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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【神奈川県原水協】米原潜ヒューストン入港抗議文

抗 議 文
米原潜ヒューストン入港に抗議する!
米原潜衝突事故の原因究明がされないままの入港は許せない!
原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀配備を撤回せよ!
原潜入港非公表措置をただちに撤回せよ!
原潜への核トマホーク配備を中止し作戦計画を撤回せよ!
核兵器使用計画を撤回せよ!

 米海軍は25日、ロサンゼルス級攻撃型原潜ヒューストン横須賀入港を強行した。原潜の入港は今年初めて、原子力艦船の入港は通算755回目となるものである。しかも原潜の入出港公表を中止させて以降、65回目の入港である。断じて許せない。
 しかも、1月9日ペルシャ湾で米原潜は衝突事故を起こし、その原因が究明・公表されないままの入港である。我々は10日、原因究明がないままの原潜入港を控えるよう要請したばかりである。何という暴挙か。許せない!
 そしてヒューストンは、核トマホーク積載を米軍が認めた「核認証原潜」である。
 非核三原則が蹂躙され、核兵器が持ち込まれている危険が濃厚なのと、放射能汚染の危険を思うと決して認められないものである。
 米軍は攻撃型原子力潜水艦への核巡航ミサイルトマホーク配備を強行し、その作戦を強化しており、核持ち込みの危険が増大している中でのヒューストン入港である。しかも米軍は原潜の6割を太平洋に集中配備する計画をすすめている。さらに米軍は原子力空母配備のための関連施設建設を強行しており、それは原子力空母と原潜を一体のものとして扱う工事の強行である。断じて許せない!
 ヒューストンは非核証明を提出せよ!ただちに出ていけ!
 一昨年12月2日、米政府は2008年原子力空母ジョージワシントン横須賀配備・母港化を正式表明し、市議会、市民あげての反対の声が渦巻く最中の原潜入港である。
 また、空母艦載機のスーパーホーネットの配備を強行し、池子基地への米軍住宅700戸追加建設計画、そして今度は米海軍だけではなく、米陸軍第一軍団司令部を新司令部に改変し座間に持ってくる計画まで決め、これも県知事、市長、市議会、市民あげて反対運動が広がっている最中の原潜入港である。
 米軍の基地再編強化計画に強く反対する。基地の縮小・早期返還をこそ実行せよ。
 我々は横須賀基地を米軍が他国侵略の出撃基地として使用することを断じて許せない。
 最近、米解禁文書による米軍有事核持ち込み密約の存在が明らかになっている。
 1953年空母オリスカニが米空母として初めて横須賀に入港した時、核兵器を積んで入港していた事実、そして1973年空母ミッドウェーが横須賀を母港とした時も核兵器を積載していた事実が判明した。
 米日両政府は50年間も日本国民をだましたまま横須賀に核兵器を持ち込みつづけてきたのである。断じて許せることではない。また、横須賀を「母港」とする11隻の艦船に「劣化ウラン」弾の搭載と基地内貯蔵が判明している。「劣化ウラン」弾が常時艦船に積まれ、イラク攻撃で使用され、浦郷弾薬庫に貯蔵されているなど言語道断である。
 米軍はイラクから撤退せよ。
 県民の多数の世論、そして国連をはじめ多数の国際世論は、イラク占領に反対し、横須賀の核基地化、出撃基地化に反対している。我々は、この世論にそむく原潜の入港を断じて許せない。
 一、原潜ヒューストン入港に強く抗議する!ただちに出ていけ!核兵器を持ち込むな!
 一、原潜の入出港公表中止措置を撤回せよ!
 一、原子力空母ジョージワシントンの横須賀配備計画を撤回せよ!
 一、空母の母港を撤回せよ!最新鋭艦載機スーパーホーネットの配備強行に抗議する。
 一、米軍の新司令部の座間キャンプ移転計画を撤回せよ!
 一、艦載機の日中訓練、NLP、超低空飛行訓練を中止せよ!
 一、池子米軍基地への700戸住宅追加建設を中止せよ!遊休基地を即時無条件返還せよ!
 一、核兵器の存在を否定も肯定もしない政策をやめ、非核三原則を厳守し、核兵器の廃絶を実現せよ!
 一、米軍はイラクから撤退せよ!
2007年1月26日
原水爆禁止神奈川県協議会
安保廃棄・諸要求実現神奈川県統一促進会議
神奈川県平和委員会
神奈川県原爆被災者の会
神奈川県労働組合総連合
米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会
第七艦隊司令官殿
在日米海軍司令官殿
米軍横須賀基地司令官殿

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