原水爆禁止2002年世界大会への海外からのメッセージ

2002730日現在

世界大会実行委員会事務局

政府/自治体

ベトナム社会主義共和国

チャン・ドク・ルオン大統領

 82日から9日まで広島および長崎で開催される原水爆禁止2002年世界大会にさいし、ベトナム国民を代表し、また私自身の名において、この大会と、海外代表の皆様、日本の代表の皆様にたいし熱烈なごあいさつを送ります。

 民族独立闘争における苦難に耐え、多くの犠牲を被った国として、私たちは、核戦争の防止を求め、核兵器やその他の大量破壊兵器の完全廃絶を要求し、核兵器の被害者への補償を支援し要求する人びとの正義の運動と、日本と世界の進歩的平和勢力のたたかいを全面的に支援します。

 民族独立闘争でベトナム人民を支援してくださり、現在のわが国の平和的国家建設の大義を支援してくださっている日本と世界の人びと、および平和勢力の皆さんにたいし、この機会をお借りして心からの感謝を申し上げます。

 今大会が成功をおさめ、平和と安定、協力、持続可能な発展に向けた共通の運動に関わる日本、地域、また世界の平和運動と進歩的平和勢力を励ますものとなることを確信しております。世界大会の大成功を祈ります。

 ベトナム国民と日本国民のあいだの平和と協力、発展のための友好関係が日を追うごとに強く大きくなりますように。

スウェーデン

ヨーラン・ペーション首相

 昨年、私が原水爆禁止世界大会にメッセージを送って以降起こったいくつかの出来事は、私たち全員に、世界を覆う大量破壊兵器の脅威をまざまざと思い出させました。イラクは国連安全保障理事会に協力して兵器専門家の査察を受入れることを依然拒否し続けています。インドとパキスタンは戦争に近い危険な状態にあります。弾道ミサイル実験がおこなわれ、一つの国の戦略ミサイル防衛配備計画が、核不拡散と軍縮をめざす努力に望ましくない影響をおよぼす恐れがあります。それだからこそ全世界の政治家が、核兵器の引き起こした影響に苦しめられた広島・長崎の人々の経験に耳を傾け、教訓を学ぶことが最も大切なのです。皆さんの献身的な努力は、スウェーデンをはじめ各国による核兵器のない世界の達成をめざした努力を励ますものです。

 私たち全員の未来は、地球的問題に共通の答えを出すための私たちの能力と意志にかかっています。この開かれた社会が、私たちと同じ民主主義的価値を共有していない国家や個人に支援され武装された狂信的運動の野蛮な攻撃にたいし、いかにもろいものであるかを露呈した昨年911日のテロ攻撃によって、このことはさらに明らかになりました。このような脅威に立ち向かえるのは国際的な協力だけです。テロにたいする私たちの力を合わせたたたかいは、共同した努力の威力を証明しています。

核兵器を完全に廃絶するという核保有国の明確な約束を含め、2000年のNPTに関する合意は、核軍縮を達成するための青写真です。スウェーデンは、非核の世界という共通の展望をもつ国家集団である新アジェンダ連合とともに、この合意達成のために非常に積極的に行動しました。今、私たちは2005年のNPT再検討会議に向けた再検討過程において、この合意を実施させるために活動する決意を固めています。

この多国間アプローチは、二国間あるいは一国による努力によって補完することができますし、また補完されなければなりません。米ロ間の新しい戦略関係および、両国の戦略核兵器の大幅削減に関してブッシュ大統領とプーチン大統領のあいだで結ばれた合意は、正しい方向へ向かう一歩です。私たちは両国に、さらに前に進むことを求めていかなければなりません。このなかで、不可逆性と透明性が重要であることが強調されるべきです。

今こそ、私たちが使える手段を強化し、それを全面的に活用して、核軍縮と不拡散を達成すべき時です。最後に、皆さんの活動にたいするスウェーデンの深い敬意と賞賛を表明します。私たち全員が一緒に活動することにこそ、核兵器のない世界への希望があるのです。

ラオス人民民主共和国

カムタイ・シーパンドーン大統領

 政府ならびにラオス国民の各部族を代表し、原水爆の恐ろしさを偲んで開催される原水爆禁止2002年世界大会を高く評価し、賞賛の意を表明します。原爆は今なお29万人もの広島、長崎の生存被爆者を苦しめ続けています。

