04.賛同・激励メッセージの最近のブログ記事

【神奈川】松沢成文県知事メッセージ

被爆64年、核兵器廃絶2009年平和行進にご参加の皆さん、大変お疲れ様です。


核兵器を廃絶し、戦争のない平和な社会を築くことは、人類普遍の願いであり、その実現に向け、世界各地でさまざまな取り組みが行われています。


神奈川県では、1984年に「神奈川非核兵器宣言」が県議会で議決されたのをはじめ、唯一の核被爆国であるわが国の、国民共通の悲願である「核兵器の廃絶、恒久平和の実現」に向けて、地域から取り組みを進めてまいりました。


しかし、残念ながら、現在なお、この地球上には大量の核兵器が存在します。こうした中、オバマ米国大統領はプラハにおいて、「核兵器のない世界」に関する演説をおこないました。私たちは、こうした動きが国際的な核軍縮の機運を盛り上げていくことを期待しています。


本県としても、引き続き、平和を願う県民の皆様や各自治体と連携し、一日も早く、「核兵器もない、戦争もない、平和な世界」が実現するよう、努力を続けてまいります。


2009年5月12日 神奈川県知事 松沢成文

日本青年団協議会メッセージ

日本青年団協議会の冨川幸三副会長が出発集会で読み上げたメッセージの全文を紹介します。


2009原水爆禁止国民平和大行進 出発集会あいさつ

みなさん、こんにちは。本日ここ夢の島・第五福竜丸展示館前に、核兵器廃絶と平和憲法の擁護を訴えお集まりのみなさん、私は日本青年団協議会で副会長を務めます、香川県出身の冨川幸三といいます。みなさんにお会いできたことをたいへん光栄に思うと同時に、本日お集まりのみなさんの日頃の活動に心から敬意を表します。出発式にあたり、全国の地域青年団を代表し、心からの連帯のごあいさつを申し上げます。


私たち日本青年団協議会では、5月4日から5日まで、「青年が、地域を、日本を元気にする!」をスローガンに「第59回定期大会」を行い、2日間議論し、新年度の運動方針を全国の仲間とともに創りあげました。大会では、地域から平和運動のうねりを創りあげていくことを確認しました。また昨年は、青年団平和集会を沖縄で開催し、沖縄の過去と現在、そして基地問題などで揺れる沖縄の現状を学びました。集会を通して、これらの問題は決して沖縄だけのことではなく、実は自分たちが暮らす地域に直結する問題であるのだということに気づき、様々な取り組みや学びが地域から生まれています。このような運動を通して、私たち青年が平和づくりの担い手の一人になっていく決意でおります。
 

みなさん、21世紀の今日でさえ「核兵器も戦争もない平和な世紀」はいまだ実現されていません。それどころか、いまだに世界各地では紛争がたえず、子どもたちを含む何の罪もない多くの市民が犠牲になっています。さらに、核兵器を公然と保有する国が増え、核兵器の脅威が世界を覆っています。真の世界平和を目指して運動に取り組んでいる私たちは、この状況を絶対に許すわけにはいきません。あきらめるわけにもいきません。


最大の核保有国であるアメリカに誕生した新政権、オバマ大統領は「核兵器のない世界を追求する」と宣言しました。いま、核兵器廃絶の声が核保有国からもあげられています。私たちの運動が、世界を動かそうとしています。


今年は被爆・戦後64年の年にあたります。また、来年5月には、ニューヨークで核兵器不拡散条約の再検討会議が開催されます。世界的な潮流として平和のうねりが世界中に広がろうとしている一方で、日本では憲法改正の動きが顕著に見られます。私たち日本青年団協議会といたしましては、こうした動きと対峙して運動を進め、圧倒的多数が憲法9条を実現させたいと願っていることを社会に強く訴え、核兵器廃絶と平和憲法擁護を実現させるために、みなさんと連帯していくことを表明いたします。そして、そうした連帯が、国内や世界でさらに大きく広がっていくことをご期待申し上げます。


終わりに、2009原水爆禁止国民平和大行進に私たち青年団の平和の願いを託すとともに、無事被爆地・広島まで到着されるよう心から祈念いたします。


ともに頑張りましょう。

海外からのメッセージ

平和行進に寄せられた海外(アメリカ、ドイツ)からのメッセージを紹介します。


アメリカフレンズ奉仕委員会・ジョゼフ・ガーソン  
2009年4月30日


平和行進参加者のみなさん、


平和行進に私もみなさんと一緒に参加できればと思います。核兵器廃絶をめざすみなさんの献身的な活動は人類の宝です。みなさんは、これから生まれる世代の人々も含めすべての人類のために歩いているのです。どうもありがとうございます。


