基地のない平和な沖縄のための連帯のメッセージ(2022年9月6日現在)&沖縄県知事選勝利後の反応(9月13日現在)

国際平和ビューロー(IPB)
ライナー・ブラウン
IPB執行理事
ショーン・コナー
IPB執行理事代行

親愛な玉城デニー知事、
親愛な沖縄のみなさん、
 沖縄の知事と県民のみなさんの示す力と勇気は世界の模範となっています。国内外の強力な政治的軍事的圧力を前に、平和な、核兵器も基地もない島をめざすみなさんの疲れを知らぬ活動は容易なものではありませんが、しかし絶対に必要なものです。
 国際平和ビューロー(IPB)は、環境の破壊や無意味な暴力、地域社会の障害など外国軍事基地に付き物の、望みもしない結果から解放された平和な暮らしの島を求める県政と県民のみなさんの活動を喜んで支持します。
 沖縄は、私たちを破滅へと投げ込む高まる地政学的な緊張に与しないと声を上げ、はっきりと宣言してきました。にもかかわらず政府とアメリカの圧力が続いています。玉城知事と沖縄のみなさんはその圧力に屈することなく、戦争でなく平和を、荒廃でなく環境保護を、押し付けでなく民主主義を求めてたたかい続けるでしょう。
 IPBは、その努力で玉城知事と沖縄とともに進みます。みなさんの活動に感謝します。

アメリカ合衆国
ジョゼフ・ガーソン
「平和・軍縮・共通の安全保障キャンペーン」議長

 これはたいへん私的な一文ですが、沖縄と日本全国の友人や知り合いのみなさんが玉城知事の再選を果たす努力を強める上で励みになることを願っています。
 命の恵みを超えてなお貴重なものは、自由と私たち一人ひとりの尊厳の他にはありません。その3つのすべてが、沖縄では軍事的植民地化によって踏みにじられ、いまも脅かされています。最初は戦時下の日本の軍国主義政府によって、そしてその後は何十年ものアメリカの軍事占領によってです。
 玉城知事の再選を勝ち取ることは、沖縄県民と環境に対する軍の虐待をやめさせるための重要な一歩であり、世界平和への貢献でもあります。
 アメリカ合衆国の独立・建国も部分的には軍事的植民地化への反発でもありました。独立宣言がいうように、私たちの社会で「虐待と略奪」を働いた外国(イギリス)軍の駐留は、許し得ないものでありました。今日の沖縄の場合と同様、犯罪を働き暴力をふるった外国の戦闘員たちの、概してその不可解な存在は、取り除く以外になかったのです。
 2世紀を経たいまでも、地域や子ども、愛する人たちに犯罪や性的暴行を繰り返され、帯水層が汚染され、学校周辺に発がん物質が埋められ、軍関係の事故や教育や睡眠を妨げる騒音に悩まされ、多くの対外軍事干渉や「避けることのできる戦争」の共犯者にさせられるなどということは正常ではなく、受け入れられることでもありません。
 軍事占領の腐敗は深く、辺野古の環境に破滅的な影響をもたらす現在の巨大基地の建設キャンペーンにもありありとみることができます。アメリカと日本のリーダーにとっては何よりも、幾千億円もが費やされた(無駄に!)にもかかわらず基地は決して完成しないという現実を直視することが重要です。N値ゼロのマヨネーズ並みの軟度を持った大浦湾の海底で、東京とワシントンが工事続行の見え透いた芝居を続けても、この基地計画の運命はますます明確になっているのです。(訳注「N値」=スラグ用語:標準貫入試験において質量63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ標準貫入試験用サンプラーを30cm打込むのに要する打撃回数)
 玉城知事は、これらの政治勢力に対し、沖縄県民の安全と環境を優先目標とし、命と自由と尊厳の基本的価値を守るために抵抗する勇気を持ち続けています。
 外国のだれかが人びとにあれこれと激をとばすことは意に適ったことではありません。ですが平和や自由や尊厳への義務は私たちも分かち合っており、沖縄でのあなた方の勝利は、真理を尊重し、腐敗と植民地支配を拒否するアメリカの私たちの勝利でもあるのです。あなたのたたかいでの幸運を祈ります。私たちすべてにとって玉城知事が沖縄の勇気ある知事であり続けることが必要なのです。友情をもって。

アン・ライト
元米国陸軍大佐・外交官(米国のイラク戦争に反対し、2003年に辞職)

 私は過去15年間に何度も沖縄を訪れました。核兵器のない、米軍基地のない、平和な沖縄を求める沖縄県民のたたかいを全面的に支持します!
 私も玉城知事と同様、普天間米軍基地の閉鎖を強く求め、美しい大浦湾とその非常に柔らかいサンゴ礁を持つ辺野古の新海兵隊基地と滑走路建設に断固反対しています。私は玉城デニー知事を支持し、引き続き沖縄の知事であり続けてほしいと願っています。

