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原水爆禁止2004年世界大会

閉会総会 広島

アルフレッド・メイナード

マーシャル諸島上院議員・アイルック環礁

こんにちは。

日本と海外の友人のみなさん、世界各地の核被害者のみなさん、マーシャル諸島の人びとから熱いご挨拶を申し上げます。私はこの大会に初めて参加しました。今日、この場にいることを光栄に思っています。

1946年から58年の間、アメリカはマーシャル諸島で核実験を続けました。その放射能被害により、住民の苦しみは50年以上を経た今も続いています。特に1954年のブラボー実験は、私が代表するアイルックの住民の生活と環境を大きく変えました。人びとはさまざまな病気で苦しみ、愛する人が被ばくの影響により、目の前で死んでいきました。50年の間、アメリカは何の説明もしませんでした。アイルックの人々は放射能の危険性について何も知らず、身を守るすべもないまま、死の灰に汚染された水や食物を口にしてきました。人びとには適切な医療も健康管理もカウンセリングもなく、被害にたいする補償さえも行われていないのです。核実験の被害者たちがこれほど補償を必要としているのに、世界中の力のある政府たちは、核開発のために何兆円ものお金をつぎ込んでいるのです。

ご存知のように、今人びとの中に、政治や政府の活動についての無関心が広がっています。選挙に行く人の数も減っています。おそらく政府も政治家も、自分たちの問題にはかまってくれないと感じているのです。体制の上にたつ人びとは、世界の人びとがぶつかっている問題を解決することよりも、自分の身の安全をはかることを大事にしています。

核兵器の開発は世界の紛争を増やすだけです。核兵器を完全に廃絶することによって、世界に平和と安全をつくりあげなければなりません。だからこのような大会が必要です。世界大会は活気と意欲にあふれ、未来を約束するものです。この大会は、平和と安全をめざす地球規模の運動を代表しています。大会は市民社会のイニシアチブを発揮しています。社会のさまざまな分野と階層の人々が参加するこの大会は、声なき人びとの声を代表しようとするものです。必ずや、核兵器廃絶の世界的なネットワークはつくりあげられるでしょう。ですから友人のみなさん、核兵器をなくすために、私たちの力をひとつに結びましょう。

どうもありがとうございました。

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