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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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被爆70年日本原水協ヒバクシャ遊説団inヨーロッパ:横江リポート3 10/8仏海軍の原子力潜水艦基地前 CGTとフランス平和運動の集会などで被爆証言

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被爆70年日本原水協ヒバクシャ遊説団inヨーロッパ・スペイン—フランス—イギリスコースに参加している愛知県原水協事務局長代行の横江英樹さんのリポートです。

10/8(木) ロングアイランドのフランス海軍の原子力潜水艦基地前での行動

午前中にフランスのレンヌから200km先、ブリュタニュのロングアイランドにあるフランス海軍の原子力潜水艦基地前での行動に参加しました。

霧で基地の全容は見えませんでしたが、海軍の憲兵もガードする中で、張感あるものでした。

発言する機会があり、米海軍よさみ基地撤去のたたかいを紹介して、基地撤去への連帯挨拶を交わすことができました。

カンペール市でCGTとフランス平和運動の集会

原子力潜水艦基地前での行動が終わった後、CGT(全国的な労働組合)とフランス平和運動の交流会がおこなわれました。

ここでも被爆体験が語られて、多くの方々が、目頭を押さえていました。私も発言の機会を得ました。1分の短いスピーチでしたが、原爆瓦と愛知県原水爆被災者の会(愛友会)事務局長の水野秋恵さんの体に長い間入っていたガラスについて話しました。すると、通訳の方が、朝、ジャーナリストに説明していた話を覚えていてくれてほとんどフランス語で話してくれました。

レンヌ市で夜中のミーティング

夜中にもかかわらず、約100人が集まり、被爆体験に耳を傾けました。

質問コーナーでは、政治の勘違い的な質問もありましたが、ここでも多くの方々が関心を持ってくれたようです。

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【愛知】核兵器廃絶国際デー 沢田昭二理事長が自分自身の被爆体験を語り路上に原爆パネルも展示して、核兵器廃絶を訴える

【愛知】核兵器廃絶国際デー1

愛知県原水協は9月26日、名古屋市中区栄のスカイル前で国連核兵器廃絶デーにあたり署名宣伝行動をおこなうとともに、路上に原爆パネルも展示して、核兵器廃絶を訴えました。

10人が参加した宣伝では、沢田昭二理事長が自分自身の被爆体験を語り、核兵器廃絶を訴えました。

 

一宮原水協は同日、国連核兵器廃絶デーの署名宣伝行動を一宮駅東でおこないました。午後1時半から1時間の署名宣伝行動では、市が平和首長会議に入ったこと、戦争法に反対していくことなどを訴えました。

行動には新日本婦人の会、年金者組合を中心に8人が参加し、56人から署名が集まりました。

参加者は、ノーモア・ヒバクシャ訴訟の裁判所に出す署名も訴え、再び被爆者をつくらせないと訴えました。

一宮市は、8月に駅ビルにある市の図書館で原爆写真展もおこないました。

一宮原水協では、毎月第4土曜日に6・9行動を今後もおこなっていきます。

【愛知】9/26(土)14:30〜@名古屋市栄・丸栄スカイル前で国際核兵器廃絶デーあいちアクション ふたたび戦争するな! ヒロシマ、ナガサキをくり返すな!

【愛知】核兵器廃絶国際デーちらし

▲クリックするとPDFファイルが開きます。

【愛知・瀬戸市】瀬戸反核センターが「核兵器全面禁止のアピール」署名目標の人口1割を超過達成!

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▲左から3人目が須田さん

愛知県の瀬戸反核センターは4月3日、人口1割の13,000人分の署名目標を達成しました。中心になって奮闘した須田雅子さんの手記を紹介します。

2015年NPT再検討会議に私も参加します 目標達成!!13,162筆 愛知県瀬戸反核センター・須田雅子

瀬戸市では、人口1割の13,000筆を目指して、皆さんとともに頑張ってきました。目標達成のために新日本婦人の会では、何度も署名用紙とともに支部ニュースで訴え、年金者組合や日本共産党では返信用の封筒をつけて依頼、市職員労働組合では総会やその他集会の時に訴えてもらいました。今年になってから、毎日のように郵送や連絡が入り、夕方自宅に帰宅するのがとても楽しみでした。カンパも多くの方からいただきました。いろいろなドラマがありました。

