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2006年07月06日

原水爆禁止2006年

原水爆禁止2006年世界大会まであと1ヶ月となった6日、秋の国連総会に500万筆の署名を届けるための「6・9行動」が全国各地で行われました。

日本原水協は上野公園口で世界大会を成功させるための国民募金と一緒に「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名のおおきな飛躍をつくるために行動。


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「原爆と人間展」の爆風でめちゃくちゃになった写真パネルをのぞきこむように見ていた男性は、「高校生のとき長崎に修学旅行で行き、原爆資料館を見て涙が出たことを思い出した」と話しながら署名しました。

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オーストラリアのアデレードから来たという3人連れの女性たちは、「核兵器はもちろん反対。こういう運動をやってくれてありがとう」とそろって署名しました。
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また、先日バンクーバーで行われた世界平和フォーラムに参加していたと言って署名するカナダ人の夫妻もいました。
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ぐずついた天気の中でしたが、吸い寄せられるように署名する人や小さい子どもを連れた若いお母さん、期末テスト中の高校生などから、「すみやか」署名135筆、原爆症認定訴訟の公正な判断を求める署名26筆、カンパ2100円が集まりました。

1時間の署名行動には東京原水協、日本平和委員会、自治労連、上野東照宮に広島長崎の火を永遠に灯す会、都学連などから23人が参加しました。

2006年07月05日

談話 北朝鮮のミサイル発射について

談話 北朝鮮のミサイル発射について
2006年7月5日 原水爆禁止日本協議会事務局長・高草木 博

 7月5日未明、懸念されていた北朝鮮のミサイルが日本海にむけて発射されたことが報じられている。詳細はなお不明であるが、公海上にミサイルを発射するなど、どのような目的のものであれ正当化されるものではない。日本原水協は、今回のミサイル発射強行に対して強く抗議するとともに、今後のいっさいの発射計画を中断するよう要求する。

 今回のミサイル発射の背景として、米朝関係の問題がくり返し取りざたされている。だが、朝鮮半島の非核化や北朝鮮の関与が強く疑われる諸問題を、力や力の威嚇で解決しようとすることはどちらの側によるものであれ、正当化されえない。ましてや核開発やミサイル発射を「外交カード」としてもてあそぶことは許されることではない。

 我々はすべての当事者に対し、朝鮮半島非核化の問題をはじめ、米朝間、日朝間の懸案諸事項は、軍事的威嚇を排して、話し合いの原則を貫いて解決に当たるよう強く求めるものである。

いつでもヒロシマ・ナガサキの実相を

CD9枚組み、8時間40分にわたって生の声で広島・長崎の被爆体験が語られる、「ヒロシマ ナガサキ 私たちは忘れない」を制作された「被爆者の声を記録する会」の伊藤明彦さんは、同作品の複製765組を全国546先の平和運動団体、平和資料館、大学平和研究所、図書館、平和教育・平和活動実践家に送付しました。

そして、このたび「被爆者の声」ホームページが完成し、全国どこにいても、つごうのつく時間、自分の部屋で、61年前の夏、ヒロシマ・ナガサキで何がおこったのかを、被爆者自身の口から直接、具体的・克明に、聴くことができるようになりました。

「被爆者の声」ホームページ
http://www.geocities.jp/s20hibaku/

伊藤さんは「このページをすこしでも多くの方々、とくにお若い、インターネット世代のみなさまが訪れ、ヒロシマ・ナガサキの実相を知り、核兵器不再使用・核兵器廃絶の意志をうけついでくださることを心より願っております」と語ります。

作品の英語バージョンも準備中とのことで、実施できれば、世界中の英語を理解するすべての人々に、被爆の実相が、被爆者自身のことばで伝わることになります。

情報技術革命の時代は、情報の力が核兵器の使用を抑止し、ゆくゆくは戦争を抑止する可能性を、展望できるようになった時代です。ぜひアクセスしてみてください。

2006年07月03日

『全員勝ったで!』

かもがわブックレット160『全員勝ったで!―原爆症近畿訴訟の全面勝訴を全国に』(原爆症認定近畿訴訟弁護団著、安斎育郎監修)が、かもがわ出版から発行されます。

「全員を原爆症と認定すべき」とした原爆症認定近畿訴訟判決の内容と画期的な意義を明らかにし、全国13地裁でたたかわれている集団訴訟の全面勝訴と被爆者補償法の制定、核兵器廃絶につなげるためにもぜひご購入ください。

【連絡先】かもがわ出版 〒602-8119 京都市上京区堀川通出水西入
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