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2007年06月30日

【岡山】原爆症認定訴訟をたたかう川中優子さんを励ます平和の夕べ開く

 6月30日、岡山国際センターで原爆症認定訴訟をたたかう川中優子さんを励ます平和の夕べが行われました。集会には支援する仲間24人が参加しました。

 フリーダムの3人は「いとし子よ」「青い空は」など9曲を披露。その中の一人神谷さんはお父さんが被爆者です。「この1票が私の生きている証し、平和につながる」と「生きる」を歌い川中さんを励ましました。

 15歳で被爆した豊田富士子さんの証言は、15歳の少女らしい感受性の強い体験が胸をうちました。

 近藤弁護士は原爆症集団訴訟の経過と、国の「認定基準」の問題点にふれ、「厚労大臣の認定はこれを根本的に批判する司法判断が定着している。高齢化していく被爆者が一日も早く救済されるようみんなで頑張ろう」と訴えられました。

 このあと原告の川中さんのあいさつと集団訴訟をみんなの力で勝利させましょう、という内容のアピールを採択しました。

“腐ったおにぎりのなんとおいしかったこと”
豊田富士子さん 被爆証言

 豊田富士子さんは被爆当時、15歳の女学生でした。爆心地から4Km離れた広島電鉄の寮で被爆。押しつぶされた建物の下敷きになりましたが、無傷で救出されました。それから9月1日にふるさとに帰省するまでの25日間の救護活動のなかで体験した模様を話してくださいました。

 焼け爛れた広島の街の中を同僚を探し歩いた模様、救出した同僚が「お母ちゃん、お母ちゃん苦しいよー」といって胸をかきむしりながら目の前で死んでいく様子を涙を流しながら話されました。

 「とにかく何もないんです。糸を引く腐った白いおにぎりを友達と分け合って食べ、そのなんとおいしかったことか」。生きることは食べること、食べ物にまつわる記憶が鮮明なのは、いかに何も食べ物がなかったかということです。

 「もう二度とこんな悲しい目にだれもがあわないよう願っています。」と話されました。

健康に留意しがんばります
川中さん核兵器廃絶の決意も

 被爆者は人類最初の核兵器による犠牲者です。そして62年間苦しみ続けています。私のたたかいが戦争を知らない世代に広がっていることを大変心強くおもいます。

 岡山県内の被爆者の平均年齢は73歳です。そしてこの1年間に101人が亡くなっています。被爆者には残された時間がありません。私も子宮体ガン,すい臓,脾臓摘出手術を受けました。健康に留意し、最後までがんばります。

 みなさん一緒に核兵器のなくなるまで闘いましょう。よろしくお願いいたします。

談話 久間防衛相の原爆投下容認発言に抗議する

談話 久間防衛相の原爆投下容認発言に抗議する                    原水爆禁止日本協議会事務局長 高草木博

 報道によれば、久間防衛相は30日、麗澤大学でおこなった講演で、1945年8月の原爆投下について「あれで戦争が終わった・・・、しょうがないと思っている」とのべ、容認する発言をおこなった。

 周知のように広島・長崎への原爆投下は、当時、21万の市民の命を奪っただけでなく、いまなお26万にのぼる生存被爆者を心身にわたって苦しめつづけている残虐行為であった。世界で唯一、その惨状を経験した国の閣僚として、久間氏の発言はあまりに非常識としか言いようがない。

 久間防衛相は、原爆投下が「旧ソ連の日本への参戦を食い止めるため」に行われたと述べているが、核兵器の使用は、どのような意図のもとであれ、また、どのような歴史的背景があれ、絶対に許されていいものではない。広島・長崎の原爆投下以来62年を経て、核兵器の使用は今日、国連総会の諸決議や国際司法裁判所の判断(1996)にも見られるように、「違法」との判断が世界の大勢となっている。本来、日本政府は、こうした人類の生存にかかわる問題で国際政治の先頭にたって、核兵器の全面禁止に努力すべきものである。

 同時にわれわれは、こうした発言の背後にあるものとして、日本の安全をアメリカの核戦略に依存させる危険な「核の傘」政策を指摘せざるを得ない。現に、日本は、戦争放棄の憲法を持ち、非核三原則を「国是」としているにもかかわらず、さきの日米安全保障協議では、日本の安全を、核兵器を含む米国の「拡大抑止」に依存させることを公然と確認した。