教え子からは、署名とともに手紙が同封されています。これを読むのがまた楽しみであり喜び!「1筆でもニューヨークに届けてほしいから」と、毎月6の日行動に来てくれるOさん、アイディアを出してくれたTさんなど、たくさんの方の協力を得ました。私のモットー「運動は楽しくなくちゃダメ!」そのためには工夫が必要、それをみんなで考え、出し合って行くところに楽しみがあり喜びがあります。それを強く感じました。

瀬戸に来て平和運動の中心メンバー、Tさんと出会い毎月の6・9行動に参加

被爆者の方とも知り合いになりました。また瀬戸で20年間継続している、ピースフェスティバルでの「戦争体験を語り継ぐ会」で、被爆者の方の体験を聞き、いろいろな学習会に参加する中で、広島・長崎の原爆投下の真の目的を知りました。

その時、体中に怒りが走りました。「ひどい、人間を何だと思っているの、許せない!」自国の目的のためなら、他国の人がどうなろうとも平気で犠牲にし、切り捨てるアメリカ。それに追随している日本の政府。その犠牲にされた被爆者の人たちを切り捨てようとしている日本。これは、騙され、国から捨てられ命からがら“満州”から日本に引き揚げてきた私たちと同じ!今、大きく問題になっている辺野古の基地移転も同じです。「戦争は絶対ダメ、核は必要ない」その思いをニューヨークの人たちに伝えたい・・・。

パレードで声高らかに そして署名行動で訴えましょう!

皆さん、オレンジの旗「NO!核兵器」を知っていますか?実はこの字を書かせてもらったのは私なのです!“瀬戸の寅さん”で有名なTさん、デザインしてくれたKさんの逞しい宣伝と販売力で世界各国に広がっています。自分の書いた文字で世界の人々が繋がっているのだと思うと心が躍ります。

Tさん、Kさんそして旗を買ってくださった皆さん、ありがとうございました。

原水爆禁止世界大会で、大阪の皆さんがオレンジの旗を持ってステージに上がって来たとき、感動して涙が出ました。

私たちの「NO!核兵器・NO!原発」の思いをオレンジの旗に込めて!そして署名行動でニューヨーカーに訴えてきます。

ニューヨークで「NO!核兵器」をアピールしよう!

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▲NO!核兵器フラッグを掲げて福島を歩く田中さん

青い空にも、くもり空にも、雨の日にも…

風になびいて遠くまでアピールすることができます。

英語も書き添えてあるので、外国で署名をお願いする時にも大活躍!

NPTニューヨーク行動参加者のみなさん!

ニューヨーカーから署名をしてもらう時に注目を浴びることまちがいなしですよ〜!

余白には、自分の思いのたけを書き込んだり、寄せ書きをしたり、出会った人に署名をしてもらったり…

ご自由にアレンジして使ってもらえれば嬉しいです。

価格は1枚1000円です。

ご注文・お問い合せは、

〒489-0895 愛知県瀬戸市塩草町11-165

TEL/FAX 0561-83-1910

田中詔子まで。

【愛知】国連軍縮週間に呼応してハロウィン宣伝&ど真ん中宣伝

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愛知県原水協は10月26日、国連軍縮週間に呼応してハロウィン宣伝&ど真ん中宣伝を名古屋市内でおこないました。

21人が参加し、「核兵器全面禁止のアピール」署名も120筆を超えて集まりました。

ハロウィンが近いこともあり、安倍首相や甲冑武者、猫などの仮装もあり、お菓子を配りながらの宣伝と原爆パネルを展示しました。

また、平和メッセージを書いたレゴブロックで原爆ドームをつくり、来年のNPT(核不拡散条約)再検討会議ニューヨーク行動に持って行くとりくみもおこないました。

通りがかった親子連れが熱心にパネルに見入り、署名に応じてくれたり、「子どもも署名したい」と問いかけられて親子で署名をしていく姿も。

「中国が攻めてくるから軍隊は必要だけど、核兵器は人道上から考えてもなくさなくてはダメだ」と言って署名する人もいました。「被爆者の方もまだ苦しんでいるんですよね」と言いながら署名する人や、「友達にも署名させたいので用紙を欲しい」と青年が言ってきたりと、楽しく有意義な宣伝行動となりました。

