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2006年04月28日

大阪自治労連「すみやか」署名推進スタート集会

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 大阪自治労連は、4月27日(木)午後、大阪自治労連会議室で、大阪自治労連核兵器のない平和で公正な世界へ「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名推進スタート集会を15人の参加で開催しました。

 署名スタート集会は、主催者あいさつの後、大阪原水協の玉垣事務局長より「核兵器廃絶をめざす2006年『すみやかな核兵器の廃絶のために』署名推進を」と題して講演していただき、「①被爆60年のたたかいに確信を、②核兵器廃絶運動の情勢、③『すみやかな核兵器の廃絶のために』署名の特徴、④日本の運動の役割と責任、⑤大阪原水協の目標と普及のとりくみ」について、詳しく話されました。
続いて、大阪自治労連の運動の提起を下記のとおり行ないました。

核兵器のない平和で公正な世界へ「すみやかな核兵器の廃絶のために」新国際署名推進についての大阪自治労連の提起

 1946年1月、国連が最初の総会で核兵器廃絶の第1号決議を採択してから、60年がたちました。世界の圧倒的多数の人々や政府が核兵器禁止を要求しているにもかかわらず、地球上にはなお人類を絶滅させるほどの大量の核兵器が蓄積・配備されています。とりわけ最大の核保有国アメリカは、将来にわたって強大な核兵器をもちつづけようとしています。「テロや核拡散の危険」などを理由に戦争をおこない、核兵器使用の計画や新型核兵器開発をすすめています。このような行動は国連第1号決議や2000年に核保有国政府も同意した「核兵器廃絶の明確な約束」、さらには「戦争の惨害から将来の世代を救い」「国際紛争を平和的手段によって解決」するという国連の基本原則に反するものです。
 「核兵器のない平和で公正な世界を求める私立ちは、緊急の課題として、国連と核保有国をはじめとするすべての国の政府にたいし、核兵器全面禁止・廃絶の国際協定の実現にむけ、「すみやかな核兵器の廃絶のために」の署名運動を5月から開始し、10月の国連総会にむけてとりくむこととします。この署名運動推進するために、各単組で具体的目標をむもち、6日行動など設定して推進します。


[『すみやかな核兵器の廃絶のために』署名推進等について]
1、署名の目標 組合員ひとり5筆 大阪自治労連全体で13万筆目標
2、推進期日①5月~6月 組合員と家族分
        ②7月~8月 全体の80%(原水爆禁止世界大会めざして)
        ③10月末までに100% (組合員ひとり5筆目標の達成)
3、統一行動日 毎月6日を中心に行動(地域組織と共同する)
4、のぼりと署名用紙 のぼり1組3枚、署名用紙 組合員数
5、各単組で目標の確認・方針化と統一行動の設定をお願いします。    
6、近畿原爆訴訟判決が5月12日内定されています。全国最初の判決であり、全国的に影響するものであり、傍聴(5月12日午後1時大阪地裁正門前集合)、報告集会(いきいきエイジングセンター)に参加要請をします。
7、原水爆禁止世界大会成功をめざす学習会が、5月31日午後6時から「いきいきエイジングセンター」で開催されます。積極的に参加を要請します。

2006年04月27日

「支援する埼玉の会」を結成へ

 原爆症の認定申請が却下された故中野久司さんの恵美子夫人が、故人の遺志を継いで、国を相手に認定却下の取り消しを求める訴訟を起こしました。「訴状」は4月28日さいたま地裁に提出しました。これにより中野さんは原爆症認定集団訴訟運動に参加されました。

 この日は、さいたま地裁前に埼玉県原爆被爆者協議会(しらさぎ会)のみなさんをはじめ県原水協、労働団体、婦人団体、反核平和の諸団体から多くの方々がかけつけ中野さんのたたかいを励ましました。

「支援する埼玉の会」への加入・支援をよびかけ しらさぎ会
 しらさぎ会(肥田舜太郎会長)は今回の集団訴訟の提訴にあたって「原爆症認定集団訴訟を支援する会」(仮称)の結成と参加を広く個人・団体に呼びかけました。これに対し、賛同の声と加入申し込みが早くも寄せられています。