 我々は、久間氏に、発言の取り消しを強く求めるとともに、日本政府にたいしてアメリカの「核の傘」への依存をただちにやめ、核兵器廃絶と非核日本の立場を改めて宣言するよう強く要求する。

2007年06月27日

7月6・9チラシ

クリックするとダウンロードできます。

『原水協通信』7月号「6・9チラシ」

2007年06月20日

原水爆禁止世界大会へ各界から支持・賛同次つぎ

原水爆禁止2007年世界大会を目前に、「核兵器のない平和で公正な世界を」との実行委員会の呼びかけに各界の著名人から次つぎと賛同が寄せられています。

賛同ハガキには以下のメッセージが書かれています。

■小山内美江子(脚本家) 「全世界の人が本気で廃絶に取り組まないと、とり返しのつかない地球になってしまいます。そのことを全世界へ叫ぶのは私たち日本人のつとめです」
■山本俊正(日本キリスト教協議会総幹事) 「07年世界大会の開催を強く支持いたします。武力や暴力で平和はつくれません。核兵器の完全廃絶に向けて取り組まれている参加者の皆様に心から敬意を表するとともに連帯したいと願っています」
■谷口稜曄(被爆者) 「被爆後62年。今こそ声を大にして核兵器廃絶を世界に向けて叫ばなければ。大会の成功をお祈りします」
■湯川れい子(音楽評論家・作詞家) 「今年は長崎市長が、全く訳の分からない暴力によって他界されるという悲しい出来事がありました。核兵器の廃絶と共に、非暴力の訴えを根気よく続けていきましょう」
■杉森長子(日本女子大学元教授、WILPF日本支部前会長) 「核兵器廃絶は21世紀の平和運動にとって不可欠の大目標です。核の傘から脱出し、平和の青空をしっかり見つめ、平和な世界の確立に強めましょう! 平和と平等の確立をめざして!」
■那須正幹(作家) 「核保有が国の安全を保証しないことは、核大国の現状で明らかです。逆に危険と多大な出費を国民に押しつけます。核兵器が、損な買い物であることをアピールしましょう」
■丹野 章(写真家) 「核兵器を実際に使用した上に、核抑止論を捨てていない国家の価値観は、私たちと明らかに異なるものであるという認識のもとに運動をすすめなければならないと思います」
■伏見康治(元日本学術会議会長) 「この反核運動は極めて大切な事ですが、マンネリズムに陥っている惧れがあります。何か独創的な展開を果たされることを切望」
■都丸哲也(東京原水協代表理事、元保谷市長) 「米科学誌が、地球滅亡まであと5分と核戦争の危機について警告したのは今年の年初でした。ブッシュ米大統領は不支持65%という世論を無視して核世界戦略を強行しています。この危険なブッシュ政権に寄生する安倍政権は、憲法9条を改悪し、日米軍事一体化を進め、核武装論を否定しない暴政を推し進めています。このたび『非核日本宣言』運動を提起されたことは、日本の非核・平和運動の到達点の一つを示すものとして、原水爆禁止2007年世界大会の中心課題として結実することを期待しています」
■須田 稔(立命館大学名誉教授、憲法9条・メッセージプロジェクト事務局長) 「(か)核兵器 (く)狂える人の (へ)偏執を (い)いますぐの治療 (き)期して なくさむ (は)はらからよ (い)いのちの星の (ぜ)是々非々を (つ)つらつら思え」
■小田中聰樹(東北大学名誉教授) 「核兵器廃絶なしに人類の未来を展望することは不可能です。力をつくして頑張りましょう」
■大原穣子(方言指導) 「1945年の八月、私は国民学校5年生。10才でした。瀬戸内海の小島に疎開していて、生きのびました。日本は大きな犠牲の上にたって平和憲法を手にし、今日まで平和のうちに暮らして来られました。核はいらん! 戦争は大嫌い! 世界中の人と仲良く、幸せな人生を。話し合いの輪をもっともっと大きく広げていきましょう」
■渡辺えり子(劇作家、俳優) 「どんな理由があろうといけないことはいけないと言い続ける勇気を持ち続けたいと願っています。この思いが全世界に広がるまであきらめないで頑張りましょう」
■有馬理恵(舞台女優) 「核兵器のない世の中を!」
■大澤 豊(映画監督) 「核保有国政府は、先ず自国の核兵器廃絶の約束を実行して欲しい」

