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原水協(原水爆禁止日本協議会)
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原水爆禁止世界大会

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原水爆禁止2017年世界大会-長崎決議
長崎からのよびかけ

 核兵器をつくったのは人間です。そして使ったのも人間です。そうであれば、なくすことができるのも人間です。私は、皆さんによびかけます。すべての核兵器を禁止し廃絶しましょう――
(2017年6月19日、国連会議での長崎の被爆者・和田征子さんの発言より)

 72年前の8月9日、アメリカによる原爆投下は、この長崎の街を「人間として死ぬことも、人間らしく生きることも」許さないこの世の地獄に変えました。「ふたたび被爆者をつくるな」の声は、ようやく世界を動かして、歴史上はじめて核兵器を法的に禁止する条約をつくり出しました。私たちは、核兵器禁止条約の実現を心から歓迎し、この条約の力を活かし、核兵器の完全廃絶に向け前進する決意です。
 原水爆禁止2017年世界大会-国際会議は世界にむけて、核兵器禁止条約の調印が開始される9月20日から「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」である9月26日の間、すべての政府に条約への参加を求め、「草の根」からの多彩な行動をつなぐ「平和の波」行動を提唱しました。この行動への取り組みをただちに開始しましょう。
 私たちは、非人道的な核兵器に「悪の烙印」を押し、開発、実験、保有から使用とその威嚇まで、核兵器に関わるあらゆる活動を違法化した条約に、すべての国がすみやかに参加し、核兵器の完全廃絶に取り組むことを要求します。「平和の波」行動を起点に、禁止条約を核兵器完全廃絶へとつなぐ世論と運動の巨大なうねりをつくりだしましょう。
 そしてこの日本では、核兵器禁止条約に背を向け、9条改憲と海外で戦争する態勢づくりに突き進む安倍政権を追いつめて、アメリカの「核の傘」から離脱し、条約に参加する政府をつくりましょう。被爆国日本の政府を条約に参加させ、核兵器の完全廃絶に向け世界の先頭に立たせることは、私たち日本の運動の国際的な責務でもあります。
いま各地では、それぞれ独自に運動を進めてきた人たちが、同じ目標に向けて力を合わせ始めています。こうした共同を全国にひろげ、新しい国民的共同の力で「非核平和の日本」と「核兵器のない世界」を実現していきましょう。

 核兵器禁止条約について学び、知らせましょう。「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(「ヒバクシャ国際署名」)の運動を、首長や議員とも共同し、自治体ぐるみ、地域ぐるみで発展させましょう。アメリカの「核の傘」からの離脱と核兵器禁止条約への参加を日本政府に要求しましょう。非核三原則を厳守させ、その法制化を求めましょう。
 核兵器の非人道性と核兵器廃絶の必要性を広範な国民に知らせましょう。被爆の実相をさらに大きくひろめましょう。すべての地域・自治体で「原爆展」や被爆体験を語る集いに取り組みましょう。原爆症認定制度の抜本的改善と被爆者への国家補償を求め、被爆者援護・連帯の活動をいっそう強めましょう。条約でも重視された平和教育の取り組みを強化しましょう。
 核兵器禁止条約に背を向け、9条改憲をもくろむ安倍政権を、市民と野党の共同の力で解散総選挙へと追い込みましょう。「オール沖縄」のたたかいと固く連帯し、辺野古への新基地建設反対、オスプレイ撤去など米軍基地縮小・撤去の運動をいっそう強めましょう。日米軍事同盟の強化に反対し、「戦争法」と「共謀罪」を廃止しましょう。原発再稼働に反対し、原発からの脱却と自然エネルギーへの転換を求めましょう。雇用とくらしの破壊、貧困と格差の拡大に反対し、軍事費を削ってくらし・福祉・教育をまもる運動を強めましょう。

 多くの人たちが核兵器禁止条約の実現を心から喜んでいます。政治的立場を越えて「ヒバクシャ国際署名」を呼びかけている人たちもいます。市民と野党の共同の広がりによってはじめて知り合った仲間や、これまで知らなかった人びととの共同も広がりつつあります。いまこそ思い切って、新しい国民的共同へと踏み出しましょう。被爆者とともに、若い世代とともに、未来を切り拓いていきましょう。

 ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ヒバクシャ 長崎を最後の被爆地に―

2017年8月9日
原水爆禁止2017年世界大会-長崎



 
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