 ラオス人民民主共和国が1975122日に誕生するまでの30年間、私たちラオス国民もまた帝国主義国の空爆による破壊に苦しんできました。今日でもなお、多くの部族に属するラオス国民が、全国各地の山や森、水田といったあらゆる生活の場で、不発弾がもたらす被害に遭っています。

 私は、今世界大会の3つ基本目標を統括する「核兵器のない平和で希望ある世界を――国際的連帯と共同を広げよう」という趣旨に賛同するものです。ラオス政府と国民は、暴力で世界征服をたくらむ勢力は原子爆弾の恐ろしさを認識する世界の人びとの力によって排除されることを確信しています。今後、日本国民だけでなく、世界中の人びとが再び原爆によって苦しむことがないよう祈ります。

 今大会が大成功をおさめますように。

ニュージーランド

ヘレン・クラーク首相

 ニュージーランド政府は、広島と長崎で開かれる今年の原水爆禁止世界大会のテーマを強く支持します。

 核の爆風で破壊された都市でのこの会議の開催は、きわめて大きな意味をもっています。 57年を経てもなお、核戦争がもたらす破壊の脅威が私たちすべてに影を落としています。昨年日本への公式訪問の折、私は広島の平和公園を訪れました。それは象徴的で感動的な経験でした。平和公園のような記念碑は私たちに、核兵器のすさまじい殺戮能力を教えています。

 しかし、希望を持てる理由があります。ニュージーランドや同じ考えを持つ国々は引き続き核兵器の廃絶を強力に推進しています。重要なことは、この目標に献身している新アジェンダ連合諸国は、従来の南北の分断に橋をかけ、古くさい東西と南北の分裂を乗り越えています。核のない世界への願いは、私たちの民族、歴史、富の違いを超える統一の力です。

核のない世界という目標に賛同するニュージーランドをはじめ多くの人々、組織、国々は、疑いや敵意ではなく、信頼と相互尊重を通じてつくられる人々の平和的な関係にもとづく国際秩序をつくりたいと考えています。

私たちは核のない世界を推進する上で、引き続き指導的役割を発揮します。核不拡散条約は既存の核保有国に対し、核軍拡競争の早期停止と核軍縮および、厳格で効果的な国際管理のもとでの全般的かつ完全な軍縮条約に関する交渉を誠実に追求することを義務づけています。ニュージーランドは国連や南太平洋フォーラムなど多国間の協議の場や、核保有国との二国間関係において、これらの問題を積極的に提起します。私たちの目標は明確。核兵器のない世界の実現です。

 会議の成功を願っています。

マレーシア

マハティール・ビン・モハマド首相

 200282日から9日まで広島と長崎で開催される原水爆禁止2002年世界大会へメッセージを送ることを嬉しく思います。実行委員会が1945年の8月にこれら2つの都市に起こった核戦争がいかに愚かなことであるかを明らかにし、悲劇から学ぶうえで重要な会議を組織したことにたいし、賞賛の意を表明します。

 冷戦の終結にもかかわらず、核兵器がもたらす脅威は以前にも増して深刻であり、ゆるぎないものとなっています。今日、世界の核兵器保有量は膨大であり、これらの兵器の能力は飛躍的に科学的発展を遂げ、広島と長崎の惨状を小さく見せています。テロの発生にともなって核兵器の脅威から解放された世界を創設する課題は今、かつてなく大きくなっています。大量破壊兵器を使用したテロ行為ははるかに深刻な破壊と人命の損失をもたらすでしょう。

 核軍縮のプロセスを早めることが国際社会に緊急に求められています。核兵器の完全廃絶が、国際社会の長期的な目標であり続けなければなりません。同時に、軍縮と核兵器の不拡散に向けた真の手段が、全地球的軍縮議題の最優先事項となり続けなければなりません。

 私たちは核戦争の危険に引き続き警戒していくとともに、この世界大会が道義的な力を提供する全地球的軍縮キャンペーンを引き続き強く支持していかなければなりません。

 原水爆禁止2002年世界大会の参加者の皆さんに心からの挨拶を送ります。世界大会が成功をおさめますように。

反核・平和運動

 

