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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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原水協活動推進ニュースNo6

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原水協活動推進ニュースNo5

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【埼玉】被爆者の証言を聞き、核のない世界を求める学習会案内チラシ

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2010年国連軍縮週間にむけた中央行動実施要項

10月4日から第65回国連総会・第1委員会の軍縮審議が開始されます。今年の国連総会は、5月のNPT再検討会議の到達の上に、核兵器廃絶の目標期限を設け、核兵器禁止条約の協議を開始する合意を生み出すことがつよく期待されています。また、日本政府が「核の傘」から脱却し、被爆国としてふさわしい役割を果たすことが強く求められています。

日本原水協は、核兵器廃絶の世論をつよめるために、10月6・9行動を皮切りに、2010年国連軍縮週間(10月24日~30日)最終日まで、「核兵器のない世界を」署名を中心とする全国宣伝署名行動にとりくみます。

国連軍縮週間前の10月21日~22日の両日、以下の通り中央行動をおこないます。

中央行動では、政府代表と草の根のシンポジウム、日本政府・外務省への「核兵器のない世界を」署名提出と要請、アメリカなど核保有国をはじめ各国大使館への要請行動をおこないます。

1、中央行動の日程・主な内容

①各国大使館、外務省への要請行動

10月21日(木)午前・午後、22日(金)午前

・核保有国、新アジェンダ、非同盟諸国大使館への要請

・政府・外務省(北米局日米安全保障課)への要請

※集合時間・場所は、要請日時が確定次第ご連絡します。

②日本政府への署名提出、シンポジウム

10月22日(金)午後

■ 「核兵器のない世界を」署名提出

場所: 衆議院第1議員会館 大会議室

15:30受付 16:00開始 16:30終了

■ シンポジウム

「核兵器のない世界の実現のために―政府・草の根の対話(仮称)」

場所: 衆議院第1議員会館 大会議室

16:30受付 17:00開会 19:00終了

※参加費無料、詳細は別途案内します。

2、中央行動の規模

* 各加盟中央団体から1名以上、関東近県は5名以上の参加を要請します。(シンポジウムは200人以上の規模で開催します)

* 要請行動は、省庁・大使館へ事前に氏名の登録が必要です。10月15日(金)までに所属と氏名を事務局までご連絡ください。当日は身分証明書(運転免許証もしくはパスポート)をご持参ください。

* 21日の宿泊が必要な方は事前に事務局へご連絡ください。

実施要項(PDFファイル)

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日本の草の根運動の存在感アピール―IPB記念行事で高草木事務局長が発言

国際平和ビューロー(IPB)のノーベル平和賞受賞100周年記念行事「平和の気候」セミナーが、ノーベルゆかりの地、ノルウェーの首都オスロで9月23日から開催されました。IPBの加盟団体である日本原水協から高草木博事務局長、土田弥生事務局次長、IPBの副会長を務める日本被団協の田中熙巳事務局長が出席しました。

▲オープニングセレモニーであいさつするトマス・マグヌスンIPB会長

23日夕刻のオープニングセレモニーに続き、24日は終日、「開発のための軍縮」「核軍縮」「ノルウェーは平和国家?」など、多様なテーマでパネル討論が行われました。

▲「核軍縮」パネル討論の様子

「核軍縮」のパネルは、まず、新日本婦人の会作成のニューヨーク行動のDVD上映で始まりました。マンハッタンの行進や署名提出などの日本の草の根の生き生きした運動に、参加者はみな圧倒されていました。パネルの司会者も、「ノルウェーから20人しか参加できなかったが、1600人の参加、700万の署名の提出など、本当に日本の運動はすばらしかった」と賞賛のコメントをしていました。

▲発言する高草木事務局長(中央)

田中氏は、自らの被爆体験に基づき、原爆の悲惨さと非人道性を告発し、「核兵器が使用されたとき、人間に何をもたらすのかを体験し目撃し、被爆に苦しんだ被爆者の声に耳を傾けて下さい」と核保有国と核の抑止に頼る同盟国に強いメッセージを発信しました。

高草木氏は、IPBが冷戦の時代から「核兵器の違法性」を提唱するなどその先駆性を評価し、2010年のNPT(核不拡散条約)再検討会議の前進と国際政治の変化のうえに、次のステップとして、国際政治の場で「核兵器禁止」の合意=コンセンサスをつくることを呼びかけました。(全文別掲)

討論では、核抑止力論の克服の課題において、核兵器を維持しようとする勢力が宣伝してきた「核兵器があるから守られている」という考えが、国民にもある程度定着している問題が指摘され、「イギリスのような国は、誰から核兵器で国を守るのか」との反問も出されました。この点で、高草木氏は、北朝鮮の脅威を利用した日本政府の核抑止力論依存を批判し、「北朝鮮問題を憲法9条、非核三原則にもとづいて外交で解決できない日本政府こそ脅威」であると発言しました。

