秋葉忠利広島市長からメッセージが届きました。
メッセージ
「核兵器なくそう・世界青年のつどい2010inニューヨーク」が開催されるに当たり、メッセージをお送りいたします。
ヒロシマは、65年前の被爆体験を原点に、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けてきましたが、その努力はようやく世界的な動きにまで発展してきました。
昨年4月のオバマ大統領によるプラハでの「核兵器のない世界」に向けた演説以降、世界は今正に核兵器廃絶に向けて大きく動き出しています。このようなリーダーが活躍し始めた時代に生きる私たちは力を結集して、核兵器廃絶に向け全力を尽くさなければなりません。
本市は、全世界の約3,800都市が加盟する平和市長会議やこれら加盟都市の市民、世界のNGO等と連携して、2020年までの核兵器廃絶を目指し「2020ビジョン」を展開しています。2020年が大切なのは、一人でも多くの被爆者と共に核兵器の廃絶される日を迎えたいからであり、また、私たちの世代が核兵器を廃絶しなければ、次の世代への最低限の責任さえ果たしたことにはならないからです。
私たちは、現在開催されているNPT(核不拡散条約)再検討会議において、2020年までの核兵器廃絶への具体的道筋を示した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の採択や議定書の趣旨を踏まえた国際合意が得られるよう、全力で取り組んでいます。
核兵器のない世界の実現は、人類史上、特筆すべき出来事になります。本市は、2020年の核兵器廃絶実現を記念する「平和の祭典」として、2020年オリンピック招致を検討しています。
21世紀は、都市や市民の力で問題を解決できる時代です。対人地雷の禁止、グラミン銀行による貧困からの解放、温暖化の防止等、大多数の世界市民の意思を尊重し市民の力で問題を解決する地球規模の民主主義が発芽しつつあります。その芽を伸ばし、核兵器廃絶というさらに大きな問題を解決するためにも、平和を願う「核兵器なくそう・世界青年のつどい2010inニューヨーク」が開催されますことは誠に意義深く、その取組に対し深く敬意を表します。
皆様には、今後とも、核兵器廃絶とオリンピック開催という二つの夢の実現に向け私たちと共に力を尽くし、行動して下さることを心から期待いたします。
終わりに、「核兵器なくそう・世界青年のつどい2010inニューヨーク」の御成功と御参加の皆様の今後ますますの御健勝と御多幸をお祈りいたします。
