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活動紹介

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オバマ米大統領、現職として広島初訪問
核兵器禁止へ具体的行動を


広島平和記念公園で演説するオバマ米大統領(2016年5月27日、ホワイトハウスYouTubeより)

 2016年5月27日夕刻、オバマ米大統領は同国現職大統領として初めて、被爆地広島を訪問しました。大統領は、安倍晋三首相とともに広島平和記念資料館の視察した後、平和記念公園で献花をおこない、所感を述べました。これは多くの被爆者が求めてきたことであり、意義あるものでした。

 7年前にプラハでおこなった演説で、大統領は「核兵器を使った唯一の核保有国として米国は行動する道義的責任を持っている」と述べましたが、今回の所感では、「核兵器のない世界」実現に向けた具体的な行動は、残念ながら何も語られませんでした。

 献花には、被爆地選出国会議員や広島・長崎両市長など自治体関係者のほか、被爆者代表として、日本被団協代表委員の坪井直さんと岩佐幹三さん、同事務局長の田中煕巳さんが立ち会いました。

田中煕巳さん「演説はプラハより後退で遺憾」

 献花に立ち会った田中煕巳さんは、「同時通訳を聞く限りでは、いいことも述べていると感じましたが、全体を読むと、広島と長崎の被害について触れられていません。プラハで2009年4月におこなった演説にあった、道義的責任が抜け落ちています。被爆者の代表として3人が同席しましたが、遺憾です」と話しました。

 また、「被団協から3人の参加が許されたので、大統領に意見を言えるかと思っていたものの、大統領の通り道に坪井さんに座ってもらうことしかできませんでした。被爆者と触れあう時間をきちんととってほしかったです」と語りました。

両被爆地で被爆者が「核兵器のない世界」実現訴え署名行動


長崎平和公園での集会

 オバマ大統領広島訪問の日、広島と長崎の被爆者は「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」にとりくみました。

 広島では、県被団協や県原水協など36人が参加して121筆の署名が寄せられました。市民の関心が高く、通りがかりのドイツ人に、県被団協の佐久間理事長が英語版署名を見せると、快く署名してくれました。

 長崎では、国際署名のスタート集会が、被爆者5団体の呼びかけで、平和公園祈念像前で開かれ70人が参加しました(左上写真)。被災協の事務局長の柿田さんが4月に発表された署名が被爆者5団体で一致して取り組むとなり、長崎生協連、原水禁、原水協、被災協で事務局を構成し署名推進にあたり、その会議の中で長崎の発表集会を27日に開催し、大統領にも世界にも被爆地長崎の思いをアピールしようとなったことを報告しました。

 集会へ寄せられた田上長崎市長のメッセージでは「核兵器のもたらす危険性は、決して被爆地だけの過去の問題ではなく、世界が抱える今と未来の問題です」と市長の決意が表明されました。5団体は、オバマ大統領の広島への一歩を核兵器廃絶実現へつなげたいと決意を表明しました。リレートーク後署名行動し、234筆の署名が寄せられ、うち120筆が海外に人の署名で、意気高いスタート集会になりました。

 両被爆地の行動はともに、多数のマスメディアからの取材を受け、注目を集めました。

『原水協通信』2016年6月号より



 
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