 県原水協でも加盟団体と地域原水協を通じて、多くの組織と個人が加入し支援を強めることを訴えています。

「支援する埼玉の会」結成総会
<日 時> 5月15日(月)午後1時半
<会 場>埼玉会館・7A会議室

2006年04月26日

埼玉県原水協が「すみやか」署名学習パンフレットを作成

埼玉県原水協は4月11日に第4回常任理事会を開き、「すみやか」署名を加盟団体と地域原水協が、「秋の国連までに35万」の県目標をやりきる上で「学習会」が欠かせないとして、討議・学習用のパンフレットを作成し普及することを確認しました。そして、5月30日の県原水協総会(第101回理事会)で「学習会」を企画するとともに、職場・地域・学園で学習会を行うことを確認しました。

埼玉県原水協が作成した学習用「パンフレット」は、A4版8ページ。コンパクトな携帯冊子です。

内容は、①広がりみせる「すみやか」署名②核兵器廃絶の世論と国際政治を動かしてきた署名の生命力(「ヒロシマ・ナガサキ」アピール署名の教訓)③新署名運動を草の根から世界へ④県原水協の目標と取り組みの方針、となっています。

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第101回理事会(県原水協総会)で「学習会」
埼玉県原水協は、5月30日の第101回理事会(総会)の前半を「学習会」とし、核廃絶をめぐる情勢と署名の意義について、日本原水協事務局長・高草木博事務局長を講師に招いて学習することにしています。

いまなぜ「すみやか」署名か、署名のもつ力と重要性について、国際情勢をまじえて分かりやすく話していただきます。各団体・地域から多くの方が誘い合って参加されるようお願いします。

日 時=5月30日(火) 18時半から
場 所=さいたま市民会館

2006年04月25日

兵庫県原水協が2006年度総会を開催

 兵庫県原水協は23日、2006年度第1回理事会(総会)を開催し、17地域・15団体から63名が出席しました。

 理事会では、日本原水協理事の川田忠明氏が、「核兵器廃絶を実現する力」と題する記念講演を行いました。川田氏は、米仏など核兵器保有国や欧州・韓国などでの世論の変化を紹介しながら、被爆国日本での原水協活動などが核兵器廃絶を国際的な共通課題に押し上げ、推進する役割を果たしていることを明らかにしました。

 理事会では、運動方針として、①「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名用紙を全構成員に届け、一人5署名の追求 ②カナダでの世界平和フォーラムに参加する11名の代表に署名、被爆組写真を託す ③世界大会(広島)に300名の代表派遣・青年100名の派遣 ④原爆症裁判の勝利 ⑤合併自治体での新非核宣言と平和行進、全首長の核署名などが提起されました。

 討論では、合併自治体で非核宣言(淡路)、全会員・読者に署名用紙を届ける(新婦人)、立場の違いを越えた共同で非核・平和行事を成功(明石市)など意欲的な発言が続きました。

 理事会は新役員とともに運動方針を確認しました。新役員はすべて再任。代表理事=多上尚之(筆頭)、伊藤栄、荻野潤子、岸本友代、津川知久、山内保英、事務局=梶本修史

2006年04月17日

各地で「すみやか」署名行動

【東 京】
 4月6日、全都一斉「すみやかな核兵器の廃絶のために」宣伝行動として、東京原水協は日本原水協、「上野東照宮に広島、長崎の火を永遠に灯す会」、台東原水協とともに、上野公園口での行動にとりくみました。春休み最終日とあって、平日にもかかわらず動物園や美術館、博物館を訪れる親子連れなどでにぎわい、晴天の桜もひときわはなやいでいました。3人の娘さんたちに「原爆と人間展」パネルを説明していた若いお母さんは、「子ども達も署名させていただいてよかったです」「これまで絵本などで(原爆や戦争のこと)伝えようとしても、恐ろしい気持ちが先になり、興味をもって見ることがなかったのですが、今日は自分で署名したので、このようなパネル積極的に興味をもって見てくれました」「今日はこのような機会にめぐまれてよかった」と語っていました。
 また、昨年5月のNPTニューヨーク行動に参加し、うたごえと一緒に参加した学生は「今日はニューヨークなみの反応がありましたね!」との感想でした。

【山 梨】
「すみやか」新署名
甲府・宮島市長も賛同のサイン
山梨県知事とも面談の日時を調整中

 「すみやか」署名の取り組みは全国でも、山梨県内でも団体を中心に急ピッチで進められています。
 4月に入り宮島甲府市長もサインしましたし、3月議会で多くの自治体首長や議長の返答が遅れていましたが、いまになってのサインも多くなってきています。身延町の依田町長は、町長だけのサインではなく役場関係者のサインも添えてくれました。