■浜林正夫(一橋大学名誉教授) 「非核の日本を、非核のアジアを、そして非核の世界を!」
■澤田章子(文芸評論家) 「この地球の自然の営みに尊敬をはらい、これを守るためいは何としても原水爆と核兵器をなくしていかなければならないと思います。そして、日本では平和憲法を守っていかなければ・・・。今年も原水爆禁止世界大会の成功を!」
■山田洋次(映画監督) 「2007年世界大会の成功を心から願っています」
■大路恵美(女優) 「平和・幸せを願う気持がつながっていきますように」
■小西 悟(日本被団協事務局次長) 「今年のNPT再検討会議準備委員会で米国代表が見せた新たな変化は、私たち草の根の運動が山を動かす力になることを示しました。隔壁廃絶の声をいっそうつよめて、世界世論の大きなうねりを作りだしましょう」
■石川文洋(報道カメラマン) 「核兵器を使用すれば大勢の子どもたちを殺すことになるということです」
■橘 祐典(映画監督) 「ただただ核兵器廃絶」
■大浦ふみ子(作家) 「日本は被爆国である――なのに今、北朝鮮の核問題を口実に、政府は核保有論議を容認している。絶対に核兵器は廃絶でなければなりません」
■武田隆雄(日本山妙法寺僧侶) 「核兵器廃絶のため、さらに共同行動が広がることを祈念いたします。合掌」
■神山征二郎(映画監督) 「核兵器を容認し、その存在をよしとする者、態度に対し、世界平和と全人類の幸福を希求する私たちは不断の闘いを絶対に止めません」
■瀬川昌久(ジャズ評論家) 「原子爆弾禁止は勿論、アメリカのイラク侵攻の如き一切の自国専断の戦争開始を禁止すべきです。また、日本の憲法9条の改正にも反対します」
■鈴木徹衆(真宗大谷派僧侶、日本宗平協代表委員) 「ますます世界大会の重大な役割と意義が国際的な高まりと広い支持のひろがりの中で、本年度の世界大会もより大きな成功を期することと確信します」
■貞永方久(映画監督) 「風が吹く 非核不戦/海が光る 共存共栄/雲が翔ぶ 護憲平和」
■松野 迅(ヴァイオリニスト) 「核兵器の存在は心に不協和音をならし続けます。人間の智恵を今年も結集させましょう」
■水田全一(龍澤寺住職) 「最大の核保有国が、先制攻撃を公言する。憲法を変えてまで、それに追随する日本政府。その手をしばったのは、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキの声です。世界の宝日本国憲法を守り、世界にひろめましょう」
■白土三平(漫画家) 「この星の一生命体として核兵器の存在を否定する」

■ 次の方々からも支持・賛同をいただいておりますのでご紹介いたします。
永井 潔(画家)、亀井 淳(ジャーナリスト)、池田香代子(翻訳家)、小川 宏(アナウンサー)、高 史明(作家)、金子兜太(俳人)

2007年06月15日

7月30日に判決―熊本

判決から連日東京行動
7月30日の判決を受けて原告団・弁護団は直ちに厚労省との協議を求めます。判決日の行動で厚労大臣との交渉を重視。また判決当日のうちに東京での判決報告集会を開く予定です。

さらに8月1~3日には、厚労省前でスリーデイズトーク・座り込みなど、厚労省の出かたを見ながら強力な交渉を行い、直後に開かれる原水禁運動にも連結していくかまえです。

午前9時15分から裁判所前集会、第1報は10時5分頃
「原告たちの疾病は原爆に起因する」として原爆症認定を求めた原爆症認定集団訴訟の判決が7月30日午前10時と指定されました。

この指定に先立ち5月28日に開かれた口頭弁論で被爆者(原告)の櫻井琢磨さん、寺内大介弁護士が最後の意見陳述をしました。

櫻井さんは、長崎の原爆投下当日自宅で被爆し、兵器工場で働いていてすでに死亡していた父を祖父と一緒に探し回ったこと、母も被爆による衰弱で死亡し、兄弟ばらばらに親戚に預けられたこと、被爆後下痢や吐き気、頭痛に悩まされながら働き続けたことなどを証言しました。そして国が彼を被爆者と認定しないことに対しては「裁判所でなかったら飛びかかって殴りつけたい」と現在の気持ちを表現しました。