ジョン・スタインバック
首都圏ヒロシマ・ナガサキ平和委員会

 首都圏ヒロシマ・ナガサキ平和委員会は、再選をめざす玉城デニー知事に連帯します。彼は、沖縄の新米軍基地建設や、既存の基地の拡張に断固として反対してきました。沖縄をはじめ世界中に米軍が存在することは、世界平和を不安定にするものであり、反対せねばなりません。例えば過去70年間、嘉手納基地は、朝鮮半島、ベトナム、イラクでの戦争の重要な出撃拠点として機能しており、西太平洋地域全体への脅威となっています。
 平和を愛するすべての人びとが玉城デニー氏の再選を支持することが重要です!

グアム
リサ・リンダ・ナティヴィダド
グアハン先住チャモロ女性協会創立メンバー、グアム大学教授

 ブエナス・ヤンハファアダイ-!玉城デニー知事と沖縄の基地反対キャンペーンのみなさんにあいさつを送ります。
 2022年の知事選挙にあたって、玉城デニーさん、世界を軍事基地のないより安全な場所に、私たちの地域社会を安全で繫栄した場所にするあなたの仕事に敬意を表します。私たちは、辺野古への新海兵隊基地の建設に断固として反対し、米海兵隊普天間基地の撤去を求め続けるあなたの努力を支持します。グアハン先住チャモロ女性協会は地球規模の連帯を称え、人びとが生きるために必要なものを手にするだけでなくこの地上で繁栄できるよう、安全で平和な世界をめざし創るためにあなたをしっかりと支持します。
 私たちは環境を守り、世界の緊張には外交を生かし、人の生命の価値のために努力します。私たちは核兵器の被害を受けた被爆者と連帯し、安全で平和な世界をとの呼びかけを支持します。米兵による性犯罪の被害を受けた沖縄の女性や少女と連帯します。
 グアハンや全太平洋のみなさんの姉妹たちは、あなたの運動と選挙での成功を願っています。あなたが今後ともパートナーであることを、そして全世界の平和が実現することを心待ちにしています。
 平和のビジョンをもって。われわれは勝利する!

プルテヒ・リテクザン(リテクザンを守れ)

 プルテヒ・リテクザン(リテクザンを守れ)は、核も基地もない平和な沖縄を求める沖縄県民のたたかいに連帯します。私たちは、沖縄県民の普天間米軍基地閉鎖要求、辺野古への新海兵隊基地建設に対する反対運動、そしてこれらの問題のためにたたかい続ける玉城デニー氏のリーダーシップ継続を求める運動を支援します。私たちは、これらの島々で、そしてより広い地域で続けられる米軍の破壊的な存在に終止符を打つためのたたかいで結ばれています。米軍の活動は、日本国憲法第9条に明確に違反し、これらの島々の地域社会の脱植民地化と自己決定権を妨害し、沖縄と周辺の島々の人びと、土地、自然および文化的資産の真の安全保障を阻害するものです。
 海兵隊のグアム移転に伴い、ここグアハンのコミュニティも同じ課題に直面する可能性があるため、私たちは沖縄の人びとの経験とたたかいに心から感謝しています。私たちは、沖縄の人びとの権利と意志が無視され続けていることに強く反対します。沖縄の人びとの私たちへの連帯に応えて、私たちは沖縄と連帯し、神聖な土地と海を守る私たち自身の努力を続けていきます。

ホープ・アルバレス・クリストバル

 長い間、それぞれの島の民族の故郷で水の環境と調和して平和に暮らしてきた太平洋の諸国民として、私たちは、平和、公正、脱植民地、真の安全保障を求める互いの熱望によって結ばれています。私たちは、あなたがた沖縄の仲間や玉城デニーさんと、沖縄の軍事化、新たな海兵隊基地、土地の毒物や水の汚染、軍事産業による沖縄の島々の劣化などに対するみなさんのたたかいに連帯します。
 挫けることがないようしっかりと連帯して私たちはみなさんの、沖縄を守り、平和回復を追求するみなさんの主権と人権を求めるたたかいを支援し続けます。相互の尊重をもって。

