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原水爆禁止世界大会

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長崎からすべての国の政府への手紙

原水爆禁止2016年世界大会-長崎決議

 8月9日、被爆地・長崎に集った私たちは、被爆者とともに、世界のすべての政府に「核兵器のない世界」の速やかな実現のために行動することを訴えます。

 71年前、大量殺戮兵器である原子爆弾が、はじめて人間の頭上に落とされ、言語に絶する残虐なやり方で、その年の暮れまでに21万人もの命を奪いました。核兵器の使用は、決して繰り返されてはならない人道にそむく犯罪です。

 この惨害をかろうじて生きのびた被爆者も、その後も病と傷、不安と苦悩を強いられてきました。しかし、この困難のなかにあっても、憎しみや報復ではなく、「世界を救う」(日本原水爆被害者団体協議会・結成宣言、1956年)ことを決意し、「核兵器のない世界」を実現するために献身してきたのです。そのたたかいは多くの人びとを励まし、世界の指導者を突き動かしてきました。そして、いまや国際政治でも、核兵器の非人道性を告発する議論が大きく発展しています。世界の指導者は、いまこそ被爆地を訪問し、被爆の実相にむきあうべきです。

 世界には、いまだ1万5000発もの核兵器が存在します。核兵器が二度と使われないことを保証する唯一の道は、その全面廃絶です。
 現在、ジュネーヴでひらかれている国連の作業部会(OEWG)では、核兵器を禁止する条約など、「法的拘束力のある措置」を求める声が多数をしめています。また、核兵器を禁止し、廃絶する条約交渉のための会議を2017年に国連で開催することも提案され、多数の国々に支持されています。これらは、被爆者をはじめ非核保有国、核保有国を問わない市民社会の長年の要求に応えるものです。
 私たちは、来るべき第71回国連総会が、作業部会の議論をふまえて、「核兵器のない世界」への扉をひらく画期となることを強く希望します。

 被爆者の平均年齢は80歳をこえています。彼ら、彼女らは訴えます―ヒロシマ・ナガサキを地球上のいかなる地にも再現させないこと、新たな被爆者を生まないこと、そのために、「生きているうちに」核兵器を廃絶することを。
 私たちは、貴国政府が、この被爆者の訴えに真摯に耳をかたむけ、以下の行動にふみだすことを訴えます。

 ―非人道的な核兵器を禁止し、廃絶するための条約の交渉を開始するために、尽力すること。とりわけ、今秋の国連総会の軍縮審議を、そのための転機とすること。

 ―被爆者の証言や写真展などを通じて、ヒロシマ・ナガサキの被爆の実相について為政者の認識を深めるとともに、核兵器の非人道性をひろく国民に知らせること。

2016年8月9日

原水爆禁止2016年世界大会-長崎



 
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