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ビキニデー

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2017年3・1ビキニデー日本原水協集会 国際交流会議
アバッカ・アンジャイン・マディソン
マーシャル諸島共和国元上院議員・ロンゲラップ島民代表

 みなさん、ヤッコエ、こんにちは。

 ビキニデーを記念する重要な会議に再び参加し、友人の皆さん方と再びお会いすることができ、とても光栄に思います。マーシャル諸島国民と、とりわけ、ロンゲラップの被ばくした女性たちからの心からのご挨拶を送ります。そして、エニウェトク環礁の指導者たち、エニウェトクのNGOエルモンディックからの感謝の言葉をお伝えします。今回、ビキニデー集会へのご招待をいただいたのですが、どうにもできない事情から日本に来ることができませんでした。もし近い将来にまた機会があれば、しっかりと準備をして参加することでしょう。

 私は日本に行く準備をしていた時、何について発言しようかと考え、これまでの日本への訪問、そこで参加した会議について振り返りました。私が最初に日本に来て参加したのは2000年のビキニデー集会です。当時私はロンゲラップ選出の上院議員になったばかりでした。以来、本当に多くのエネルギーが費やされ、努力が行われてきたことを実感しました。私たちは被ばく者として、平和と正義の闘士・支持者として世界中に出かけていき、大いに活動を行いました。私たちの行く手にはとりくむべき課題や落ち込むことや障害などが絶えずありましたが、それでもなお私たちは踏ん張り、弱点を克服し前を向いて進みました。なぜなら、これは将来の世代に核の脅威のない世界の実現という希望を与えることであり、とりくむべき正しいことであると信じているからです。

 今年、多くの活動や行事が行われています。今日、ここ日本で開かれているビキニデーの集会やマーシャルでの集会など、これらの行動は、希望を生かし続けようとする私たちを激励し支えるものです。マーシャル諸島のビキニデーでは、初めて核サミットが開かれます。サミットには、科学、核医学の専門家、法律家、人権活動家、大学の先生たちが海外から招待されています。世界で名高いノーベル平和賞候補となったトニー・デブルム大使も発言します。ブラボー実験の被害者やビキニ、エニウェトク、ウトリック、ロンゲラップ環礁の被害者たちも発言し、当時から現在に至る彼らのたたかいについて伝えます。映画祭ではヨーロッパの有名な映画監督と日本のフリーランスの監督の映画が上映されます。この企画を通じて、マーシャル諸島政府は、マーシャル国民、特に、若い世代に核の遺産について教育し、米国がマーシャルの土地や人々、そして彼らの健康と生活に与えた核の被害を補償する義務を果たしておらず、引き続きこの義務を負っているということについて、マーシャル国民が信念を失わないようにする機会にしようと考えています。

 昨年12月、歴史的な国連決議L.41が圧倒的多数の賛成で採択されました。そのために私たちも力を合わせました。採択の少し後、私はワシントンでマーシャル諸島のジョン・シルク大臣と話をしました。彼は「来月、3月の末には、国連で交渉が始まる。今年のマジュロの核被害者追悼デーは、交渉に関わることに賛成を唱え、それへの認識を高めるものになるだろう」と述べました。L.41決議の採択は私たちにとってとても重要です。この決議へ得られる支持はすべて取り付けなければなりません。たとえば、隣国のミクロネシア連邦は反対票を投じたのです。

 マーシャルでは、3月の初旬、他に2つの行動が行われます。これらも重要な活動で、私たちの大義を支持するものです。一つは、毎年行われている世界女性デーの祈りです。祈りの中で、核爆弾の被害を受けた女性やその家族について言及されます。二つ目は、今年の国際女性デーのテーマ「変革のために勇敢であれ」に沿って、正義と人権のために勇敢に声を上げ、活動をした女性が称えられます。レメヨ・アボンやリジョン・エクニランらロンゲラップの女性たちも表彰されるでしょう。

 最後にとても重要なことですが、先月の下旬、マーシャル諸島政府と国民を代表して、トニー・デブルム大使は世界軍備管理賞を受賞しました。 en.kiev.natashaescort.com この卓越した人は、真のチャンピオンであり、ヒーローです。彼は地図の上ではちっぽけな島国のマーシャル諸島を世界に知らしめました。そればかりでなく、彼は気候変動大使としてわが国を代表しています。これほどの人は他にいません。彼は一時体調を崩しましたが現在回復に向かっています。彼からのヤッコエをみなさんに送ります。

 しめくくりに、私の父が亡くなる前に願っていたことについて話をしたいと思います。父は謙虚な人ではありましたが、自分が始めた、島民のリーダーになり人権のための運動を行うという仕事を私に継いでほしいと頼んだのです。「たやすいことではないだろうが、決してあきらめるな」と父は言いました。私は原水協代表団とともに先月エニウェトクに行くまで、父の言葉の意味を十分に理解していなかったと思いました。ルニットドームを自分の目で見て、その頂上に立つと、突然とても心が揺さぶられました。なぜなら、目の前にあるものは、リアルな現実だったからです。エニウェトクの人々は、助けを求めています。彼らを助けなければなりません。

 この間、原水協と日本の皆さんは、私の宿命とは何かを悟らせてくれました。そして、いつもロンゲラップの島民を助けてくれました。皆さんは私と世界に、連帯とは何か、正義と世界平和のためにたたかうということはどういうことかを教えてくれました。ですからみなさんは私にとって真の友人です。

 ありがとうございました。



 
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