原水爆禁止2007年世界大会まで1ヶ月と迫った6日、全国各地ですみやかな核兵器廃絶を求める6・9行動が行われました。
非核日本宣言の実現、原水爆禁止2007年世界大会成功うったえ新宿西口で宣伝
日本原水協と東京原水協は新宿駅西口で「原爆投下正当化はゆるさない!」、「核兵器廃絶、いまこそ非核日本宣言を!」求め、原水爆禁止2007年世界大会を成功させようと呼びかける6・9行動を行い、15団体から35人が参加しました。

全労連の小田川義和事務局長は、久間防衛大臣の「しょうがなかった」発言に対し、唯一の被爆国の大臣としてあるまじき発言と厳しく批判。辞任で解決したわけではなく、かばい続けた安倍首相の責任、日本の核政策の根本的な転換が必要だと指摘しました。
『原爆許すまじ』を熱唱したジャズシンガーの形岡七恵さんは、知人の被爆者が亡くなったことにふれ、一刻も早く核兵器の廃絶を実現するために、「すみやかな核兵器の廃絶のために」の署名にご協力下さいと呼びかけました。

新日本婦人の会の西川香子さんは、9年前に初めて広島に行き、被爆者の話を聞いたときの体験を語りながら、「思い出すのも辛い体験を語ってくれた被爆者の方々の思いを受け継ぎたい」と語りました。
日本原水協の高草木博事務局長は、凶弾に斃れた伊藤一長前長崎市長の遺志を受け継いで、核兵器廃絶の一点で思想信条を超えて協力しようと署名を呼びかけました。

デザイナーの山道理絵さん(20)は、「原爆投下は人ごとじゃないです。これから生きていくうえで絶対に核兵器なんて使わせてならない」と発言に憤ります。墨田区の松本文子さん(80)は、「若い政治家は戦争の怖さを知らない。東京大空襲を経験した私はいまでも雷を見ると記憶がよみがえります」と涙を流しながら署名しました。
小田急百貨店前の喫煙スペースにたまった人たちがジッと聞き入り、制服姿の高校生や外国人観光客が立ち止まって署名に応じていました。

被爆者とともに宣伝、広島からの修学旅行生も署名―北海道
原水爆禁止北海道協議会6日札幌市中央区パルコ前で、核兵器廃絶と被爆者連帯を訴える6・9行動を行いました。
8月6日広島市内で被曝した服部十郎さんは、「久間防衛大臣は選挙のために辞めると言ったが、一言の謝罪もありません。私たち被爆者に謝罪すべきです。皆さん、想像してください。一瞬に目の前で人が死んでしまうことを。核兵器なくするため署名にご協力下さい」と呼びかけました。
非核の政府を求める北海道の会の小野内勝義さんは、「久間防衛相は辞任したが、安倍総理大臣はどうやって責任をとるのか。核兵器は悪魔の兵器、絶対に人類と共存できません。日本は非核日本の立場を明らかにし、被爆国として核兵器廃絶のイニシアチブを発揮すべきです」と訴えました。
中央区原水協の富堂保則さんは、「久間防衛相の発言を聞いて『いったい人間は何をやっているんだ』という昨年の8月9日長崎で伊藤一長市長(当時)の言葉を思い出しました。一日も早く核兵器なくするために、一人ひとりの署名、多くの声を寄せてください」と訴えました。
北の詩人会議の日下新介さんは、「たかが署名ではありません。署名で日本が動きます。世界が動きます。核兵器をなくしましょう」と呼びかけました。
非核日本宣言のハガキやビラ「核兵器のない平和で公正な世界を 原水爆禁止2007年世界大会を成功させよう!」を配りました。
広島からの修学旅行に来ている高校生が署名するなど、すみやかな核兵器の廃絶の署名が22人から寄せられました。署名行動には、国民救援会、北海道被爆者協会、北海道平和委員会などから参加しました。
深川市では、深川原水協が市民交流センター前で署名行動をしました。8月の原水爆禁止世界大会の深川原水協代表に決まった沖原正人さんをはじめ15人が参加し、36人から署名が寄せられました。
歌志内市では、世界大会に参加する看護師の駒沢睦さんを先頭に4人が核兵器廃絶、世界大会成功と代表派遣の署名、募金活動をしました。18人分の署名と貴重な募金が寄せられました。
連続187回目の「6・9行動」―宮城

宮城県原水爆禁止協議会は6日、連続187回目の「6・9行動」として、仙台市の繁華街一番町で「すみやかな核兵器の廃絶を」署名を呼びかけました。
この行動には、松野豊代表理事をはじめ宮城県労連の高橋正利副議長、宮城県平和委員会の玉田昭八事務局長や新婦人の4人の人達など11人が参加しました。
ハンドマイクをにぎる熊谷正治事務局長と矢部真理民青同盟宮城県委員長のよびかけや、原爆写真を掲げながら署名をよびかける人たちに、「原爆投下は『しょうがな』とはひどいこと言うよね」、「アメリカの代表が北朝鮮に行ったの、あれ良いと思うよ」等と中年男性、若い女性は、原爆写真を見ながら「広島・長崎。こんなのいやだね」と署名、50分の間に104人の人たちが署名、募金を寄せていました。
日米政府高官のあいつぐ原爆投下正当化に抗議―広島
広島市では、広島県原水協(大森正信筆頭代表理事)と同被団協(金子一士理事長)が中区の福屋デパート前で「6・9行動」を繰り広げ、日米政府高官が相次いで原爆投下を正当化したことを批判しました。
行動には約30人が参加し、「久間防衛相辞任だけではすまない―かばい続けた首相も同罪―」と書いたビラを配り、国際署名「すみやかな核兵器の廃絶のために」と募金を呼びかけました。
県原水協の松本真事務局長や広島市原水協の金子秀典事務局長らがハンドマイクで「アメリカ高官は『原爆の使用が終戦をもたらした』と発言しましたが、アメリカは原爆使用のために戦争を引き延ばしたということが歴史家の結論です」と訴えました。
広島被団協の金子理事長は「核兵器の拡散を止める役割をする米高官が原爆投下を正当化しながら、核拡散の危機を食い止められるはずがない。日本政府が抗議しないのもおかしい」と話していました。
高橋信雄県原水協代表理事は「久間防衛相も『選挙で足を引っ張る訳にはいかない』と心から謝罪していない。多くの国民の神経を逆なでして一件落着にはなっていない」と訴えました。
「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名は162筆集まったといい、最近の憲法改正反対や核兵器廃絶を求める普段の活動よりも関心が高かったといいます。