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原水爆禁止2004年世界大会 

閉会総会 広島

アリス・スレーター

環境保護グローバル資源行動センター、所長

ここに集まったこんなにも多くの人が、広島の苦しみを証言し、二度と繰り返すな、とのメッセージを表現している姿を目にできるとは。すばらしいことです。

勇気をもって被爆者が語ってくださる、魂、経験、痛みから、私たちが得るエネルギーは計り知れません。

 

人民は力を増しています。イラク戦争は、国連安全保障理事会の権限なしに、イラクの核兵器が脅威だとのウソに基づいて強行されました。ブッシュ大統領が主導する世界規模での戦争の装置に、世界で何百万もの人たちが憤慨しました。いま私たちは、この世界大会から足を踏み出し、核兵器の完全廃絶を要求するため、もう一度人々を百万人規模で動かさなければなりません。そうしなければ、アメリカは北朝鮮やイランに対する不法な戦争を始めるために再び核兵器を口実に使うでしょう。この帝国の次の標的はどこなのでしょうか。

ひとつ計画があります。90カ国以上で2000を超える「核廃絶2000」という組織が「いま廃絶を!大胆に計画を」というキャンペーンを始めました。私たちは、核兵器廃絶条約案を、科学者や法律家や政府関係者と協力して作りました。危険な核物質を厳しい国際管理のもとで安全に保管し処理する措置を定めたものです。現在国連の公式文書になっています。これは、私たちの手で核廃絶を現実的なものにできるという証明なのです。そして昨年、この大会で「いま核兵器の廃絶を」署名運動が始まりました。この閉会総会の後、みんなで署名用紙を束で持ち歩き、何百万人もの人に署名してもらえば、2005年春の核不拡散条約再検討会議の時には、国連を署名の山でうずめることができます。核不拡散条約は1970年にできたもので、核兵器をなくすという核保有国の約束と引き換えに、いま持っていない国は持たないことを約束したものです。条約発効から35年後のいま、核兵器の数は倍以上の3万発にもなっています。そして核兵器のウランやプルトニウムは25万年以上も毒性を持ち続け、採鉱、精製、加工、実験により地球を傷つけ、私たちの遺伝子を傷つけています。そしてブッシュ政権は、より小さく、使いやすい新型核兵器を作っています。日本、オーストラリアなどの国と一緒になって、世界中をミサイルで取り囲み、私たちの宝を破壊し、科学者の頭脳を無駄に使い、宇宙から地球を支配しようとしています。絶対にそんなことをさせてはなりません!

広島の秋葉市長と長崎の伊藤市長は、ニューヨークで開かれる核不拡散条約の会議に世界から100人の市長を結集する運動を進めています。市長にはみなさんの支援が必要です。地元の市長を訪ね、このキャンペーンに参加するよう働きかけてください。総理大臣に手紙と署名を送り、核不拡散条約の会議に来るよう働きかけてください。この市長キャンペーンの目的は、2020年までの2020までの核廃絶を規定した条約を2010年までにつくるというものです。この目的を達成するためには、その権限や力を持った国家元首の出席が必要なのです。日本にある、いわゆる「平和的な」何十トンものプルトニウムが決して核兵器に使われないようにするためにも、総理大臣に、自らの計画を持って核不拡散条約会議に来るように働きかけてください。

国民としての影響力を行使してください。核兵器は現に存在しています。それは世界の人々には本当の民主主義がないからです。史上初の宇宙兵器開発である、アメリカのミサイル防衛計画に加担するために税金を使い続けるような議員には投票はしないと伝えてください。若者を徴兵し、アメリカ帝国の侵略戦争で合法的に死なせるために憲法第九条を変えようとする議員に、やめさせると伝えてください。私たちにはそれができるのです。この大きな会場の精神とエネルギーと熱意をもって前進し、美しい世界を安全にするために、世界中の人たちとつながりましょう。二度と繰り返すな!大胆に計画を!ノー・モア・戦争!いま核兵器の廃絶を!

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