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2006年11月09日

雨の中核廃絶訴える

 いまこそ核兵器の全面禁止をと原水爆禁止北海道協議会は9日、札幌市中央区パルコ前で6・9宣伝行動を行いました。

 あいにく降り出した雨の中、国連に核兵器廃絶のためのすみやかな協議を開始するよう要請する『すみやかな核兵器の廃絶』署名への協力を呼びかけました。

 北海道民医連の宮原昌男さんは、「10月の国連第1委員会議長に『すみやか』署名を101万名余りを日本代表団が提出しました。世界の核兵器をなくそうとの世論に対して被爆国日本の果たす役割が重要です」と訴えました。

 非核の政府を求める北海道の会の小野内勝義さんは、「日本政府は国連に核軍縮の決議案を提案する一方、北朝鮮問題では船舶検査法・集団自衛権など日米一体の軍事行動を狙っています。被爆国日本政府は、核武装ではなく、核廃絶へ役割を果たすべきです」と訴えました。

 北の詩人会議の日下新介さんは、「原爆訴訟原告の被爆者安井晃一さんは、『何としても裁判に勝ちたい。勝訴することは、核兵器廃絶への一里塚になる』と話していました。皆さん、核兵器をなくすために行動しましょう」と呼びかけました。

 宣伝行動には、国民救援会北海道本部、北海道平和委員会、ピースウインドから8名が参加しました。

(北海道原水協 しまだ)

2006年11月07日

中川氏らの「核武装論議」に抗議宣伝―兵庫県原水協

 兵庫県原水協(筆頭代表理事・多上尚之)は6日夕方、神戸市中央区の元町商店街で、核兵器廃絶、被爆者救援などを訴える「6・9行動」を行いました。

 中央区原水協の岩井直臣氏や日本共産党の井村弘子前県議(兵庫区)などがマイクで、「北朝鮮は核兵器計画を中止せよ」「すべての核兵器全廃の協議を開始せよ」と訴えました。

 また、北朝鮮問題にからんで自民党・中川政調会長や麻生外相が核武装論議を容認する発言を繰り返していることをきびしく批判し、「被爆国の立場と相容れない発言を容認している安倍首相の責任は重大。ただちに両氏を罷免せよ」と要求しました。

 参加した県原水協の松吉由美子常任理事やAALA連帯委員会の上田恵事務局長など7人が、道行く人々にチラシを配布しながら「すみやかな核兵器の廃絶を」署名を訴えました。

 中川発言に、「政治家としての見識がなさすぎる」ときびしい口調で述べながら署名する人も目立ちました。神戸市須磨区の女性は、「北朝鮮がきちんと話し合いに応じるようねばり強く努力するのが政治家の役割なのに、戦争をけしかけるみたいで恐ろしい」と言って署名に応じました。

 この日の行動で、「すみやか」署名が78人分集められました。(兵庫・梶本修史)

2006年11月06日

北朝鮮核実験と「核保有発言」への怒りひろがるー日本原水協6・9行動

 日本原水協は6日正午から1時間、東京都台東区上野公園口で11月「6・9行動」をおこないました。この行動には日本平和委員会、東京原水協、台東原水協、上野東照宮境内に広島・長崎の火を永遠に灯す会、日本原水協事務局などから20人が参加しました。

 佐藤光雄日本平和委員会代表理事、安藤健志、山崎元両東京原水協代表理事らが北朝鮮による核実験と政府与党幹部による「核保有発言」を厳しく批判し、核兵器全面禁止に向けて日本政府のイニシアチブを強く求めました。

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「原爆と人間」展パネルに次つぎに足を止めて見入る人も多く、すすんで署名する姿が目立ちました。
広島・長崎出身という旅行者や「あまり写真を見たことがないのでショックだった」という子ども、「仕事と人間関係で悩んでいたが、小さいものに思えてきた」と若い女性が署名しました。

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 「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ヒバクシャ」の呼びかけにドイツ、ロシア、アメリカなどの外国人旅行者もサイン。上野動物園が休園の月曜日にも関わらず、100筆の署名が寄せられました。