ニュージーランド

アオテアロア・ニュージーランド平和評議会 バーニ・リチャーズ

被爆者のメッセージは今、いっそうの重要性を増しています。世界中の人びとがほんの限られた核の応酬がもたらす惨害を認識することが差し迫った問題となってきました。被爆者のメッセージは注目されなくてはなりません。

世界の調和をめざすジャナシア・トラストの会 パーリーン・ファーガソン

全人類と生命を殺りくするあらゆる兵器の製造、販売、使用が利益を得つづけるなか、世界大会が開かれ世界中から人々が参加します。どんな目的であれ殺人の拡大を許し、世界の多くの国民を巻き込む戦争大国の動向に注意を向けてください。そして、どんなものであれ支配的な勢力の存在を許さない、全世界的な平和、共存、調和に向け行動してください。

ワイウェツ・ロウワーハット平和グループ アーサー・クイン

 すべての核兵器の廃絶と軍縮による平和に向けたたたかいを強化しつづけるための国際会議に招待してくださり、ありがとうございます。出席できないことは残念ですが、アオテアロア平和評議会のバーニ・リチャーズさんが私たちの代表として参加することを引き受けてくれました。

 この国際会議の開催、および平和と人類のためのこの重要なたたかいの推進においてリーダーシップを発揮してくださっていることにも感謝申し上げます。

 また、米国のブッシュ大統領が計画中の新たな戦争に日本の資源と人びとを動員すること目的とした「有事」関連3法案に反対するあなたがたのたたかいにたいしても、感謝申し上げます。わが国でも同様のたたかいが展開されており、私たちは独立性を維持し、侵略的な軍事上の冒険を許さないために全力を上げています。

 私たちが現在行なっている活動の一つに、イスラエルのアシュケロン刑務所に16年間収監されている勇敢な核の人質であるモーデチャイ・バヌヌさんを解放する努力があります。彼は11年半もの間、独房に入れられていました。彼は、ディモナにあるイスラエルの核兵器工場を暴露する活動していました。折に触れて彼から手紙が届きますが、核兵器に反対する彼の立場は確固としたものです。世界大会が彼にメッセージを送っていただければ幸いです。

 大会の成功を祈念するとともに、世界平和のために力強く活動している世界中の人びとと出会える喜びがあることを願っています。

 あなたがたの会議――あるいは、私たちの会議、と言うべきなのでしょう。私たちは世界平和のために活動する仲間なのですから――についての報告を楽しみにしています。

ニュージーランド労働組合協議会 ロス・ウィルソン

 ニュージーランド労働組合協議会から2002年世界大会にたいし、心からの挨拶を送ります。私たちは、非核の世界に向けて活動するあなたがたの継続的な努力を支持するとともに、2002年原水爆禁止世界大会の参加者の皆さんに連帯の挨拶を送ります。

 ニュージーランドは、核兵器の不拡散の活動で誇り高い業績があります。ニュージーランドは1973年、国際司法裁判所にたいし、太平洋におけるフランスの大気圏核実験の停止を裁定するよう要請しました。私たちの懸念を強調するために、政府はムルロア環礁にフリゲート艦を送りました。原子力船のニュージーランド寄港は幅広い抗議に直面しました。1980年代半ばまでには、国民の72%が非核地帯に住んでいました。

 1984年、反核の立場を取る労働党政権が新たに発足し、重要な役割を果たしました。政府は1985年、米艦船ブキャナンの寄港を拒否しました。同じ年、残念なことにグリーンピースの船である「虹の戦士」号がオークランド港でフランス政府によって爆破させられました。乗組員1人が犠牲になりました。

 1978年、ニュージーランド議会は反核法案を可決しました。1988年、わが国は核兵器のない世界に向けて、他の7カ国とともに新たなアジェンダを求めました。

 これらの活動すべてにおいて、ニュージーランドの労働組合運動は世界平和の促進、核兵器の廃絶のために積極的な役割を果たしてきました。アオテアロア・ニュージーランド平和評議会はこの重要な問題にかんして活発に活動を続けています。

