« 2007年08月 | メイン | 2007年10月 »

2007年09月24日

世界大会長崎実行委員会が被爆者と懇談

原水爆禁止世界大会・長崎県実行委員会は24日、被爆者との「懇談会」をひらきました。

この企画は、「青年のつどい―被爆者訪問」のとりくみが、双方にとって有意義であったこと、双方の連帯を継続していく必要があるという声に応えて開催したものです。

懇談会には、谷口(長崎被災協会長)はじめ被爆者28名、柴田(原水協代表理事)他役員6名、橋口(青年準備委員長)他1名の35名が出席しました。

被爆者のみなさんからは、はじめて証言した苦労話、緊張して眠れぬ夜があったこと、妻と娘から「父ちゃん、あんたは一生で一番いいことしたネー」と初めてほめられたこと、北海道から沖縄まで日本中の青年たちが真剣なまなざしで私の話を聞きに来てくれて「感激した」こと、記憶も薄れていくのでボケ防止のためにも、こんな機会をつくってほしいなど、全員が発言しました。

わたしたちの側からも「やってよかった。今後も継続していこう」との感想が寄せられています。
(世界大会・平和行進FAXニュースNo.6より)

2007年09月21日

「ストップ!原子力空母 首都圏シンポジウム―東京湾を平和の海に―」シンポジウムの成功を!

10月8日(月・祝)に、横浜市の関内ホールで「ストップ!原子力空母 首都圏シンポジウム―東京湾を平和の海に―」(同実行委員会主催)が開かれます。

チラシは↓をクリックするとダウンロードできます。

チラシ表面

チラシ裏面

本日、米海軍第5空母打撃群司令官が「来年8月19日に米原子力空母ジョージ・ワシントンを横須賀に入港させる」と発表しました。

横須賀市民、神奈川県民、首都圏の住民の不安や反対の声を無視し、あくまで配備を強行しようというごうまんな態度を米政府はとり続けています。配備反対の世論をひろげるために首都圏シンポの成功が重要となっています。

シンポへの参加・ご協力よろしくお願いいたします。

2007年09月19日

100万人署名で収穫の秋を!

7月の熊本地裁の6度目の勝利判決によって、原爆症認定問題の解決は一気に解決に向けた展開を見せようとしています。

100万人署名協力のお願い&署名用紙(PDFファイル)

8月5日前安倍総理が、「認定のあり方の見直しを指示」し、自民党の小委員会が「解決に向けた提言)を発表、与党プロジェクトも週1回程度の会合を重ね、12月上旬には与党としての「提言」をまとめることが予定されています。

民主党も積極的です。

「原爆症認定認定のあり方に関する検討会」が厚生労働省に設けられ、9月28日には日本被団協からの意見聴取、10月4日には日本被団協が推薦する専門家の意見聴取が予定されています。

現状で見ると、全政党が被爆者の要求を支持しており、とりわけ自民党が昨年末から積極的に動いています。

厚生労働省の専門家の検討会は、役人にリードされ改善には程遠い結論が出せる可能性もあります。

日本被団協や弁護団、原告は、収穫の秋=12月決戦と名づけて、100万人署名を呼びかけています。

是非、協力をお願いします。

2007年09月10日

【愛知】今年もやったよ!せとものまつり9時間アピール行動

憲法9条をまもる瀬戸の会は、長年せとものまつり(大せともの祭協賛会の公式発表によると、8日と9日の2日間で48万人が訪れた)で「反核署名」を取り組んでいる瀬戸反核センターと共同して9月9日9時間アピール“スリーナイン行動”を実施。35人の参加でとりくみ、憲法9条まもれ署名が182筆、「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名が368筆集まりました。同時に実施した「自衛隊を軍隊に変えていいですか?」シール投票には、183人が回答してくれました(はい10人、いいえ173人)。

 上下2車線の道路を挟んで一方に9条のぼり旗、広河隆一さんの写真展、瀬戸で作っている9条グッズなどで憲法9条まもれのアピール。向かい側の歩道では、原爆と人間展と「なくそう核兵器」「PEACE」の旗で反核をアピールし、9人の弁士が交代でマイクを握りました。

