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原水協(原水爆禁止日本協議会)
被爆者との連帯 ビキニデー 平和行進 世界大会

原水爆禁止世界大会

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【2012年世界大会】各国政府からのメッセージ

国際連合 潘基文事務総長

 世界大会にご参加の皆さんにご挨拶をする機会をいただき、光栄です。この素晴らしい大会を見事に組織された高草木博さんと同僚の皆さんに感謝します。
 今朝、世界の注目は広島の平和記念式典に集まりました。それは67年前の原爆で亡くなられた方々を追悼し、被爆者と遺族の方々へ敬意を表する機会です。
 しかし、あの式典もこの世界大会も、過去の問題だけに目を向けているわけではありません。世界の人々は、今日、核軍縮を求め、核兵器のない未来を望んでいます。
 ご存じのように、これは希望だけで達成できるものではありません。国際社会の広範な個人やグループの大変な努力と協力、また国家グループ間の緊密な協力も必要です。そして国連において中心的な課題とされなければなりません。
 軍縮の達成という課題を平和組織だけで担うことはできません。幸い、平和組織には実際の、そして潜在的な味方がいます。そもそも社会で、核兵器の影響を受けない人などいるでしょうか。年齢、収入、職業、性別、国籍とは無関係に、誰もが核兵器廃絶に利害をもっているのです。
 私は、皆さんが多くの成果をあげてこられたことに敬意を表するものです。皆さんの刊行物や会議は、人々を教育してきました。署名運動は、市民一人ひとりを軍縮プロセスに参加させてきました。青年たちにも働きかけ、世界中で軍縮を優先課題としてきました。
 みなさんに感謝します。これからもがんばって活動を続けてください。私は核兵器廃絶という崇高な目標を達成する運動で、皆さんのパートナーであることを光栄に思います。核兵器廃絶は私たちの集団的な安全と幸福を大きく前進させるでしょう。


マレーシア ナジブ・ラザク首相

 まず何より、世界大会実行委員会による、核兵器の完全廃絶のためのかけがえのない努力と活動に心より感謝申し上げます。この大会へのマレーシアのゆるぎない支持を重ねて表明します。
 壊滅的な津波が日本を襲った2011年3月11日から1年、マレーシアは日本の復興の過程を見てきました。私たちは、日本政府による復興への迅速な取り組みと正常な生活を取り戻す努力を賞賛するものです。
 マレーシアにとって、核兵器の廃絶は引き続き最重要課題であることを改めて表明します。私たちは、核兵器の完全廃絶が核兵器の使用と威嚇の問題に対する唯一の解決法であると確信しています。それゆえ、マレーシアは引き続き、核兵器のない世界を達成するためのすべてのイニシアチブに対し、全面的な支持を表明します。
 人類の生存のためにすべての核兵器は廃絶されなければならず、現在行われている新型核兵器の開発に早急に対処する必要があるというマレーシアの確信は揺らぎません。冷戦の終結が起こりうる破局の危険を除去するものでなかったことを、私は深く懸念しています。
 核兵器の人道的側面に関する深刻な懸念がたびたび表明されています。1945年、広島と長崎で使用された核兵器の恐ろしい影響は、「核戦争が全人類に惨害をもたらすもの」であり「人民の安全を保障するための措置をとる」と述べた核不拡散条約(NPT)前文に反映されました。もし核兵器がふたたび使用されれば、それが意図的であれ偶発的なものであれ、壊滅的な人道的影響は避けられないでしょう。
 核兵器の完全廃絶を目指す道は、長く険しいものとなるでしょう。達成には、粘り強さと不屈の努力が必要です。すべての国がひき続き、核兵器廃絶のための努力を誠実かつ献身的に行うことが不可欠です。
 最後に、大会参加者の皆さんのご多幸をお祈り申し上げます。この大会がすべての人にとって真の激励になると確信しています。  マレーシアはこの努力を続けるすべての国々を支持いたします。


メキシコ合衆国 フェリーペ・カルデロン・イノホーサ大統領

拝啓 本年8月2日から9日までの期間に広島と長崎で開催予定の原水爆禁止世界大会への参加招請が記された貴信に、謹んで言及いたします。
 今日までに催された原水爆禁止世界大会の準備に主催者各位が積み重ねてこられた貴重な作業に対し、メキシコ国民ならびにメキシコ政府の名において、祝意を表明いたします。なぜならば、その作業こそが新しい世代間に核兵器の危険性についての意識を創出しているからであります。
 1945年に全世界が核兵器の壊滅的な威力とそれを使用する残虐性の証人となって以来、我々はその脅威の下で暮らし続けています。核兵器の使用が及ぼす人道上の結果は、核兵器の保有による防衛整備を主張する諸国家の安全性自体を危険に曝し続けています。加えて、その使用と使用の脅威は、国際人道法の諸原則に背くものであり、国連憲章に抵触しており、人類に対するひとつの重罪を構成しております。
 国際社会の安全と平和を樹立し、維持し、強化し得る集団的安全保障システムが、抑止力の推定均衡上に構築されることはあり得ず、また、核兵器の開発と蓄積を想定する戦略的安全保障のドクトリンで構築されることもあり得ない、とメキシコは確信しております。
 その意味において、また、平和主義と国際法遵守の長い伝統を有する国として、メキシコは、紛争解決の手段として対話と平和的ルートの促進を継続します。同時に、核エネルギーが発展の機会を意味することから、その平和的利用促進を中断することはいたしません。
 私は今回の記念行事へ出席できませんが、名代として参加する役目にクロド・ヘレル駐日メキシコ大使を指名いたしました。この機会に際し、貴殿への深甚なる敬意を重ねて表明いたします。
(日本語訳─メキシコ大使館)