 会議のご成功をお祈りいたします。あなたがたの国が受けた大量破壊兵器による破壊を風化させないということがとても重要になっています。

オーストラリア

リバプール平和委員会 ケン・セッター、マーガレット・セッター

21世紀の始まりに、唯一の大国が大量の核兵器で武装し、敵なしの権力をごう慢にも行使していますが、人類と地球を救うためにも、このような危険な振る舞いを許してはなりません。世界中の人々がいま、だれが大量破壊兵器を持ってよいか悪いかを大声で指図しながら、自分は、取るに足らない証拠でも「先制攻撃」をするといってはばからない国の正当性に疑問を投げかけています。

今年は、私たちが、思いやりの道を進むという選択をするかどうかという決意が試される年です。そうすることで、貧困、無知、紛争を減らし、銃と爆弾により世界を支配しようとする者たちに盲目的に従うような人たちを減らすために努力する決意が試されます。

私たちも、微力ながら核兵器廃絶の運動を続ける決意です。シドニーのラジオ局から毎週放送をしていますが、この時間を使って、核兵器の実体と、核兵器の使用により他者を支配しようとする者たちを告発、糾弾していくつもりです。

今年も兄弟姉妹のみなさんの行動に期待しています。大量破壊兵器の廃絶に向け志をあらたにし、世界を少しでも正気が支配する場所に変えようではありませんか。

核軍縮をめざす人々の会(PND・西オーストラリア州)

 世界大会の成功を願っております。核兵器のない平和な世界のために努力しましょう。また、宇宙の軍事化にも反対しなくてはなりません。宇宙の平和を維持しなくてはなりません。

マーシャル諸島

ビキニ環礁自治体議員 グラン・ルイス

 ともに団結して、原水爆に反対する運動を起こそう。

マーシャル大学 トネ・ヘルケノウス

 私たちはあなた方と団結して、原水爆のないより良い、平和な世界を促進しているところ示そう。私たちは戦争のない、平和な世界を強く信じています。

フィジー

フィジー核実験被爆兵士の会 テコティ・ロタン

 1.フィジー核実験被爆兵士の会は、現在と将来の人口のために核の危険と被害を減らし、除去する努力である原水協の2002年世界大会に支持を表明します。

 2.世界大会はわが国の政府にたいし、すべての核兵器の廃絶するよう説得することに奮闘しています。国家安全保障に必要なもの以外の軍事費は削減し、その代わりに全世界に広がるあらゆる形の問題に取り組むために貧困緩和予算を引き上げるべきです。

韓国

韓国原爆被害者協会 元会長 チェ・イルチュル

核兵器保有国が、核兵器廃絶を宣言し、すべての政府が核兵器保有の全面禁止条約を結ぶまで、運動を世界に広げよう。被爆者の生々しい証言の声で世界に訴え、被爆者への援護と国家補償を求める連帯を強め、若い世代が被爆者の証言を受け継ぐ運動を世界に広げよう。

フィリピン

CBCPマニラ

 フィリピンの司教たちは平和を代表しています。私たちは世界の平和のために祈りを捧げています。私たちは人びとの和解のために自らの人生を捧げています。私たちは国家の兵器庫にある原水爆を廃絶を目指す高尚な努力に携わるすべての人びとの仲間入りをします。文明化した人類は核戦争の残忍性を克服する必要があります。

インドネシア

カルリナ・レクソノ 暴力に反対する女性全国委員会

 本日、2002年原水爆禁止世界大会にかんするあなたがたのファクスを受け取りました。ご招待してくださり、ありがとうございます。今月初め、私は私たちの会のサパリナ・サディ教授およびメラニ・ブディアンタ博士から情報をえていました。

 会議の内容は非常に興味深く、ぜひとも参加したいのですが、小さな事故に遭ってしまい、脊柱を痛めた関係で、参加が困難です。私が8月に日本を訪れることは可能ではなさそうです。

 会議の成功をお祈りしています。

ネパール

ネパール・アフロ・アジア・人民団結委員会 ヒラニャ・ラル・シュレスタ

 原水爆禁止2002年世界大会が成功を収めることを願っています。軍事基地の非核化と解体を含む完全軍縮が必要となっています。戦争を予防することは十分ではありません。世界の平和を確立することが必要です。核兵器の廃絶は、広島と長崎の殺戮を繰り返さないためにも絶対必要なことです。私たちは核兵器の被害者である被爆者との連帯を支持し、表明します。私たちは核兵器のない平和で前途有望な世界のためにともに活動していくことを約束します。