 9条カーは駐停車しておくことができないため、祭りで賑わう市中へ繰り出し宣伝。皆さん振り返ってアピール抜群です。

 弁士の合間には、コーラス、オカリナ演奏、太鼓の演奏もあって、昨年よりバージョンアップ。参加者も楽しみながらたくさんの対話、交流をしました。内海から来たという67歳の男性は、往きに署名をしながらの対話で“9時間行動”に驚いた様子。帰りにはジュースの差し入れをしてくださり、興味深そうにしばらく様子を見ていましたが、「なかなか(署名を)してくれんなぁ、こんなことではいかん!」とつぶやいて、「みなさんの行動には頭が下がります。頑張って下さい」と激励してくれました。

 展示している写真を見ながら、親に説明をしてもらっている子どもたちやシール投票で友達と話し合いながら決めている小学生や中学生たち、「どうする?」と目と目を見つめながら決める若いカップル。議論が平行線で堂々巡りになるときは、色々資料を渡して「このつづきは次にお会いしたときの楽しみにしましょう!」とわかれることもあり、対話をしながら私たちの力量もアップしていきます。
憲法9条をまもる瀬戸の会・田中

2007年09月09日

【長崎】平和メッセージをつけた風船放つ

2007年世界大会から1ヶ月目の9日、長崎県原水協は民医連の「9条守れ」の宣伝と合流し、平和公園で「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名にとりくみました。

10時1時間行った署名行動では、通路に一人ひとりのメッセージをつけた風船が飾られ観光客の目をひきました。  

署名終了後、参加者全員で11時02分黙祷のあと、晴れ渡った青空に向け平和へのメッセージをつけた風船が放たれました。

写真00191_t.jpg

写真00194_t.jpg

参加者は民医連14名、年金者6名、新婦人2名で活気あるとりくみになり、125筆の署名が寄せられました。

【兵庫】非核日本宣言など訴え、大きな反響

兵庫県原水協(筆頭代表理事・多上尚之)は6日と9日、神戸市中央区の元町商店街で、核兵器廃絶などを訴える「6・9行動」を行いました。

原水爆禁止世界大会後はじめての街頭宣伝・署名行動で、国会開会前日とあって、通行人の関心も強いものがありました。

兵庫県原水協の梶本修史事務局長や中央区原水協の岩井直臣さんなどがマイクで、「参議院選挙で示された安倍内閣への国民の審判を受け止め、テロ特措法は延長するな」「日本政府は核兵器廃絶の意思を改めて示す非核日本宣言を行え」などと訴えました。

IMGP0131_t.jpg

通行の人々は、展示された被爆写真に足をとめ、「安倍首相はもっと国民の声を聞くべきだ」「憲法はしっかり守ってほしい」などと語りながら「すみやかな核兵器の廃絶を」署名などに応じていました。参加した中央区原水協の渡部昌武事務局長はじめ新婦人、平和委員会、日本共産党、AALA連帯委員会などの11人の訴えに、中学生など若い世代の人たちが並んで署名する光景も見られました。  

IMGP0136_t.jpg

IMGP0129_t.jpg

この日の行動で、「すみやかな核兵器の廃絶を」署名が両日で195筆、原爆症裁判支援署名が98筆集められました。

兵庫・梶本修史
(2007・9・10)

2007年09月08日

【神奈川】原水力潜水艦横須賀入港に抗議

神奈川県原水協などは、9月8日、前日の原子力潜水艦コネチカットの横須賀入港に対する抗議文を第7艦隊司令官、在日米海軍司令官、米軍横須賀基地司令官宛に出しました。

抗 議 文

シーウルフ級米原潜・コネチカット入港に抗議する!
原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀配備を撤回せよ!
原潜入港非公表措置をただちに撤回せよ!
原潜への核トマホーク配備を中止し作戦計画を撤回せよ!
核兵器使用計画を撤回せよ!