寺内弁護士は、「国は大阪判決、広島判決を前提にすると、予算がパンクし、原爆症の制度自体が破綻すると意見を述べたが、これは国がよって立つ科学的知見なるものに根拠がないことの自白。解決の引き伸ばしは、司法判断を行政に反映させる視点が欠如している。自民党は制度見直しの委員会を設置した。解決へのレールは引かれた。解決へ向けてのスピードを上げて被爆者が生きているうちに新しい認定制度をつくりあげるため判決に期待している」と述ペました。

この後被告国も「DS86は根拠がある、原爆から地上に降り注いだ放射性降下物の量は極めて少なかった・・・」等とこれまでの意見を繰り返しました。この後、裁判所は第1陣21人への判決を7月30日の午前10時に言い渡すことを表明しました。

7月29日― 判決前集会― 熊本学園大学で

原告団・弁護団等は判決とその後の交渉が今後の認定行政の改革につながるものと見て、判決を迎えるに当たり「前日集会」を開きます。

この集会では、これまでの熊本地裁での審理を振り返り判決の注目点、判決評価の基準、判決直後からの厚労省交渉の方針等について報告します。また原告からは翌日の判決に向けた期待と決意が表明されます。この集会が、判決を期して国民的な世論と支援で厚労省を包囲し、大きな国の政策を転換させていく出発となります。

お誘い合わせのうえ、ご参集ください。

判決前日集会
7月29日(日)午後2時
熊本学園大学4号館 431教室

2007年06月12日

27労組議長・委員長が世界大会代表派遣を呼びかける連名アピール

〔労組議長・委員長連名アピール〕
核兵器のない平和で公正な世界のために
原水爆禁止2007年世界大会に職場・地域から代表を送ろう!

全国の働く仲間のみなさん。

原水爆禁止2007年世界大会が50日後にせまりました。ことしの世界大会は、8月3日から9日まで被爆地広島・長崎で開かれます。


世界大会は、核や平和をめぐる重大な情勢のもとで、核兵器廃絶を迫る地球的規模の行動と連帯を発展させ、草の根からの大きな世論を築く大会です。すでに、新アジェンダ連合国や非同盟諸国政府をはじめ、中南米のベネズエラ(初)などが参加を予定し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアから主要な反核運動の代表が参加します。

また世界大会は、憲法9条を守り、米軍基地の再編強化に反対する自治体ぐるみの運動や、暮らしを守るたたかいなど、非核平和の日本をねがう全国の人びとの願いをひとつにする大会です。世界のヒバクシャが一堂に会し、日本の被爆者とともに、被害の実態を知らせ連帯を広げる場となります。そして、世界から日本からたくさんの若者が参加し、原水爆禁止運動の未来を創り出す場ともなるでしょう。

仲間のみなさん

いま、日本政府は「北朝鮮の脅威」を声高に叫ぶ一方、日本の核武装論議を容認し、アメリカの核兵器を「核の傘」と美化し、憲法改悪の道を突き進んでいます。しかし、日本政府に求められているのは、「非核三原則」を国是とし、戦争放棄、戦力不保持を明記した憲法9条を持つ国として、核兵器廃絶と平和のために努力することです。

日本政府に被爆国としての役割を果たさせるため、国連総会や国会で「核兵器廃絶の促進」と「非核三原則」を日本の基本的態度として宣言し、それを各国政府に通告するよう求める「非核日本宣言」運動が開始され、大きな反響をひろげています。

また日本全国で国民平和大行進や、「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名が取り組まれ、全国の市区町村から世界大会への代表派遣の準備がすすめられています。大会参加者の半数を占める青年が、開催地の広島・長崎をはじめ、アメリカ、ヨーロッパやアジア各国で行動をおこしています。

仲間のみなさん

21世紀の世界と日本の未来をになう被爆国日本の労働組合として、昨年を上回る世界大会代表の結集、とりわけ次代を担う青年労働者の積極的参加に全力でとりくみましょう。その成功は、平和とくらし、国民の権利を守る労働組合運動の新たな前進の大きな力となるでしょう。世界大会期間中に開かれる「核兵器なくそう・世界青年のつどい'07」に青年組合員の参加をよびかけましょう。「非核日本宣言」運動と「すみやかな核兵器廃絶のために」国際署名をひろげましょう。憲法改悪反対、米軍基地の再編強化反対など、平和のたたかいとも結び、職場、地域から反核平和の願いを世界大会に結集しましょう。

