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【出版刊行物】

第8分科会 原発・核燃料サイクルと核兵器廃絶

 参加者190名、初参加者170名、若い人が多い分科会でした。
 最初に野口邦和さんの講演がありました。原発の仕組み、原発についてのエネルギー庁の考え方、政府の見解、原子力基本法、学術会議の民主・公開・自主の三原則、原発に関する考え方、放射性廃棄物の処分、核燃料政策の基本等について基本的な問題を多く学習する事が出来ました。
 今年の分科会は、海外の代表が参加し、各国の原発や、被害の現状を知る事が出来ました。
 ノルウエーでは、政府が使わない事を決めたので非核国。チェリノヴィユからは遠いが、動物に異常が出たので怖さを知った。発電は水力が主で、輸出をしている。
 ロシアでは、チェリノヴィユ以前から重大な事故があった。今も汚染され被害が現れている。それでも2020年までに原発を31基作る計画があり、反対運動も起こっている。冷却水を川に流しているので汚染が心配。
 アメリカでは、スリーマイル島で事故があった。原発には日本と違いほとんど反対運動は見えない。危険を知っている人は、驚異を感じている。
 運営委員の愛媛、新潟、石川から原発の現状と運動、神奈川から原子力空母母港化問題について報告。愛媛では様々な立場の人が、プルサ−マルを止めるとの一致点で行動している事が紹介されました。
原爆と水爆の違いについて質問があり、原爆は核分裂爆弾で、水爆は核分裂・核融合混成爆弾で、原爆のエネルギーで水素の核融合を起こさせ高エネルギーを出す爆弾であるとの説明で納得。「今まで漠然としていた事が明らかになった」との感想が多く寄せられました。
 代替エネルギー問題については、地熱など場所によっては有効。風力、光、小水力、バイオマスなどあるが、原子力に比べると研究費は微々たる物で、原子力偏重の政策が開発・普及を妨げている実態が語られました。
 核融合による発電への質問もありましたが、実行段階ではなく商業ベースに乗せる見通しはないとの講師の見解が示されました。小型の核融合炉の効率問題など専門的な意見も出されましたが、同時に研究者として絶対に核兵器開発につながることは否定するとの決意も語られました。
 安部愃三さんよりチェリノヴィリの事故について、原爆は爆風、熱、放射線の被害、原発事故は放射能が飛び散って汚染した。ロシアでは被曝者に精神的な問題が起こっている。今でも放射線が強くなっている等の報告がありました。
 多くの参加者から、「いっそう核兵器の怖さを知った」「原爆と水爆の違い」がよく分かった。「多くの人に伝えたい」「学習をより深めたい」「6・9行動にいかせたい」など今後の運動につながる心強い感想がありました。また、「核兵器と原発の違い」に関連して、あまりにも少ない自然エネルギーの比率をドイツなど参考にもっと積極的に高めることが必要ではないか」との意見もだされていました。 

(内藤 晴一郎)

 

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