ピースウェーブネパール ニランジャン・ハダ

 核保有国は常に、私たちの平和の要求を無視してきました。もっと強く平和を主張すべきです。核兵器の破壊力を認識し、すべての国で反核の感情を草の根レベルで育てましょう。「世界平和の非」と「反核の日」を設けなくてはなりません。

セーブ・ザ・ワールド シバ・スキエスタ

 原水爆禁止世界大会が世界中の人びとの目を開かせるの助けとなることを願っています。核兵器に反対するあなた方の活動と連帯していきます。

バングラデッシュ

CPCB/ピース・フロント シド・バディウザマン

 あなたの魔性を捕え、打ち砕け。平和と人道への全道程は創造の産物だ。われわれが最善だ、われわれは平和だと地球に知らしめよう。

インド

アマール・アソム紙 マノジ・ゴスワミ

 よき隣人として平和に共存しよう。

インド労組センター(CITU) 副委員長 MM・ローレンス

57年前、史上初めて、そして再び繰り返されないこと願う、原爆が使われ、広島と長崎を壊滅し、人々に耐えがたい苦しみをもたらしました。あの運命の日の記憶は被爆者を超えて生きています。平和を愛する人たちの数は世界中で大きく増えており、核、生物兵器のない世界にむけて活動しています。1955年以来開かれている原水爆禁止世界大会には毎年大勢が参加しること、世界の様々な地域と国で世界平和をめざす国民による運動が支持を得ていることは、核兵器に反対する勢力が成長していることをはっきりと示しています。

民主主義体制をとっているかいないかにかかわらず、多くの政府が、核兵器とその運搬体制を開発しており、その威力と破壊力は広島と長崎で使われた兵器をはるかにしのぎます。パキスタンの軍事政権は、対外関係において強硬なアプローチを取っており、インドに対し核兵器を先制使用するオプションを正当化しています。また、インドのバジパイ首相は、状況次第では核兵器を使用する方針です。こうした動きは、南アジア地域の将来に起こりうる事態を警告しています。

単独行動主義の傾向を強めるアメリカ政府は、核兵器の開発、貯蔵を進め、世界各地に米軍駐留を可能にする条約と組み合わせて核兵器の運搬体制を張り巡らしています。これは、世界平和に対する最大の脅威です。ブッシュ大統領は、彼が「悪の枢軸」と呼ぶ国に対し「すべての選択肢」をテーブルに乗せていると宣言しましたが、これは、テロリズムに対するたたかいという名の下あらゆる国に戦争を起こすことを明確に示したものです。現代史において世界平和を最も脅かしてきたのは常にアメリカ政府でした。平和のイニシアチブと原水爆禁止世界大会は、アメリカにおける国民的平和運動を促進し動員する上で、さらなる勢いを与えなくてはなりません。それぞれの国の国民による運動が、その国に駐在する米軍の解体につながる可能性がありますから、世界大会はがこのような要求をすることが求められています。

インド労組センターを代表し、インドの労働者より熱烈なあいさつを送ります。

インド平和軍縮環境保護研究所 バルクリシュナ・クルベイ

 「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ:平和展」にかんする現状と私たちの教育、意識向上キャンペーンにともない、原水爆禁止2002年世界大会に代表を派遣できません。今年の世界大会に欠席することをお詫びいたします。現実に出席していなくても、私たちは心と精神でつながっています。

スリランカ

民主労働者会議 S・ラクスミカンス

 核被害者とその子どもたちが平和に生きられるよう、共同で援助すべきです。また教育、財政援助の必要もあるでしょう。

サマディ青年仏教徒協会

戦争は、人間の心のなかでつくられます。私たちすべてがこの事実を理解すべきです。そうしてこそ、真の平和を達成することができます。この事実を理解すれば原水爆が世界で使われることはないでしょう。

