竹田昭彦日誌(19)5月29日(木)

<米軍機が墜落した早明浦ダム>


今日は、土佐町、大川村、本山町、大豊町、芸西村の役場訪問と芸西村の行進です。

 

 

大川村、土佐町、本山町、大豊町は、吉野川の源流域です。渇水期にニュースとなる早明浦(さめうら)ダム湖は、大川村、土佐町、山本町に位置します。渇水で湖底が見えはじめてくると、元住居だった跡が現れることもあるそうです。


吉野川は、高知県と愛媛県を源流とし、徳島県で海に流れます。3県を流れることから吉野川を四国三郎と呼ぶのだそうです。徳島県を行進中には、太郎と呼ばず、なぜ三郎と言うのか疑問でした。


大川村は、人口が500人の自治体です。役場の玄関に、4月末の人口や世帯数が張り出してありました。人口500人で、自立している村があるとは、たいへん驚きました。村長さんにお会いしますと、「昭和7年生まれで、後期高齢者になった」と言われ、ザックバランに話されました。しばし、政党談義が続きました。


ookawa_t.jpg                  大川村の人口表示=大川村役場玄関


この村で、1994年に大事故が起きました。米海軍空母の艦載機が、低空飛行訓練中に早明浦ダム湖に墜落したのです。パイロット2人も死にました。米軍機の低空飛行訓練は、1980年代からはじまり、現在も続いています。岩国が、厚木から移動してくる艦載機の訓練基地になれば、さらに、激しくなるでしょう。関連する大川村、土佐町、本山町、大豊町は、訓練中止を訴えています。


事故現場には、飛行訓練中止を訴える平和委員会の看板がありました。


beigun_t.jpg    早明浦ダム「米軍戦闘機墜落現場」(左から)松繁さん、竹田=大川村役場から約2㎞上流


本山町は、県原水協事務局長の松繁悦子さんの出身地です。役場を訪ねると、ほとんどの方が知り合いでした。役場への要請説明は、松繁さんがしました。


芸西村は太平洋に面し、平地一部が多く、ハウス野菜の産地です。ナスの生産で有名です。ナスは連作を嫌うので、どにようにして連作するのか地元の方に聞きますと、薬で中和しているとのことです。その薬は、他の植物等にも影響をすので、使用禁止になるようです。別な方法を研究中とのことでした。


芸西村は、平和行進に大勢参加するとの予告が、一緒に役場を訪問している和田さん(実行委事務局長)からありました。夕方の行進では、その通り、これまで最高の50人ほどが参加しました。


 
geinishi_t.jpg               芸西村を平和行進。笑顔で行進する若い人たち。


今日の参加者は約50人で、芸西村内を2.5㎞歩きました。とくに、芸西村職労から30人ほどの参加がありました。


各自治体訪問では、首長さんや議会事務局長さん等からペナントを計8本頂きました。土佐町と本山町では、町長さんから募金を頂きました。