【神奈川】年の瀬にあたり被爆者の会を訪問し援護・連帯募金贈呈

神奈川県原水協の笠木隆理事長と三井靖広事務局長は12月4日、神奈川県原爆被災者の会事務所を訪れ、年の瀬にあたってのごあいさつと被爆者援護・連帯募金の贈呈をおこないました。原爆被災者の会からは丸山進会長、東勝廣事務局長に対応していただき、1時間30分にわたり懇談しました。

丸山会長は、原爆被災者の会の現状について、「毎月の全県会議の参加者のうち3分の1は被爆2世になっており、証言ができる被爆者も数えるほどに減っているなど、組織的・財政的な問題や被爆証言の継承など、すべてが壁にぶつかっている」と率直に述べられました。

また、そうした状況のなかでも、事務所を構え、被爆者や被爆2世・3世が集まることのできる拠点があることの重要性や、大船観音にある慰霊碑の維持や慰霊祭などの実務を2世の皆さんが受け継ぎつつあることなども語られました。

私たちとしては、今後も引き続き原爆被災者の会と密接な関係を続けるとともに、組織面、財政面での援助を強めていく必要性を感じました。

なお、神奈川県原水協は、神奈川県原爆被災者の会にたいし、慰霊祭の際に20万円、年末の訪問で20万円を毎年贈呈しています。

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