【兵 庫】
イタリア人、ギリシャ人も核兵器廃絶グッド
 兵庫県原水協(筆頭代表理事・多上尚之)は6日夕方、神戸市中央区の元町商店街で、核兵器廃絶などを訴える「6・9行動」を行いました。
 中央区原水協の岩井直臣事務局長、日本共産党の平松順子女性部長などがマイクで、米軍艦が相次いで大阪港や秋田港に入港したことを取り上げ、「米軍艦の一般商業港への寄港・軍事利用は、軍再編の先取りであり許せない」ときびしく糾弾しました。そして、6月にカナダで開催される世界平和フォーラムに向けて核兵器廃絶・憲法守れの世論を広げるように訴えました。
 参加したAALA連帯委員会の上田恵事務局長、新婦人中央支部の枡上政子さんなど8人が、道行く人々に「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名、原爆症認定集団訴訟の要請署名をよびかけました。英語で話しかけたイタリア人夫妻は、言葉が通じないというジェスチャーで行き過ぎようとしましたが、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」の呼びかけに足を止めて署名に応じ、握手を求めてきました。展示してあった被爆写真を見ていた神戸市西区の青年は、「いまだに核兵器を使おうという国があるなんて信じられない」と言いながら署名しました。被爆者援護募金も次々と寄せられ4549円となりました。
 この日の行動には、日本共産党の井村弘子前県議(兵庫区)もかけつけて訴えました。「すみやか」署名が78筆集まりました。
(兵庫県原水協・梶本修史)

2006年04月12日

名古屋イチの繁華街で青年たちが署名行動に参加

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愛知の「しゅ~いち」さんから6・9行動の報告が届いたので転載します。

(以下転載)

9日、名古屋の栄で6・9行動を開催!県原水協、県平和委員会、同青年学生部、高校生平和ゼミナールなどから約15名が参加。

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多くの外国人が「すみやか署名」に協力をしてくれたり、長崎から来名したという若い男女が「『青い空は』の歌、長崎でよく聞いた。ぜひ頑張ってほしい」と語っていました。

署名を呼びかけた高校生の女性は「呼びかければいろんな声がある。男性には憲法は変えた方がよいと言われた。でもめげずに頑張りたい」と語り、元気に署名を呼びかけていました♪

終盤には右翼の妨害もあったけど、みんなで「すみやかな核兵器の廃絶」と「憲法を守ろう」と声を広げました!!

(転載ここまで)

2006年04月06日

花見客に「すみやか」署名を訴え

日本原水協は6日、核兵器のない平和で公正な世界の実現をめざして6月の世界平和フォーラムにむけて、新国際署名のおおきな飛躍をつくるための6・9行動を上野公園駅頭で行いました。

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うららかな陽気の中、花見客でにぎわう上野公園にスマップの「トライアングル」や青年のうたごえサークル「にんたま合唱部」のメンバーの平和の歌が流れると、若者たちがみんな振り向きます。

フロリダから東京ディズニーランドに働きに来ているというドレッドヘアーの黒人男性は、「イラク戦争でブッシュ大統領は混乱をまき散らしている」と言いながら署名し、署名行動を撮影していきました。

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また、「バカブッシュ、バカブッシュ」と日本語で言いながら近づいてきた米国人男性は、「核兵器廃絶の署名です」と言うと、親指をグッと突き立てて「Good Work!」と言いながら握手を求めてきました。そして、東京都原爆被害者団体協議会(東友会)の被爆者上田紘治さんと記念撮影もしていきました。

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「原爆と人間」パネルを見ていた母子は、「子どもは今までこんなパネルは見たことがなかったので、原爆を直視する機会になって良かった」とお礼を言って親子で署名をしていきました。

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昨年5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議要請団に参加した東京の学生は「ニューヨーク行動のときのように楽しかった」と感想を語りました。

行動には東京原水協、台東原水協、「上野東照宮に広島長崎の火を永遠に灯す会」など6団体から26人が参加し、1時間の行動で「すみやか」署名が125筆、原爆症認定制度の改善を求める署名が48筆、募金が3223円集まりました。