青年平和民主運動 

ヒューマニズムを世界に広げるため協力し、人間のこころにある「権力への欲望」を根絶しましょう。

ビクシュ仏教大学 パダヴィヤ・スジャータ

こんにち、金とセックスが人間の宗教となっています。これは人類にとって非常に危険なことであり、私たちは、この状況に目を向ける必要があります。

P.H.ダヤワンサ

 有力メディアによると、超大国のほとんどは、いまなお世界の優れた指導者として自分たちで独占し、小国が経済的に発展を遂げ、安定することを防ぐ決意でいます。超大国は、核兵器を使用するぞと小国を脅迫しています。彼らはテロに対抗するためだと主張していますが、その裏にある動機はそれではなく、いつでもどこでも可能なときに小国を破壊することです。だからこそ、将来、原水爆の再発にたいして行動を起こすことが不可欠です。

カザフスタン

国際環境協会「東洋の女性」 トルスナイ・ジャンダグロワ

 みなさんの提起を支持します。核兵器の廃絶は世界全体の問題です。私たち自身の力を信じて、勝利を目指しましょう。私たちは、自分達を救う道を知っていますが、そうでない人たちもいます。このような人たちは自分達を破壊する行為をしています。核戦争は意識的な自殺行為です。私たちはともにたたかわなくてはなりません。団結が成功のカギです。テロリズムへの対応を理由に核兵器の使用を正当化することはできません。

国際反核運動「ネバダ・セメイ」 マイダン・アビシェフ

40年にわたってカザフスタンのセミパラチンスクとその他の地域でおこなわれた核実験は、人びとの健康と環境に深刻な被害を及ぼし、全国民を病気に冒し、死と背中合わせにしています。カザフスタンでは、核実験の被害者を社会的に保護する法律が1992年に施行されましたが、現在に至るまで何の効果的措置が取られていません。これは、カザフスタンへの国際社会の援助が必要となっています

国際反核運動「ネバダ・セメイ」 ゾーヤ・シンビルツェヤ、ルキナ・タチアナ、スビティク・タチアナ

原水爆に反対するあなた方の運動にたいし、支持と連帯を表明します。核兵器の廃絶、製造停止、核兵器の被害者保護を呼びかける私たちの要求を会議の決議に盛り込んでいただきたいです。被害者同士の国際連帯を発展させていきましょう。

レナータ・イズマエロ

 原水爆禁止世界大会がもうすぐ始まります。世界各地で状況は異なりますが、核兵器の応用にかんしては、いまだに平穏な状態は達成されていません。世界の非核化を求める運動は大きな力と忍耐を要します。

 私たちは、地球上で核兵器の応用を許さないために、必要な運動と努力を続けなければなりません。

 世界の非核化を目指す運動であなた方との連帯を表明します。

 世界大会の成功と皆さんのご健康を祈念します。

ロシア

チェリャビンスク核被害者団体「アイグル」 ミーリャ・カビロワ

 努力を結集し、核のない未来をつくりましょう。政府に自分達の行動の責任をとらせましょう。条約を順守することで政府に安全な環境を確保するようにさせましょう。私たち核被害者は、今も続く核活動の影響を再度受けたくはありません。

「核安全運動」 タチアナ・ムカメディアロバ

 私たちの努力を結集し、核のない未来を築き上げましょう。

 私たちの政府に、彼らの行動にたいする責任を明らかにさせましょう。

 私たちの政府に、条約を順守させ、生態学的に安全な世界を保障させましょう。

 過去に被害を受けた私たちは、今もなお続く被爆の犠牲になることを望みませんし、将来の犠牲者にもなりません。

スイス

世界市民協会、国連(ジュネーブ)常駐代表 ルネ・ワドロー

 今年の世界大会は「共同」をテーマにしていますが、これは、いま必要なことの大意です。私たち全てが、世界的な平和の文化づくりに努力しなくてはなりません。

このメッセージを書いている5月の時点で、インド・パキスタン国境に軍隊が動員されています。両国の政府は危険を十分認識しているとは思いますが、警戒態勢のレベルを下げ、偶発的な核攻撃を防止する対策を強める必要があります。さらに、核を保有しているとされるイスラエルとパキスタンの間の緊張も、中東のほかの地域に広がる恐れがあります。

したがって、私たちは、短期、長期の両方で、「核兵器のない平和で希望ある世界」にむけた措置を創り上げる手助けをするために、日本の平和勢力の信念とエネルギーに注目しています。

