島の2人の被爆者が、重要な国連核兵器禁止条約3日目の3月29日水曜2:30から、ニコラ・スタージョン首相と面会する。

山田玲子さんと山田みどりさんは、核兵器とその拡散がもたらす破局的危険についてメッセ―ジを広げるため、待望の被爆者遊説に参加する。

それに加えて2人は木曜日(3月30日)にファスレーンとクールポートに向かい、この2つの核基地を視察し、ファスレーン平和キャンプで平和運動家と交流する。

スコットランドCNDのアーサー・ウェスト議長は、「玲子さんとみどりさんをスコットランドにお迎えできて光栄です。この間私たちはともすると核兵器がいかに恐ろしいものであるかを忘れがちです。2人の訪問は、この厳粛な事実を再認識させてくれるはずです。しかし国連で禁止条約交渉が始まっている今はまた大きな希望の時でもあります。軍縮におけるこの何十年で最大の突破口となるでしょう。しかしスコットランドが核兵器を拒否していることがこの会議で正式な代表によって表明されないことは大きな懸念です」

1934年広島生まれの玲子さんはアメリカの原爆が故郷の街を破壊したとき10歳だった。みどりさんは、太平洋戦争を終結させた原爆から4年後に生まれたが、半生を核兵器反対の運動に捧げてきた。被爆2世の間で続いている、原爆の放射線に由来する遺伝的影響と長期にわたる後遺障害についての懸念を2人とも共有している。

国連での核兵器禁止をめざす新条約の交渉会議は3月27日に開始されるが、イギリスはすでにこの多国間交渉をボイコットすることを決めている。しかしスコットランドを代表して、グラスゴー・アニエスランド選出のスコットランド議会のビル・キッド議員を含む、幅広い市民社会グループが参加する予定だ。

日本に対する原爆の使用に関してアメリカではいまだに論議が続いている。賛成派は、降伏の用意ができていなかった日本に対する核兵器使用によって、数十万人の命が救われたと主張している。反対派は、日本の軍部の中では降伏が検討されていたことや、原爆投下で罪のない日本の民間人が甚大な犠牲となったことを指摘している。

原爆投下で正確に何人が犠牲となったかを推定するのは非常に難しい。控えめに見ても、原爆投下後2か月から4か月の間に、原爆の影響により広島で9万人から14万6千人が、長崎で3万9千人から8万人が死亡し、それぞれの市での死者の半数は原爆投下の当日に亡くなっていると推定され、そのうち60%はひどい火傷が死因と考えられている。

現在、アメリカのドナルド・トランプ政権は、イランが核兵器を取得してイスラエルを脅かしていると主張して緊張を激化させようとしている。昨年、オバマ政権は中国、ロシア、EUとともにイランとの間で、軍事的核研究開発を止めることと引き換えに制裁を解除する多国間合意に調印した。

広島の被爆者がファスレーン平和キャンプを訪問

原水協代表、被爆者、エレン・ホワイト国連会議議長と懇談し一層の協力を誓い合う 6月には「たくさんの署名を持ってきてほしい」

ホワイト国連会議議長(中央)と手を繋ぎ一層の協力を誓い合う左から川田担当常任理事、オーストラリア・マラリンガの先住民の女性、藤森日本被団協事務局次長、高草木代表理事、サーローさん、土田事務局次長

国連の核兵器禁止条約交渉会議に出席している日本原水協の高草木博代表理事、土田弥生事務局次長、川田忠明担当常任理事の3氏は3月30日、被団協代表として会議に出席中の藤森俊希日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局次長やカナダ在住の被爆者セツコ・サーローさん、オーストラリア先住民で核実験被害者の代表とともに、会議議長のエレン・ホワイト大使(コスタリカ)と懇談しました。

冒頭、高草木代表理事は、「核兵器を禁止する国連会議は、人類の生存に関わる会議であり、日本の市民社会はこぞって核兵器を禁止し、廃絶するこの会議の成功を願っている。また、日本の運動は被爆者とともに、日本政府にも会議に出席し、被爆国であり、戦争放棄を憲法とする国として核兵器禁止のために力をあわせるよう求めている」と伝え、会議で発言と見解発表の機会を与えられたことに感謝の意を表明しました。

サーローさんは、核兵器の禁止が被爆者の心からの願いであり、コスタリカ政府がそのために努力を続けていることに力づけられていると述べ、藤森日本被団協事務局次長は、会議に出席しない核保有国の政府の態度を批判しながら、被爆者が世界で数億を目標に核兵器を禁止し、廃絶する署名を呼びかけていることを伝えて、協力を訴えました。

ホワイト議長は、会議での被爆者の証言と市民社会の声が大きな力を与えてくれたと感謝の言葉を述べました。また、現在の署名の集まり具合などについて質問し、「次の6-7月の会議では、たくさんの署名を持ってきてほしい」と激励してくれました。また、被爆者と市民社会のみなさんに、「会議参加者を代表して心とビジョンを共有していることを伝えてほしい」と述べました。

