核兵器のない平和で希望ある世界のために――

原水爆禁止2002年世界大会への参加・賛同をよびかけます 




 「今こそ核兵器をなくそう」――平和な21世紀の実現がますます切実に求められるもとで、この声と決意が新たなひろがりをみせています。これをさらに大きな世界的流れとして発展させ、核兵器のない新しい時代を開くため、原水爆禁止2002年世界大会を、「核兵器のない平和で希望ある世界を――国際的連帯と共同をひろげよう」をテーマに、8月2日から9日、広島と長崎で開催します。このねがいを共有する世界と日本のすべての人びとに、広島・長崎の被爆者、世界の核実験被害者とともにつどい、知恵や行動を交流し、運動のいっそうの発展について話しあうことをよびかけます。

    昨年の世界大会は、核兵器廃絶のために奮闘する多くの非核国政府代表の参加・賛同をえて、政府とNGOとの新たな協力関係をきずきました。ことしの世界大会にも、社会的立場、思想・信条、国の違いなどをこえ、反核平和運動をはじめさまざまな分野のNGO、自治体、政府の代表、または個人として、広く参加、賛同されるよう訴えます。
 
 核兵器廃絶の声が世界にひろがるなかで、2000年には、すべての核保有国をふくむ187ヶ国が「核兵器廃絶の明確な約束」に合意するという画期的な前進がありました。

 しかし、実行に踏みだす動きはまだみられません。そればかりか最大の核保有国アメリカは、核兵器使用政策さえすすめ、「使いやすい」小型核兵器の開発や、みずからも合意していた核実験禁止条約に反対して地下核実験再開を計画し、未臨界核実験をくりかえすなど、世界中に強い不安をひきおこしています。「テロとのたたかい」を理由に、特定の国を「悪の枢軸」と決めつけ、勝手に戦争を始める政策さえ打ち出しました。テロ根絶にも、世界平和にも逆行するこのような「単独行動主義」に、ヨーロッパやアジアをはじめ世界中から、さらにアメリカ国内からもきびしい批判がおこっています。

 私たちは日本の進路にも、心配と不安を強めています。日本政府は、核兵器廃絶や核実験禁止の問題をはじめ、アメリカの危険な動きに、世界でも例のない追随ぶりをみせています。100以上の米軍基地がおかれるもとで、「非核三原則」をじゅうりんして核兵器がもちこまれ、さらにアメリカがひきおこす戦争に日本が本格的にくみこまれる危険が強まっています。被爆国であり、憲法九条をもつ日本が真に世界平和のために貢献することこそ、広範な日本国民のねがいです。

 みなさん。20世紀に世界諸国民がきずいてきた、核兵器廃絶、国連憲章にもとづく平和の国際秩序をもとめる大きな流れを、逆流をのりこえさらに発展させるため、決意新たに行動をひろげようではありませんか。8月6・9日のヒロシマ・ナガサキデーに、世界中で原爆展や署名行動など多彩な行動にとりくむこと、また日本全国から広島・長崎にむかう原水爆禁止国民平和大行進への参加・賛同を訴えます。

 世界で、日本で、核兵器廃絶のための運動と共同をさらにひろげ、原水爆禁止2002年世界大会に積極的に参加・賛同されるよう、かさねてよびかけます。
 

2002年2月15日
原水爆禁止世界大会実行委員会



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