ベルギー

核実験禁止欧州連合 ピエール・ピラール

学生協会と核実験禁止欧州連合は、原水爆禁止世界大会を強く支持します。ブッシュ政権が「核態勢見直し(NPR)」を出した今年はとくに、実行委員会のみなさんに強い連帯を表明します。

NPRは、来る10年とそれ以降のアメリカの核戦略を打ち出したもので、国防総省による新しい核攻撃計画の作成を可能にしています。ブッシュ政権のこの計画は、核兵器と核兵器の部品を、削減目標として公表されている1,7002,000発の7倍の数で維持することを打ち出しています。これは受け入れがたいことであり、国際ネットワーク「廃絶2000」は、アメリカの計画に強く反対しなくてはなりません。

ロベール・ドゥ・ジェント(C.I.S.C.E.

 CISCEは活動を停止しましたが、私個人としてみなさんの目標を支持します。

 

フィンランド

ヘルシンキ・スベンスカ・フレドスバナールの会 ヨーラン・V・ボンスドルフ

核兵器に反対するたたかいを続けなくてはなりません。人類にとって、核兵器が存在し、これを多くの国が支持していることは恥ずかしいことです。誰も核兵器を持ってテロリストとは戦えません。そうすれば彼ら自身がテロリストとなります。

イギリス

戦争廃絶運動 ブルース・ケント

毎年、1945年の惨事を想起させてくれてありがとうございます。これは単なる過去の出来事ではありません。こんにち、最低でも8カ国が核兵器を保有しており、非政府グループが核物質を保有していることは確実です。

さらに、アメリカはこれまで存在した条約を放棄しており、核兵器の使用さえ議論しています。1996年の国際司法裁判所判決は無視されています。核兵器の廃絶に向けた交渉はまったくおこなわれておらず、新たな核システムの開発が進められています。

多くの著名人が、唯一の真の安全保障は協力、相互依存、正義の追及に拠らなくてはならないと主張しているにもかかわらず、政治的権力をもつ余りにも多くの人がこの声に耳を傾けていません。ですがら、みなさんの大会はこれまで以上に重要です。

グラシントン平和グループ

ヨークシアにあるグラシントン平和グループは、これまでになく重要になっているみなさんの努力を支持しています。

ウェスト・ミッドランド核軍縮キャンペーン(CND)ジェニー・マクスウェル

ウェスト・ミッドランドCNDより、2002年ヒロシマ、ナガサキの日の行事にあいさつを申し上げます。私たちは、昨年の出来事、また、ブッシュ大統領が国際軍備管理条約や京都議定書のような協定を軽視していることに失望しています。

私たちはこれまで、イギリス政府にたいし、2000NPT再検討会議の合意実行にむけNPT準備委員会で率先して行動するよう強く働きかけてきました。私たちは、恒久平和は、軍事力ではなく国際的な合意によってのみもたらされると確信しています。

日本のある野党が日本の核兵器の保有を検討するかもしれないと発言したことが報道され、衝撃を受けています。こうしたことを阻止するみなさんの運動をこころから支持しています。

イプスウィッチ地方労働組合協議会 ロジャー・マッケイ

 イプスウィッチ地方労働組合協議会は、82日から9日まで広島と長崎で開かれる原水爆禁止2002年世界大会に全面的な支援を送ります。

 私たちは、米国のブッシュ政権が開始し、イギリスのブレア政府が支援している、いわゆる「テロとの戦争」に反対します。

 私たちは引き続き、戦争がもたらす死や病気、貧困、飢え、ホームレスに反対する世界中のすべての人びとを結集することを目的とするこれらのイニシアチブを追及し、支持します。

アメリカ合衆国

カリフォルニア州立大学フラートン校物理学部 ロバート・ディットマン

兵器を意味のないもの――兵器は、侵略に無用であり、防衛に不必要である――とする世界的な法の支配体制がつくられなくてはなりません(侵略の定義は今後おこなわれるものとする。また侵略は世界法廷において違法とされている)。軍隊と戦争における集団的刑罰よりも、ニュルンベルク裁判の原則である個人の罪を問うことが、国際刑事裁判所といった制度をとおして確立されています。

他国に介入し、核兵器の維持に固執し、参加を拒否するならず者国家には経済制裁が課されるべきです。

プロジェクト・ケシャー サリー・E・グラッチ

2002年世界大会のご成功を願っています。毎年、みなさんの大会開催が求められており、この大会に参加している、いないに関わらず、私たちひとり一人が、核兵器を恥ずべき過去のものへと追いやられた世界をつくるために、決意を固めることが求められています。