韓国
チェ・スンヒ
カンジョン(江汀)平和ネットワーク
海の平和のための島々の連帯
チェジュ海軍基地反対カンジョン村民協会

 私たち、チェジュ(済州)島の島民は軍事基地に反対する沖縄のたたかいをいつも支持しています。以下、私たちの連帯のメッセージです。

核兵器も基地もない平和な沖縄のための県民のたたかいを支持します

 辺野古、大浦湾へのキャンプシュワブ米軍基地の拡張を止めさせる沖縄県民の確固としたたたかいは世界の平和運動と、とりわけ私たちカンジョン村のチェジュ(済州)島海軍基地に反対するたたかいを励ましてきました。気候危機と高まり続ける軍事緊張を前に、生命を大切にする「命どぅ宝」の伝統は希望を語り続けています。環境を守り、平和的手段で平和を創るために活動しているのは決して私たちだけではありません。私たちは過去のたたかいと願いをより公正で健康で平和な未来につなぐことができます。私たちは海を越え、核兵器も基地もない平和なチェジュ島のためにたたかっています。たくさんの島々で軍事化、新植民地主義的な搾取や環境悪化に対してたたかっています。
 私たちは、貴重なサンゴ礁、私たちの先祖の遺骨、飲み水、そして公正で民主的なプロセスへの私たちの権利について、その価値を理解しています。私たちの島を宝とし守るために、連帯を力とし、頑張りましょう。

イ・ジュンキュ(李俊揆)
韓神大学統一平和政策研究院上級研究員

 沖縄民衆のたたかいは、沖縄民衆にとって、民主主義と平和的生存権のためのたたかいでしょう。一方、朝鮮半島に住んでいる私のような外部の視点からすれば、沖縄民衆のたたかいは、アジア太平洋地域における民衆の歴史で、手本になってきました。
 アメリカの軍事戦略や日米同盟において沖縄は、アジア太平洋のキーストーン(要石)と呼ばれています。現にこの地域には尖閣/魚釣諸島、台湾海峡、東シナ海、南シナ海などのフラッシュ・ポイントが存在していて、米中の覇権争いや強大国間の権力闘争はそのような火種を抱えて展開されています。沖縄諸島はその対立の最前線になりつつあるのです。
 逆に言えば、沖縄が、対立と分裂を平和と共存へ変革する震源地となりうることを意味すると私は確信します。今回沖縄の選挙は、そのような歴史的かつ国際的意味を含んでいます。 皆さんのたたかいに応援をお送りし、常に平和のための連帯の現場でともにすることを決意します。

フィリピン
コラソン・ファブロス
非核フィリピン連合事務局長

 去る8月の原水爆禁止2022年世界大会・ナガサキデー集会で私が述べたメッセージを再度お伝えします。そして私たちは、特に沖縄のみなさんが非常に重要な選挙に直面しているこの時期に、沖縄の人びととの連帯を引き続き心から呼びかけていくことをお約束します。私たちは、VOTE FOR PEACE(平和のための投票)が勝利し、人びとの力が、沖縄における軍事活動の激しい攻撃に対するみなさんの数十年にわたる揺るぎない抵抗をさらに燃え立たせるよう祈っています。
 みなさんは、私たちに勇気を教えてくれました。真実を語る勇気です。そして平和と正義の側に立ち一線を画してきました。みなさんの勇気は、沖縄の未来を決定づけ、アジア、太平洋の他の多くの島々にも影響を与え続けています。
 直面している困難にもかかわらず、みなさんは、非暴力闘争の価値、人間の本質的な善意と連帯への信頼についての深い理解と献身によって、「命どぅ宝」という沖縄の精神で私たちを奮い立たせてくれます。
 沖縄とフィリピンの私たちは、同じ現実を共有しています。核兵器や外国軍基地、戦争のない世界を目指すビジョンで、私たちとみなさんは団結しています。そして私たちは、沖縄が重要な選挙を迎えるにあたって、平和、正義、沖縄の人びとへの奉仕という路線を守り続ける知事をみなさんが引き続き支援されていることに、感謝の意を表し、祈りを捧げます。
 私たちの集団的なビジョン、勇気、希望が、この地域の未来を決定するのです。私たちは必ず勝利します!

マリア・ミエル・ローリナリア
フィリピン女性平和安全ネットワーク

 私たちフィリピン女性平和安全ネットワーク(PWNPS)は沖縄県民多数の利益と意思が目前の9月11日の知事選挙で勝利することを願っています。
 この選挙は沖縄県民の問題であり、私たちも日本政府が圧力を加えることなくみなさんの選択の自由を保障すべきであると信じています。私たちも干渉できません。しかしみなさんには私たちの支持と連帯があります。
 みなさんの投票は、民主主義の手続きのひとつというだけではありません。この選挙にかかっているものは、普天間海兵隊基地を閉鎖し、辺野古の新基地建設に一貫して反対し続けているみなさんのリーダーが引き続きみなさんをリードする法的で公的な立場を続けられるかどうかなのです。私たちは、みなさんが玉城デニー候補をしっかりと支えるものと信じています。
 私たちが1980年代に新基地協定に反対し、1992年に米軍基地を閉鎖させるまでみなさんが支持してくださったように、私たちもみなさんを支持します。私たちの土地も水も、米軍の基地や演習のためでなく、ましてや戦争のためのものではありません。

