全労連青年部の野村昌弘書記長は8月4日、原水爆禁止2009年世界大会国際会議で「核兵器なくそう・世界青年のつどい」について発言しました。

原水爆禁止2009年世界大会
国際会議
全労連青年部 書記長 野村昌弘
全労連を代表して、核兵器廃絶に向けた日本の青年の取り組みと、労働組合分野の取り組みについて発言します。
オバマ発言以来、街頭での青年の反応が、ものすごく良くなっています。青年が列をなして署名に応じてくれることもあれば、「広島・長崎を知らない」青年も原爆写真パネルを見るうちに「はじめて知りました」と署名に応じてくれるほどです。本当にうれしい限りです。もっともっと、青年が立ち上がり一緒に街頭に出てくれるように、この喜びを語り広げないとならないと思います。
しかし、日本政府の北朝鮮への過剰な反応に、青年の中に「北朝鮮が心配」「核兵器を日本も持ったほうがいい」という声が出始めています。私たちは、唯一の被爆国として核実験をおこなった北朝鮮にこそ「対話」の重要性を語りかけていくべきです。
どこの国であれ、対話をすて、戦う口実を与えることは、再び青年が戦地を踏みしめることを意味しています。私たちの青年の運動は、ここに歴史的に重要な意義があると思います。
未来を預かるのは青年です。その青年に働きかけることが、未来を変える確実な一歩です。ふたたび青年が戦争への道を歩まないためにも、「核兵器のない世界」を目指す運動を今こそ青年の中に広げたいと思います。
私たち青年が大切にしていることがあります。それが「継承」と「発信」です。被爆者から、体験を聞く。それは、被爆した一瞬のことだけではなく、原爆症とのたたかい、結婚への差別の問題、仕事し暮らしいく生活の問題、そして、子どもや孫への被爆の影響。たった一発の原爆で、罪もない多くの市民が、生命や健康ばかりか、人間らしい生活すら奪われてきました。どの被爆者の話をきても、被爆体験を聞くたびに、胸が詰まり、怒りがこみ上げてきます。
私たち全労連は、「核兵器のない世界を」新国際署名を、組合員一人五筆・500万筆を目標に広げています。インド、ベトナム、アメリカ、カナダ、フランス、マレーシアなどの友好組合に署名の取り組みを呼びかけているほか、委員長や幹部がみずから署名行動に立ち、職場や街頭での訴えを重視しています。昨年の世界同時経済不況以後、日本では23万人の非正規労働者が職を失い、失業率は近年最高を更新し続けています。大企業から「派遣・期間工切り」にあい、労働組合に入ってたたかっている青年からは、(当然、組合に入ってから核兵器廃絶の運動を知るようになったのですが、)彼は「平和でこそ、派遣切りを許すな!と言えるし、平和だからこそ働かせろと言えるんだ」と曇りのない瞳で語ってくれました。多くの青年が、被爆の実相を知ることで、自分にひきつけて平和の問題・核兵器廃絶の問題を語り広げていけます。「継承」したら、溜め込まずに、すぐに「発信」する。青年の曇りのない瞳に、私たち全労連は、正面からまっすぐに訴えて続けていきたいと思います。
最後に、「核兵器なくそう・世界青年のつどい」についてお話します。
私たちは核兵器のない世界という目標を共有する青年団体や個人で青年のつどいに取り組んでいます。

明日の青年のつどいin広島では、被爆者の話をきき、その場から街頭に飛び出し、参加者全員で署名活動、折鶴集めをおこないます。来年のNYでは、日本全国各地の署名行動などのとりくみの写真をあつめ、地図にしてニューヨークの街頭でみせながら署名行動を展開します。ここに参加している、海外の青年ゲストのみなさんとも連帯し、写真をあつめ、日本地図ではなく、「世界地図」を完成させたいと思います。
この会場を出発点に、青年の国際的な大きな連帯で、核保有国を囲い込み、オバマ発言にある「核兵器のない平和で安全な世界」の実現にむけて、私たち青年の力で、大きく押し上げていきたいと思います。
ありがとうございます。