[…]

【2014国際青年リレー行進】アーサー・タイマングロ・Jrさんの感想

アーサー

国際青年リレー行進に参加して、忘れがたい素晴らしい経験を得ることができました。日本に滞在中、静岡県から愛知県にかけて行進に参加しました。長距離のコースを歩き通すのは大変でしたが、行進に参加したことで、多くの素晴らしい人々にお会いすることができ、また多くのことを学びました。一緒に行進した参加者の皆さんの平和に対する熱意と信念、また平和のために捧げている犠牲に感動を覚えています。

被爆者の方にお会いして、体験されたことのお話を伺うといつも尊敬の念を感じずにはいられませんでした。被爆者の方々は、広島・長崎の被爆体験を生き延び、その後、平和を訴え続けることを選択して、自らの証言を日本と世界に発信し続けると決意された人々であり、人間の強さを象徴しています。

平和行進の参加者は未来の守護者であると実感しました。多くの行進者が、私たち若者に安全な未来を残すことと、戦争のない将来を実現することの重要性、そして原子力産業の危険性を強調されました。私たちは平和を当たり前のものと受け取っています。しかし、平和行進参加者の多くは、全員というわけではないかもしれませんが、自らの体験から、戦時には無辜の市民が標的にされ、つまらない戦争ゲームの戦火にさらされることを知っています。そして戦争の後には、永遠とも言える長期にわたる苦痛と喪失感が残されます。私は、お会いした被爆者と平和行進参加者の方々が、こうした戦争の痛みとともに今も生きておられることに気付かされました。しかし素晴らしいことは、彼らがこの痛みを、平和を訴えよりよい未来を作るために様々な社会的課題について人々の注意を喚起することで、社会を変革する原動力に作り変えていることでした。

原水協の皆さんと、平和行進に参加された皆さんのあたたかい歓迎と、私に差し伸べてくださった支援に感謝を申し上げます。皆さんの強さ、賢明さ、情熱、そして平和への努力に、何よりも感謝しています。平和な未来を実現するために声を上げ続けてくださって、本当にありがとうございます。

(翻訳:名取 学)

【愛知】名古屋市長が 平和首長会議に加盟を表明!

9月13日午後に開かれた名古屋市議会で議案外質問に立った日本共産党の山口清明議員は、「政令指定都市で唯一加盟をしていない平和首長会議について、いつ加盟するのか」と質問しました。これに対して河村たかし市長は「今年は名古屋市が平和宣言をして50周年の年であり、その決議をした9月18日に加盟をする」と答えました。山口市議は「大変歓迎し、それを被爆者団体に直接会って伝えることと、パネル展示など平和首長会議加盟にふさわしいとりくみを」と求め、河村市長は「これまでにも被爆者には会っているので検討する。平和首長会議加盟にあたって何かはしていきたい」と応じました。

この間名古屋市の平和首長会議加盟についてはマスコミでも取り上げられ、被爆者団体(愛友会)は市議会各会派を訪問して加盟を求め、私たちも平和行進の時の名古屋市訪問や、毎年秋には平和4団体で要求してきたことが実現しました。私たちの粘り強いとりくみの大きな成果です。

この日の名古屋市議会には愛知県原水協と県平和委員会の7人で傍聴し、私たちの長年の要求が実現し、名古屋市も平和行政のとりくみを進めていく一歩が踏み出せたことに大変感動し、今後も被爆者とともに核兵器廃絶めざして名古屋市へのいっそうの働きかけをしていかなければとの決意を固めました。

平和首長会議

【愛知】ジュネーブの窓から(NPT第2回準備委員会報告①〜⑤)

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スイスの国連欧州本部で開催されたNPT(核不拡散条約)再検討会議の第2回準備委員会(4/22-5/3)に、日本原水協と日本被団協から18名の代表団が要請行動を行いました。愛知からは学生3名を含む5名が参加し、元気に活動を繰り広げてきました。その報告が掲載された愛知県原水協反核平和ニュースです。

▲No.14クリック!

