
2025年12月18日、山口県田布施町議会で「日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書」が全会一致で可決されました。高見英夫田布施町議会議員にとりくみを寄せてもらいました。
山口県の地方議会が日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書を1つもあげていないことは、人口比で被爆者が長崎・広島に次いで多い県でもあり、また私自身が県原水協の役員をしていたこともあって、何とかしたいという思いがありました。
岸信介・佐藤栄作兄弟首相の出身地で保守的と言われる町ですが、半年前には上関「核のゴミ」中間貯蔵施設に反対決議をあげ、議員は話せば分かる方が多数でした。過半数を得るために、反対しがたい請願文や意見書例の文言の工夫、紹介議員の依頼などに配慮し、特に事前の議員への説明は大事でした。横やりもありました。
委員会で可決した後、保守派議員から「調印・批准だけでなく再検討会議へのオブザーバー参加を加えてほしい」という要請がありました。これを受け入れることによって、本会議では請願は9対2の採択でしたが、国に送る意見書は全会一致で可決となりました。