2006年04月05日

福島県原水協の総会でマーシャル核被害者支援交流団参加者が報告

福島の「てっちゃん」から、「マーシャル核被害者支援交流団」に参加した「ゆりっぺ」による報告会の様子が届いたので以下に転載します。

4月1日(土)、二本松市内にて開催された福島県原水協の総会の中で「マーシャル核被害者支援交流団」に参加した我らが『ゆりっぺ』からの報告がありました。

《ゆりっぺの手書き資料より》
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『やっこえ!マーシャル!!』
~マーシャル核被害者支援交流団に参加して~

○主な日程・活動
2月26日 成田→グァム移動
  27日 グァム→マーシャル移動
  28日 アサンプトンスクールにて被爆写真展(マジュロ)
3月 1日 ビキニデー式典 ERUBビキニデー集会
   2日 健康相談・被爆写真展・バザー
      (ロンゲラップ環礁事務所にて)
   3日 キリ島へ。被爆写真展・ビキニデー式典
   4日 代表団交流会(アバッカ議員一家と交流会)
   5日 アバッカ議員の夫の島へピクニック
   6日 イバイ島へ。ネルソン・アンジャイン氏と再会
      平和ミュージアム建設についての話し合い
   7日 マーシャル→グァム移動
   8日 グァム→成田→福島移動
「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名も随時集められました。

○感じたマーシャルについて
 飛行機の窓から眺めた環礁や海は、本当に美しかった。南の島らしく、人々はとても陽気でやさしい。しかし、いざ島に降り立ち島人の暮らしを知ると、私は違和感を感じてならなかった。南の小さな楽園はどこへ消えてしまったのか。コンクリのバラック小屋に住み、米と肉を食べ、アメリカンな服を着て、仕事もなくブラブラし、命に関わる核被害の実態も知らされず、自分が何者なのか、人間らしい幸せを彼らは知っているのか?
 唯一、私がドキドキしたのは、彼らが大合唱する島の歌とヤシの木の繊維で作る手工芸品だった。
 ビキニデーに於いて、アメリカ大使は「皆さんは冷戦の終結と世界の平和・民主主義に貢献した」と核実験について挨拶で述べます。それに対してマーシャル側は何も言いません。ロンゲラップ環礁の代表だけが抗議の言葉を口にします。被爆者たちは、そんな状況に怒っています。90年代、(原水爆禁止)世界大会に参加し、私たち日本の運動に学び、被害者組織エラブ(ERUB)が」つくられ、被害の実態を知らせ補償を求めて奮闘しています。
 平和ミュージアムについても、彼らは決して諦めていません。国会議員のアバッカさんを中心に、「ミュージアムはマーシャルの教育にとっても、歴史を伝える上でも重要、必ず完成させる」と強い意志で頑張っています。

 地図上でも点でしかない小さな国のマーシャルで起こった核実験とその被害、そこに生きる人々のたたかいが世界から忘れ去られないように、日本の、福島の私たちがこれからもマーシャルを見つめ、連帯を深め支援していくことが大切ではないでしょうか。

 福島で、これまであたたかく見守り応援してくださった皆様へ、心から感謝申し上げます。   2006.3 ゆりっぺ

 「ゆりっぺ」が福島人でホントに良かったと思いますわ。彼女がマーシャルで見たこと・聞いたこと・感じたことetc・・・は、今後の福島の平和運動の大きな力になることは間違いないね!これからも共に頑張っていぐべ!

転載ここまで。

マーシャル代表団の活動は、『原水協通信』4月号の10面にカラーで掲載してありますので、そちらも併せて読んでいただけると一層深まると思います。

2006年04月04日

「基地を返せ!市民の行進」銀座~日比谷~国会を行進!

3月29日に横須賀を出発して国会にむけて歩く「基地返せ!神奈川市民の行進」が、4月2日銀座の水谷橋公園から日比谷公園までパレードを行いました。
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このパレードには、平和サークルP魂s(ピーソウルズ)がサウンドカーを出し、レゲエやヒップホップなど、若者ウケするような音楽を流しながら基地はいらないとアピールしました。
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今回のサウンドピースパレードは、約40分と短かったですが、カッコいい音楽と相まって、米「米原子力空母来るな!」という字を1字ずつパネルにして一人ずつ持つというアピールが外国人をはじめ、通行人の注目を集めていました。
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4月3日は、霞門から国会請願行進を行いました。省庁ビルからの向かい風がとても強くかったのですが、お昼休みに出てくる国家公務員のみなさんにアピールしました。
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衆議院第2会館前を通った時には、610回目の辺野古米軍基地建設反対座り込みを行っている人たちから連帯の手が振られました。

