日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がよびかけた日本政府に核兵器禁止条約への署名、批准を求める署名共同提出のつどいが11月21日、東京の星陵会館で開催され、日本被団協から100人を超える参加を含め、北海道から沖縄まで全国から314人の参加で満員となりました。署名は、日本被団協分と日本原水協分を合わせて344万9012人分を外務省に提出しました。
その後、衆議院第二議員会館前で開かれた集会には、700人が集まり「日本政府は核兵器禁止条約に参加を」「非核三原則の見直し反対」などの声をあげました。
日本原水協が秋のたたかいの最大の結集点として位置付けてとりくんだ署名は、新たに32万9929人分が集約されました(累計211万963人分)。これに日本被団協分の133万8049人分を合わせた166万7958人分の詰まった箱が星陵会館ホールの舞台上に積み上げられました。
日本被団協の田中熙巳代表委員は主催者あいさつで、高市早苗首相の「存立危機事態」や非核三原則の見直しへの軽々しい発言は由々しき事態だと指摘し、「核兵器という悪魔の道具を使って核抑止力に頼る日本政府をなんとかしないといけない」と訴えました。
政党代表からは、到着順に日本共産党書記局長の小池晃参議院議員、国民民主党の西岡秀子衆議院議員、立憲民主党代表代行の近藤昭一衆議院議員、公明党の平林晃衆議院議員、れいわ新選組共同代表の櫛渕万里衆議院議員の各議員、全国首長九条の会共同代表の保坂展人東京都世田谷区長が連帯あいさつ。作曲家の池辺晋一郎さんと漫画家のちばてつやさんから集会に連帯メッセージが寄せられました。 その後、344万9012人分の署名数が大きなパネルで発表されると、会場は歓声と拍手に包まれ、参加者は笑顔で記念撮影に収まりました。
被団協・原水協・原水禁の事務局長が共同で外務省審議官に署名を手交
署名の手交式では、外務省の軍縮不拡散・科学部の松本恭典審議官に対し、日本被団協の濱住治郎事務局長、日本原水協の安井正和事務局長、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)の谷雅志事務局長がそれぞれ一言を述べた後、合同で署名を手渡しました。安井事務局長が「政府は日本を取り巻く安全保障環境は一層厳しくなっていると言っているが、そうであるならなおさら核兵器の禁止が必要。高市総理が決断さえすれば核兵器禁止条約への署名はすぐにでも可能」と述べると会場から「そうだ!」と賛同の声が飛びました。
各団体・地方ブロックごとの手交では、長崎から参加した日本被団協の横山照子代表理事が、国連で核兵器禁止条約が採択された時に日本政府代表の席上には折り鶴しかなかったことが悔しいし悲しかったと述べ、「核兵器のない世界を見て死にたいと言っていた人たちの言葉がよみがえってくる。核兵器禁止条約に署名・批准するのは今ですよ!」と涙ながらに強く訴えました。
署名を受け取った松本審議官は「政府内で検討する」とコメントしたものの、これまでの日本政府の見解を述べるにとどまりました。
閉会あいさつに立った日本被団協の金本弘代表理事は、「政府が応えるまで(署名の共同提出を)何度でもやりたい。そういう意味では今日はスタートなのだということを確認したい」と述べ、総立ちになった参加者全員で「日本政府が一刻も早く核兵器禁止条約に入ることをめざしてがんばろう」と拳を突き上げました。そして、最後に「原爆を許すまじ」を合唱し、連帯を深めました。
日本政府に核兵器禁止条約への署名、批准を求める署名の共同提出YouTubeライブ(アーカイブ)

衆議院第2議員会館前で開催された集会(録画)