2007年6月12日(第1次)
全国労働組合総連合                 議  長     坂内 三夫
全日本建設交運一般労働組合           中央執行委員長  佐藤 陵一
全日本金属情報機器労働組合           中央執行委員長  生熊 茂実
全国自動車交通労働組合総連合会        中央執行委員長  飯沼  博
全国農業協同組合労働組合連合会        中央執行委員長  老田 弘道
全国検数労働組合連合               中央執行委員長  鈴木 信平
全日本倉庫運輸労働組合同盟           中央執行委員長  飯田 茂一
全国生協労働組合連合会             中央執行委員長  桑田 富夫
全労連・全国一般労働組合            中央執行委員長  大木  寿
全国金融労働組合連合会             中央執行委員長  松木 静雄
日本出版労働組合連合会             中央副執行委員長 大久保徳枝
全国印刷出版産業労働組合総連合会        中央執行委員長  加藤  豊
日本民間放送労働組合連合会           中央執行委員長  碓氷 和哉
日本医療労働組合連合会             中央執行委員長  田中千恵子
全日本赤十字労働組合連合会           中央執行委員長  太田千枝子
全国福祉保育労働組合              中央執行委員長  茂木 初子
全日本年金者組合                中央執行委員長  森  信幸
日本国家公務員労働組合連合会          中央執行委員長  福田 昭生
日本自治体労働組合総連合            中央執行委員長  駒場 忠親
全日本教職員組合                中央執行委員長  米浦  正
日本高等学校教職員組合             中央執行委員長  北野 庄次
全国私立学校教職員組合連合           中央執行委員長  小村 英一
郵政産業労働組合                中央執行委員長  山崎  清
通信産業労働組合                中央執行委員長  山田  忍
全日本損害保険労働組合             中央執行委員長  吉田 有秀
公務労組連絡会                 議  長     米浦  正
特殊法人等労働組合連絡協議会          議  長     岩井  孝
(順不同)

2007年06月07日

自衛隊の国民監視行動への抗議要請文

日本原水協は7日、自衛隊による日常的な国民監視行動が明らかになった問題で、下記の抗議・要請文書を安倍晋三首相、久間章生防衛大臣あてに送付しました。

内閣総理大臣 安倍晋三 殿
防衛大臣   久間章生 殿

違憲・違法な自衛隊の国民監視行動の中止を求める
2007年6月7日
原水爆禁止日本協議会

 6月6日、日本共産党の志位和夫委員長の発表により、自衛隊が日常的に国民監視行動をおこなっている実態が明らかにされた。
 監視されている行動には、全国各地の多様な平和行動とともに、日本原水協が毎月6日と9日、原爆投下の日にちなんで行っている「6・9」署名行動やイラクへの自衛隊派兵反対行動などが含まれている。
 これらの行動は、思想・信条、言論、表現、集会の自由など、憲法に保障された基本的権利にもとづくものであり、国家機関がこうした行動を監視することは明白な違憲行為である。
 ましてや、日本は憲法9条によって戦争を放棄し、また、国会決議によって非核三原則と核兵器廃絶の努力を国是としている国であり、核兵器廃絶、反戦平和のための国民の努力はむしろ国是の実行として奨励されるべきものである。
 日本原水協は、政府に対し、情報保全隊の活動の全容を調査・公表するとともに、違憲・違法な監視活動をただちにやめさせるよう、強く要求するものである。

2007年06月06日

非核日本宣言リーフ配布し署名訴え

原水爆禁止世界大会まで2ヶ月と迫った6月6日、日本原水協は東京原水協、「上野の森に広島長崎の火を永遠に灯す会」などとともに、上野公園で「6・9行動」を行いました。

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「原爆と人間展」パネルを並べ、「持たず、作らず、持ち込まさず」の非核三原則を内外に宣言し、憲法9条を活かして核兵器廃絶の先頭に立つことを日本政府に求める「非核日本宣言」ハガキ付きリーフレットを配布しながら署名を呼びかけると、たくさんの人が足を止め、署名に応じていました。

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三重県四日市から修学旅行で訪れた中学生たちは、「午前中にビキニ被爆者の大石又七さんの話を聞き、午後からは夢の島の第五福竜丸展示館に行く、核兵器はなくさないといけないと思った」と話しながら進んで署名に応じました。