みなさんの大会が、世界の平和という、私たちすべての活動目標にむけて一歩でも近づくことを願っています。

米国平和委員会 アルフレッド・L・マーダー

 原水爆禁止2002年世界大会に参加する皆さんに挨拶を送ります。米国と特に日本にいるその子分の核兵器政策に反対する運動は、世界からこれらの非人道的兵器をなくす息の長い運動のなかで非常に重要な転機にあります。

 ABM条約からの脱退、「核態勢見直し」の導入、核兵器削減にかんするロシアとの見せかけの交渉は、ブッシュ大統領と彼の核戦争狂政権の攻撃的な意図をはっきりと示しています。先制攻撃戦略の適用は、アラスカにおけるミサイル防衛計画の着手と相まって、米国政権がもたらす危険をいっそう浮き彫りにしています。彼らは経済的、軍事的、政治的に世界を独占したいのです。

 世界の平和勢力、特に米国にいる私たちは、人びとに注意を促し、大規模な草の根の反対運動を組織する大きな責任があります

 私たちはあなた方とともに、核兵器に反対する運動を強めることを呼びかけます。

 共通の大義で結集する私たちは、何も邪魔することはできません。

 私たちは勝利せねばなりません。

カナダ

平和のための科学者会議 ポール・ハーネル

 カナダのNGOである平和のための科学者会議は、世界大会が核兵器の廃絶を断固として要求するよう強く主張します。世界で唯一、核戦争の恐怖で苦しんだ日本からのリーダーシップは、共通の大義のために活動する私たちを再び奮い立たせます。戦争に反対し、平和と正義を求める広島と長崎の目撃者は、戦争、テロリズム、不正の悪循環に心を奪われたこの世界が必要としている人たちです。世界大会の成功をお祈りします。

平和のための科学者会議 フィリス・クレイトン

 原水爆禁止2002年世界大会が、世界中の市民が核兵器に抱く強い憎しみを明らかにすることを心から願います。「人類のために核兵器を廃絶せよ!」との被爆者の声が各国政府と人びとに届きますように。世界中の平和運動は、新しい行動を起こすために、あなたがたの証言を必要としています。暴力だけではテロリズムに終止符を打つことはできない、ということを世界に訴えましょう。正義とテロの温床――貧困、抑圧、人種差別、今にも勃発しそうな紛争――に取り組むことだけが、安全な世界を創ることができるのです。

地域・国際組織

 

アジア太平洋キリスト者平和会議 KV・パウロス

 グローバル化の過酷な勢力が力を増しています。NATOは世界全体を威嚇し、資本主義勢力は地球全体の略奪を許されています。平和が最大の犠牲者になっています。人々の力を結集しなくてはなりません。平和の声を十分に届けなくてはなりません。平和を求める声を大きくとどろかせるべきです。青年と学生を、核のない世界のために活動する動機が与えられるべきです。

アジア・アフリカ人民連帯機構 事務局長 E・アリヤダサ・ビディヤセケラ

ブッシュ政権の発足、主要国の反対も無視したABM条約の一方的破棄以来、軍拡競争と核拡散が人類にもたらしている脅威は増大しています。核兵器も戦争もない世界をねがう人々の願いを胸に、人類を惨害から救う力強い人々の運動を動員しなくてはなりません。

Thanassis Pafilis, World Peace Council

On behalf of the World Peace Council I would like to wish every success to your conference, which for decades stands for a militant commitment of the Japanese and international peace movement for the abolition of nuclear weapons.

Peace movements and, indeed, the world are today facing a grave situation. The U.S.A following a strategy of nuclear threat and domination is promoting the development of new nuclear weapons, in conjunction with a strike strategy against countries that the Bush administration has labeled as the “axis of evil”.

The elimination of nuclear weapons remains one of the first priorities of WPC activities. The developments in peace and social movements worldwide can and will lead to the elimination of nuclear weapons as well as Chemical and Biological weapons.

世界平和評議会 タナシス・パフィリス

 世界平和評議会を代表して、世界大会の成功を願います。