国会前に来ると、日本山妙法寺のお坊さんたちが叩くうちわ太鼓の音がひときわ強く鳴り響きます。
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衆議院と参議院の議員面会所では、それぞれ日本共産党の国会議員団の出迎えを受け、「基地を返せ!」「米軍戦争司令部は座間に来るな!」とシュプレヒコールを唱和しました。
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行進終了後は、各要請団が、米大使館・防衛庁・外務省・県選出衆参両院議員40人への要請行動に向かいました。同時に、それ以外の参加者で衆議院第2議員会館前の座り込み行動が続けられました。

各要請団の報告と要請書の中身は以下の通り。

米大使館への要請行動
責任者の原水協・高橋氏から、「手前の交差点からものものしい警察の警備があり、制止されながらも12人のうち3人だけが面会を許された。私たちの再三の要求にもかかわらず会見を拒否していることに抗議し、要請書を受け取るよう強く申し入れた。結局、関係者が受け取った」と報告されました。

防衛庁への要請行動
共同代表・菊谷氏を責任者に17人が参加しました。新婦人神奈川県本部・高浦会長から、「米軍再編という大事な問題を国会で審議しないのはおかしいと指摘した。小泉首相が説明責任を果たしていないことについては終始ほおかむりをしていた。相模原補給廠一部返還問題では地下鉄を通すと聞いていると言った」と報告されました。

外務省への要請行動
共同代表・斎藤氏を責任者に12人が参加しました。共産党・笠木氏から、「北米局安全保障課課長補佐が応対し、米軍再編協議のまとめに入っているが厳しい状況にあること、草の根の運動を背景に地元から厳しい意見が寄せられていること、地元は無視しないが基地再編はやり遂げなければならないことなどが話された」と報告しました。

衆参両院議員への要請行動
4班に分かれ、責任者の川崎・小島氏、大和・宮応氏、新婦人・間瀬氏、柳下氏からそれぞれ報告がありました。中でも、小泉首相の控え室を訪れた要請団から「要請書の受け取りを拒否された。小泉首相は民意を聞く耳を持ち合わせていない」との報告が印象的でした。

要請書

アメリカ合衆国大統領
ジョージ・ブッシュ殿

米軍基地再編計画は撤回以外にありません。
米原子力空母横須賀配備は認められません。

 貴職におかれてはご清栄のことと存じます。
 さて、私たちは3月29日横須賀と座間を出発し今日まで「基地を返せ!市民の行進」を実施してきました。
 ご承知のようにいま、米軍の要請に応じて米軍基地再編計画が進められようとしています。政府はこのすべてを受け入れ、米軍基地強化策を地元住民と自治体に押し付けてきました。これに対して首長、自治体、市民が一体となって、「頭越しの押し付けをやめよ」「地元意見を尊重せよ」「地元負担の軽減、基地の縮小・早期返還の道を示せ」「アメリカのいいなりになるな」と不満の声が充満し、矛盾が拡大しています。
 神奈川に於いては、キャンプ座間への米軍新司令部移設、自衛隊即応集団司令部移設問題が持ち上がり「断固反対・計画は撤回以外にない」「黙っていれば100年先も基地の街」と、まさに周辺自治体150万県民を巻き込んだ自治体ぐるみ、市民ぐるみの運動となっています。もちろん神奈川県知事も同様の立場であります。
 日米両政府がこの再編計画とは切り離してすすめている2008年米原子力空母横須賀配備・母港化計画も、横須賀市長、三浦半島全体の市長、町長そして議会、市民が一致して「原子力空母の配備・母港化はみとめられない」「原子力空母の安全神話などありえない」と反対に立ち上がっています。県下7割の首長が反対を表明し、神奈川県知事はその先頭に立っています。
 逗子市池子への米軍住宅増設も市長、議会、市民が一丸となって反対しています。
 空母艦載機の厚木基地での訓練・爆音問題もそのたらい回しではなく、その根源、米空母の母港返上以外にないとの意見が広がっています。
 米軍基地再編の押し付けは首長、自治体、市民ぐるみの矛盾をさらに広げるだけです。
 貴職は米軍基地再編計画も、米原子力空母横須賀配備・母港化も撤回以外にないことを知るべきです。それが真の日米友好を発展させる道です。
 以上、強く要請するものです。