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また、長崎の原爆資料館に行ったことがあるという青年は、「何かしなければならないと思った」、愛知県豊田市から来た中学生たちのグループも、「核兵器をなくしたい」と署名した後で原爆パネルに見入っていました。

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車イスに乗りアクセサリーを売っていたアメリカ人も「ノーモアヒロシマ・ノーモアナガサキ」の呼びかけに応えサインしました。

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「自然も何もかもなくなってしまうので、廃絶しかない」(横浜市から来た女性)、「憲法9条なくす動きや、人が人を傷つけることに嫌悪感があるので理屈抜きに排除したい」(川崎市から来た若い夫婦)などの声が寄せられました。

行動には18人が参加し、「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名が149筆、3647円の募金が寄せられました。

2007年06月04日

募金帳付きチラシ完成

原水爆禁止2007年世界大会実行委員会は世界大会の全日程・分科会のテーマと魅力を掲載したカラーちらし(裏面1色刷り)を発行しました。

表デザイン

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裏デザイン

世界大会国民募金帳つきチラシ裏_t.jpg

草の根から世界大会への代表派遣、核兵器廃絶、被爆者援護・連帯をすすめるための国民募金帳つきです。

お問い合わせは〒113-8464 東京都文京区湯島2-4-4 平和と労働センター6階 原水爆禁止世界大会実行委員会(Tel:03-5842-6035、Fax:03-5842-6033)まで

2007年06月01日

第1分科会「東アジア・非核平和の連帯」での発言―土田弥生

5月27日に行われた分科会1「東アジア・非核平和の連帯」における日本原水協事務局次長・土田弥生さんの発言を紹介します。

私たちは、核兵器廃絶、核戦争阻止、被爆者援護連帯の3つの目的の実現のために、1955年以来活動をしてきた団体です。1945年の広島、長崎の被爆に続き、1954年の米国によるビキニ水爆実験の被害を受け、日本で原水爆を禁止する運動が大きく発展しました。以来、この運動は、冷戦の真っ只中の時でさえ核兵器全面禁止・廃絶を世界に呼びかけ、原水爆の被害の実相を広げ、核保有国による核兵器の使用の手を縛ってきました。この運動は、また、戦後62年、安倍内閣が日本を戦争をする国にするためにもくろんでいる憲法9条改悪を阻止する上で、大きな役割を果たしてきました。

1946年の「原子兵器の各国の軍備からの廃絶」を誓った国連第一号決議から61年、核保有国も含めて核兵器廃絶を行うとの2000年の核不拡散条約(NPT)再検討会議の合意からも7年が経ちますが、人類に対するこの約束は実行されず、地球上には今だ27000発の核兵器が存在し、私たちの生存を脅かしています。

さらに人類を震撼させる出来事が昨年10月アジアで起こりました。北朝鮮の核実験です。この核実験は、世界の人々、特にアジアの人々に自分たちが核兵器による絶滅の恐怖と隣り合わせに生きていることを実感させました。核兵器が存在する限り、人類の平和、安全というものはありえません。

私たちは長年、核兵器廃絶のために運動を発展させてきましたが、北朝鮮の核実験以降、特に、朝鮮半島の非核化、非核で平和な東アジアをつくる課題に力を入れて取り組んでいます。核問題でアジアの運動との協同を発展させることは重要であり、特に、これまで戦争の加害・被害の歴史をもち、冷戦下でも分断されてきた日本と韓国の運動と国民が、こうして集まり、共通の目的のために議論し、協同する場をもつことができてうれしく思います。

最初に、北朝鮮の核実験は、どのような状況のもとであろうと、どんな口実をもってしても正当化することはできず、自国が国際社会に行ったこれまでの約束を守り、核兵器を廃棄するべきです。

同時に、北朝鮮の核実験は、まさに、核兵器を持つものと持たざるものの二重基準の矛盾の現れであると考えています。アメリカを中心に核保有国は、みずからの核は「安全の保障」と強弁し、「聖域」におき、気に入った国の核保有も容認しながら、他の国には「危険」とみなせば核脅迫・軍事脅迫を加えるやり方を行っています。このような核保有国のやり方は、拡散を止めるどころか、事態を悪化させるだけです。