最後に、懇談参加者は、議長の提案で手をつないで記念撮影し、いっそうの協力を誓いあいました。

原水協代表団、キム・ウォンス国連軍縮担当上級代表と懇談 「今こそ、みなさんの大きな声が必要!」

キム・ウォンス国連軍縮担当上級代表を囲む左から土田事務局次長、藤森日本被団協事務局次長、高草木代表理事、川田担当常任理事

日本原水協代表団の高草木博代表理事、土田弥生事務局次長、川田忠明担当常任理事の各氏は3月30日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の藤森俊希事務局次長とともにキム・ウォンス国連軍縮担当上級代表を訪ね、懇談しました。

最初に高草木代表理事は、キム・ウォンス上級代表が一昨年に続き、昨年も原水爆禁止世界大会に出席されたことに感謝し、先に退任した潘基文(パン・ギムン)前事務総長にも、在任中の氏の温かい支援に心からの感謝を伝えてもらうよう要請しました。

また、現在の核兵器禁止条約を交渉する国連会議について、日本原水協の声明や関連資料を手渡して、会議の成功を願う日本原水協の立場を伝えました。

日本被団協の藤森事務局次長は、初日開会での被爆者としてのスピーチに際し、キム・ウォンス上級代表が見守ってくれたことに励まされたと感謝し、昨年4月に開始した核兵器の禁止・廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」について支援、協力を要請しました。

キム・ウォンス上級代表は、両組織の核軍縮への貢献に感謝する、核兵器の廃絶は市民社会と政府の両方の努力がなければ達成できないと語りました。また、国際的に緊張と分裂があるなかで、いまこそみなさんのさらに大きな声が必要と述べ、世論と運動の役割を強調しました。

さらに、被爆者の声は非常に重要、核保有国の指導者に声を届けてほしい、国連交渉会議でも、被爆者のメッセージが盛り込まれるべきとの声に賛成だと応えました。

最後に原水協代表団は、今年の原水爆禁止世界大会にもぜひ国連代表が参加してもらえるよう要請しました。

【動画あり】核兵器禁止条約交渉会議・市民社会の意見表明セッションでのセツコ・サーローさんの発言<仮訳>

発言するサーローさん

広島被爆者でカナダ在住のセツコ・サーローさんが核兵器禁止条約を交渉する国連会議2日目の3月28日、市民社会の意見表明セッションでの発言を日本原水協国際部が仮訳しました。全文を紹介します。

セツコさんが発言する姿はこちらで見られます(2:35:20 ぐらいから始まります)。

<仮訳>

核兵器禁止条約交渉会議での発言

セツコ・サーロー

2017年3月28日

 政府代表のみなさん、

広島の被爆者として、この歴史的な会議で発言の機会を与えられたことを光栄に思います。私の愛する故郷が一発の原爆で壊滅させられてから、すでに72年が経とうとしています。

生き延びた私たちは、核兵器の非人道と筆舌に尽くしがたい苦しみを、ふたたび誰にも経験させてはならないと心に誓いました。そのため私たち被爆者は、数十年にわたって、大量殺りくと世代を超えた放射性暴力を引き起こす核兵器の全廃を目ざしてたゆみなく努力してきました。

私たちは、犠牲となった家族や愛する者たちに対して、「あなたたちの死を決して無駄にはしない」と誓いました。広島だけですでに25万人が犠牲となりました。そのうちの多くは、自分たちの生あるうちに核兵器の廃絶を夢見てきた人々です。広島を思い出すたびに私のまぶたにうかぶのは、4歳だった甥の姿です。見分けもつかぬほど黒焦げになって膨れ上がり、体中が焼けただれてもなお、か細い声で水を求め続けていたあの子は、死ぬことでようやく苦しみから解放されたのでした。この幼い男の子の姿は、私の心の中で、今この瞬間にも核兵器で命を脅かされている世界中の罪のない子どもたち全員を代表するイメージとなっているのです。

この1週間の、そして6月から7月にかけての3週間の会議期間でのみなさんの任務は、いかなる曖昧さもなしに、はっきりと、核兵器は違法で不道徳で非合法であると宣言する、明確で、新しい、国際的な基準を作り上げることです。

私はナイーブな人間ではないので、この条約をはねつけようとする国々が出てくると予想しています。彼らは、自分たちにはなぜかこの命を破壊する兵器を保有する権利があるのだという勘違いにしがみついて、私たち全員を脅かすでしょう。

私は特に、この交渉会議に全面的に参加することができない日本政府を強く非難します。昨日の朝の日本政府代表の発言を聞いて、被爆者は、自分の祖国にずっと裏切られ、棄てられてきたという気持ちをさらに強くしています。彼らは、核の惨禍の現実から学ぶことを期待するとして、広島に外国要人を招くことで核軍縮に重要な役割を果たしていると称しています。しかし、アメリカの「核の傘」に留まり続けている日本のこのような行動は、まったく空虚なごまかしに過ぎません。日本政府は、日本国民の意志に応えて独立した立場をとるべきです。