南アフリカ ジェイコブ・ズマ大統領

 広島と日本のみなさんへ支持のメッセージ
 1945年8月の壊滅的な出来事を悼み、南アフリカは、他の平和愛好国とともに、核兵器廃絶へのイニシアチブに支持を表明します。
 南アフリカは、20年ほど前に自国の核施設を解体しました。戦争や破壊よりも平和を選んだからです。
 1945年の広島・長崎の原爆投下によって、日本は大変な困難に見舞われ、多くの命が犠牲になりました。それを乗り越えた日本の皆さんの忍耐強さから、南アフリカのみならず世界は多くを学びました。
 半世紀以上前の大規模な惨害にも関わらず、日本は今日、世界第3位の経済大国であり、国際社会でも高く評価されています。
 南アフリカと日本の関係強化への多大な貢献にたいし、わが政府からの感謝の意を表明します。
 私たちの関係は多岐に渡りますが、特に貿易、投資、開発協力の分野で顕著です。また、日本がひき続き約束してくれているアフリカの開発への御尽力も私たちにとって重要です。
 終わりに、みなさんのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。敬意と思いやりを込めて。


駐日南アフリカ大使館 モハウ・ペコ特命全権大使

 2012年7月3日付の原水爆禁止世界大会のお知らせと連帯のメッセージ要請をいただき、ありがとうございます。
 残念ながら世界大会には参加できませんが、メッセージを通して大会に貢献する機会をいただき感謝します。そして、南アフリカ共和国大統領からの大会を支持するメッセージを、参加者とメディアにむけて送ることができ光栄に思います。
 南アフリカと日本は、核兵器のない世界の実現という大義において特別な関係にあります。なぜなら、南アフリカは、自主的に核計画を放棄した唯一の国であり、日本は原爆の壊滅的被害を経験した唯一の国であるからです。この事実は、核兵器のない世界をすすめていく上で、両国の基礎となるものです。
 これからも、皆さんの努力への支持をお約束します。


ラオス人民民主共和国

 チェンマリー・サイヤソーン大統領からもメッセージが寄せられています。


ニュージーランド マレー・マカリー外務大臣

 代表のみなさん、
 ニュージーランド政府を代表してメッセージを差し上げられることを嬉しく思います。
 わが国は核兵器廃絶の大義を引き続き追求しています。最近、私たちは、核兵器がもたらす重大にして受け入れがたい一般市民への人道的危険が改めて強調されていることに励まされています。私たちは、このことが、核軍縮を前進させる政府レベルでの取り組みに重要な手段を提供すると考えています。わが国は、ウィーンで開催された2015年NPT再検討会議準備委員会での核兵器使用の破局的な人道的影響についての声明に参加する際、この点を強調しました。
 核兵器の人道的側面は、もちろんこの世界大会が長年にわたって強調してきた点であり、これは、市民社会が核軍縮という重要な問題に対して非常に積極的な役割を果たすことができることを示しています。わが国は、核兵器のない世界の達成をめざす皆さんと固く連帯し続けます。


ベトナム社会主義共和国 国会副議長/ベトナム平和委員会会長 ウオング・チュー・ルー

 広島・長崎での原水爆禁止2012年世界大会の開催に当たり、ベトナム平和委員会とベトナム国民を代表し、全ての国内および海外の参加者に心からのご挨拶をお送りします。
 特に67年前の広島・長崎の原爆投下、昨年の福島第一原発事故、および過去数十年間に世界各地で核実験や核爆発の被害を受けられた方々にたいし、深い連帯を表明します。
 また、この機会にベトナムの数百万人に上る枯葉剤被害者に貴重なご支援と有効な援助を提供してくださっている日本や各国の平和運動や平和勢力にたいし、心からの感謝を表明します。最近、沖縄からの報告で明らかになったように、枯葉剤汚染は日本でも起きていることから、このような支援は特別の意義をもつものです。
 今年の世界大会が、日本を始め各国の平和勢力や平和組織に、核の惨害を地球上で二度とくり返さず、やがては核兵器を廃絶するための協同の努力をさらに発展させる機会となることを確信します。
 世界大会が素晴らしい成功をおさめられ、日本と世界の運動が「核兵器のない平和で公正な世界」に向かって新たな一歩を記されることを願っています。


 
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