米海軍は9月7日、シーウルフ級攻撃型原潜コネチカットの横須賀入港を強行した。原潜の入港は今年7度目、原子力艦船の入港は通算761回目となるものである。しかも原潜の入出港公表を中止させて以降、71度目の入港である。断じて許せない。

しかも、1月9日ペルシャ湾で米原潜は衝突事故を起こし、その原因が究明・公表されないままの入港である。我々は1月10日、原因究明がないままの原潜入港を控えるよう要請したばかりである。何という暴挙か。許せない!

非核三原則が蹂躙され、核兵器が持ち込まれている危険が濃厚なのと、放射能汚染の危険を思うと決して認められないものである。

米軍は攻撃型原子力潜水艦への核巡航ミサイルトマホーク配備を強行し、その作戦を強化しており、核持込の危険が増大している中でのコネチカット入港である。しかも米軍は原潜の6割を太平洋に集中配備する計画をすすめている。さらに米軍は原子力空母配備のための関連施設建設を強行しており、それは原子力空母と原潜を一体のものとして扱う工事の強行である。断じて許せない!

コネチカットは非核証明を提出せよ!

一昨年12月2日、米政府は2008年原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀配備・母港化を正式表明し、市議会、市民あげての反対の声が渦巻く最中の原潜入港である。

また、空母艦載機のスーパーホーネットの配備を強行し、池子基地への米軍住宅700戸追加建設計画、そして今度は米海軍だけではなく、米陸軍第一軍団司令部を新司令部に改変し座間に持ってくる計画まで決め、これも県知事、市長、市議会、市民あげて反対運動が広がっている最中の原潜入港である。

米軍の基地再編強化計画に強く反対する。基地の縮小・早期返還をこそ実行せよ。

我々は横須賀基地を米軍が他国侵略の出撃基地として使用することを断じて許せない。

最近、米解禁文書による米軍有事核持ち込み密約の存在が明らかになっている。1953年空母オリスカニが米空母として初めて横須賀に入港した時、核兵器を積んで入港していた事実、そして1973年空母ミッドウェーが横須賀を母港とした時も核兵器を積載していた事実が判明した。

米日両政府は50年間も日本国民をだましたまま横須賀に核兵器を持ち込み続けてきたのである。断じて許せることではない。また、横須賀を「母港」とする11隻の艦船に「劣化ウラン」弾の搭載と基地内貯蔵が判明している。「劣化ウラン」弾が常時艦船に積まれ、イラク攻撃で使用され、浦郷弾薬庫に貯蔵されているなど言語道断である。

米軍はイラクから撤退せよ。

県民の多数の世論、そして国連をはじめ多数の国際世論は、イラク占領に反対し、横須賀の核基地化、出撃基地化に反対している。我々は、この世論にそむく原潜の入港を断じて許せない。

一、原潜コネチカット入港に強く抗議する!核兵器を持ち込むな!
一、原潜の入出港公表中止措置を撤回せよ!
一、原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備計画を撤回せよ!
一、空母の母港を撤回せよ!最新鋭艦載機スーパーホーネットの配備強行に抗議する。
一、米軍の新司令部のキャンプ座間移設計画を撤回せよ!
一、艦載機の日中訓練、NLP、超低空飛行訓練を中止せよ!
一、池子米軍基地への700戸住宅追加建設を中止せよ!遊休基地を即時無条件返還せよ!
一、核兵器の存在を否定も肯定もしない政策をやめ、非核三原則を厳守し、核兵器の廃絶を実現せよ!
一、米軍はイラクから撤退せよ!