▲No.15クリック!

▲No.16クリック!

▲No.17クリック!

▲No.18クリック! […]

山田星河のジュネーブ滞在記~PHOTO編

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【Photos:View】

 

 

 

散歩中、全部が素敵です。

 

 

 

 

みんなキョロキョロ!にっこり!

 

 

 

でも天気は曇り!

 

 

レマン湖の灯台的なもの!

 

 

チャペル

 

 

 

【Photo: United Nations】

 

 

 

 

 

国際行動デーにて。

 

 

不思議モニュメント?

 

【Photo:Universite de Geneve 】

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山田星河のジュネーブ滞在記~7日目

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【山田星河のジュネーブ滞在記7日目~ENJOY, Geneve !!~】

 

あいにくの雨です、しかもとても寒い…ヽ(;▽;)ノ

 

でもスイスの魅力に吸い寄せられながら散策です!

 

 

雨の日は写真がどうしても暗い…。みんなのスマイルわかるかな?

 

 

ジュネーブの旧市街は素敵な建物とショッピング街!

 

 

ここは裁判所っぽいかんじでした!

 

教会や美術館、おもしろいところがいっぱいで、もう大変です!(笑)

 

 

美術館すてきだったな~。しかも無料でした(((o(*゚▽゚*)o)))

 

レマン湖をクルージングです。

 

 

レマン湖のシンボル?この噴水はジュネーブの街のどこからでも見えるくらい高いです!

 

 

VERY COLD ! でしたが、とても楽しめましたよ~。

 

 

夜はレマン湖のレストランで念願のチーズフォンデュ!!と、ワイン!!

 

 

佐々木さんのご好意でシャンパンも!!

 

みんなでこれまでのことを議論したり、核兵器廃絶への展望を語ったりしました。

 

みなさんほんとうにおつかれさまでした。特に、高草木さん・土田さん・梶原さん・朝戸さん、そして藤森さん佐久間さんも!そして…もうみんながみんな!!(^O^)

 

明日のお昼過ぎにはジュネーブをたちます。

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山田星河のというか天久奈津美のジュネーブ滞在記6日目③

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【山田星河のというか天久奈津美のジュネーブ滞在記6日目③】

 

団会議のことをあめくちんが書いてくれました。メルシ~(^O^)

 

 

↓ ↓ ↓

 

今回の要請行動のまとめに団会議を行って情報と参加者の感想共有をしました。

 

今回の代表団の要請行動は、国連を含め17カ国!(((o(*゚▽゚*)o)))

 

たくさんの重要な話がありました。

 

南アフリカの提案した“核兵器の非人道性”について、スイスの政府代表部から「核兵器廃絶は世界の声」としてダイナミックに国際社会で認識されることが目的であり、それが次のステップにつながるものだ!という力強い話を聞くことができました。

 

また日本での活動について日本から世界に訴えていけるように、市民からの大きなうねりが求められています!!!そのために署名活動は新鮮味があまり感じられないかもしれませんが、政府に圧力をかけられる方法だと、各国政府からも評価されています。

 

もう一つは核兵器や原発事故が起こればどうなるかが日本社会でしっかりと話されていない現状がありますが、国民全体で広げていく必要だと認識しました。

 

ジュネーブ大学での署名は、25日には172筆、26日に192筆!(*゚∀゚*)

 

対話の中で、原爆投下の悲劇は知っていても、被爆者のことや実相は周知されておらず、原爆パネル展を見てもらい、質問に答えたり話をしていくと、とても衝撃を受けているようでした。

 

代表団も一人ずつ感想を話していきました。それぞれのこの間の活動の話から、たくさん学び吸収しましたよ。

 

被爆者である藤森さんや佐久間さんの参加によって要請行動がとても力強いものになり、海外のかたとも被爆の実相を共有できた喜びが挙げられ、今後も繰り返し日本が被爆の実態や核兵器の脅威を伝えることが求められている!

