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反核平和運動・原水爆禁止世界大会

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核兵器のない平和で公正な世界を
原水爆禁止2009年世界大会への賛同と参加をよびかけます

2009年2月12日
原水爆禁止世界大会実行委員会第63回総会

「核兵器のない平和で公正な世界を」——。人類共通のこの願いを実現するために、わたしたちは8月3日から9日まで、二つの被爆都市、広島と長崎で原水爆禁止2009年世界大会を開催します。この目的に共感する内外のみなさんが、大会への賛同をよせ、参加されるようよびかけます。

2010年春、ニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、ことしの世界大会には、特別の役割が期待されています。

1945年8月のあの日から被爆者が叫び続けた「核兵器なくせ」の声が人々を立ち上がらせ、世界を動かしています。最大の核保有国アメリカに、「核兵器のない世界を追求する」と宣言したオバマ大統領の政権が生まれ、核兵器廃絶の声が、非同盟国、非核国に続いて、核保有国や軍事同盟国の政府や閣僚からもあげられています。

米ロの大統領経験者や歴代のノーベル賞受賞者などが核兵器ゼロをめざす運動を立ち上げ、イギリスやドイツでも政府や軍のトップを務めた人たちが「核抑止力を捨てよう」「アメリカの核兵器をすべて撤去させよう」とよびかけています。

長年にわたるわたしたちの共同の努力によってつくりだされた、この変化を実らせる時です。逆流を許さず、核兵器の全面禁止・廃絶を推し進めるうえで、今年の世界大会は歴史的な大会となるでしょう。五つの大陸から政府、NGO、反核平和運動の多彩な代表が参加し、全国の草の根の代表や被爆者のみなさんとともに、地球的な規模で協力・連帯した行動をよびかけ、発展させる大会として大きく成功させましょう。

また、被爆の国民的体験をもつ日本が、核兵器廃絶の世界的な努力の先頭に立ち、「核の傘」から離脱して非核三原則と憲法9条を厳守する道を進むよう、わたしたちが決意を新たにする大会となるでしょう。

1955年の第一回世界大会以来、原水爆禁止運動は、広島・長崎の被爆の実相を世界に伝え、核兵器使用の手を抑え、核兵器全面禁止・廃絶の世論を広げる役割を果たし続けてきました。

草の根の運動が、市民社会でも国際政治の場でも、核兵器廃絶を多数の声とし、さらに前進させ続けているのです。

この流れをさらに確かなものとし、核兵器のない世界を現実のものにするために、原水爆禁止2009年世界大会を大きく成功させる決意です。そのために広く内外のみなさんに、NPT再検討会議にむけ取り組まれている国際署名「核兵器のない世界を」や、各地で開催される原爆展、5月から広島・長崎にむかって全国でとりくまれる国民平和大行進へのご協力、そして世界大会への賛同と参加をかさねて心からよびかけます。

 

原水爆禁止2009年世界大会の成功めざす運動

2009年2月12日
原水爆禁止世界大会実行委員会第63回総会

2010年春の核不拡散条約(NPT)再検討会議を前にして開催される、行動と共同の大会、原水爆禁止2009年世界大会を成功させるため以下の運動にとりくみましょう。

NPT再検討会議にむけ、世界的行動を発展させる大会として成功させるため、「核兵器のない平和で公正な世界」をめざす世界の反核平和運動、核被害者運動、政府、自治体などの公的機関の代表参加をよびかけましょう。すべての市区町村から地域・職場・学園の代表を、これまでのとりくみを超えて派遣できるよう、ただちに準備をはじめましょう。

国際署名「核兵器のない世界を」と原爆展の取り組みを車の両輪に、核兵器廃絶を求める世論、運動をさらに内外に広げ、2010年にむけての国際キャンペーンの成功をリードする役割をはたしましょう。すべての地域で「6・9行動」にとりくみましょう。日本政府に核兵器廃絶の促進と非核三原則の厳守を求める「非核日本宣言」の運動を、すべての自治体に広げましょう。

自治体や地域の諸団体にもよびかけ、全国で「原爆展」開催、被爆体験を聞く会など、被爆の実相を伝え広げるとりくみを多彩に進めましょう。被爆者援護・連帯の活動をさらに強めましょう。原爆症認定集団訴訟の早期解決を要求し、支援を強めましょう。

憲法9条守れ、原子力空母母港化・米軍基地の再編強化反対など、平和の諸課題での行動を広げ、その経験を世界大会にもちより交流しましょう。

大きく広がった昨年の50周年国民平和大行進の成果をさらに前進させ、すべての自治体で国民的な行進として成功させましょう。11幹線コースと網の目行進、すべての自治体の訪問を成功させ、非核平和の声を全国津々浦々から響かせましょう。

ビキニデー集会や世界大会での「青年のつどい」の成功、被爆者との交流など、若い世代の原水爆禁止運動への参加をさらに進めましょう。

目前に迫った3・1ビキニデーを、2009年世界大会と2010年にむけた跳躍台として大きく成功させましょう。ビキニ水爆被災と原水爆禁止運動の歴史、核兵器廃絶をめざす世界の動き、全国の取り組みを学び、交流しましょう。

 

 

 

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