2007年9月8日
原水爆禁止神奈川県協議会
安保廃棄・諸要求実現神奈川県統一促進会議
神奈川県平和委員会
神奈川県原爆被災者の会
神奈川県労働組合総連合
米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会

第7艦隊司令官殿
在日米海軍司令官殿
米軍横須賀基地司令官殿

2007年09月06日

【北海道】原爆症認定訴訟を支援する6・9宣伝行動

原水爆禁止北海道協議会は6日、札幌市大通り公園で『本当にもう待てない!国は原爆症と認定せよ!』と被爆者の原爆症認定訴訟を支援する6・9宣伝行動を行ないました。

北海道原爆訴訟原告弁護団の肘井博行弁護士、北海道被爆者協会の服部十郎さん、北海道原水協の岩淵尚さんが支援を訴えました。

「あの日から62年たった今も、被爆者の被害はつづいています。被爆者は勇気を持って自ら被爆者であることを話しました。昨年の大阪地裁以来、原爆症認定裁判は勝ちつづけているのに、国は控訴して原爆被害を小さく見せようとしています。高齢化した被爆者は命がけで裁判に訴えています。自分の病気を原爆症と認めてくださいと。そして核兵器の廃絶を訴えています。」

 「もう60年以上たってるのにねぇ。本当に国のために頑張ったのにね」と足をとめて署名する方。若い二人連れは被爆者の訴訟のご支援をと呼びかけると戻ってきて、「頑張ってください」とそろって署名しました。

深川から修学旅行に来ていた小学生は、「原爆のことは5年生の時に教わった。その時、先生が広島の話をしてくれて平和のためにとみんなで折り鶴を折りました」と口々に話して、こぞって署名しました。小遣いから千円募金してくれた男の子。「ありがとう」と言うと照れくさそうにしていました。

宣伝行動では被爆パネルを数枚展示し、100枚以上の原爆訴訟支援のビラを配りました。30分の行動でしたが、「公正な裁判と一日も早い判決を 被爆者の病状を『原爆症』と認めてください」の署名が52名の方が協力しました。

行動には、国民救援会北海道本部、中央区原水協、北海道平和委員会、平和委員会青年協議会から8名が参加しました。

(北海道原水協 しまだ)

2007年09月05日

9月6・9チラシ

クリックするとダウンロードできます。

『原水協通信』9月号「6・9チラシ」

2007年09月04日

「ファスレーン365」を締めくくる10月1日の“Big Blockade”にぜひ日本市民のプレゼンスを!

イギリスの唯一の核兵器「トライデント」更新の議論を同国の核の廃絶につなげようというキャンペーン「ファスレーン365」の日本実行委員会を務める佐賀大学の豊島耕一教授から届いた案内を転載します。

「ファスレーン365」を締めくくる10月1日の“Big Blockade”にぜひ日本市民のプレゼンスを!

     ファスレーン365日本実行委員会 豊島耕一
     toyo@cc.saga-u.ac.jp

イギリスの唯一の核兵器「トライデント」更新の議論を同国の核の廃絶につなげようというキャンペーン「ファスレーン365」は今月で終わりますが,その最後を飾る10月1日の“BigBlockade”がカウントダウンの段階です.

これは,今まで参加したすべてのチームと,新しい団体,個人も招待しての,平和的で大規模な基地封鎖で,10月1日午前7時にスコットランド・ファスレーン基地のゲートで実施されます.

残念ながら今回は日本実行委員会としての参加の計画はありませんが,個人単位で参加できますので,可能な方は是非ご検討下さい.核廃絶運動での日本人のプレゼンスは現地でたいへん大きく評価されます.

少人数のグループでの参加が基本ですが,個人でも参加出来ます.個人の場合,現地でグループを作ります.30日と1日の宿舎は主催者で用意されますが(寝袋持参),早めに実施本部と連絡を取ってください.(電話:国番号44 - 845 45 88 365,電子メール:info@faslane365.org)

集合場所はグラスゴー市内のいくつかの拠点です.そこで初めて参加する人のための説明会が開かれます.開始時間は,30日の午後3時,5時,5時半です.そして午後8時に連絡と諸注意があります.
詳細はファスレーン365の“Big Blockade”のページをご覧下さい.
http://www.faslane365.org/1Oct

豊島までご連絡頂ければ,詳しい情報,現地の状況などをお知らせします.

ファスレーン365日本実行委員会のブログにもいろいろと情報があります.
http://faslane365.blog86.fc2.com/