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原水爆禁止世界大会

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原水爆禁止2017年世界大会-広島決議
広島からのよびかけ

 核兵器はこれまでずっと、道徳に反するものでした。そして今では、法律にも反するのです。一緒に世界を変えていきましょう――(7月7日、国連会議での広島の被爆者・節子サーローさんの演説より)

 アメリカが投下した一発の原子爆弾によって、広島の街がこの世の地獄と化した日から72年。私たちは、いまようやく核兵器を禁止し、違法化する条約を手にすることができました。核兵器禁止条約は、非人道的な核兵器に「悪の烙印」を押し、これにかかわるあらゆる活動を法的に禁止しました。この条約は、「ヒロシマ・ナガサキをくり返すな」「核兵器をなくせ」と訴えつづけてきた被爆者の声を正面から受け止めたものであり、被爆者とともに歩んできた原水爆禁止運動と世界の反核平和運動の努力が結実したものです。私たちは、この条約を心から歓迎し、条約のもつ力を活かして「核兵器のない世界」へと前進する決意を新たにしています。
 私たちは、核保有国やその同盟国もふくめ、すべての国がこの条約に参加し、条約が禁止したあらゆる活動をただちに中止して、永久に放棄するよう強く求めます。
 核兵器禁止条約によって、核兵器を違法とする法的規範が確立されました。いくら参加を拒んだとしても、条約に反する活動は厳しい非難の的となるでしょう。禁止条約への参加を拒む核保有国や同盟国においては、条約を支持する国民的多数派をつくりあげ、調印と批准を政府に迫っていくことが求められています。
 唯一の被爆国でありながら、アメリカの「核の傘」の下にある日本の政府が、違法な核兵器の「使用の威嚇」に依存しつづけていることを、私たちはいつまでも許しておくわけにはいきません。「核の傘」から離脱し、核兵器禁止条約に参加して核兵器の完全廃絶に向け世界の先頭に立つ政府をつくりましょう。これは日本の運動の国際的な責務でもあります。さまざまな立場の違いを超えた広範な国民的共同の力で、いまこそ憲法を守り生かす、非核平和の日本を実現していきましょう。
 原水爆禁止2017年世界大会に集った私たちは、核兵器の禁止からその完全廃絶へと前進するために、「草の根」からの多彩な行動をくりひろげるよう呼びかけます。

 国際会議宣言が提唱した9月20日から26日の世界同時行動(「平和の波」)に応えて、全国各地の「草の根」から多彩な行動を巻き起こしましょう。すべての国がすみやかに核兵器禁止条約に参加し、核兵器の完全廃絶に取り組むことを求める巨大な世論のうねりをつくりだしましょう。核兵器禁止条約について学び、知らせましょう。
 「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」の運動を、地域ぐるみ、自治体ぐるみで発展させましょう。アメリカの「核の傘」からの離脱と核兵器禁止条約への参加を日本政府に要求しましょう。非核三原則を厳守させ、その法制化を求めましょう。
 核兵器の非人道性と核兵器廃絶の必要性を広範な国民に知らせましょう。被爆の実相をさらに大きくひろめましょう。すべての地域・自治体で「原爆展」や被爆体験を語る集いに取り組みましょう。原爆症認定制度の抜本的改善と被爆者への国家補償を求め、被爆者援護・連帯の活動をいっそう強めましょう。条約でも重視された平和教育の取り組みを強化しましょう。
 核兵器禁止条約に背を向け、9条改憲をもくろむ安倍政権を、市民と野党の共同の力で退陣へと追い込みましょう。「オール沖縄」のたたかいと固く連帯し、辺野古新基地建設への反対をはじめ米軍基地の縮小・撤去を求める運動をいっそう強めましょう。日米軍事同盟の強化に反対し、「戦争法」と「共謀罪」を廃止しましょう。
原発再稼働に反対し、原発からの脱却と自然エネルギーへの転換を求めましょう。雇用とくらしの破壊、貧困と格差の拡大に反対し、軍事費を削ってくらし・福祉・教育をまもる運動を強めましょう。
 平和・いのち・くらしをまもる願いをひとつに、「非核平和の日本」と「核兵器のない世界」を実現しましょう。

ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒバクシャ ノーモア・ウォー

2017年8月6日
原水爆禁止2017年世界大会-広島



 
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