原水協は緊急の課題として核兵器廃絶を達成しようと取り組んでいます。2010年NPT再検討会議が近づく今、このことは特に重要な意味を持ちます。オバマ大統領が、アメリカは核兵器廃絶、包括的核実験禁止条約の批准、核分裂物質生産禁止条約の交渉を約束すると確認したことには拍手を送ります。しかし彼はまた、核兵器廃絶は「長い道のり」であると言い、まだ若いにもかかわらず、「核兵器の完全廃絶は自分が生きているうちには達成できないかもしれない」とも言いました。


これは受け入れられません。力を合わせて、核兵器廃絶を緊急に、被爆者が生きているうちに達成せよと要求せねばなりません。被爆者のみなさんは、核のテロリズムに苦しみ、これを耐え抜きながら、「決して三たび原爆が使われないように」その生涯をささげて来られました。


世界の論調が核兵器廃絶へと流れる中で、私たちはミハイル・ゴルバチョフ氏の最近の警告を理解する必要があります。アメリカが「全領域支配」政策をやめない限り、核兵器廃絶を達成することはできません。アメリカが宇宙の軍事化を独占し、先制攻撃サイバー能力と多くのハイテク兵器を開発しようとするあいだは、他の核保有国が自国の核兵器を完全に廃絶することはないでしょう。他の点でもそうですが、この意味でも、日米軍事同盟は世界平和と核兵器廃絶にとって脅威となっています。


みなさんが平和行進の出発点を第五福竜丸前と決められたことにはさらに重要な意味があります。ビキニ水爆実験は日本の反核平和運動が生まれるきっかけとなりました。しかしニューヨークタイムズに最近掲載された記事が示したように、マーシャル諸島などで行われた犯罪的な核実験の教訓は、まだ十分理解されていません。

核兵器廃絶を真に達成するためには、日本の市民と日本政府による強力な努力と行動が不可欠です。ですから私は、みなさんが強い精神をもって、平和行進の途上で実りある重要な会合や対話を重ね、多くの友人をつくりながら歩いて行かれるよう、心から祈っています。


みなさんと広島で、そして来年はNPT再検討会議のあるニューヨークでお会いできることを楽しみにしています。

核兵器廃絶と平和、正義のために歩み続けましょう。


アメリカフレンズ奉仕委員会 ジョゼフ・ガーソン


ドイツ・ライン=ルール地方イースター行進平和委員会 ハネロア・トルケ


親愛な友人のみなさん、


ライン=ルール地方イースター行進平和委員会は、5月6日に東京を出発するみなさんの平和行進に、心からのごあいさつを送ります。私たちの連帯の気持ちと祈りは、東京から広島・長崎へのみなさんの行進とともにあります。


いまもなお27000発の核弾頭が世界中で人類を脅かしています。バラク・オバマ米大統領が就任してから、米ロ間の核軍縮の可能性は高まっています。2009年4月オバマ大統領がプラハで行った演説は平和運動全体から歓迎されました。しかしこの演説のあとには核軍縮に向けた具体的な措置が取られなければなりません。


ドイツには今でも約20発のアメリカの核弾頭が置かれており、その総爆発力は広島型原爆の1000倍にのぼります。ドイツの平和運動は2010年までにこれらの核兵器を撤去するよう要求しています。ドイツ政府はこの核参加政策から手を切り、ドイツにアメリカの核兵器配備を許している条約を廃棄せねばなりません。 そのためにわたしたちは、「核兵器から解放された私たちの未来」というキャンペーンを開始しました。


隣国のベルギーとオランダにも核兵器が配備されています。今年初めに、私たちはベルギーとオランダの平和運動と協力していくことを確認しました。力を合わせて私たちは、核兵器のない世界の中で核兵器のないヨーロッパを目指します。東京から広島・長崎へと向かうみなさんの平和行進と、広島・長崎で開かれる原水爆禁止世界大会も、この平和のたたかいの中で重要な役割を果たしています。


私たちの連帯と熱烈なあいさつをお受け取りください。平和行進と、8月に広島・長崎で開催される原水爆禁止世界大会の成功を心から祈ります。


ライン=ルール地方イースター行進平和委員会を代表して
ハネロア・トルケ

2009年6月

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