ニュージーランド「アオテアロア平和協議会」の青年海外代表アカネ・サンドムさんが8月4日、原水爆禁止2009年世界大会国際会議でおこなった発言を紹介します。

原水爆禁止2009年世界大会
国際会議
アカネ・サンドム
アオテアロアNZ平和評議会
ニュージーランド
「核兵器」。認めるのはいやですが、長い間私にはこの言葉の意味が分かりませんでした。もちろん、核兵器が原爆のことであり、水爆のことだとは知っていました。もちろん、1945年に広島、長崎に核兵器が投下されたことも知っていました。けれど、私は、「核兵器」という言葉の本当の意味が分かっていませんでした。私は、この兵器がどれほどの破壊力を持っているのか知りませんでした。私は、こんなにも多くの人々が世界から核兵器をなくそうと奮闘していることを知りませんでした。それにもまして、私は、核兵器がどれほどの痛みと苦しみをもたらし、今なおそれとたたかっている人々がこんなにも多くいることを知りませんでした。
私たちが、核兵器の絶え間ない脅威のもとに生きていると考えることは恐ろしいことです。広島と長崎に原爆が落とされてからすでに60年以上がたちました。世界は、核兵器がもつ恐るべき威力の実態が分かっているにもかかわらず、今なお、世界には核兵器が存在します。だからこそ、私たちはこの兵器を減らすだけでなく、永遠に葬り去らなければならないのです。
みんなを代弁することはできませんが、私の世代は1945年に広島、長崎で起こったことについてあまりよく知らないと思います。1945年に広島、長崎で何が起きたのか、私の世代は教えられるべきだと思います。もし1945年に起きたことを深く知れば、私たちは核兵器のない世界をつくる世代となることができるのです。

日本にきてほんの1カ月ですが、幸運にも、いくつかの会議に参加する機会に恵まれ、被爆者の方々や核兵器のない世界をめざして奮闘していらっしゃる方々から話を聞くことができました。そのときから私は、「核兵器」という言葉の本当の意味を学び始めたのです。被爆者の方々のお話をうかがって、私は広島、長崎に落とされた原爆が、どれほどの破壊力と威力を持っていたのか、そして、もしその場にいたらどうだったのかということに、やっと気づき始めたのです。核兵器廃絶のためにがんばっていらっしゃる方々のお話を聞いて、核兵器がどれほど危険なものか、そして、核兵器のない世界をつくることがどれほど必要なことなのかを知りました。私は、いろんな方からいろんなお話を聞きたいと思います。そうすれば、いつの日か、私は「核兵器」という言葉の意味を本当に理解できるでしょう。
今年の原水爆禁止世界大会からはきっと、想像以上にたくさんのことを学ぶことができると思います。参加できてとても感激しています。私はこの大会で学んだことを持ち帰り、私と同じ世代のニュージーランドの仲間に伝えたいと思います。いつか、私たち全員が「核兵器」の真の意味を理解し、この言葉がもはや存在しない世界をつくることに貢献できる日がくることを願って。