オーストラリア
ハンナ・ミドルトン
デニス・ドハティ
オーストラリア反基地キャンペーン連合(AABCC)

 オーストラリア反基地キャンペーン連合(AABCC)のメンバーおよび支持者は、玉城デニー氏に心からの祝福と連帯の意を表し、沖縄県知事再選への期待を表明します。
 私たちは、普天間米軍基地の閉鎖を求め、辺野古への新基地建設に反対する玉城氏の沖縄県民に対する強いリーダーシップを高く評価し、敬意を表明します。
 私たちは長い間、沖縄の人びとの抵抗の強さに、感嘆と敬意を抱いてきました。そして今も、玉城知事のリーダーシップのもと、国や米軍による沖縄の軍事化の圧力に抗して、たたかっています。
 私たちは、核も基地もない平和な沖縄をめざす沖縄県民のたたかいへの強い支持と連帯を表明します。

イギリス
トニー・シンプソン
バートランド・ラッセル平和財団事務局長

 沖縄は、軍事基地の拡大ではなく協力と民主主義によって平和を求める世界のすべての人びとに、指針を示してくれています。
 2019年の住民投票では、沖縄県民の70%以上が米軍新基地建設案に「NO」を突きつけました。多大な圧力を受けながらも、軍事基地に対して原則的で一貫した玉城知事の姿勢は、緊張が高まる東アジア地域をはるかに超える支持と関心を集めています。私たちは、玉城知事の努力に拍手を送るとともに、知事とすべての沖縄県民が成功を収めるよう願っています。バートランド・ラッセルの生誕150周年を迎える今年、沖縄で平和が守られ続けることを確信します。

フランス
ロラン・ニベ
「フランス平和運動」全国議長

 フランス平和運動は、沖縄本島に住む人びとはもちろん、沖縄の米軍基地閉鎖のためにたたかうすべての平和主義者、平和を愛する人びとを支援します。
 総じて、フランス平和運動は、在外領土にあるフランス軍基地の閉鎖をふくめ、世界中の外国軍事基地の廃止を要求しています。
 沖縄の米軍基地の維持は、沖縄の人びとの、ひいては日本全体の人びとの経済的利益に反しています。これらの基地は、生態系を悪化させる深刻な原因となっており、環境への犯罪であり、世界の容認できない軍事化、特に米国とNATOによる欧州・太平洋地域の軍事化の意図に加担するものです。
 この地域に存在するいかなる問題も、平和を目的とした交渉で解決されねばなりません。
平和が深刻に脅かされている危険な国際情勢のもとで、私たち人民は、平和と国際関係の非軍事化のために団結しなければなりません。すべての人民とすべての人類の未来にとって、平和以外の道はないのです。そのためには、軍事費の削減、核兵器の完全廃絶、国際関係の非軍事化、そして社会、経済、環境の各分野におけるニーズの充足に基づいた人間の安全保障のための支出増加などを当面の目標とすべきです。
 日本の友人のみなさん(平和主義者、フェミニスト、環境保護者)が先頭に立っている沖縄の米軍基地閉鎖のためのたたかいは、平和のための普遍的なたたかいの一部です。
私たちはみなさんとともにたたかいます。


沖縄県知事選勝利後の反応(9月13日現在)

イギリス
トニー・シンプソン
バートランド・ラッセル平和財団事務局長

 いい知らせをありがとうございます。デニー・玉城さんに沖縄選挙戦勝利への祝意をお伝えください。このような勝利は、現在の危険に満ちた時代に、私たちすべてを励ますものです。私たちの発行している「スポークスマン」は、国連事務総長の広島訪問を特集しています。イギリスからの挨拶を送ります。

国際平和ビューロー(IPB)
ライナー・ブラウン
IPB執行理事

 嬉しいニュースをありがとうございます。いまの恐ろしい時期に明るい、希望の湧くニュースです。

アメリカ合衆国
ジョゼフ・ガーソン
「平和・軍縮・共通の安全保障キャンペーン」議長

 玉城知事勝利のニュースに嬉しさを伝えたいと思い、メールにしました。沖縄は、確固としてぶれない。

ジョン・スタインバック
首都圏ヒロシマ・ナガサキ平和委員会

 おめでとうございます!(アイフォンから)

プルテヒ・リテクザン(リテクザンを守れ)

 偉大な選挙結果、おめでとうございます。このニュースを伝えてくださったことに感謝します。もし可能なら、ほかの連帯メッセージも読ませてください。もう一度、感謝します。

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