真剣に軍縮のために努力しておられる政府代表のみなさんには、核兵器禁止のためのみなさんの交渉から恩恵を受ける将来の世代がいることを感じるだけでなく、広島・長崎で亡くなった人々の魂の声を感じとっていただきたいと思います。原爆で亡くなった人々の記憶と姿はつねに私を支え、導いてくれました。多くの被爆者もこのようにして生き続けてきたのだと思います。愛する人々の死を決して無駄にしないために。

みなさんが今週この会議を進める中で、彼らの支えと存在も感じていただきたいのです。そして立派に任務を果たしてください!! そして被爆者が、この条約は世界を変えることができ、必ず変えると確信していることを知ってください。

ありがとうございました。

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【日本原水協】首相官邸前で核兵器禁止条約の交渉への不参加を表明した日本政府への緊急抗議・要請行動【動画あり】

日本原水協は3月29日、核兵器禁止条約国連会議の交渉への不参加を表明した日本政府への抗議・要請行動を首相官邸前でおこないました。

緊急の提起にもかかわらず、全労連、国公労連、自治労連、全教、新婦人、婦人民主クラブ、平和委員会、全商連など中央団体の代表、東京原水協、東京都原爆被害者団体協議会(東友会)など17団体から53人(被爆者10人含む)が参加しました。

最初に被爆者が次々とマイクを握り、日本政府への怒りを述べました。日本共産党の本村伸子、大平喜信両衆議院議員が連帯挨拶。

続いて、安井正和事務局長が「唯一の戦争被爆国」として核兵器廃絶の先頭に立つと言いながら、禁止条約の交渉には反対するという日本政府の二枚舌外交を厳しく批判し、唯一の被爆国の政府と言うのであれば、なによりも被爆者の声に応えるべきであり、交渉不参加を撤回し、禁止条約交渉の成功のために、被爆国の責任を果たすことを強く要求しました。

安井事務局長が読み上げた日本政府への抗議要請文

この後、全労連、全教、新婦人、平和委員会などの代表が抗議を表明。

最後に、参加者全員で「核兵器禁止、条約つくれ」「日本政府は被爆者を裏切るな」「被爆国の責任を果たせ」「核兵器禁止条約を結べ」と力強くコールしました。

核兵器禁止国連会議開催にあたっての日本原水協の声明

【動画】

 

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【動画あり】核兵器禁止条約交渉「国連会議」における土田弥生日本原水協事務局次長の発言全文

核兵器禁止条約を交渉する国連会議(第1会期)2日目の3月28日におこなわれた、土田弥生原水爆禁止日本協議会事務局次長の発言全文を紹介します。

動画(英語)

議長ならびに各国代表の皆さん、

 私は被爆国日本の市民社会の代表としてこの会議で発言できることを光栄に思います。被爆者をはじめ、国民はこの会議の開催を歓迎しています。私たちは、1955年以来、毎年広島と長崎で原水爆禁止世界大会を開催し、核兵器の全面禁止、廃絶を呼びかけてきた団体として、この会議が、核兵器禁止条約を実現するものとなり、核兵器完全廃絶の達成へと大きな一歩を踏み出すことを求めます。とりわけ、以下の点を要請します。

 第一に、核兵器の禁止は、「次の世代を戦争の惨害から救う」ことを創立の目的とする国連が、果たすべき第一義的課題であり、「人類と核兵器は共存できない」との被爆者の訴えを、適切な形で反映させることを希望します。

 第二に、核保有国はこの条約に参加すべきですが、たとえ、当初の段階でそれらの国が参加せずとも、核兵器禁止条約に速やかに合意し、発効させることを求めます。被爆者は「もうこれ以上待つことはできない」との声をあげています。いまや、条約を実現すべきときです。

 第三に、核兵器の禁止と廃絶を達成し、核兵器のない世界を維持することは、核保有国、非保有国を問わず、すべての国の義務であることを条約に明記することです。この交渉会議で、私たちの政府は、被爆国としての責任を果たすべきです。

  この条約は、核兵器を人類史上初めて違法化し、「核兵器のない世界」に向けた決定的な一歩となるでしょう。私たちはみなさんとともに、核兵器の禁止から全面的な廃絶を達成するこの過程を前進させるため、被爆国の運動として全力を尽くすものです。

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「ヒバクシャ国際署名」著名人顔ポスター完成!

ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(「ヒバクシャ国際署名」)連絡会が著名人の顔写真入りポスターを作成しました。

ポスターには、瀬戸内寂聴さん(僧侶、作家)、田上富久さん(長崎市長)、高畑勲さん(アニメーション映画監督)、谷口稜曄さん(長崎被爆者、日本原水爆被害者団体協議会代表委員)、坪井直さん(広島被爆者、日本原水爆被害者団体協議会代表委員)、益川敏英さん(名古屋大学特別教授)、松井一實さん(広島市長)、Metisさん(アーティスト、被爆3世)、湯川れい子さん(音楽評論家、作詞家)=五十音順=9氏の顔写真が掲載され、「あなたの署名を国連へ」と呼びかけています。街頭での署名行動などにご活用ください。

1枚 頒価100円

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