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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【国民平和大行進】被災地連帯平和行進が福島県へ 県民をないがしろにする国・東電に強い怒り 平和行進団に熱い支持と共感!

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山形から福島へ

6月22日、福島県境にある栗子峠のドライブイン前で平和行進の引き継ぎ式が行われ、国民平和大行進が山形県から福島県へと引き継がれました。

山形県実行委員会事務局長の情野さんは、「山形県ではどこの自治体でも歓迎され、政府への意見書を要請。核兵器廃絶の先頭に立つ自治体になってほしいと懇談しました。日本政府の態度を変えるために、私達の運動を一層強める時です」とあいさつ。福島のみなさんに思いを託し、通し横断幕、リレー旗、「被災地を忘れないで」の被災地連帯行進横断幕が渡されました。

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福島県中通り行進スタート!「ますます声をあげなきゃ」

山形から引き継がれた行進は、東日本大震災と東電・福島第一原発事故で大きな被害を受けた飯坂町(飯坂温泉で有名)を行進しました。「わたり福祉会」から40人が参加するなど、飯坂からの参加者は84人と、昨年を上回る行進がとりくまれました。

「今年のコールは良かったよ~」と評判の、「いいね!」と「今でしょ!」コールを出発前に練習して中通り行進がスタート。指を突き上げる「いいね!」には参加者から「なんかコールが新鮮~」と。年配のお母さんたちもノリノリ。

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昨年初めて参加したお母さんは、9条の会で南相馬市に行った話をしてくれ、「変わらない原発事故の爪痕を目の当たりにして、ますます声をあげなきゃ」と参加していました。

みんな元気に歩いて、いい顔いっぱいで手を振ると車や家から手を振ったり、頭を下げたり、南相馬市小高区から避難してきたお母さんは「ありがとう!ご苦労さま!」と応え、福島県原水協事務局長の石堂さんが今年のうちわを手渡し、交流されていました 。

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国見町から福島市へ たくさんの人たちが応えてくれました!

中通りコース2日目の6月22日は、国見町、桑折町、伊達町から福島市に入る20kmを行進。1日目と比べて参加者は少なかったものの、沿道や行き交う車からの声援は数多く、行進団を最後まで励ましました。

この日、日本原水協の安井正和事務局長が国見町の出発集会から福島市民会館でのまとめ集会まで行進に参加しました。平和行進中央実行委員会の大越文さん、福島県内8日間を通して歩く愛知県瀬戸反核センターの田中詔子さん、2008年に通し行進した森悦子夫妻が参加し、行進を盛り上げました。

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出発集会で安井事務局長は、昨年の世界大会で馬場有(ばば・たもつ)浪江町長が訴えた「私たちには日本国憲法で保障されている、幸福追求権、生存権、財産権という権利はないのでしょうか。これほどまでに我々の生活を、社会全体を破壊した原発は、まさに原子爆弾そのもの」との言葉を紹介し、被害者の苦しみには目を向けず、その場しのぎの無責任な東京電力。そして、原発再稼働と海外への原発ビジネス、憲法改悪に精を出す安倍首相の姿は、まさに「死の灰」商人そのものであると糾弾。「核兵器と人類は共存できません。おなじく原発とも共存できません。間違った政治は変えなければなりません。それを変えるのは私たち一人ひとり、草の根の声と行動です」と参加者を激励しました。

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国・東電への怒りは大きい

宣伝カーでのアナウンスとともに、行進参加者が次々にマイクを握り、東電や国への怒りを訴えました。東電に完全賠償を求める県北の会の代表は、桑折町の仮設住宅にいる方々や桃農家の風評被害など、国が賠償責任を取らないことと、核兵器廃絶に被爆国日本が動かないことに憤る気持ちを訴えました。

参加者は、福島弁で「核兵器はいんねい!」「んだんだ~」とコールにして、みんなで手を振り、声をあげ沿道にアピールしました。

事務局の大越文さんは「福島の中通りの同じコースを歩いて3年目ですが、今年の反応はとてもいいんです」と語っているように、実際に、家から出てきて行進団を激励する人、車から身を乗り出して手を振り返す人、窓を開けて頭を下げる人、いいね!と親指たてて応えてくれる若い家族など、これまでにない反応がありました。 Ces hommes étant absorbés par ces débat sur ce paillage de à elles être sexuelle avec ce Viagra {effets secondaires Viagra https://www.bleuepil.com/utilisation-du-viagra.html Viagra 100mg}, les autres prérogative du Viagra près le cadavre humanoïde passent au second organigramme.

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桑折町の桃農家の男性は、行進団に対して「こんな状況では、子や孫たちが可哀想だ。原発ビジネスなんてとんでもない。運動が大事だね」と行進団を激励してくれました。

また、福島市内に入ると、ブルーシートに覆われた除染された土がそのまま仮置き場にされている家が数多く見受けられ、原発事故の被害にたいする国の救済が一向にすすんでいない事態も目の当たりにしました。

国が原発被災者、福島県民をないがしろにしながら、原発の海外輸出ビジネスに踏み切る態度に県民の多くが大きな不信感と怒りをもっていること、そして、それと立ち向かう、私たちの運動への期待と信頼感を強く感じさせる行進でした。

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桑折町から署名とペナント届く

中通りのコースの2日間は、土曜、日曜と重なったため、自治体関係者との懇談はできませんでしたが、事前に県実行委員会が署名とペナントへの記名などを要請していたこともあり、桑折町では町職員の方が町長をはじめ町職員の方々の署名とペナントを行進団の休憩場所まで届けに来てくれました。町役場の前には「非核平和宣言」塔が立っていました。

大会参加を決意

須賀川市原水協を支えた関根さんが、約43年ぶりに世界大会参加に名乗り出てくれました!長崎の大会は初とのこと。関根さんは20代の頃に広島で行われた第17回の世界大会に参加。その時に乗ったタクシーの運転手に「お前たちはただ騒ぐためだけに広島に来たんだろ」と言われ、「観光だけなら、わざわざカンパ集めたり、報告会したりするか!俺たちは運動してんだ!」とタンカをきった手前、帰ったら何かしないといけないなと考え、当時事務局不在だった須賀川市原水協の事務局として、一人から6・9行動を始めていったそうです。

いつもの世界大会ではない、今年の意義が関根さんの参加を決意させました!

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