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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【2019年原水爆禁止国民平和大行進・国際青年リレー】海外から寄せられたメッセージ

右から2人目がルビノさん(2018年7月27日、広島)

エミリー・ルビノ(2018年国際青年リレー行進者)
ピースアクション・ニューヨーク州支部 政策・組織拡大担当

原水協の友人のみなさん、
 核のない世界を目指してたゆみなく活動しておられる被爆者と日本中の平和活動家のみなさんに、連帯と称賛を送ります。私たちはこのたたかいの中で運命をともにしているのです。
  私は2018年の国際青年リレー行進者として、60年の伝統を持つ日本の平和行進に参加できたことを光栄に思います。アメリカ合衆国市民である青年の一人として、アメリカ政府が、私そして私がともに活動するほかの青年たちの声を代弁していないということを明確に示すことは重要だと思いました。なぜなら私たちは核のない世界を望んでいるからです!
 私たちは、先輩の反核活動家のみなさんがこれまで本当に長い間掲げてきたたいまつを、未来にむかって掲げ続けます。私は日本の青年のみなさんもこの平和行進に参加されるよう呼びかけます。私たち全員が、核のない未来に向かって力を合わせて活動せねばなりません。歩き続けましょう!

AG・サニョさんと桜丘高校美術部の生徒たち(2018年6月2日)

A.G. サニョ(アーティスト/平和を教え、平和を創ろう フィリピン)

 広島・長崎への原爆投下から75年が近づいています。私は、人間愛が勇気の本当の意味であることを示してくださった被爆者とそのご家族のみなさんに、深い敬愛の念を表明するものです。あと1年で、75年間の苦しみを思い起こし、75年間の癒しの月日を記念する節目の時がやってきます。
  被爆者の方々の、恒久平和と核のない世界をという切望を共有する同盟者として、私は彼らのメッセージを世界に届ける使命をこれからも積極的に果たすことを誓います。日本の青年たちにも同じ行動に立ち上がるよう強く呼びかけます。被爆者の願いを受け継いで、私たちとともに2019年国民平和大行進に加わり、一緒に歩きましょう。

夢の島を出発するボルティモア・フェニスさん(2015年5月6日)

ボルティモア・フェニス(ミンダナオ人民平和運動 フィリピン)

 あらゆる困難にも決して屈することなく核のない未来を追求してこられた、全ての被爆者に大きな敬意を表します。そしてあらゆる形態の軍事化と抑圧に反対して共同で立ち上がり、たたかい続ける全ての活動家、組織者のみなさんに称賛を送ります。
 私たちは多くのことを達成してきましたが、まだまだやるべきことが残っています。帝国主義と資本主義勢力は、支配を強めるためにより精巧な兵器で武装しつつあります。これは私たちが直面する緊急な気候変動の事態に加えて、人類にとって大きな脅威です。
 あらゆる形態の抑圧と核兵器の廃絶のために、命を捧げた人びとから勇気を引き継ぎましょう。仲間のみなさん、連帯と活動を強めましょう。私たちは運命共同体です。行進しましょう。歩き続けましょう。
 私たちの歩くリズムと足音で、夢のメロディを奏でましょう。全ての平和行進参加者、国際青年リレー行進者、そして実行委員会のみなさんのご健勝をお祈りし、祝意と万歳を送ります!

神奈川県内を行進するマラヤ・ファブロスさん(2013年5月7日)

マラヤ・ファブロス(非核フィリピン連合)

日本の青年のみなさんへのメッセージ
 みなさんに、平和と連帯のごあいさつを送ります。今年の平和行進を前にして、ほんとうに胸がわくわくしています。原水協のみなさん、今年もまた国際青年リレー行進を実現させて下さってありがとうございます。
 数年前に行進に参加した私は、平和行進で歩く経験を得たことに深く感謝しています。行進への参加は、被爆者と日本の草の根の平和運動との意義深い交流の機会を私に与えてくれました。歩くことは、瞑想の形態のひとつであり、絆を作る方法でもあります。誰かと数時間一緒に歩いただけで、その人との間には一生続く絆が生まれるのです。
 平和行進がいろいろな形でどのように平和について学ぶ場となるのか、そのプロセスもこの目で見ることができました。だからこそ私は、被爆者の心と記憶を未来につないでくれるよう、もっと多くの若い人たちにこの経験の種を蒔かなければ、という強い衝動に駆られたのです。
 被爆者と平和運動が目指すものの根幹にあるのは、あらゆる形態の生命に対する敬意だと思います。正義に根ざした尊厳ある人生は、私たちの生き方のあらゆる側面に現れるものです。社会的、政治的、環境、経済的、そして精神的な面で。
 私は日本の若い人たちに、時間を作って平和行進に参加するよう呼びかけたいと思います。数メートルでも、数歩でも、数時間でも、週末だけでもかまいません。頭と心をオープンにして参加してください。いろんな人に出会って、質問をして、平和について知り、そして平和がいかにあなたの国にとって大事かを学ぶために時間を割いてください。まだ被爆者が生きておられるうちに被爆者に会えるチャンスをつかんでください。その経験を決して忘れないで、あなたの友人すべてと共有してください。
 そしてあなたが生涯をかけて平和を創造するなかで、この豊かなプロセスを続けていけますように。平和行進はあなたのものです。他の国ぐにからも青年たちがやってきてこの行進に合流し、体験します。あなたのすぐ近所を通ります。最大限に平和行進を活用してください。特に今、被爆者がまだ生きているうちに。
 被爆国の国民であるあなたの声は、核兵器を本当に廃絶しようと呼びかける上で非常に重要です。そしておそらく、気候変動への正義ある解決を呼びかけたスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんのように、被爆者とともに、日本の青年としてのあなたの声は、世界中に、とりわけNPT関連会議に、良心の声を響かせてくれるでしょう。来年は広島、長崎への原爆投下から75年になります。もうそろそろ本当に、核兵器のない世界を実現する時だとは思いませんか?
 2019年5月6日から8月6日にかけて、そして2020年にかけて、ぜひ一緒に歩きましょう!平和行進の魂を分かち合ってください!行進でお会いしましょう。がんばりましょう!

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