アメリカのブッシュ政権は、「冷戦」後の世界にアメリカの一極支配をつくりだすために、冷戦時代に米国を縛ったさまざまな条約や約束を反故にし、核の圧倒的優位をつくりだそうとしています。核戦力と通常戦力の敷居を取り払い、必要なとき、必要な場所でいつでも核兵器を使えるようにすることもそのひとつです。この計画は、2001年9・11のテロ事件を契機に同政権が打ち出した、先制攻撃戦略と結びついて、いっそう危険なものとなっています。2003年3月、世界の反対を押し切って強行したイラク戦争は、まさにこの戦略の危険性と無法、そしてそれが引き起こす悲劇を世界中に示しています。

さらに、アメリカは、軍事力や核による威嚇でアジアの平和な発展をゆがめようとしています。今年、2月に出されたアーミテージ報告は「日米軍事同盟:2020年にむかってアジアを正す」というタイトルのもと、人口から見ても経済発展から見ても将来大きな可能性を秘めるアジアを、米国の利益のために、韓国、日本を中心に、特に日米軍事同盟を核にこの方向を進もうとしています。

しかし、このような既存の核保有国による脅迫がどのように不当なものであれ、それにたいしてみずからも核で対抗することはそれ自体、人類の生存を人質にした核軍備競争に加わることであり、絶対に正当化されるものではありません。核保有国が、真に核の拡散を「脅威」とするなら、核兵器そのものを禁止すべきです。今こそ、核兵器をめぐる病根である二重基準を取り除き、すべての国が核兵器を禁止することが求められています。核保有国も含む世界の圧倒的世論と大多数の政府が核兵器廃絶を求めているいま、私たちも、このアジアで核兵器廃絶を推進する共同の運動をつくり、促進することを呼びかけます。

北朝鮮の核実験やアジアの平和の問題で、非常に悪い役割を果たしているのは日本政府です。北朝鮮の核実験の際には、国際社会が一致してこの問題の平和的解決のために動いているにもかかわらず、日本政府が取った態度は、日本の核保有論議を容認する一方で、ブッシュ政権とともにあらためてアメリカの「核の傘」への依存を確認し、念願の「ミサイル防衛」を促進するとともに、現行憲法の下でもアメリカ本土防衛のために日本をミサイル防衛の基地とする「集団的自衛権」の検討を約束し、同時に、公然と憲法改悪の道を踏み出すというものでした。

自分は他国の核の傘に依存しながら、北朝鮮に核放棄を迫っても説得力はありません。朝鮮半島の併合とアジア諸国への侵略の歴史を持つ日本に対していま世界の人々が一番強く求めているものは、過去の反省にたって戦争放棄を誓った日本国憲法と被爆の体験から国是と宣言した核兵器を「つくらず、持たず、持ち込まさず」の非核三原則にたって、平和と核兵器廃絶のために努力することです。

私たちは今年4月、広範な人々ともに「非核日本宣言」運動を始めました。日本政府が「核兵器廃絶の提唱」と「非核三原則の厳守」を内容とする「非核日本宣言」を行い、国連と192の加盟国政府に対して通告するよう求める国民的な運動です。これに、保守、革新の垣根を越えて、多くの自治体首長が大きな賛同を寄せています。憲法をめぐっても、どの世論調査をみても回答者の圧倒的多数が9条を守るべきと答えています。この傾向はこの3年間強まっています。このたたかいにも多くの韓国の友人の賛同と連帯をお願いします。

東アジアでの反核平和の共同とのとりくみは、日本国民に対しても、日本がアメリカの核の傘や軍事同盟ではなく、アジアの一員としてアジアの非核化と平和のために努力すること、そのためには、憲法9条と非核三原則を日本の進路とすることが確かな道であることを示すことになります。

反核平和大会は、全体的に前進のなかで開かれていると考えます。韓国のみなさんや先輩方が命をかけて実現した韓国の民主化は非核、平和の東アジアという点で、大きな可能性をひらきました。北朝鮮の核実験とその後の六カ国協議の再開などの進展に見られるようにアジアの平和、非核の世論は成長しています。ブッシュ政権のすすめてきたイラク戦争の大破綻、反戦運動の高まり、昨年の米議会での共和党の敗北など来年の大統領選挙に希望をつなぐアメリカの変化があります。5月初めにオーストリアのウィーンで開かれたNPT再検討会議準備委員会では、頑強な核保有国の核兵器廃絶への態度に変化が見え始めています。