高草木博日本原水協事務局長の発言は次の通りです。

草の根の行動は核兵器のない世界への扉を開ける

議長ならびに友人のみなさん

最初に私は、IPBのノーベル平和賞受賞100年という歴史的な会議で発言の機会をいただいたことに心から感謝し、この機会をお借りして、ご列席の歴代の会長をはじめIPBの組織と運動を支えてこられたみなさんに、日本の運動を代表して心からの敬意と祝意を表明します。また、この行事を準備されたノルウェーの平和運動および、後援されている各方面のみなさんに感謝を表明します。

本セッションのテーマである「核軍縮」は、IPBの活動にとって核心をなす分野です。1977年、被爆32年の広島と長崎で、なお多くの市民が原爆の影響に苦しんでいた当時、「被爆の実相と後遺」を国際シンポジウムの形で取り上げ、日本の運動とともに核兵器に対する人類生存のためのたたかいを呼びかけたのはIPBを中心とした世界のNGOでした。当時のショーン・マックブライド会長がそれ以来「核兵器の違法性」を主唱してきたことは、核兵器条約の実現をめざす今日の世界的な運動の先駆をなすものでした。

わずかな核保有国の決断で核兵器禁止はすぐにでも可能

今年5月、ニューヨークで開催されたNPT再検討会議は、核兵器のない世界への重要な前進を記すものとなりました。

会議の結論である最終文書は、「核兵器のない世界の平和と安全の達成」を第一の目的として確認しました。会議は、その上に核兵器のない世界の枠組みをつくる特別の努力をすべての国に求め、核兵器条約の交渉の必要性に留意しました。2012年の中東非核地帯化会議の開催、次回再検討会議にむけた核軍縮・廃絶のための一連の個別的目標でも一致がありました。このことは、核兵器独占の枠組みから核兵器廃絶へ、NPTをめぐるこの40年の世界世論と国際政治の変化をはっきりと示しています。

同時に、会議は、「核兵器のない世界」を目標としながら、それを実現する期限も、手段や道筋についても合意に達するにいたりませんでした。なぜでしょうか?それはオバマ大統領の、「核兵器が存在する限り、強力で効果的な核抑止力を保持する」という言明にも端的に示されるように、なお、核大国やその同盟国が核兵器の役割を肯定しているからです。

しかし、「核兵器のない世界」と「核抑止力」とは両立しません。「核兵器のない世界」は何よりも、核を持つ国や、「核の傘」に依存する国がそこからの脱却を決断しない限り実現しません。

私は、2010年NPT再検討会議を経た次のステップとして、第一に、国際政治の場で「核兵器禁止」の合意=コンセンサスをつくることを呼びかけたいです。日本の運動は、1955年、第1回世界大会を開催して以来、一貫して「核兵器の禁止」を呼びかけてきました。NPT加盟190カ国のうち185の国々が第2条で、みずからに核兵器の開発も保有も禁じており、加えて、インドやパキスタン、さらには中国や北朝鮮も国連総会では、マレーシア案に賛成票を投じています。わずかな核保有国が決断すれば、核兵器の禁止は今日にでも可能なのです。

「核兵器のない世界」へ歴史動かす主人公は草の根運動

第2に、21世紀の最初の10年は、あらためて「核兵器のない平和で公正な世界」へ、歴史を動かす主人公が、世界の人々が連帯した草の根の運動であることを示しました。今回の再検討会議で示された、「核兵器のない世界」への前進も、もし、イラク反戦の世界諸国民の動員とそれに続く、とりわけイラク攻撃の主力となった国々での政治的変化がなかったなら、実現できませんでした。

IPBは、今度のニューヨーク行動の準備プロセスでも昨年11月、ワシントンで年次評議会を開催し、国際的準備の中心的役割の一部を担いました。世界の運動とアメリカの平和運動がそのために合流することを可能にしました。

それに応え、私達も世界唯一の被爆国の運動として責任を果たすため、100人の被爆者を含め1800人の代表が日本からニューヨークへ向かいました。原水協からは1600人の人々が、「核兵器禁止、廃絶条約の交渉をすみやかに開始せよ」と求める署名691万筆をたずさえ、その先頭に立ちました。そのすべての人が、「核兵器のない世界」のためにみずからの時間と金と労力を使い、みずからの意思で行動した人たちでした。それは、幾百万の人々が街頭に出て、核戦争の準備に反対した1980年代の高揚の伝統を引く継ぐものです。私は、核兵器の廃絶と平和のために良心と知恵と草の根の運動を結集するIPBが、その役割を発展させるよう呼びかけたいです。

広島・長崎の被爆の実相と被爆者のメッセージの普及を

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【全教】核兵器廃絶めざす全教メールニュースNo.50

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【全教】核兵器廃絶めざす全教メールニュースNo.49

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【大阪】「だんじり祭り」の提灯前で6・9行動―岸和田原水協

岸和田原水協は9月9日、午後5時45分から6時30分まで南海線岸和田駅前にて308回目となる「6・9行動」を行いました。

9月18~19日の「だんじり祭り」を前に提灯が飾られる中、被爆写真パネルを展示し、新しいポスターを画板前に垂らし、新署名用紙を使い、ハンドマイクで行き交う人に署名を訴えました。 行動には5団体から21人が参加し、43人から署名が寄せられました。

