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原水爆禁止2004年世界大会―広島

2004年8月6日

クリストファー・ウィーラマントリー

59年前、計り知れない苦しみを経験した街、広島で開かれた世界大会で、私たちは、その悲劇を忘れてはならないという思いを新たにしました。世界は引き続き、いつどこで起こるかわからない核の脅威におびやかされています。この大会は、そのことを大いに反映するものでした。広島の悲劇は、人類と文化と価値の存続にとって最大の脅威をなくすため、全世界が協力することの重要性を教えてくれました。

核の脅威は減るどころか、さらに増大し、その危険性を増しています。この大会で、私たちは、その事実を深く討議しました。広島への原爆投下以降、様々な形で、核の脅威は増大してきました。核兵器はその破壊力がより大きくなったというだけではなく、多くのものたちの手に渡り、製造のノウハウも広がっています。急速に情報化が進む現在、核兵器製造技術はもはや、少数の軍事支配層の秘密ではありえません。近い将来、この邪悪な兵器を作るための知識は、ごく一般に入手できるような状況に直面するでしょう。

大企業やテロリスト、分離主義勢力にいたるまで、圧倒的な権力を行使する道具である核兵器を手に入れようとする集団や個人は、世界には数限りなく存在します。この差し迫る脅威を封じ込めるために世界が団結しなければ、核兵器はあらゆる無責任な者たちの手中に落ちてしまうかもしれません。

核の事故が起こる可能性もあります。3万発以上ある核兵器の保管、欠陥や放射能漏れ、核物質の海上・空路・陸路の輸送、核兵器や核物質のハイジャック、核施設で働いていたものたちによる核技術の流出などによる危険も増大しています。領空への侵入者に即時に対応するために配備されている核兵器が偶発的に発射される可能性もあります。このような精巧な機械装置には誤作動の可能性はつきもので、もしそれが起これば、核戦争を引き起こすことになります。

国際社会が団結して核の脅威を終わらせない限り、このような危険は続くのです。世界の人々は、自分自身や子供たち、そして全人類を守るために団結しなければなりません。人類に破滅をもたらす核に固執するのではく、理性をもって核の脅威を終わらせるよう諸政府にせまらなければなりません。

来年の被爆60周年は、人類が自らの存続に必要な最低限のことすら達成できないまま60年が過ぎた、という事実を思い知らせるでしょう。人類が核兵器を廃絶しなければ、核兵器が人類を滅亡させることになります。そのことを今日、ここ広島から世界に広げなければなりません。これからの一年間、全世界で、集中的に、情熱にあふれた大規模なキャンペーンを展開しなければなりません。核兵器の終焉に向けた具体的な道のりの第一歩を確実に踏み出すために。

私は、ここで、現在と未来の世代に対する大衆教育の必要性を強調したいと思います。核兵器が及ぼす健康への影響、核戦争が引き起こす破壊の範囲、核兵器を禁止する国際的道徳原理と国際法などについての学習です。これらすべては、人々の良心に徹底的に教え込むべきものですが、実際には毎日、うわべだけの教育しか行われてはいません。各国の教育当局もマスコミもこのような教育の必要性に触れようとはしません。人類が生き延びようとするなら、教育の仕組みすべてを動員する必要があります。

しかし、最大の危険は、60年近く核戦争は起こらなかった、だからこれからも起こらないだろうという、自己満足的な誤った認識ではないでしょうか。私たちは世界の人々に知らせなければなりません。核戦争の可能性が高まっているということを。核兵器破壊力が増大しているということを。そして、核兵器の力をふりかざす勢力が増大しているということを。

これこそが、平和を愛し、未来を憂慮するすべての人々に課せられた厳粛な任務です。人類が直面する最大の脅威を前にしながらこの60年間、いかにわずかの進展しか得られなかったかを振り返るいま、ただちにこの任務にとりくみましょう。

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