 

といった感想がありました。

 

ブラジル代表部の「確固とした条約などなくても隣国と仲良くしていればそもそも武装など必要ではない、核兵器もなくせる」といった話や、エジプト大使の「合意し、行動しようと決めたことができていないのは当然おかしな事だ。決めたことは守れ!」という言葉にとても勇気づけられました!(^O^)

 

✽ ✽ ✽ ✽ ✽

 

私も、この代表団の一員として、核兵器廃絶へのプロセスへの力になれたのかな…?!ちっちゃいちっちゃいけど、たぶんなれたのではないかな。ひとりひとりができることは小さいけれど、みんなでやるから、大きなパワーを生み出せるのだと思う。

 

そして世界中に同じような仲間がる。そうなると、自分の役目が小さいことかもしれなくても、大きな目的に向かうために動いているのなら、ひとりひとりのパワーが小さいなんて、全然思わない!

 

どの国の政府も、原水協や被団協の活動に対して敬意を払い、とても重要なことだと話していた。核兵器廃絶のためのキーはまぎれもなく私たちなんですね!世界中の私たちなんだ!

 

みなさんほんとうにおつかれさまでした。

 

また日本に帰ってから滞在記を総括します。写真も!とにかく撮りまくりました!

 

[…]

山田星河のジュネーブ滞在記〜6日目②

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【山田星河のジュネーブ滞在記6日目②】

 

そしてなんと、非人道的見地からの核兵器廃絶を提出した、南アフリカのアブデュル・サマルミンティ軍縮大使に、お会いしました!(´∀`)アパルトヘイト解放運動を長年やっていたかたでもあります!

 

 

 

わああああああ~~~(((o(*゚▽゚*)o)))

 

ものすごいかたと、お話しているのです!

 

アパルトヘイト時代、南アフリカでは核実験計画が浮上しましたが、解放運動とともに、核をもたない国へとすすめられました。

 

「核兵器は人道に対する犯罪である。核兵器というのはそもそも持っていることに大きな責任がともなう。なんでわざわざそんなに巨大な責任を持とうとするのか!」

 

「ステップバイステップは、国際条約には核兵器を持つように、など書いていない。核兵器はもたなくていいものなのだ。南アフリカではそれらについてなんの条約もないけど核兵器持っていませんよ~♪」

 

「核兵器禁止条約は核兵器廃絶へのプレッシャーをかけるもの。これがないと廃絶できないということではない。私たちが言いたいのは賛成したことを守ってくださいということ」

 

「政治的な意思というのは、国民からのプレッシャーが大切である!」

 

やはり実行をともなっている国や人のいうことには大きな重みがありますし、納得します。こんな人が大使である南アフリカが羨ましすぎます!

 

 

ありがとうございました!ほんとうに!

 

そして急遽アメリカにも要請行動です!高草木さんを呼びに国連のなかをダッシュ!!!

 

 

アメリカが核兵器をなくすプロセスに入って欲しいということと、依然オバマ大統領が行ったように核兵器ゼロの道へのメッセージを発信してください、ということをこちらから強く要請しました!

 

夕方にはブラジルのかたへも!

 

 

全体的に今日は核兵器廃絶を明確に目指す国、非人道性を訴える国と会うことができました。(もちろんアメリカは…(–;))

 

これで今回のNPT準備委員会への私たちの活動は終わり…!え!終わり…!早いですほんとうに!

 

原爆展も撤収です。

 

国連では孔雀とよく出会うことができますよ(笑)

 

 

カフェテリアにいつのまにかいました。

[…]

山田星河のジュネーブ滞在記〜6日目①

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【山田星河のジュネーブ滞在記6日目①】

 

ボンジュール♪

 

とうとう活動日は最終日をむかえました!土日は政府要人たちとは会えないのです。あ、今日は26日金曜日です。

 

今日のお昼まではすごい勢いで要請行動をおこないました!エジプト・ニュージーランド・南アフリカ・アメリカ!そして夕方からブラジルです。

 

とても重要なことだらけで、頭はひいひい状態です!