私たちは今年3月、ビキニの水爆実験被災を偲ぶ3・1ビキニデーで、韓国や中国の代表を招いて「平和なアジアへ、いま被爆国日本の役割を問う」と題する国際フォーラムを開き、連帯を発展させました。以来、この反核平和大会のために私たちも協力をすすめてきました。さらに、次は8月3-9日、広島、長崎で開かれる原水爆禁止世界大会です。現在、世界大会に広島、長崎にむけて日本中で平和行進が行われています。韓国の多くの皆さんの参加をよびかけます。みなさんの参加で、東アジアの反核、平和の共同をさらに前進させましょう。

基地・日米軍事同盟強化反対のたたかい

セッション2 東アジアの軍事主義拡大と反戦平和運動での日本平和委員会代表・田中優行さんお発言を紹介します。

基地・日米軍事同盟強化反対のたたかい
2007・5・26 日本平和委員会 田中優行

はじめに、沖縄県名護市辺野古への新米軍基地建設反対の運動の先頭にたってきた地元の住民組織「命を守る会」代表金城祐治さんが、先日19日に亡くなられました。戦争でなく、平和な世界を求める皆さんとご冥福を祈りたいと思います。

いま日本では、「アジアと世界のための日米同盟」の名のもとで、日米軍事同盟を世界規模で侵略的に強化する道をおしすすめています。それは、無法な戦争をすすめ世界から孤立するブッシュ政権と「価値観」や「戦略目標」を「共有」し、世界的な規模でアメリカの戦争に加担する“血の同盟”をつくろうとする、時代錯誤の道です。このために、在日米軍基地を世界規模の出撃・司令基地としていっそう強化し、同時に、自衛隊が世界規模でアメリカの戦争に参加できる体制をつくろうとしています。これが、いますすめられている「米軍再編」=「日米同盟の変革と再編」です。

しかし、米軍基地再編強化に反対する自治体・住民ぐるみのたたかいでも、日米政府の総がかりの圧力のもとで一部の自治体が容認に転ずるなどの複雑な事態が生まれていますが、住民の反対世論と運動の中で、ひきつづき22自治体(政府統計)が反対の立場を崩していないことは重要です。

■ 沖縄・名護市辺野古沿岸域への新米軍基地建設をめぐっては、政府は容認派の知事や市長と合意をつくって早期に着工することをめざし、「事前調査」を強行しています。しかし、◇「県外移設」を求める多数の県民世論、◇最新鋭侵攻機オスプレイ配備計画など、実際には「負担軽減」どころか増強以外の何ものでもないこと、◇日本自然保護協会も世界自然保護基金日本委員会も反対していることに示されるように、深刻な自然破壊の計画であること、◇「現計画には反対」「普天間基地の3年以内の閉鎖」という知事公約との矛盾など、問題は山積し、市民・県民のたたかいが続けられています。

■ 岩国基地への空母艦載機移転計画に対しては、昨年3月の住民投票で岩国市民の過半数が反対の意思を示し、市長もこの上に立って反対を貫いています。これに対し政府は市庁舎への補助金35億円を打ち切る暴挙を行い、市議会で受け入れを求める決議が賛成多数で可決されるなど、自治体・住民への激しい攻撃がかけられています。しかし市長は市民と共に反対の立場を貫いています。広島西部の自治体も引き続き反対しています。

■ 横須賀基地に08年8月に原子力空母を配備する日米政府の計画を横須賀市長が受け入れたのに対し、7・9横須賀集会に3万人を結集し、市民は有権者の1割を超す住民投票条例請求署名を集めました。市議会の多数派はこれを却下しましたが、NPOの調査でも配備反対が65%、住民投票は必要が74%という世論結果が示され、市民の共同した運動がひろがっています。

■ 座間市・相模原市への米陸軍第1軍団司令部の移転に先立ち、米軍は先遣部隊を6月にも配備すると表明しています。しかし、両市とも引き続き反対しています。
北朝鮮核開発をめぐる「6者協議」や「東アジア共同体」めざす動きに見られるように、軍事同盟ではなく平和の地域関係をつくることこそ、平和を実現する道であることは明らかです。日本と、韓国、東アジアの平和運動の交流と連帯を訴え、発言とします。