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原水協(原水爆禁止日本協議会)
被爆者との連帯 ビキニデー 平和行進 世界大会

被爆70年ヒバクシャ遊説inヨーロッパ:ヘルシンキ(10月5日)

 10月5日夜、フィンランド平和連合主催で、同組織の事務所があるヘルシンキ市内の「ピース・ステーション」(元鉄道の駅舎だった建物)で、原水協被爆者遊説団を迎えた集いが開かれました。


集会で被爆証言をおこなう山田玲子さん

集会には地元の平和運動家、平和をめざす女性の会、世界大会に参加した芸術家平和の会、若い反原発運動家など約40名が参加しました。

広島で被爆した山田玲子さん(東友会副会長)は、父や姉の被爆当時の様子、その後の苦しみを語り、参加者は熱心に聞き入りました。「みなさんを含め二度と誰にもこのような経験が繰り返されないよう、被爆者は核兵器廃絶を訴え続けます。一緒に力を合わせましょう」と訴えました。

続いて福島わたり病院の齋藤紀医師(日本原水協代表理事)が福島第一原発事故について報告しました。現在フィンランドでは、福島事故後に世界で初めて決定した新規原発プロジェクトへの反対運動が続けられています。齋藤医師の福島事故による放射線汚染の状況だけでなく、事故後の被災者への東電・政府の対応のひどさと被災者の置かれた厳しい状況などについての詳しい報告に、「マスコミ報道では得られない貴重な情報を得ることができました」(フィンランド平和連合のラウラ・ロデニウス事務局長)「フィンランド政府の原発推進政策は日本とそっくりだ」(生化学者)などの感想が相次ぎました。集会が終わった後も質問に来る人が絶えませんでした。


ピース・ステーションの前で記念撮影する代表団

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