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反核平和運動・原水爆禁止世界大会

主催者あいさつ

 原水爆禁止2000年世界大会に遠く海外からおいでくださったみなさん、日本各地からご参加のみなさん。主催者を代表し、歓迎と連帯のごあいさつを申しあげるとともに、ことしの世界大会でおおいにご議論いただきたいことについても、ひとこと述べさせていただきます。
 みなさん。21世紀を前にして、「核兵器のない世界」をもとめる動きが、なんと大きな力をもつようになっていることでしょう。この5年ほどをふりかえっただけでも、その変化に確信をもつことができます。
 1995年、核不拡散条約(NPT)が無期限延長され、5カ国による核兵器永久独占の体制がつくられました。この年の世界大会で私は、いかに暗雲にとじ込められた嵐の日にも、頭上を覆う黒雲のはるか上には、いかなる日にも太陽が輝いていることを忘れず、黒雲が必ず去っていく日があることを信じ、希望を失わず、友らとの信頼をますます堅くしなふがら、全力をつくす決意をもうしあげました。
 それから5年たったいま、もちろんまだ、核の暗雲は人類の頭上にたちこめ、気を許せない状況がつづいています。インド、パキスタンの核実験もありました。また最大の核保有国アメリカは、さらにこの暗雲を危険で攻撃的なものにしようとしています。しかしみなさん、それをとりのぞこうとする声はいま確実に大きくなり、暗雲のあちこちに、穴を開けるほどになっています。それを浮き彫りにしたのが、ことしのNPT再検討会議でした。核保有国は、核兵器廃絶の交渉を期限を決めて開始する提案は、あくまでも拒否しましたが、しかしその核兵器「究極廃絶」の主張は退けられ、核保有国も一致して、核兵器廃絶の「明確な約束」を認めざるをえませんでした。
 原水爆禁止運動の一貫した努力もおおいに貢献して発展してきた、世界の核兵器廃絶の運動と世論を背景として、非同盟諸国、またさらに広く非核国を結集した「新アジェンダ連合」諸国、そしてアメリカの同盟国の中にさえ、批判的な動きがうまれています。
 このようなもとで、核保有国に核兵器廃絶への「明確な約束」を実行させるために、わたしたちは今後、どのように行動すべきか、国際政治の場での核兵器廃絶の流れと、どのように連携し、核保有国に迫る力を大きくしていくのかなどについて、積極的な討論を期待します。
 ところでみなさん。この被爆国日本でも、国民の反核平和のねがいに背をむけてきた好核の政治は、いよいよゆきづまりを深めています。政府はもう、得意の核兵器「究極廃絶」論をくりかえすことはできないでしょう。日本への核兵器持ち込みの仕組みも、アメリカ政府の公文書によって明らかにされました。また12年にわたった被爆者・松谷英子さんの原爆訴訟がこのほど最高裁で勝利し、政府は被爆行政の見直しを迫られることになりました。頑強な抵抗のなかにも、確実な前進をみることができるのではないでしょうか。
 「核兵器のない21世紀へ――行動と共同を」がことしの世界大会のテーマです。21世紀を前にして生まれている情勢の新たな変化、共同の新たな可能性、これらをくみつくして前進する方向を、さまざまな角度からの議論をつうじて明らかにすることをかさねておねがいして、あいさつといたします。

反核平和運動・原水爆禁止世界大会

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