【青森】核兵器禁止・廃絶条約へのチャンスの思い共有

八戸原水爆禁止の会は9月9日、コープあおもりるいけ店と三春屋前の2箇所で「6・9行動」を行いました。参加者はのべ9人、89筆の署名が集まりました。

コープ前の署名は、目標達成間近の新婦人八戸支部中心の行動でした。「核兵器をなくしましょう」と声をかけると多くの方が気軽に署名していました。

八戸在住のコープあおもりの理事がNPT再検討会議ニューヨーク行動に参加し、その内容を報告している成果かも知れませんが、今が核兵器禁止・廃絶条約へのチャンスだという思いを共有していると感じました。

夕方は中心街での取り組みでした。弁士を分担して核兵器禁止・廃絶を訴え、「私たちの思いを国連総会に届けましょう」、「非核3原則の法制化を日本政府に求めましょう」とアピールしました。

【神奈川】「家族の署名もしていいですか」と対話広がる

神奈川県原水協は9月9日12時から、横浜市伊勢佐木町、有隣堂前で「6・9中央行動」を行いました。

原水爆禁止世界大会後、初の行動となったこの日、神奈川県原水協、横浜原水協、神奈川県平和委員会、新日本婦人の会神奈川県本部、横浜地区労連から11人が参加しました。

大会後の新しい署名用紙、新しいポスターを使って署名行動はスタート。6団体の代表が次々とマイクを握り、地平線の彼方に見えてきた核兵器のない世界をいまこそ人類のものにしよう!そのための世論と運動を今年の国連総会に向けてさらに広げよう!この流れに逆らうように3日、横須賀に原子力潜水艦「ハワイ」が入港したことに抗議をしよう!菅首相の「核抑止は必要だ」発言を糾弾し、撤回させよう!と訴えました。

道行く人は啓示された原爆パネルに見入り、話しかけてくる人が目立ちました。「家族の署名もしていいですか」「こんなひどいことは絶対に許せない」「署名もいいが、それでなくせるのかねぇ」などと討論になりました。

1時間の行動で61人から署名が寄せられました。

原水協活動推進ニュースNo2

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折り鶴ストラップ大好評

日本原水協は9月9日、台風一過で青空が広がる上野公園で原水爆禁止2010年世界大会後初めての「6・9行動」を行いました。

▲「原爆と人間展」パネルを展示して署名行動

マイクを握った安井正和日本原水協事務局次長は「核兵器のない世界にむけて国際社会が大きく動く中、核兵器保有国とアメリカの核政策に依存する日本政府の姿勢が大きく問われている」と、核兵器全面禁止条約の交渉開始をもとめる署名への協力を呼びかけました。

栃木県足利市から遠足に来た中学2年生は、「原爆のことは1年の時に勉強した。いつか広島に行ってみたい」と集団で署名、若いカップルは「毎年夏にテレビで被爆者のお話を見て、想像もつかない体験をしているのだと思った。核兵器は絶対にない方がいい」と力を込めて話しながら署名しました。

▲上野動物園に遠足に来た中学生の集団も署名

署名してくれた人には婦人民主クラブ会員の佐藤紀子さんが毎日折っている折り鶴2羽と「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ」などと書かれた紙をヒモでつないだ“折り鶴ストラップ”を手渡し、大好評でした。

▲“折り鶴ストラップ”

行動には日本平和委員会、日本宗教者平和協議会、婦人民主クラブ、上野の森に広島・長崎の火を永遠に灯す会、東京原水協などから23人が参加し、1時間で144人から署名が寄せられました。

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【愛媛】今治市長が中学生の訴えに快く署名

新日本婦人の会今治支部は8月17日、2つの要望書(子宮頸<けい>がんワクチンとヒブワクチンの定期接種と公費助成)で市長と懇談し、大人6人、子ども9人(2歳~中学2年生)が参加しました。

「命にかかわることなので、基本的に国としてとりくんでもらえるように市としても精いっぱい働きかけていく」とのことでした。

広島の平和記念式典に参加した中学2年生が核兵器廃絶の署名もお願いしたところ、市長、健康推進課課長、秘書課の方が快く署名してくれました。

(『新婦人しんぶん』2010年9月9日号より)

【長野】注目浴びいつもより署名集まる

長野県原水協は「核兵器のない世界を」署名全国キャンペーンの初日にあたる9月6日、長野市内で昼休み6・9行動を行い18人が参加しました。

通行人から話しかけられるなど注目が集まり、64人から署名が寄せられました。

近くの書店の店主も、「アメリカ(駐日大使)などが(広島市平和式典に)参加して驚いた」と話していました。

【愛知】3学習会で世界大会決定を具体化

愛知県原水協は以下の3つの学習会を軸に、9―10月を世界大会の諸決定を具体的にすすめていくことにしています。

それぞれチラシをPDFでアップします。

9月23日(木・祝) 被爆者連帯部学習会

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9月25日(土) 原水爆禁止世界大会報告会

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10月24日(日) 核抑止論学習会

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