 

まずはエジプトです。

 

 

ヒシャム・バドル外務次官・軍縮大使です。

 

元駐日大使ということで日本語がとても達者です。「難しいことは英語だけど、どうでもいい話は日本語でしゃべれますよ、しゃぶしゃぶの話をするときとか!」と、なんともおもしろいかたです。

 

非核地帯会議の話をされました。2010年のNPTにて決定した、2012年に開くはずであった会議が、イスラエルが不参加ということで実施されず、2013年に延期し開くことにアメリカだけが賛成していない(2010年に会議を開くことを提出した国にはアメリカも入っている!)。理由はイスラエルの不参加だが、NPTにそもそもイスラエルは参加していないのです。1ヵ国だけの拒否権に縛られている。決定したことを守らない、そんなことが今おこってしまっている。とても危険です!この問題は、NPT全体に関わる問題。

 

日本でそれらの多くを知らせて欲しい!とのこと。もちろん協力していきましょう!

 

月曜の大使の演説が聞けなくて残念…。

 

 

次はニュージーランドのジョー・バラード一等書記官。大使と会う予定でしたがまだジュネーブに到着していないということで、代わりに会っていただきました。

 

 

ニュージーランドは核兵器の“非人道性”に大いに力をいれている国の1つで、繰り返し強調されていました!

 

日本は唯一の被爆国ということでとても特別だけど、アメリカと友好的…。そんな日本が早く変化することが必要だ!つまり非人道的見地からもおおいに唱え、核兵器廃絶を先導していく存在になるべきだということですよね。

 

日本が「非人道的見地からの核兵器廃絶」に賛同しなかったことは、とてもがっかりすることだった、でも次の機会には賛同してくれることを願っている!

 

私抗議行動の時も思ったけれど、“非人道的”という面から日本がかなり期待されていて、そのぶん賛同しなかったことへの憤りを、私たちと同じくらいほかの国の人たちも感じていることに、とても驚き、

 

そして心強く感じました!

 

(要請訪問はつづく…)

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山田星河のジュネーブ滞在記〜5日目②

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【山田星河のジュネーブ滞在記5日目②】

 

夕方からはジュネーブ大学にて被爆証言の講演がありました。ジュネーブ大学のマーティン主催です。

 

 

 

原爆パネル展に来てくれた学生たちも何人も会場に駆けつけてくれていました。そしてマーティンたちの宣伝のおかげで(学内のいたるところにチラシが貼ってありました!)たくさんの人が来てくれました。そして被爆者のかたの話にとても熱心に耳を傾けていました。

 

 

日本以外の学生が被爆者のかたのお話しを聞く機会なんて、とても貴重ですよね!

 

藤森さんと佐久間さんも伝えたい思いがとても強く、力強い講演でした。(´∀`)

 

 

 

福島の話が出たことで、「いま被爆者と福島とはどのような関係性をもっているのか」「原発について日本はどう考えているのか」といった質問が出ました。

 

個人的にそれがとても嬉しく思います。核兵器というものと原発の問題を密接に考えている人たちがどんどん増えていってほしい!NPTのなかでは核兵器の平和的利用というものを推進する方向であることが、原発推進につながってしまうのです…。

 

福島の原発事故でも、広島・長崎の被爆者とは違ってはいるが、被ばく者が生まれていることを、もっと知らせなければいけないです。

 

この講演会でもそうですが、国連でも、そのほかさまざまなシンポジウムにて、そして各国の要請訪問のときにも、核兵器廃絶において、被爆者のかたがたが他に替えようのない大きな存在であること!

 

恥ずかしい限りですが、海外でのこのような被爆者のかたの交流を見て、あらためて理解しました。

 

私たちは、被爆者のかたの声をもっとたくさんのかたに知ってもらうため、それを支える、発信する。それこそが今の核兵器廃絶へのプロセスのひとつ“非人道性”という見地において、自分が思っているよりも重要な力を持っているんだ!

 

講演会のあとの交流会で、パネル展に来てくれた学生との交流もあり、日本から持ってきた焼酎なども、話の肴として活躍!?

 

 

そういえば、フランス在住の日本のかたも来てくれました。(ジュネーブからフランスまで10キロくらいみたいです!さすがヨーロッパ!)

 

なんと携帯を盗まれたというショックななか来てくれたのですが、たまたま前日チラシを見かけて被爆者のかたの話を聞きたいと思い駆けつけてくれました!嬉しいですなあ♪

 

日本は核兵器廃絶を世界に発信できる、とても重要な声をあげることのできる国なんだよね!(^O^)

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